ミケガモのブログ

15弾・ミケガモが組んだデッキ【デュエプレ】

次:

mikegamo.hatenablog.com

前:

mikegamo.hatenablog.com

『相互互換ビート』

下位を作ったら相互も作るかっていうノリ。 キャントリップいっぱいで動かしやすそうに見えるが、実際は良いデュエルが全然できてない。 やってることが単調だからかな。

『下位互換ビート』

《タイガ》《DNA・スパーク》《四つ牙》が出るなあと思って作った。 一応対応関係をメモしておく。

  • 《メリッサ》 ← 《マキシマムコブラ
  • 《ピーカプ》 ← 《リンパオ》
  • 《幻竜砲》 ← 《獅子幻獣砲》
  • 《銀の戦斧》 ← 《モクレン
  • 《タグタップ》 ← 《タイガ》
  • 《マグリス》 ← 《ヴォイジャー
  • 琥珀草》 ← 《クルトSP》
  • ホーリー・メール》 ← 《ストロング・ガード》
  • 《鎖鎌》 ← 《ユキハナ》
  • 《トール》 ← 《ラーサ》
  • 《ホリスパ》 ← 《DNA》
  • テンペスト》 ← 《ダキテー》
  • 《ファイアー・バレット》 ← 《GENJI》
  • 《ふたつ牙》 ← 《四つ牙》
  • 《ツインキャノン》 ← 《GENJI》

『チャクラゲー』

mikegamo.hatenablog.com

トリーヴァマルガレーテトゥモロー』

mikegamo.hatenablog.com

『石碑オーシャンビュー』

原案を掲載。

5マナ・手札9枚で始動し、《コスモビュー》→《石碑》→《シーカイ》x2で《コスモビュー》(と何か)を回収すれば、《石碑》状態で《コスモビュー》を出し直せる。 本来《石碑》を撃つと手札が減って《コスモビュー》が出しにくくなるところ、《シーカイ》が2回出るおかげで手札9枚の状態を維持できる。

《調和と繁栄の罠》は《石碑》の色マナ。

《イレブン》がクソ強い。

『デアリディアブロスト ver.15』

相手をブロッカー化する《ディアブロスト》を立て、コスパの良いブロッカー破壊をバシバシ撃つコントロール。 《秋麗妖精リップル》でサーチが利くようになり、デッキコンセプトを遂行しやすくなった。 《ザ・ストロング・クラッシュ》は、まさに《ディアブロスト》のためにあるような呪文。ちょうどパワー6000なので、1ドローが確定でついてくる。

ディアブロスト》とよく一緒に入っているのが《クリティカル・ブレード》だが、この呪文はアドを取れてるわけじゃないので不採用。 デッキとして黒赤の2色はほぼ確定なので、コストの軽さよりもリソースが大事である。

リップル》のサーチ先に強いブロッカー破壊が来てくれると嬉しい。 《GENJI》は一応それなんだけど、ビートダウンっぽくなってしまうので構築が難しい。

『エタサイフレアフュージョン

バイオ・K - ティラノ・ドレイクで3000以下破壊、自身が出た時は5000以下破壊の《フレア・フュージョン・ドラグーン》。 墓地への落とし方がカッコいいのと、《エタサイ》で吊るのにちょうど良いサイズ感。 残念ながら、デッキはティラノ・ドレイクなりの強さしかない。 《ボーンブレイド・ドラグーン》を入れたらほんのりマシになった気がする。

『デイガロマノフサイン

触発されて組んだデッキ。一通りの環境デッキに勝てるガチ仕様。 《魔光神》で《エタサイ》を確実に持ってこれるので非常に安定する。

素直な《ロスチャ》《エタサイ》ルートの他に、《クルチャ》で《ロマノフ》捨て&《魔光神》確定回収でもOK。

《ロスチャ》も《ロマノフ》も来なければ、《魔光神》から《ロマノフ》を強引に持ってきてもいい。 それ&《マッハアーマー》で走り出したデュエルも2回ほどあったので入れておきたい派。 《武者》はついで。

www.maebarasenuta.com

『白黒アンタレスデュランザメス』

《アンタレス》で《デュランザメス》捨てて実質なんでも破壊、後から《デュランザメス》《グレイトフル・デッド》で捨てた《デュランザメス》を回収。

《ロスチャ》→《リバイヴ》で《デュランザメス》を確定で握りたいので、《ボンチャ》より優先した。 とりあえずの目標が7マナなのだが、《バルチャ》で回収できないとそこまで行くのがしんどい。

コントロールに対して《アンタレス》が腐りがちなので、《バルカディアス》をぶち込んだ。パワカは強いね。

『エタサイハンニバル

ビルド杯にも投稿。《ハンニバル》は強いと聞き及んでいたが、本当に強かった。 使ってみて惜しいと思ったのが、

《エマタイ》→《ベリアル》→(なし)→《エナホ》→《エタサイ》《ハンニバル

だと、墓地の枚数が11枚になること。あと1枚あれば5枚ブレイクなのに!

mikegamo.hatenablog.com

『ケンゲキデストラーサ』

mikegamo.hatenablog.com

『青ネクラロマノフウィザード』

mikegamo.hatenablog.com

『アシュライガードルベロス』

4→7で安定して繋がるようになった《従獄の凶獣ドルベロス》。 どうでもいいけど、コイツの「名前間違ってる感」すごくない?

2→4→7の4ターンルートを備えたネクラ型と、上振れは放棄して安定を取った白黒型。 ネクラはこの弾からできるようになったムーブを実現してくれるが、 実際そんなに上手く決まらないし、黒以外のクリーチャーが多くて自分も被害を受けるため微妙。 白黒型のほうが良い気がするも、こっちはこっちで構築が固まらない。調整中。

そもそも、呪文が多い今環境は《ドルベロス》があんまり刺さらない。悲しい。

『ギフト・プラネット』

《龍聖黙示プラネット・フィスタシオ》が主役のデッキ。

意外と組むの難しい? と思っていたが、《フィスタシオ》から《ファル・レーゼ》を呼べば、 《ユリウス》で《シャニホ》をぐるぐる回すデッキと同じように組めることに気付いてサクッと作れた。 なんなら《ユリウス》より全然強い。

呼び出すライトブリンガーは《電磁黙示マジェスティック・スター》《黙示聖者ファル・レーゼ》《予言者ヒョウ》。 《マジェスティック》は、出すだけで相手に圧をかけられる軽量ライトブリンガーとして重要。 《プラネット》を除去してもなお強いカードが残っているというのが大事だと思う。 最悪、《シャニホ》が引けないときのタップキル要員にもなれる。 《ヒョウ》はたまにブロッカーが欲しくなるので1刺し。

