ミケガモのブログ

ケンゲキデストラーサ【デュエプレ】【マスター】【DMPP-15】

デッキレシピ

  • コンセプト:S
  • 完成度:A
  • デッキパワー:A
  • 思い入れ:A

ビルド杯に投稿したレシピをちょっとだけ弄った。 《ドルボラン》さえ抜けばND対応のレシピになってしまった。 来月のNDに回せばよかったと若干後悔。でも来月のNDはサムライorナイトとのお別れ会が先約されているので不問。

2022/8/17, DDZカップADマスター達成。

キーカード解説

出発点は《光源の使徒ラーサ》。 なんとあの《希望の使徒トール》の完全上位互換である。

1つ目の効果は、常にホーリー・フィールドを発動できるようにするという内容。 ならば、最強のホーリー・フィールドは何か?

それはもちろん、《龍聖大河・L・デストラーデ。 強力なシールド回復効果がついているので《ラーサ》が有効に働くことは少ないが、 押し込まれているとき、もしくは相手が《ミルザム》《デストラーデ》などで盾追加しているときに役に立った。

2つ目の効果は、エンド時に自軍アンタップ。 堅実かつ地味に強い。

コンボを組む類の効果ではないが、強いて言うならアタッカーやタップスキル、 15弾で言えば《ケンゲキオージャ》系列のカードを保護できるのが偉い。

15弾で追加された《時空ガンヴィート》は、タップスキルで成長していく《ケンゲキ》にとっては天敵。 サイキックゆえ採用デッキも非常に多い。コイツから《ケンゲキ》を保護できるのは大きい。

ところで、《デストラーデ》と《ケンゲキ》は実は相性が良い。 《ケンゲキ》がタップスキルで進化していくと、10, 17, 25といったバカでかいコストのクリーチャーを出した扱いになる。 そこに《デストラーデ》の効果が乗ると、高コストカードを連鎖できる。

↓ これに大いに影響されてます。

ということで、《ラーサ》《デストラーデ》《ケンゲキオージャ》で、キレイに「三角シナジー」が組めている。 このギミックが美しいと思ったので、デッキ構築した。

構築解説

デストラーデ》は4確。

《ラーサ》は腐りがちなので、適正枚数2.7枚くらい。

《ケンゲキ》は3積み。盾落ちや初手引きが怖いのと、手札から進化することもあるので3にした。 ただ、連鎖狙いの時には完全なるハズレカード。2枚に減らしてもいいかもしれない。

《赤子犬》《青子犬》は安定のため4-4。

保護パーツとしてクシナダ。成長中の《ケンゲキ》を選ばれなくする。 自身が選ばれたときのシールド追加も、純粋な防御や《デストラーデ》のホーリー・フィールド安定化に役立った。 ただし、《ケンゲキ》が最終形態まで辿り着くと腐る。目安3.7枚。

ドロソとして《シンカイペロ》。 《ケンゲキ》を成長させるだけで、無からドローが生まれていく。 これが引けないとジリ貧。 目安3.6枚なので4にしたいのだが、スペースが見つからずに3になっている。

《セレスト》《バースター》《ジャック》は軽量トリガー。『キリンデストラーデ』を組んだときの経験が活きた。

mikegamo.hatenablog.com

《ドルボラン》は、《ケンゲキ》連鎖の当たり枠のカード。 シンパシーにより《デストラーデ》から繋がるのが素晴らしい。 これも『キリンデストラーデ』の流用。

元は《ケンゲキ》連鎖の当たりとして、《スペル・デル・フィン》を積んでいた。 呪文を封じれば、とても安全に《ケンゲキ》を成長させられる。 《ドルボラン》もそうだが、《ルピア》の2軽減で早出しできる可能性があるのも噛み合っている。 先程紹介した「ワンケン連鎖タイム」も、おそらく同じ理由で《ドルボラン》《デル・フィン》を積んでいると推測する。

しかし、2-3積みではなかなか連鎖から出てくれない。 《デル・フィン》自体が素の《デストラーデ》や《ドルボラン》《ラーサ》などを出したときのハズレになるのがイヤになって、結局抜いてしまった。 《デル・フィン》を手出しできるようなフェーズでは大体《ケンゲキ》が完成しているので、呪文ロックが必要な場面はあんまりない。 見た目や面白さ重視なら入れたいけど、強さを求めるなら要らないかな……という感じ。

使った感想

《ケンゲキ》自体は思ったよりやれる。 特に2マナ《赤子犬》からスタートできればかなり勝てる印象。 中盤以降に育成する場合、手から進化で5犬→すぐタップスキルで10犬(パワー11000)するのが良い。

