ミケガモのブログ

デュエプレ 構築済みデッキ第1弾 評価・改造案【DMPP-04】

はじめに

デュエプレの構築済みデッキの評価と改造案について。 この記事は、DMPP-02までのカードで構成された構築済みデッキ第1弾を対象にする。

予め断っておくと、私自身は構築済みデッキを買ったことが無い。 改造案のレシピもちょこっと回した程度で、本腰を入れて練り込んだものではない。 どうかご承知願いたい。

評価の方は、デッキとしての完成度およびパーツの優秀さに注目してコメントした。 カード評価の基準は次の通り。

  • S:収集必須の汎用カード
  • A:かなりの汎用性を持つ優秀カード
  • B・C:特定のデッキで活躍する良カード
  • D:崩しても問題ない微妙なカード

改造案は、構築済み収録カードのうち性能の良いカードを残して無難な構築に仕上げた。 デッキ構築のノウハウやカードプールの知識が浅い初心者向けに、構築のポイントや候補カードをコメントした。

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基本情報

  • 2000ジェム(2000円相当)で購入。無課金では購入不可。
  • 同じデッキは1回しか購入できない。
  • 通常カードは分解できる。PR版カードは分解できない。
  • DMPD-01から05までは、次の法則が当てはまる。
    • メインストーリーで配布されるPR版の各文明S・トリガーカードが3枚収録。
    • BASICカードのうち1種が、PR版で4枚収録。
    • レアリティ配分は以下の表の通り。

<表:DMPD-01から05までのレアリティ配分>

レアリティ 枚数
SR 3枚
VR 6枚
R 7枚
UC 10枚
C 10枚
BASIC 4枚

DMPD-01 聖霊王降臨

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  • 完成度:A
  • おすすめ度:A

光文明の誇るエンジェル・コマンド&ガーディアンの2種族によるブロッカーデッキ。 イニシエートはSR枚数の都合でハブられた。 水文明は手札補充担当。

デッキ構成のバランスが良く、収録カードのグッドスタッフ性も高い。 特にSR3種《聖霊アルカディアス》《光器ペトローバ》《アクアン》は、どれも抜群の汎用性を誇る。 Dランクのカードを入れ替えるだけで、それなりに戦える構築になるだろう。

最新のカードは入っていないが、それを差し引いても構築・パーツが優秀。 試しに構築積みデッキを1つだけ買ってみたいなら、一番に勧めたいデッキである。

ただし、「とにかく環境最前線で使われているカードが欲しい!」という人に勧められるラインナップというわけではないため注意。まあ、そういう観点だと他のデッキも微妙だけど…。

カード評価

Sホーリー・スパーク》《アクアン》《光器ペトローバ》《光輪の精霊 ピカリエ》《エナジー・ライト》

A聖霊アルカディアス》《時空の守護者ジル・ワーカ》

B・C 《守護聖天グレナ・ビューレ》《聖霊王アヴァラス》《日輪の守護者ソル・ガーラ》

D 《栄光の精霊アイリス》《アクア・レンジャー》《ライトニング・チャージャー》

改造案

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序盤は軽量ガーディアンで場を固めつつ、余裕があれば攻める。 中盤で《グレナ・ビューレ》《アルカディアス》を出し、一気に攻めに行く。

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大量ドローの《アクアン》、種族強化の《ペトローバ》、フィニッシャーの《アルカディアス》を1枚ずつ増強。 もし持っているなら、《アクアン》は4枚まで、《ペトローバ》は3枚まで増やしたい。 この2枚は汎用性が高いので、光系のデッキが好きなら生成をお勧めする。

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ガーディアンは、進化元10枚-進化4枚。 《守護聖天グレナ・ビューレ》を1枚増やし、中盤に安定して出せるようにした。 進化クリーチャーが1種類だと寂しいので、《守護聖天ラルバ・ギア》を1枚刺した。 持っていなければ、ベーシックカードの《守護聖天ラディア・バーレ》を入れるのもいい。