最初《マジェスタ》《ファル・レーゼ》を3-3にしていたら、 1回目《フィスタシオ》攻撃で《ファル・レーゼ》しか出せず、2回目攻撃で在庫切れで負けたデュエルがあったので、決意の4-4。

『即席カンクロウ

  • コンセプト:A
  • 完成度:B+
  • デッキパワー:B
  • 思い入れ:B

式神パイレーツ》《ペッペ・パイン》を待機させておくことで、 《時空の役者カンクロウ》が出てきた瞬間からそのパワーが7000以上になり、そのターン中に覚醒条件を満たすというコンボ。

問題は、《カンクロウ》がすぐひっくり返っても強くないこと。 自軍パワー+2000とチャンプブロック防止なわけだが、これは自分のクリーチャーを展開しておいてこそ輝く能力である。 速度を重視するとクリーチャーが並ばないのが悩ましい。 かといってのんびりしていると《ガード・ホール》やらなんやらが飛んできて、攻め筋を失うのが今の環境。

これを解決するのはマナ進化。 《カンクロウ》が覚醒した次のターンから殴り始めるべきという発想。 ちょうど《フェアリー・ホール》《ベア子SP》がマナを溜めてくれるのでちょうどいい。

使い勝手の良い《イダ》に、大型の《バリアント・バデス》まで搭載。 《ペッペ・パイン》の軽減を活かしたかった。 《バデス》の種として本家の《カンクロウ》を積んでみた。 コイツもアース・ドラゴンなので《パイン》の軽減が乗る。 邪魔な《ディアボロス》をどかせる、かも。

配信では《ハルクーンベルガ》、さらに《ソウルガルダス》まで入れるように唆された。 そのレシピではバードもドラゴンもたくさん入っていたので決して筋は悪くないのだが、 《ソウルガルダス》を出して次のターンに攻めるなら《パイレーツ》らで《カンクロウ》を即覚醒させる意味が無いことに気付いてボツにした。

この構築は、《カンクロウ》を呼ぶパーツ8枚、パンプアップするパーツ8枚で、《カンクロウ》即覚醒に重きを置いている。 4-5マナ圏はコンボに忙しいため、《ハルクーンベルガ》や軽減《ソウルガルダス》を出す暇が無い。 メインルートが太すぎて、サブプランのこいつらには出番が無いのだ。

『ドンキホーガン』

  • コンセプト:A
  • 完成度:B
  • デッキパワー:B
  • 思い入れ:B

《超次元エナジー・ホール》《魔光人形ドンキノフ》《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》でクリーチャーを3体出し、 即座に《時空のスター・G・ホーガン》の覚醒を狙う。

《ケロディSP》が相当強い。《ケロディSP》待機→《エナジー・ホール》+1体+《ケロディ》呼び出しで、

  • 覚醒《ホーガン》2体
  • 《ホーガン》《パワード》からの《ラスト・ストーム》、横に《キル》添え

のどちらかを選べる。 一見全部《ラスト・ストーム》で良さそうに見えて、除去が来そうなときは《ホーガン》2体のほうが強い。 しかも《ケロディ》が手札に戻ってくるので、次ターンの召喚(《時空ホーガン》のトップめくり)も確保されている。

《ホーガン》x2ルートだと突破力が不足気味だが、そのときには並べまくって《サイバー・J・イレブン》のEXウィンも狙うのもいい。

最初は緑を入れて、《未来設計図》でパーツ集め、《ウルコス》《青銅》で《エナホ》を早めるつもりだった。 《ライフ》《ケロディ》《ホール》の4t《ラスト・ストーム》ルートもある。 このレシピは安定のために青黒ベースだが、後攻時の勝率が露骨に低い。やはり緑か。

ハンゾウ》はこういうデッキでとても頼りになる。 《ヤミノ・ストライクSP》は、5マナ時に《エナホ》+1体しか出せなそうなときの補助として入れた。あんまり使ってない。 《バースター》は手打ちサイキック除去という他に、場を埋めないのも大事だったり。

『セラフィナ魔光神』

  • コンセプト:A
  • 完成度:B
  • デッキパワー:B
  • 思い入れ:B

白と黒の4マナ以下の呪文をデッキから詠唱する《光器アマテラス・セラフィナ》。 《サイン》で吊り上げればターン中に呪文3回詠唱、《ルドヴィカ・レオパルド》が5枚ブレイカーになる。 《バリスパ》を撃てるので確実にシールドを削りきって〆。

《セラフィナ》は間違いなく強力なカードだが、

  • 種族シナジーがほぼない
  • 白黒合わせて呪文探索
  • 必ず白黒両方撃たなければならない

という風に結構不器用。 《ブレス》だけ撃てればいいか、というシーンでも必ず《バリスパ》をセットで撃たなければならないのが困る。 貴重な呪文3枠の1つを準備用の《ロスチャ》に取られているのも、この構築のよくないところ。 逆にこの不器用さだから《セラフィナ》の強化が許されたという話もある。

本家《アマテラス》でも可能だが、トリガー《サイン》から《セラフィナ》を吊って《バリスパ》を撃つこともできる。 この動きも考えると、確定で《セラフィナ》を墓地に準備できる《ロスチャ》はやはり必要。

『セルフランデスビート』

  • コンセプト:A
  • 完成度:A
  • デッキパワー:A
  • 思い入れ:A

自分のマナを補充する《ダイヤモンド・クラック》《暖氷妖精カオルン》と、 自分でマナを削るマナ進化・マナ爆誕を組み合わせたデッキ。 並べまくって《カンクロウ・ブラスター》で〆る。

紙の頃に組んでいて楽しかったデッキがほぼそのまま再現できた。嬉しい。 《クラック》も5-5000→4-4000にダイエットして使いやすくなっている。

相手のマナを見て削る枚数を調整し、エンド時に2ブースト3ブースト決めるのがすごく楽しい。 復権してきた【スノーフェアリー】には流石に敵わないが、デッキ体験としては全く別物、こっちの強みもちゃんとあるので問題ない。

《ケットウ・チューリップ》は種族シナジーがないせいで神羅軽減サイクルの中で唯一ロクな使い道が無かった。 このデッキでは、4マナの《クラック》に「自分のマナを増やさずに」繋ぐという大事な役目を担っている。 ついに救われたね。

カンクロウ・ブラスター》はこういうデッキをデッキとして成り立たせてくれるのがグッド。 今後もフィニッシュに困ったらぶち込んでいくつもり。

白緑/白青チャクラゲー【デュエプレ】【マスター】【DMPP-15】

デッキレシピ

緑型。

青型。

  • コンセプト:C
  • 完成度:A+
  • デッキパワー:A
  • 思い入れ:A+

2022/9/19, ラストストームカップADマスター到達。 今期はあと1ヶ月あるのだが、新弾前に上がりたかったので急いだ。

キーカード解説

《時空の雷龍チャクラ》

皆さん、「チャクラゲー」してますか?

