ミケガモのブログ

Nジェネラル・2タイプ【デュエプレ】【マスター】【DMPP-16】

デッキレシピ

フェアホグライフ型。

エナホエンシェント型。

  • コンセプト:A
  • 完成度:A-
  • デッキパワー:A
  • 思い入れ:S

2022/11/5, ガイアールカップADマスター到達。 最後に使っていたのは《グレイトフル・ライフ》入りのほう。

《ジェネラルマンティス》については何度も記事を書いてきたので(記事最後参照)、細かい掘り下げなしにガツガツと構築を考察する。 プレイング以前に構築が定まっていないので、プレイ解説は省略。

コンセプト

16弾登場の《N・ワールド》は、《ベニジシ・スパイダー》と相性が良い。 《ベニジシ》はジャイアント・インセクトなので《ジェネラル》の種になる。 《N》と《ジェネラル》でちょうど5枚割り切り。 《N》+《ベニジシ》+《ジェネラル》で三角シナジーになるので、これをコンセプトに据えた。

《ジェネラル》を入れるなら絶対に《モスキート》とセットになる。 1マナの《モスキート》は《N》前後の手札消費に適しているため、これも無理なく組み込める。 ここまでがコンセプトカード。

《N》《モスキート》は4でいい。

《ジェネラル》は3枚以上。 素引きするために多く積みたい vs 手札で腐るくらいなら別のカードにスペースを割きたい を戦わせる。 いつもなら《進化の化身》がサーチしてくれるが、今回彼は《N》との折り合いの悪さからお留守番。

《ベニジシ》も似たような状況。 《N》から引き込まないと話にならないので4積みたいところだが、 それ以外の状況でひたすら持て余すので減量したくもある。 コンセプトの主軸ではあるのだが、実際は5マナの進化元の上に《ジェネラル》を置くのは渋い。 基本的には《モスキート》からの進化を狙い、《ベニジシ》はいざというときの種として考えておく。

ブースト

《N》をスムーズに使うため、ブースト札が約12枚入ってくる(《ギフト》もここに含める)。 素早く動かないとゲームにならないのでここは減らしたくない。 実は一番引きたいのは2コストブーストより《青銅の鎧》だったりする。

上振れとしては《ライフ》からの3t《ギフト》《N》がある。 しかし、《ギフト》は最大軽減のできない《ジェネラル》と相性イマイチ。 さらに、3t《ギフト》《N》をする場合は青マナが早い段階で必要なので、青を14枚程度は積まないといけない。 《ギフト》特化にすると構築がガタつくので、2-3枚に留める。

5000の確保

《ジェネラル》の横に置いておくアタッカーは、「ジョンタッチャブル」が最も強い。 「ジョンタッチャブル」と加えて1体をどう出すかが課題。

《賢察するエンシェント・ホーン》

「ジョンタッチャブル」用の一つの手は《エンシェント・ホーン》の採用。 《エンシェント》はパワー5000のため、《ジェネラル》との相性は抜群。手札消費できる点で《N》とも相性が良い。

しかし、《ベニジシ》を埋めたり《ジャスミン》を連打していると、相手が《N》の気配を察知して殴ってくる。 効果が発動しなくなった《エンシェント》はポンコツである。 《N》も殴られに弱いし、なんならデッキそのものトリガーを積むスペースが無いために防御力低め。 《エンシェント》は効果が使えさえすれば大活躍するカードである一方、打たれ弱さという弱点を増幅してしまうのは難点。 別の言い方をすると、《エンシェント》と《N》はシナジーが優れているものの、相性補完が全くできていない。

《エナホ》と《フェアホ》

《エンシェント》を入れる場合、手札を増やせる《エナホ》の優先度が高め。 《N》が来ないときのサブドロソにもなる。

一方で《エンシェント》を入れない場合、《エナホ》は「ジョンタッチャブル」するのに必ず6マナ必要となるのでやや使い勝手が悪い。

《エナホ》から出てくる《ガロウズ・セブ・カイザー》はWBかつブロッカーとしてそこそこ優秀。 《エンシェント》で課題だった殴られ耐性もある程度補える。 とはいえ単体スペックはせいぜい「良い」止まり。《エナホ》を確定採用する理由にまではならない。

《エンシェント》なしの場合は5マナで《フェアホ》+《モスキート》。 もしくは、6マナ溜めて《ジャスミン》+《ホール》など。 《N》との相性で言えば、《フェアホ》は《エナホ》より優れている。

《エナホ》ではなく《フェアホ》を積む場合、青マナが少なくなるため《ギフト》《N》がより難しくなる。 基本は真面目にマナを伸ばす路線になるはず。

《大神砕グレイトフル・ライフ》

《フェアホ》採用で5→7のマナカーブを強くすると、7の強力なムーブとして《グレイトフル・ライフ》が選択肢になる。

手札を確保する《N》とマナを伸ばす《グライフ》の相性の良さはよく知れた通り。 腐りがちな《ベニジシ》にも、手出しから5→7で進化するという役目が生まれる。 《モスキート》が1マナの種となるのも良い。 《グライフ》は《ギフト》の軽減対象でもある。

本体がTBになる上、呼び出すサイキックは5000ラインを満たすものが多いため、《ジェネラル》とも相性が良い。 例えば、《ガンヴィート》《セブ・ランサー》《パワード》などはちょうど5000である。 ここで惜しむらくは、《ジオ・ザ・マン》が紙版から弱体化して4000になってしまったことか。*1 それでも序盤にしばしば埋める《ジェネラル》を取ってこれるのは評価できる。

