デッキレシピ
- コンセプト:A
- 完成度:S
- デッキパワー:A
- 思い入れ:S
《ジェネラルマンティス》と一心同体。
21/7/9, キングアルカディアスカップADマスターランク到達。
経緯
ボクは《大昆虫ジェネラルマンティス》が大好きである(周知の事実)。 隙あらば、新しいカードと組み合わせて何かできないかを探している。
以前には、《ジェネラルマンティス》を《ダイヤモンド・ブリザード》と組み合わせて、 8弾環境のマスターランクに到達した。 しかしこの【ジェネラルブリザード】は、正直なところ《ブリザード》におんぶにだっこ。 そもそも【ブリザード】自体、ほぼ結論構築があるガチガチのテーマデッキである。 そこから意図的にデッキパワーを落としたような格好になっていたため、 自分の中でちょっとだけモヤモヤがあった。
そんな中、先日のトライアル・ディビジョンにて、 《エンペラー・マルコ》&《ジェネラルマンティス》の組み合わせが上手くハマることに気付いた。
大好きな《ジェネラルマンティス》でまた戦える予感がしたので、 少しだけ環境に合わせたチューニングをしてランクマッチに持って行くことにした。
構築の自由度が高い《マルコ》が相手なら、タッグを組んでも不自然な形にはならないだろう。 《ブリザード》のときよりも、相方への依存度が低い構築になってくれると思う。
キーカード解説
何度でも語りたいところだが、 以前からさんざんやっているので今回は控えておく。 これらの記事を読んでほしい。
構築解説
ベースは、ブースト重視の【マルコビート】。2→4→5《マルコ》の繋ぎを意識している。
手札補充が得意な《マルコ》と、手札を消費して打点に変える《ジェネラルマンティス》は、 効果の方向性としても噛み合っている。 当然、《マルコ》をT・ブレイカーにするのが一番の狙いだ。 と言っても、実戦ではなかなか決まらない。 《ジェネラルマンティス》は、実質6マナのスピードアタッカーとして運用することも多い。
さらに、《マルコ》と《ジェネラルマンティス》は、自身が5マナかつ、 1マナの進化元を持っているという共通点がある。 マナカーブを揃えることができるため、無理なくデッキに共存することが出来る。
その恩恵を受けるのが、 《ジェネラルマンティス》にとってはお馴染みの《進化の化身》を絡めたムーブ。 コイツのおかげで、
- 2t《ライフ》、ブーストしたマナで《トリア》or《モスキート》
- 3t《進化の化身》でサーチ
- 4t《マルコ》or《ジェネラルマンティス》
という繋ぎが可能になる。1コストの種を持つこの2体ならではだ。
以下、各カードにコメント。
《トリア》
1マナの種。進化速攻に便利なので4積み。 地味にチャンプブロック役としても強かったり。
2弾のイラストの方が好き。
《スナイプ・モスキート》
1マナの種。やはり4積み。
他のギガント・インセクトはカードパワーが低すぎるため、今回はコイツのみに絞っている。
【ジェネラルブリザード】の時と同じく、1マナのアタッカーとして役立つシーンがある。
《フェアリー・ライフ》
定番の2コストブースト。一番撃ちたいカードなので、4積み。
《幻緑の双月》
2コストブースト。 トライアル・ディビジョン時は4積みしていたが、 環境における2000以下クリーチャーの短命さを考慮して減らした。
《大勇者「二角牙」》を入れてターボを狙うデッキと勘違いしてくれたらいいなという狙いで、 《ヤッタルワン》《アシダケ》ではなくコイツ。本当はイラストが好きなだけ。 《霊騎ラディア》ケアで種類をバラすべきだという説も。
《鼓動する石板》
2コストブースト。《幻緑》から2枚差し替え。
2000パンプすると、 《サイバゴン》《ネオングライド》が《ジェネラルマンティス》の追加ブレイク付与対象になる。 当然、一度も使ったことは無い。
《クゥリャン》
思考停止の4積み。 思い返すと、意外と《メツ》を食らわなかった。
《青銅の鎧》
余り枠。 なんとなくブーストしたいので入れている。
一応、「《青銅》《トリア》、次に《マルコ》」という繋ぎが可能。 やったことはない。
《進化の化身》
《ジェネラルマンティス》を使うときには絶対入ってくるカード。 6000になれるのが本当に偉い。 当然4積み。
《剛撃電磁サイバゴン》
原型には入っていなかった。 2→4の繋ぎと、2000火力を意識して2枚入れた。
ブーストカードを絡めた細かい動きが大事なデッキなので、極力多色カードは入れたくない。
《エンペラー・マルコ》
出た時3ドロー、コスト制限バウンス。
自分は基本的に、「自分がやりたいことを表現するデッキ」を組もうとするので、 こうやってついでに妨害要素を併せ持つカードがあるととても助かる。
《大昆虫ジェネラルマンティス》
相棒。1枚プレミアム化した。
進化元4枚に対して進化3枚というのは、普通であれば進化元の数が不足している。 しかし、《マルコ》の3ドローで《ジェネラルマンティス》を素引きしたいシーンが多いため、 今回は思い切って3枚積んだ。
《モスキート》も《ジェネラルマンティス》がいないと本領発揮できないので、これで良いだろう。 紙のゴッドに近い運用だと思えばいい。
序盤の緑マナという役割もある。
《アクア・サーファー》
最強のクリーチャートリガー。 有効トリガーがコイツだけなのはバレたくない。 自分だけ8枚くらい積ませてほしい。
《電脳海王ネオングライド》
突破要員。 《テクノロジー》殿堂以降さっぱり使われなくなったが、コイツ自身のカードパワーはとても高い。
マルコ》に続けて、さらなるバウンスを叩き込むべし。 バウンスは連打してナンボである。
改良点
白を入れて、突破手段を《スパーク》にする案もあった。 検討の結果、
- 最序盤の色事故を避けたい
- タップは《マルコ》のバウンスと噛み合わない
- トリガーして強い状況が意外と限られる
ということでボツになった。
その枠に入ったのが《ネオングライド》である。
他に変えるとすれば、《青銅の鎧》のスペースくらい。
戦績
総合で29-21。
明確な不利は【アポロヌス】。一番多く当たった相手でもある。 1回だけ勝って、他は全部負けた。【ツヴァイ】も当然キツい。
他で目立って多かったのは、【除去コン】【ブリザード】【5cミラクル・フュージョン】くらい。 残りは、本当に色々なデッキタイプとマッチングした。
多分だけど、【メカオー】などのTier1デッキを使ってる人はほとんどマスターに行ってるんだと思う。
おわりに
《マルコ》のおかげで勝った試合が多数だが、 《ジェネラルマンティス》にもちゃんと出番があったので満足。 【ジェネラルブリザード】の時よりも満足度は高い。
自分は、ADはADでしか使えないデッキで戦いたいと思っている。 今はまだ、ADで使えないカードの方が少ないため、デッキを選ぶのに苦労している。
来期は9弾EXが出てから考える。