紙時代は、覚醒編2弾《超次元ドラヴィタ・ホール》で白5マナホールが8枚体制になったことで安定するようになった「チャクラゲー」。 デュエプレでもチャクラゲーを楽しもうと思って《ドラホ》を楽しみにしていたところ、 あろうことか天敵《爆竜 GENJI・XX》との同時収録になってしまった。*1 結局、14弾のND環境では使えずじまいに。

こうなったら《チャクラ》スタン落ちのタイミングでNDを走ろうか……などと思案していたのだが、 よく考えると《未来設計図》から繋ぎたい《霊騎幻獣ウルコス》がAD専用カードなので、 結局ADになるんじゃんということに気付いた。 思い立ったが吉日、ADで回すデッキも決まっていなかったので(←サムライはどうした?)、サクッとデッキを組んでランクマへ向かった。

構築解説

共通

4t《シャニホ》《ドラホ》に特化。 普通にブーストする緑型と、《王機聖者ミル・アーマ》《氷牙フランツⅠ世》で軽減して繋ぐ青型を作った。 総合力では僅差で緑型に軍配が上がるが、青型にも強い点・面白い点があるので甲乙つけ難い。

15弾でこのデッキを組む意義としては、《光源の使徒ラーサ》の存在が大きい。 エンド時アンタップにより、《グレート・チャクラ》が攻守一体のデカブツになる。 寝ている《グレート・チャクラ》は「《GENJI》ATブロッカー破壊→殴り返し」や「《ガドホ》《ガンヴィート》」で一発退場してしまうが、アンタップできていればこれらを防げる。 さらに、シールド数で負けていてもホーリー・フィールドを有効化。 殴られると覚醒できず置物になるという《チャクラ》の残念ポイントをバッチリカバーしてくれる。 このデッキの影の立役者である。 個人的にこういう「確定除去でしかどかせないが、除去札を切りたくはない」という絶妙な厄介さのカードが好き。

《チャクラ》は2積み。 その理由は《時空の精圧ドラヴィタ》の覚醒条件を満たすため。 2体の覚醒を狙うことはほぼ無い。

《ドラヴィタ》は《チャクラ》がポンコツな状況でとりあえず出す。 最終的に《ドラヴィタ》か《チャクラ》どちらかが覚醒しないと勝てないので、《ドラヴィタ》を出している時点で結構しんどい。

緑型

《未来設計図》からの《霊騎幻獣ウルコス》《青銅の鎧》、《ドラホ》に繋ぐ。

《大神秘イダ》でSAを確保。

格好つけた《超神龍アルグロス・クリューソス》は全然出番が無かった。 《チャクラ》を上回るパワーでシールドを割られ覚醒が阻止された場合、 返しのターンに置物となった《チャクラ》から進化して、 攻撃してきたクリーチャーも含めフリーズさせてカウンターパンチするという構想だった。 現実には、シールド負けした《チャクラ》は《ラーサ》で強引に覚醒を狙いたいので、《アルグロス》へ進化するのは憚られた。 《チャクラ》を出した次のターンには7マナ溜まっていないという根本的な問題もある(トリガー《ライフ》も無い)。

一方、《アルグロス》の進化元のつもりで入れた《光神龍ベティスは、《ドラヴィタ》の覚醒条件を満たすのに役立った。皮肉。

《お清めトラップ》は【MRC】に勝つために後から入れた。 本来なら《青銅》や《ライフ》を入れるところだが、《お清め》にするだけで対【MRC】が安定するんだからしょうがない。

採用を迷ったカードとして、《将騎 センジン・スタリオン》。 《エル・ドラード》《ディアボロス》《バルカディアス》などのキツすぎるカードを除去できる。 しかしながら打点にはならないのが難点。 ブロッカー無視は《パワード》でもできるので、役割が被りがちである。 クロス時の性能だけ考えるなら《鬼装 オーガ・フィスト》を積みたいのだが、こっちは除去がついてないのでなんとも。 《アルグロス》の位置を《センジン》に変えて試してみるのはアリ。

青型

ブースト役は《ミル・アーマ》《フランツ》。 除去されると崩れるので、立ち上がりに関しては緑型のほうが安定している。

青でまず撃ちたいのが《シークレット・クロックタワー》。 緑型だと超次元呪文は素引きするしか無いが、青型なら呪文も含めて引き寄せることが可能。 呪文軽減した上で撃つ1マナの《シクロ》も素晴らしい。

次いで、《ザ・ストロング・スパイラル》の存在。 《ディアボロス》《ドラヴィタ》などの厄介なサイキックをサクッと返却できるのがグッド。 一応《ミルザム》《エルドラード》も役割対象だが、どうせすぐ出てくるのでこれが勝ちには繋がらなかった。

《超次元サプライズ・ホール》は《エクストラ・ホール》と迷った。 《サプホ》は対速攻・ビート、《エクホ》は【MRC】とコントロールに有効。 【MRC】を《エクホ》だけで抑え込める気がしなかったのと、トリガーを多めにしたかったため《サプホ》を選んだ。

自分のADデッキにしては珍しく、《コルテオ》でも《バリスパ》でもなく《ホーリー・スパーク》。 場もマナも溜まりにくいので採用。


絶対的なデッキパワーでは緑型が勝る。 青型は《フランツ》《ミル・アーマ》という脆さを抱える一方、それらが並んだときの爆発力と、不利対面での抵抗手段がいくらか残っているのが特長。

ゲームプラン

全然チャクラゲーできない。

4t《チャクラ》、5t目に覚醒してビートダウンする。 5t目はホールで《アンタッチャブル》を2体撒くのがベストムーブ。 このくらいのことしか考えずに組んだら痛い目を見た。

警戒していた《アクア・バースター》《ザ・ストロング・スパイラル》《GENJI》は意外と喰らわなかった。 それよりも困るのが、覚醒した後に押し切れないパターン。 13500のビートダウンを捌いてくる相手には何もできずに負ける。

とりあえず、【ドロマー天門】【ネクラ超次元】は不利。 《エル・ドラード》《ミルザム》《ディアボロス》が出てくるとほぼ詰みで、《バルカディアス》は試合終了。 緑型は確定除去を入れていないので絶望的。 青型は《ストスパ》のおかげでほんのりマシだが、諸々キツすぎることに変わりはない。