ここで注意したいのは、《グライフ》自体がシンプルにパワカであるということ。 このような「強い」カードを、《ジェネラル》で戦いたいこのデッキに入れて良いものかはよく考えなければならない。 実際、《グライフ》を入れたら当然のように勝率は上がった(《エンシェント》入りが脆いコンセプトだというのもあるが)。 強いカードを使えば強いのは当たり前である。

今回は「Nジェネラル」の構成パーツが《グライフ》と極めて相性の良いものばかりであるため、特別に採用を認めることにした。 線引として、《リップル》を入れるのはアウト。 《リップル》は《ジェネラル》に一切関係ないカードである。

トリガーと除去

トリガーは《キューティー》が5000ラインになれるカードなので4確。 トリガーの枚数を積めないので、せめてトリガーしたときの出力を確保したい。 これに加えて、グライフ型には手出しで場に干渉できる《サーファー》を2枚刺した。 特に理由なく突っ込んだのだが、《サーファー》のおかげで勝てた試合がいくつかあった。

今後、この手のデッキで勝率を求める場合は、トリガーを《キューティー》4枚のみにするのは避けたいと思った。 エンシェント型にもねじ込めば多少マシになると思うが、他方それだけで勝てるようになるかと聞かれるとそんなことも無いと思う。

除去カードの候補筆頭だったのが《霊鳥と水晶の庭園》。 《ディアボロス》で詰むいつものパターンは回避できる。 軽量かつリソースを失わないのが素晴らしい。 難点は多色であること。 《フェアホ》《モスキート》や《ジャスミン》《N》などが失敗するおそれが出てくる。 特に今回は多色があるとないとでプレイングの根幹方針がブレるため、採用には大いに慎重になるべし。 不本意ながら《ザ・ストロング・スパイラル》で妥協するほかない?

ナチュラル・トラップ》は、《ディアボロス》の対策カードとして入れることは無い。 《ガード・ホール》で1アド取りながら出てきた《ディアボロス》に、 6マナ払って《Nトラ》を撃たされている時点で、このデッキは負けている。 頑張って除去を撃つくらいなら、《タッチャ》をばら撒くなどして物量で押したほうがマシである。 これは諸々の除去呪文や《センジン・スタリオン》などにも言える。

超次元

エンシェント型は《エナホ》《フェアホ》両刀。 《ガロウズ》は必須、《タッチャ》は3枚。 《タッチャ》x2から「ジョンタ+1体」で《パワード》を作るルートもよくある。 《ジオ・ザ・マン》《マティーニ》《キル》が比較的融通の利く自由枠。

グライフ型は《フェアホ》と《グライフ》を考える。 《グライフ》用に《ガンヴィート》が必須、《セブ・ランサー》も《ジェネラル》との相性を考慮して入れておきたい。 悩むのは《キル》の1枠。 候補は《チャクラ》《ドラヴィタ》《ギャラクシー》《カンクロウ》、《タッチャ》3枚目など。

お情けで《時空フィオナ》を入れる案もあったが諦めた。 5000ラインかつ過剰なブーストで覚醒も狙いやすいのだが、《カンクロウ》や《ギャラクシー》に比べると絶対的なスペックが足りない……。

余談:《カンクロウ・ブラスター》

カンクロウ・ブラスター》は、味方の打点を強化、パワーを上げて呪文耐性までつけるお手軽フィニッシュ呪文。 強化対象の制限が厳しい《ジェネラル》は、今一度その採用理由を見直す必要がある。

《ジェネラル》のメリットは何と言っても、本体が進化速攻で殴れる点。 例えば《N》《ベニジシ》だけ出ている状態の時、《カンブラ》では割り切りが精一杯だが、 《ジェネラル》ならジャスキルになる。 また、《スパーク》やトリクリを踏んで決め損ねた場合に、 実体が場に残ってプレッシャーをかけられるのも《ジェネラル》の強さである。

実戦で《ジェネラル》を使う際に毎回《カンブラ》との可換性をチェックしたところ、 《ジェネラル》で無いとダメなシーンは意外と多かった。 まだまだ《ジェネラル》は現役である。 カード2枚使ってるんだから勝って当たり前だという話もあるが。

総括・雑記

まとめると

  • 《ジェネラル》らしくなるが弱点も顕著になる《エナホ》《エンシェント》型
  • バランスは良いが個性が薄くなる《フェアホ》《グライフ》型

だと思う。

本当はエナホエンシェント型で頑張りたかったが、勝率の点からフェアホグライフ型に甘えてしまった。 グライフ型でも《ジェネラル》のおかげで勝つことは割りとあるので、失格とまでは行かないが。

マスターに上がってからエンシェント型の考察を改めて進めた結果、《ベニジシ》を抜いたほうが良いデッキになった。 結局、《ベニジシ》も《エンシェント》も《N》への依存度が高いので、 それらにスペースを割きすぎるとデッキバランスが悪くなる。 ところが、「Nベニジシジェネラル」のコンセプトが崩れてしまうので、元の動機とは乖離してしまう。 素引きのために《ジェネラル》を増やしたのに、進化元が《モスキート》4枚のみになっているのも良くない。

当初の目的は達成したものの、デッキの完成度には納得が行っていない。 どこかモヤッとした気持ちの残るADマスターであった。

↓今思えばエアプもいいところ。デュエマを舐め切ってる。

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*1:ミランダ》《ジオ・ザ・マン》を《炎獄スクラッパー》の6000火力で処理できるようにだと思う