成長中は《ミカド》《ガンヴィート》がキツいので、《クシナダ》《ラーサ》で守る。 選ばれない付与の《クシナダ》が本命で、アンタップの《ラーサ》がおまけだと思っていた。 しかし《クシナダ》1匹だと、《ガドホ》で《クシナダ》除去→《ガンヴィート》で、タップ状態の《ケンゲキ》が破壊されてしまう。 また、《ライゾウ》《MRC》《ヴィーナス》など10犬のパワー11000を超えるカードがチラつくシーンもあった。 意外と《クシナダ》は万能ではなく、かわりに《ラーサ》が有能である。

《ケンゲキ》最終形態が出たら大体勝てるので、特殊勝利を確実にする《イモブレ》は必須ではないと思っている。

一番現実的な負け筋は《DDZ》。 パワーが同じ23000なので、バトルで相討ちになって除去されてしまう(バトル負けは特殊勝利にならない)。 このデッキで表《ディアボロス》を除去する手段は、17→25になるときのブロッカー全破壊のみ。 後から出てきた《ディアボロス》の対処方法は「物量でゴリ押しする」のが主。 幸い《デストラーデ》のおかげで展開しやすいので、《ケンゲキ》が最終形態になったターンから周辺カードで殴りまくってプレッシャーをかけるべし。

ちなみに、《DDZ》の攻撃時破壊は強制。赤クリーチャーを《ケンゲキオージャ》だけにしておけば、相手の《DDZ》は《ケンゲキオージャ》を破壊するしかなくなるので、実質的に攻撃をロックできる。

コンボ自体は美しくて楽しいが、これが《ケンゲキ》のベスト構築では無さそう。 《ルピア》《デストラーデ》《ラーサ》の枠を、

  • 《熱湯グレンガル》
  • 《ハタフリ・ハフリーズ》
  • 《メタルコックのタイマー》

にして、《ケンゲキ》に特化させる構築のほうが強いかもしれない。 ただ、第2-5形態が1枚に集約されたデュエプレ版《ケンゲキオージャ》には、今回組んだような「遊び心」を入れる余裕がある。 構築センスという点で、このレシピはかなり気に入っている。

参考として、最近見かけたスタンダードな『ラッカケンゲキオージャ』を載せておく。 AD仕様で、《メタルコックのタイマー》が入っている。 NDで見かけないのは、《タイマー》などのAD固有カードが使えないことの他に、【MRC】の割合が多くて勝ちにくいというのがあると思う。

各対面

ワンショット系の【ライゾウ】【MRC】などは、大体《ケンゲキ》が最終形態になる前にぶっ放してくるので厳しい。 【スノーフェアリー】も普通にしんどい。 これら苦手対面には《ルピア》《デストラーデ》を決めて、《ケンゲキ》に頼らない立ち回りを狙う。

【ドロマー天門】は得意寄りだが、プレイと回り次第で簡単に負けうる。 表《ディアボロス》や大型ブロッカーを一掃できる17→25が最も有効なタイミングを見極めつつ、 《バルカディアス》が出うる8マナまでに、必ず《ケンゲキオージャ》を完成させる。

【ネクラ超次元】にはなんだかんだ勝ち越している。 保護パーツで除去を拒否しつつ、《ペロ》のドローと《デストラーデ》の物量でいつの間にか圧倒できる。

15弾ADのパワーバランスは【スノーフェアリー】【ドロマー天門】の二強のはずだが、 少なくともこの時期のプラチナ帯は、それら以外のデッキとも多く当たった。 特に【ライゾウ】。(やめてくれ)

お題:クローシスケンゲキオージャ

ちょうど関連するお題が来ていたのでここで消化する。

シティバトルのグレンの「ファイナルイグニション」というデッキを知ってますか。 凝ったギミック無しで《究極火焔》を目指すデッキですが、《熱湯グレンガル》で他の同名カード、2種の《ケングレンオー》、《ヤミノカムスター》をSAにしてビートするサブプランを持ちます。 「CPUに負けるわけねえ」と普段のデッキを使い初見で挑んだらビートプランされてまさかの2連敗……。しかもガンメタデッキで相手のデッキを調査したら《究極火焔》はたったの2枚しか入れてません。

冷静に考えてみればタップスキル進化が間に合う相手にはゲーム中1体さえあればコンボ成立するし、1体目が間に合わずゲーム中二巡目・三巡目を挑んでる時点で周回遅れでゲームに勝てるわけないと考えると、盾落ちさえ防ぐ2枚はマジでジャストな気がします。 公式のアイディアをリスペクトし、元ネタの《トランサー》《メガバースト》など不要カードを抜いて、《イモータル・ブレード》入れてランクマッチに挑んだら、これ環境のメタデッキになる手応えありますね。 対【エル・ドラード天門】は除去札は《デーモン・ハンド》か《時空のガンヴィート》しかないんで、《ソウル・ブリンガー》クロスさせたら余裕で《究極火焔》に到達できます。《シンカイペロ》がドロソとして使えるし、《紫郎》でも《芋ブレ》《影武者》探せますしね。 現在調整中なので自分オリジナルのデッキは載せれませんが、よかったらそちらでも青赤黒型を開拓してみてください。

https://odaibako.net/detail/request/7bb36cc8-d507-467d-b535-838aa7b3ac3c

青黒赤ケンゲキオージャの報告です。

結局どのカード採用が最適なのか模索しているうちにマスターになっちゃいました。ADはNDより超次元ゾーンの影が薄いので、バウンス・マナ送りが少なく、今ならネタじゃないと感じました。 黒の利点は、《グレンガル》の対象が《ヤミノカムスター》4枚ぶん確保されているってことと、エルドラ天門の《デモハン》を絶望させる《ソウル・ブリンガー》が使えること、ブレイクせず《イモータル》特殊勝利で安全に勝てる場合があることでした。