スノーフェアリー】も普通に不利。単純に力負けする。 青型は上振れれば抵抗できる……かもしれない。

その他の対面には《チャクラ》で殴っていけばそこそこ戦えるが、それも決して楽な道のりではなかった。 場合によって《ドラヴィタ》を立てたり、《ラーサ》で逆転を狙ったり。 お手軽ビートダウンのつもりで組んだのに、プレイング地獄に苦しめられた。

おわりに

《チャクラ》は時と場合によって強い。が、常に強いわけではない。 《ラーサ》《ドラヴィタ》でちょっとだけカバーしたが、基本的には特化構築のため対応力が低い。 上を目指すための構築としては道を踏み外している。 結局、【ネクラ超次元】【ドロマー天門】を制すためのアイデアは最後まで出てこなかった。 何か良い案があったら教えて欲しい。

*1:紙だと《GENJI》は覚醒編3弾

未来ドラホ基盤 / マーシャルブリム / SPホーガン【デュエプレ】【DMPP-15】

未来ウルコスドラヴィタ基盤

未来設計図→ウルコスor青銅→ドラヴィタホールの流れがあまりにも華麗で好きなのですが、この後がどうするか悩んでいます。ウルコスをクイーンに乗せてビートとか考えましたが、いまいちしっくりこず……。何か良い案はありますか。

https://odaibako.net/detail/request/d1010638-1873-4831-af71-00c44c6f5a60

分かる。繋ぎの美しさも、その後が微妙に困るのも。

《未来》《ウルコス》《ドラホ》は、コンセプトというよりかはデッキ基盤である。 これだけではデッキの方向性が決まらないので、何をやりたいか自分で定めるべし。

とりあえずやるべきは、6マナの強いムーブを探すこと。 《未来》で引っ張ってこれるよう、クリーチャーにするのが良いだろう。 ざっと検索した感じで使いやすそうなのがこの辺り。

  • 《龍聖大河・L・デストラーデ
  • 《天雷の聖霊ユリウス》
  • 《龍聖黙示プラネット・フィスタシオ》
  • 《陽炎の守護者ブルー・メルキス》
  • 《悪魔聖霊アウゼス》
  • 《闘龍死爵デス・メンドーサ》
  • 《爆竜 GENJI・XX》
  • 《口寄の化身》
  • 《奇兵の超人》
  • 龍仙ロマネスク

もちろん、もっとマイナーなカードをチョイスしても良い。 自分の食指の動いたカードを入れ、それと噛み合いそうなカードで次の7マナ帯の行動を確保すればOK。 やりたいことがイマイチ見えなければ、環境デッキの【トリーヴァグライフ】か【ネクラグライフ】を参考にすると良い。 いずれもグッドスタッフ構築なので、癖の無いデッキに仕上がるはず。

その裏で、《未来》以外の2-3マナの呪文と、《ドラホ》以外の5マナの選択肢も考えておきたい。 前者は《ライフ》《お清めトラップ》、後者は5マナホールや5マナ2000サイクルなどが無難。

実を言うと、緑入りで3→5と繋ぐ場合は、次もブーストして7マナにしたほうが気持ちよくパワーカードを使える。 裏を返せば、ブーストから《ドラホ》に繋ぐときの難しい点でもある。 やはり6マナのカードに採用理由を見いだせるかが鍵になるだろう。

『マーシャルブリム』

マーシャルクイーンによるST踏み倒しと神羅リザードムーンの手札補充を組み合わせたデッキを考えてるのですが、そもそも何を踏み倒したいのか分からずまったく形にならないのでいつも拝見しておりますミケガモさんのお題箱に投げさせて貰います。

https://odaibako.net/detail/request/8c7dd69f-c2f1-40d8-ac27-1bbfb315f604

トリガーの豪快さで言えば、《ヘブンズ・ゲート》や《ホーガン・ブラスター》が選択肢になる。 しかし、《マーシャル》に加えて《ブリム》とその周辺パーツまで入れると、デカブツ用のスペースはない。 よって、《マーシャル》で派手な踏み倒しを狙うことは考えなくていい。 トリガーなんて所詮コスパは悪いのだから、理想を高く持たなくていい。

お題で述べられているように、《ブリム》の大量ドローと《マーシャル》の手札消費は相性が良い。 《マーシャル》から《ブリム》に究極進化できるのも噛み合うし、 ビートダウンに弱い《ブリム》にとしてはトリガーが厚くなる《マーシャル》の周辺パーツはありがたい。 それぞれの基本パーツを組み込み、残りはトリガーで埋めれば十分良いデッキになる。

強いて言うなら、知っておいてほしいのは《ブリム》の周辺パーツ。

  • 1青クリ→2《エボリューター》→3《ラブリ》→4《ブリム》
  • 2《エボリューター》→3《アンドラージ》→4《ブリム》

の2通りの4t《ブリム》ルートを準備しておくのがオススメである。 今回に関しては、《エボリューター》は《マーシャル》のコストも下げられるのでなおのこと好都合。

出来上がったのはこんな感じ。 《封魔ウェバリス》は《ミカド・ホール》の2000マイナスを耐えられる1マナクリーチャーとして採用した。

『SPホーガン』

レシピだけ掲載。 中身はこっちの記事に追記した。

mikegamo.hatenablog.com

デュエプレ DMPP-15 環境考察メモ

NDは強デッキが数個ありつつ、その下にも幅広いデッキタイプが存在している多様な環境。 ADは【スノーフェアリー】が全てをぶち壊していった。

次:

mikegamo.hatenablog.com

前:

mikegamo.hatenablog.com

例の通りレシピはTwitterから引用。

スタン落ちカード

9弾、9弾EXのカードがスタン落ち。

直接的に落ちるのが【5cコン/フュージョン】【武者】【ボルフェウス】【サバイバー】【ヒャックメー】、間接的には【青黒リーフ】。 《トリア》を失った【トワイライト】、《ヘヴンとバイオレンス》を失った【デイガナイト】、《サイバゴン》を失った【ジャイアント】などにも少なくない影響がありそう。

新規カード

防御に長けた超次元カード、《超次元ガード・ホール》《時空の支配者ディアボロスZ》《時空の凶兵ガンヴィート》が追加。 《悪魔神王バルカディアス》も含め、コントロールの戦力が大幅アップした。

新規カード《煉獄邪神M・R・Cロマノフ》はサポートパーツも多く収録され、デザイナーズデッキとしての基盤を確立。

《ホーガン・ブラスター》《ポジトロン・サイン》のガチャセットもある。

そのほか、

など。

素直なビートダウン用のカードは少なく、コントロールにとって風向きが良い環境。

【XX】は《キズナ・ブラスター》などでようやく始まったかに見えたが、結局ほとんど見ない。 【Z】がテーマデッキになることはついに無かった。

ND

あえて言おう。この環境のキーマンは【MRC】である。 アーキタイプとしてはワンショット系。召喚を許した際の破壊力は《アポロヌス》に通じるものがある。 ただし、採用する呪文やプレイングでプレイヤーの"色"が出るため、ワンショット系にしては多様性があって面白い。

https://twitter.com/WeezbwpXPwHbIF1/status/1565088309222977537?s=20&t=einBXA17-9VmHssKh0sGXg

《MRC》の発進条件は墓地枚数なので、コントロール耐性が非常に高い。 対ビートダウンにおいても、デッキエンジンの《ベリアル》《ディミトリ》がブロッカーを持っている上に、 《ヤミノオーダー》《プライマル・スクリーム》でトリガーカウンター性能まで完備している。 普通に戦う分には、【MRC】は死角のないデッキタイプである。

ところが、【MRC】は「最強デッキ」ではない。 その理由はメタの張りやすさにある。 具体的には、相手の墓地を全てリセットする《お清めトラップ》の存在。

  • 腐っても3コストのブーストで
  • 撃てば【MRC】をバッチリ足止めできて
  • 他のデッキにも時々刺さる

という性能により、《お清め》はデッキに組み込みやすいメタカードとして普及した。 といっても、【MRC】の墓地肥やし力は半端ではない。《お清め》を使い回す《ドラヴィタ・ホール》まで入れて、ようやく安心できるといった感じ。

メタられると苦しいとは言え、メタを張っていない相手に無双できること、ワンショット系は常に需要があることから、【MRC】の使用率が落ち込むことはない。 ゆえに、《お清め》《ドラヴィタ》の2枚を自然に組み込めるかどうかが、安定した勝率を出すために求められる条件になっている。

「お清めドラヴィタ」条件を満たすパワーデッキが、【ネクラ超次元】【トリーヴァグライフ】の2種。

【ネクラ超次元】は、リリース初期から高い使用率を誇った王道のコントロール。 15弾環境で最強のグッドスタッフカード、《超次元ガード・ホール》を最も上手く運用できるのが一番の強み。 実力・使用率ともに環境トップと言って良い。

https://twitter.com/kurage_akira/status/1565150398113284102?s=20&t=einBXA17-9VmHssKh0sGXg

環境初期はミラーマッチが非常に多く、お互いに《バルカディアス》を投げつけ合う試合が繰り広げられていた。 クリーチャーを増やして《バルカディアス》下でも行動できるようにする構築もあるが、《アヴァ公》のドロー枚数が犠牲になるので悩ましい。 マナが伸びるがゆえに行動の選択肢が多く、プレイングは難しめ。 また、リソースのほとんどを《アヴァラルド公》に依存していたり、《アンタッチャブル》やクロスギアの除去手段がなかったりと、意外なところに脆さがある。 これが一強のド安定デッキかと聞かれると、決してそんなことはない。

トリーヴァグライフ】は、趣深いユーザーズデッキ。 コントロールには《グレイトフル・ライフ》のリソース、ビートには《L・デストラーデ》の盾追加、長期戦には《サイバー・J・イレブン》のEXWIN。 これらを《リップル》の探索で使い分けながら戦う、バランスの良いデッキである。 カスタムとプレイングの幅が広いのも特長。 【ネクラ超次元】と《グレイトフル・ライフ》が合体した【ネクラグライフ】もある。

https://twitter.com/love_gardo/status/1564993098127577088?s=20&t=einBXA17-9VmHssKh0sGXg

ビートダウンは、【ラッカ超次元】【赤白速攻】【スノーフェアリーが奮闘している。

【ラッカ超次元】は《GENJI》が【ネクラ超次元】の《ディアボロス》に止められるようになったのが逆風。 しかし、前環境で多かった【ドロマー超次元】【青黒リーフコン】の《ローズ・キャッスル》が、【ネクラ超次元】には採用されない。 《アンタッチャブル》の通りが良くなったのを武器に、プレイングにものを言わせて勝ちをもぎ取っている。

https://twitter.com/xxxxxx1212a/status/1565003666574086144?s=20&t=einBXA17-9VmHssKh0sGXg

【赤白速攻】の強化要素は《ライラ・アイニー》。 最近はトリガー偏重のデッキ(例:【ガントラビート】【トリガーHDM】)がいないため、割と通りが良い。

https://twitter.com/NEBKA8/status/1565006312072957952?s=20&t=einBXA17-9VmHssKh0sGXg

スノーフェアリーは、《ダイヤモンド・カスケード》が単体でも強いことを示してくれる。 絶対的なデッキパワーは高いのだが、【MRC】への勝率が芳しくないことだけがネック。

https://twitter.com/MlPCuC9J4Lo0FgT/status/1564994243210293250?s=20&t=einBXA17-9VmHssKh0sGXg

前環境のデッキの動向は様々。

【Bロマノフ】は、超次元ゾーンが充実したあおりで《ジョン・ジョ・ジョン》不採用のデッキが増え、再度環境復帰。 《お清めトラップ》流行の巻き添えを食らっているが、それでもデッキとしては抜けて強い。

https://twitter.com/para_dmp/status/1564992222642053120?s=20&t=einBXA17-9VmHssKh0sGXg

【キリコ】は、当初跋扈していた【ネクラ超次元】の《バルカディアス》が厳しかったため、退場を余儀なくされていた。 しかし、【ネクラ超次元】の使用率が徐々に落ち着いてきたこと、《バルカディアス》の採用枚数も減ってきたことから環境に復帰。 《ケロディ・フロッグ》の発見によって《バルカディアス》メタまで備え、かなり勝てるデッキになった。

https://twitter.com/gin_dmps/status/1564996145101045761?s=20&t=einBXA17-9VmHssKh0sGXg

【バルガライゾウ】は、大型ドラゴンが《ガドホ》《ガンヴィート》や《DDZ》のATで簡単に処理されるようになったため使用率減。ぶっぱ系の需要も新デッキ【MRC】に吸われている。それでも一定の数が残っているのは流石。

【デイガナイト】は、《ヘヴンとバイオレンス》がスタン落ちしたことにより《シーザー》のための赤マナ確保が難しくなった。《ガード・ホール》は強化点になりうるものの、7マナまで伸ばすのが大変なのでちょいとキツめ。《ガード・ホール》で《ネロ》が処理されるのも辛いらしく、使用率は低い。

【ドロマー超次元】は、同じく《ガード・ホール》の扱いの点でやや【ネクラ】に遅れを取っている印象。でも勝ってる人はいる。

その他、

  • 【NEX】:《爆竜 NEX》の展開力が売り
  • 【赤青剣誠】:《デュアル・スティンガー》《マッハアーマー》で【ネクラ超次元】に強い。次環境でサムライスタン落ち
  • 【オール・イエス:ねちっこいメタビ