一般的なケンゲキオージャは白で《天扇 ハタフリ・ハフリーズ》クロスさせる型だと思いますが、青黒赤の受けでもプレミなしかつ豪運で動けばギリ勝てるので、よく練った白青赤ケンゲキオージャはスノーフェアリーに有利取れるデッキに仕上がるかもしれません。 ただ、《ソルブリ》はクロスギアなので《光器クシナダ》より場持ちが良くて、クロス時パワー+2000が馬鹿にできない感じです。《剣々轟々》がパワー16000から18000になって《M・R・C》にバトル負けしません。

究極火焔が1枚なのは生成したくないから、超次元ゾーンが6枚なのは相手を油断させたいからです。ガチ勢じゃないゆえ。

https://odaibako.net/detail/request/bc2b6cdf-a711-41ba-adcf-b027d4fe14cd

CPUのレシピ。

送られてきたレシピ。

CPのこのデッキ、確かに速攻ムーブが強かった。

クローシス型のほうは、ラッカ型をずっと練っていたのでかなり新鮮だった。

《ソウル・ブリンガー》のパンプは確かに有用。思いつくだけでも、

  • 10犬が《ヴィーナス》を越せる
  • 17犬が《MRC》《ドルゲユキムラ》を越せる
  • 25犬が《DDZ》《ストーム・G》を越せる

といった実戦的メリットがある。

送ってもらったデッキは、場合によって速攻っぽく勝つということで良いだろうか。《ブレードグレンオー・マックス》はそういうことだよね。

結局《ボルット・紫郎・バルット》が入っていないのも興味深い。 《ソウル・ブリンガー》もご都合で使えれば良いということか、はたまた引けなければ速攻ルートに移行するのか。 一方で、速攻では絶対使わない《ガブラ・ハンド》も残っている。これを使うならかなりうねうね動くのだと思う。

プレイングが難しそうなこのデッキでマスターに行ったのはすごい。

スノーフェアリー】と戦うにはどっちが良いんだろう。 ラッカで《ケンゲキ》に《ハタフリ》つけながら10→17犬で2000火力撃つのも悪くないし、クローシスで《ヤミノカムスター》をSAにして速攻するのも強そうに見える。 わかんねぇ。

とってもどうでもいいけど、「油断させたいから超次元ゾーンに空きを作る」はボクが納得しない。 このレシピで言えば、「せいぜい《キル・ホール》しか入ってないんだな」という情報を相手に与えてしまっている。 超次元ゾーンで相手を揺さぶる気があるなら、《ヤヌス》とセットで《オーフレイム》や《メビウス》も入れて相手をビビらせるほうが有効という説を唱えたい。 空きを作る理由としては、「必要最低限だけ入れました。《メビウス》持ってないです」のほうが潔くて好き。

ケンゲキの回答ありがとうございます。ちょっと補足をば。

パンプ……5コス犬のパワーが7000になるので相手の3t《ブリザード》にトンカチもされませんね。 《紫郎》入ってない……入れたVer.を運用する前にマスター到達したから未検証なだけ。普通に《影武者》の頭数はあればあるだけ得なので、枠があれば赤いハルカスとして有用ではないでしょうか。 《ブレードグレンオー》……《シンカイペロ》が反応するから入れただけ。対速攻にトンカチ、バトルせずに《DJショー》を焼く、《オージャ》亡き試合のヤケクソ1打点などで役立ちました。 《ガブラ・ハンド》入ってる……デッキに黒がすごく少ないんで、単色黒カードならなんでも良いって説はある。レシピの見た目は速攻重視に見えて、体感7割以上タップスキル成長をする立ち回りなので、案外唱えて爆アドになる場面もありました。 超次元欠員……《マティーニ》入れてないせいで《エクストラ・ホール》が1000ブロッカーとして使えない実害があった。煽り以外でなんのメリットもねえ。

https://odaibako.net/detail/request/f4314830-231e-4009-b9c6-07942951f28e

おわりに

AD専用構築でランクマに持っていきたいデッキがイマイチ思いつかない。こんなことあるんだ。 そろそろ【スノーフェアリー】に何らかの調整が入ると思われるので、そうしたらアイデアも出てきてくれるだろうか。