など。

ちなみに、15弾リリース時のアプデにより、ターン制限時間が大幅に伸びた。*1 【トワイライトΣ】【シロガシラジュカイ】などのソリティア系デッキには朗報である。……14弾のときにやってほしかったなぁ。 15弾では、《MRC》の攻撃で無限ループする手法が開拓された。 制限時間緩和の恩恵もあって、ランクマッチでも普通に回し切って勝てるそうである。

スノーフェアリーはついに禁断の領域へと歩を進めた。 それすなわち、《ダイヤモンド・ブリザード》×《ダイヤモンド・カスケード》。 この2枚はそれぞれ単体でもクソ強いのだが、組み合わせたときの効果の噛み合い方がものすごい。 《カスケード》は序盤のリソース力に課題があるが、そこは《ブリザード》がバッチリカバー。 《ブリザード》は終盤の即時打点生成が苦手だったが、《カスケード》が簡単に打点を稼いでくれるようになった。 【天門】相手にも、《アポカリプス・デイ》からの《カスケード》で簡単に立て直せてしまう。 15弾のAD環境はこのデッキタイプに規定されている。 この異常なデッキは環境中盤でのお咎めも特になく、2ヶ月間AD環境を破壊し続けた。

https://twitter.com/Iboobi7777777/status/1564995488029413376?s=20&t=F7v_JaI9DfvZFoYiNZqnQw

スノーフェアリー】と戦えるデッキ筆頭は、【ドロマー天門】。 新規ブロッカー《エル・ドラード》、トリガー水増し《ポジトロン・サイン》《ホーガン・ブラスター》により、ビート絶対殺すマンになった。 デュエプレで初めて環境入りした天門が型破りの5色編成だったのに、今になって王道のドロマーカラーが環境入りしているのがちょっと嬉しい。

https://twitter.com/uzuki_hama/status/1565079264818778112?s=20&t=F7v_JaI9DfvZFoYiNZqnQw

上記2デッキに比較的強いのが【MRC】。構築はAD環境に対応させたものが多い。具体的には、白トリガーを封じるために《ギガボルバ》を採用するタイプ、《崩壊と灼熱の牙》でトリガーケアするタイプがある。

https://twitter.com/anaguma_megane/status/1564997075175358464?s=20&t=F7v_JaI9DfvZFoYiNZqnQw

https://twitter.com/flating1st/status/1564994323695149056?s=20&t=F7v_JaI9DfvZFoYiNZqnQw

以上3種類が使用率高め。

このあたりを食えるのが、松浦元気の最高傑作【グレートメカオー】。 【天門】は《ミリオンパーツ》《マーキュリー》で無力化し、【MRC】は《コンクリオン》で黙らせる。 【スノーフェアリー】には特に有利でもないが、《コルテオ》ゲーに持ち込むことは可能。 7-8弾環境では【スノーフェアリー】は【メカオー】に有利とされていたが、あれは《ソーラー・コミューン》や《コロビナー》による序盤のタップキルがあったからこそ。 今の【スノーフェアリー】の主要トリガーは《コルテオ》《アポカリ》なので、昔の相性関係は成り立たないと思う。

https://twitter.com/weabon_G/status/1564993100316954625?s=20&t=F7v_JaI9DfvZFoYiNZqnQw

環境終盤ともなると皆【スノーフェアリー】には飽きてきたようで、 ランクマに潜るとそこそこいろんなデッキとマッチングする。 とはいえ【スノーフェアリー】の調整は必至。

参考

BA8th デッキ分布

note.com

beans-duelplays.com

beans-duelplays.com

*1:正確には、カードの効果処理をするたびに制限時間が加算されている?

ヒラメキ・デュエル メモ【デュエプレ】【DMPP-15】

はじめに

2022/9/12-26開催のSPルール、「ヒラメキ・デュエル」の考察。

ルールはこちら。

・各プレイヤーはレジェンドスキルにより、以下の効果を得た状態でデュエルします。

【レジェンドスキル】 自分のターンの終了時、そのターンにバトルゾーンに出た自分のクリーチャーをすべて、それぞれのコストより1大きい、ランダムな進化でないクリーチャーに変身させる。

※変身対象として、進化クリーチャー​、サイキック・クリーチャー、ゴッド・クリーチャーは抽選されません。

以下のカードは、今回の「SPルールマッチ」では使用することができません。同じカード名のプレミアムバージョンのカードも対象となります。 - 《奇跡の精霊ミルザム》

dmps.takaratomy.co.jp

ちなみに、ルール名の元ネタは紙のE2期のカード《ヒラメキ・プログラム》。 知らない人向けの説明は一切なかった。

一般の考察

平均的に見れば、変身するとスタッツが上がって強くなる。 普通のルールよりもクリーチャーを出す行動がお得になっている。

ただし、出したクリーチャーが別のクリーチャーに変身してしまうので、特定のクリーチャーを場に残したい戦術は全て成り立たない。 具体的には、

  • ブロッカー
  • 通常の進化クリーチャー
  • ゴッドカード
  • システムクリーチャー(《コッコ・ルピア》《ミスト・リエス》など)

などは本来の役割を遂行できない。

使いにくくなるクリーチャーが多い一方、cip持ちやスピードアタッカーなど、場に出たターンに仕事をするクリーチャーはさらに価値が高まっている。 例えば《腐敗聖者ベガ》などは、普通に仕事をした上でさらに高パワーのクリーチャーに変身する可能性を秘めている。

通常の進化クリーチャーは運用しにくいと書いたが、特殊進化は話が別。 マナ進化や墓地進化などで進化速攻をかける動きは、通常ルールと同じ感覚で使える。

相手ターン中に出たクリーチャーは変身しない。 トリガークリーチャーはそのままの姿で場に残ることになる。 扱い上注意すべきなのは《ヘブンズ・ゲート》。 手撃ちした場合は変身するが、トリガーで撃った場合は変身しない。


以上を踏まえて、「ブロッカーや進化に頼らず、純粋に頭数を並べていけるデッキが強い」という見解。

特に強いカード

  • ツクモ・スパーク》《薔薇の使者》
    • 場を離れたときのデメリット効果を無視できる
  • 《ルナ・コスモビュー》《統率するレオパルド・ホーン》
    • 高コストかつこのルールでも条件を達成しやすいG・ゼロ。《プラチナム》《バルケリオス》《ダーク・ジオス》も頑張ればいける?
  • 《オリジナルネイチャー》《オリジナルグレンオー》《爆獣パンダ・ブーリン》《魔皇帝フェルナンドⅦ世》
    • 自身で軽減能力を持つ
  • 《絢爛の超人》《桜丸パグのすけ》《陰陽の舞》
    • マナ爆誕コストが元コストよりも小さい

サイキックも呼び出しコストの割に左上のコストが高いのでお得だが、 変身するとそのサイキックは"消失"するため、実質使い捨てであることに注意。

変身の考察

コストごとの変身の考察。

基本的に公式サイトの検索結果をそのまま載せているのだが、 プライズカードおよび再録カードが重複するのを避けられないというクソ仕様のため、 検索ヒット数はいくらかの誤差を含んでいることに注意。 ちゃんと調べるのはめんどくさいからやってない……。

1→2

204種中、攻撃不可が40枚、パワー1000が118枚。意外とハズレが多い印象。

2~5

他コストに比べて優先度が低い気がするので一旦保留。使う人は自分で調べよう。

5→6

このあたりから変身の質が重視される。 コスト6の「Wブレイカー率*1」は 76/147。 初期の低スペッククリーチャーがそこそこ混ざっているため、ハズレが多い。

自分にデメリットをもたらすカードは《ロマネスク》。 出オチになりうるのが《オグリストヴァル》《イゾリストヴァル》。

6→7

Wブレイカー率、83/108。割と信用できる。 ただ、6マナのクリーチャーは元からWブレイカーを持っていることも多い。 それが万一《バベルギヌス》《混沌魚》《サルード》などに変身したら目を覆いたくなる。

目立ったデメリットカードは無い。

7→8

8マナ以上は区別して検索できないので(地味にクソ)、ここから手作業でのカウント。

32種中、ハズレは《ギガルゴン》《シルフィ》《ミスティック・ガストゥール》《クマっ太》。 勝手に手札に戻ってくる《バザガジール》《バザガベルグ》も場合によってハズレ。

8コストというと強スタッツを期待したくなるが、実はTB持ちは《不落の超人》しかいない。 そして、《ザークピッチ》《アクア・スナイパー》をはじめとして、パワーがきっかり6000しかないクリーチャーが13種もいる。

明らかなデメリット持ちはいない。 《ホーガン》の味方ブロッカー化が邪魔になるシーンがあるかもといったくらい。

8→9

15種中、ハズレが《バーロウ》《ザーディア》。 デメリット持ちとして《ミルザム》。

《コスモビュー》《ラディア》は若干シケているが、他は概ね高パワーの当たりカード。

9→10

《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》《グラディアン・レッド・ドラゴン》の2種のみ。

しかも変身元の9コストには、

  • 天門から出る《ザーディア》《エル・ドラード》
  • コンボの申し子《コスモビュー》
  • 仕事を終えた《バルガライゾウ》《キリコ》
  • 裏面が直接出るサイキック《ファイブスター》《ギャラクシー》

など、扱いやすいカードがこれでもかと揃っている。 《サファイア》ガチャに挑む構築多数。

10→11

シリウス》《イレブン》《フェルナンド》《ムゲン・イングマール》の4種。

11→12

《アルドラ》《アトランティス》《デュランザメス》のみ。

13マナのカードは存在しないので、これが上限。

レンタルデッキ3種

速攻とヘブンズはまあまあ見る。オリジンは少なめ。 どれもここまで解説した事項、あるいはこのあと挙げるデッキタイプに通じるところがある。

よく見るデッキタイプ

先に述べたように、「頭数を並べる」が正義。 レシピ割愛(ゴメンネ)。

【バルガライゾウ】【キリコ】

雑に高コストクリーチャーを踏み倒す環境デッキ。 どっちもランクマ構築のまま回せる。シラけるけど強いから仕方ない。

《バルガライゾウ》は言わずもがな、《キリコ》も《アマテラス》《星域》で簡単に進化可能。 普通に《サファイア》が飛んでくるし、《キリコ》《ライゾウ》自身も1/2で《サファイア》に変身する。

雑魚ブロッカーが並ぶことが多いので、【キリコ】には《パラディン・スピア》を入れておくと良いと思う。 【ライゾウ】は《ストーム・ホール》が使えないことに注意するくらい。

特殊進化繋がりだと【Bロマ】も強いが、 《デスマーチ》や《ギガヴォル》がやられたときに黒クリーチャーが墓地に溜まらないところが地味に弱体化ポイント。

【天門】

主に《ヘブンズ》《ザーディア》からの《サファイア》ガチャ。 一定数いる速攻系に強い。

【1コスト速攻】

《ラ・ウラ・ギガ》など、本来なら殴れない1コストブロッカーを変身させる速攻。 赤の《ビューラー》《DJショー》なども強いっぽい。 【ライゾウ】【キリコ】を圧倒できるが、【天門】に弱い。 2マナのブロッカーに変身するたび台パン。

【オール・イエス

このSPルールの称号にもなっている《オール・イエス》。 何に変身しようと《イエス》つけて殴れば強いっしょ、の精神。

これに限らず、クロスギアはルールの影響を受けない。 《イダテン》《マッハアーマー》でSA化して殴るだけで普通に強かったり。

除去コン

【ライゾウ】【キリコ】【天門】を標的とし、適当にハンデスと除去を連打する。多分《宝剣》ランデスも強い。 このルールでは【スノーフェアリー】【メカオー】【NEX】のようなリソースの太いデザイナーズデッキが存在しないので、割とコントロールがイケる節がある。 除去カードの使い勝手は普段と変わらないことも追い風か。 《ビューティシャン》などがブロッカーとして機能しないことにだけ気をつけるべし。

周回効率やエンタメ性はともかく、テンプレ構築をメタって勝ちたいなら割とオススメ。

自作デッキ

貧弱トリクリが変身すると嬉しい《マーシャル・クイーン》。 周回目的の速攻に負けないのが◎。 《ビトレイヤル・ドラグーン》は、状況を見て使えば大型クリーチャーを除去できる可能性を秘めている。

トリガーとハンデスで凌いで《ガドホ》《ファイブスター》からの《サファイア》ガチャ。

お題

SP軽量G0

今回のSPルールで使っているデッキです。 速攻で天門に轢かれ、他でライゾウに轢かれ、燦燦たる思いで組みました。

運要素が強いのでそこそこ勝てるくらいがこのデッキの限界かもしれませんが、なるべく勝てるようアドバイスもらえると嬉しいです。(特にライゾウキリコ天門)

基本的にひたすら手札を調整して四ターン目に並べるのが理想です。 悩んでいるのがレオパルドホーンがとにかく出ない、あとは申し訳程度のトリガーを増やすか減らすか。 特に前者が深刻で、レオパルドホーンが出せないとあまりにも貧弱なんですが手札を他パーツ五枚と合わせてキープするのは厳しいです。

一気に並べるメリットも正直わからなくなってきたので、いっそ動きを変えるかもしくはレオパルドホーンをあきらめるか、その場合何を入れるかでも悩んでいます。 あんまり真面目にやるルールでもないのかもしれませんがよろしくお願いします。

余談:いままで変身で出た一番の神引きは シュヴァル → 驚天の超人 です。

https://odaibako.net/detail/request/6b36f89c-3c8b-4460-b749-afe89b67b105

送られてきたレシピ。

《シュヴァル》を出して、《ウェビウス》《マッド・ギター》《シャドウ》でG0祭り。 コンセプトが素晴らしい。

ただ率直に申し上げると、この構築のままだと回らない。 4t目の始動で《レオパルド》まで出したい!ということだと思うが、純粋に手札が足りない。 先攻の場合、自由に使える手札は4枚しか無いので、このままではどうやっても《レオパルド》が出ない。 《エナライ》を撃てばギリギリ足りるものの、毎度そんなに都合の良い手札にはならない。 2枚しか無い《レオパルド》を引けるとも思えず……。

3t目までにリソース的なアドバンテージを取れるのは《エナジー・ライト》《ハルカス》《青銅》くらいしかないので、 「4t目にリソースを全部吐いて大量展開する」というコンセプトは、相手にシールドを割ってもらわない限り非常に困難。 ここは大人しく、始動を1ターン遅らせるべきだと思う。 それで【ライゾウ】たちに勝てるかと言われたら保証できないが、少なくともデッキの回転率を上げたほうが全体として勝率は上がる。

ドロマー型のまま組むならこう。5t目の《エナジー・ホール》での起爆を目指す。 リソースカードの配分は適当。場合によって《マッド・ギター》あたりの枚数を調整し、《ハルカス》などに差し替える。

個人的に、ネクラにして《ハッスル・キャッスル》で引きに行くのが楽しそうに思える。 最悪《口寄》でドロー。

SPアイアンズ

今回のSPルールは9マナが強いらしい→青ならコスモビューもアイアンズも出せるじゃん! という発想でアイアンズのドローからコスモビューを出そうとしてみたものの、当然のように遅すぎでした。

アイアンズ→コスモビューの流れにするためにパラダイスアロマ使ったりしてみたんですが先にコスモビュー出した方が絶対楽ですね。 もし形になるのならどういう形か見てみたいです。せっかくならアイアンズのドローから展開したいなという気持ちもありますが別にこだわりはありません

https://odaibako.net/detail/request/22b87a47-dece-4de2-b667-09eca0634c19

《アイアンズ》の何が厳しいかというと、変身のせいでシンパシーによる軽減が絶望的なこと。 《トワイライトΣ》もこのルールじゃロクに使えないし……。 《アカシック・サード》で呼び出すくらいだろうか?

シンパシーは諦めて、9マナ払って出す方針に切り替えた。 《ミルドガルムス》は【ライゾウ】【キリコ】の足止めができたらいいなのチョイス。

防御手段として《スカイソード》《デストラーデ》のシールド追加。 ブロッカーが使えないので、長期戦を見据えるデッキではこの辺の人たちで延命するのが基本戦略になりそう。 なお《デストラーデ》も変身してしまうので、永続盾追加の役割は持てない。 《コルテオ》ではなく《ピュアエアリアル》を採用し、《デストラーデ》の連鎖確率を上げている。

SPホーガン

こんばんは。いつも楽しく記事を拝見しております。

SPルールマッチ「ヒラメキ・デュエル」の開催から一週間経ち、自分の中である程度形が見えてきたので講評を頂きたいと思い、お題投稿させていただきます。 イベント終了後でも全然構いませんので、よろしくお願いいたします。

途中でちょいちょい弄ってはいましたが、17連勝できました。 超次元ゾーンは ・3→4変化で○○SP、次元院〇〇サイクルのクリーチャーが出たときにスカさないため ・《大神砕グレイトフル・ライフ》で《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》を出したいため この8枚です。

とにかくバウンスして時間を稼ぎ、マナを貯めてホーガンを出すつもりで組みました。 なんだかんだホーガンが出なくても勝てたりするのと、ホーガンがミルザムに変化した時の下振れ感が半端ないのが気になっています。

《薔薇の使者》が入ってないのはポイントアップ時に全部砕いたからです。

ここから弄るとしたら、

リソース確保に キャントリップ系 《フォーチュン・ボール》 《口寄の化身》

コスパ良いマナ爆誕の 《陰陽の舞》 《絢爛の超人》

受け札 《ジャニット》 《天真妖精オチャッピィ》 《キューティー・ハート》 《予言者リク》 《オロチム》

その他 cipタップ系 《巡霊騎ガスティン》 《森の指揮官コアラ大佐》 《アクア・ウェイブスター》

辺りをこう、うまーい具合に入れられないかなぁと考えています。 色バランスやトリガーの割合なども含め、アドバイスをいただけますと幸いです。

長文失礼しました。

https://odaibako.net/detail/request/2de376f7-aa2c-41c4-8ee6-3d5164bc23de

送られてきたレシピ。

いじるとこない。100点。 マナカーブ、受け札、色のバランスに問題なし。回してみて不満もなかった。 大型連勝もできているとのことで、これで完成としていいのではないだろうか。

《ネオングライド》はとてもセンスがよろしい。 《ウォルポニカ》1積みは9枚目のブーストが欲しかったのだろうということで納得。 《グライフ》1刺しなら抜いてもいいかなと思うが、好みの範囲で許容できる。

実はこのルール、ブロッカーを並べられにくいため、突破目的で《コルテオ》を使うことは少ない。 と言いつつ、《ホーガン》で出て嬉しい高コストなので、結局多めに入れるのがいい。

挙がっているカードだと、《絢爛》《口寄》《アクア・ウェイブスター》あたりは確かにオススメ。 《グライフ》《ネオングライド》あたりと差し替えるか。

他に入れるとすると、盾追加のための《デストラーデ》《エストール》、リソース目的で《スプラッシュアックス》。 あるいは黒を入れて、《トリプルマウス》《ベガ》《バベルギヌス》《オルゼキア》あたりを採用するか。でも色事故しそうだなぁ。

《ミルザム》に化けるのは……正直どうしようも無い気がする。 《ホーガン》じゃなくて《サイバー・T・クラウン》を使えば解決するけど。

*1:W・ブレイカー、T・ブレイカー、パワード・ブレイカーにチェックを入れて検索。なお、《オグリストヴァル》のようにデフォルトだと単ブレイクのカードも含まれる