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エンジェル・コマンドは、進化元6-進化2。 防御が過剰な気がしたので、トリガーブロッカーの《アールフリート》を1枚減らした。 最悪、《ピカリエ》4枚だけでも進化元は足りる。 《アヴァラス》は微妙にスペック不足だと感じて抜いた。1枚くらい残しておいても良い。

W・ブレイカーが合計5枚しかいない。 《ペトローバ》による軽量ガーディアン強化で押せば何とかなると考えるが、殴り手が少し足りない可能性もある。 そう感じた場合は、元から入っている《聖霊王アヴァラス》を1枚残しておくと良い。 進化クリーチャーは合計5~8枚にしておこう。あまり入れすぎると手札事故を起こす。

自分の展開を優先して構築したら、除去カードを入れるスペースが無くなってしまった。 相手の場に干渉したいと感じたら、思い切って闇文明を8~10枚入れるのも良いと思う。 その場合、過剰気味の防御札である《アールフリート》《ジル・ワーカ》を抜き、思考停止で3~4積みしている《ラ・ウラ・ギガ》《ソル・ガーラ》《アクア・ハルカス》《アクア・サーファー》を減らすと良い。

そのほかの候補カードはこちら。

カード 収録弾 レアリティ 用途
《陽炎の守護者ブルー・メルキス》 DMPP-03 SR 殴り手補強
《アクア・リバイバー》 DMPP-03 VR トリガー、色合わせ
《曙の守護者パラ・オーレシス》 DMPP-03 R 軽量ガーディアン、パワーアップ
《ファントム・バイツ》 ベーシック VR トリガー、除去
《デーモン・ハンド》 DMPP-01 VR トリガー、除去
《天使と悪魔の審判》 DMPP-03 VR 除去・タップキル

DMPD-02 悪魔神の饗宴

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  • 完成度:C
  • おすすめ度:C

墓地肥やし&墓地回収でリソースを稼ぐ闇単デッキ。 パッと見でどう回したら良いのかが分からない。 《黒神龍ギランド》《剣舞の修羅ヴァシュナ》でビートダウンを仕掛け、膠着状態になったら《バロム》《アブゾ・ドルバ》で吹き飛ばせばいいのだろうか。 意外と戦えるんだろうけど、「意外と」の域を出ないように思われる。

グッドスタッフ性は低い。闇単色なのもあって、このデッキを買っても汎用パーツはそんなに揃わない。 戦力目当てで購入するのはおすすめできない。

カード評価

S 《デーモン・ハンド》

A 《リバース・チャージャー》《傀儡将ボルギーズ》《地獄の門番 デスモーリー》《黒神ゾルヴェール》

B・C 《悪魔神バロム》《凶骨の邪将クエイクス》《屑男》《ボーンおどり・チャージャー》《超神龍アブゾ・ドルバ》《ねじれる者ボーン・スライム》《悪魔神ロックデウス

D剣舞の修羅ヴァシュナ》《黒神龍ギランド》《デス・ハープ》

改造案

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  • 闇単色
  • 《悪魔神バロム》《超神龍アブゾ・ドルバ》の両方を使う

というコンセプトを崩さずに構築した。 しかしながら、闇単色構築ゆえにアドバンテージが取りづらい。 この構築でもなんとかデッキの体をなしているという状態である。 個性を出そうと欲張ると、デッキが全く回らなくなるだろう。

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コンセプトカードである《バロム》《アブゾ・ドルバ》を1枚ずつ増量。持っているなら《クエイクス》も増やしたい。

《バロム》は2枚で十分。8マナ溜まるまでには引けるだろう。作る余裕が無ければ、《バロム》は《ロックデウス》でもよい。

《アブゾ・ドルバ》はサブカードとして運用するので、この構築では2枚で良い。3枚入れるなら専用構築にしよう。《アブゾ・ドルバ》には代わりの進化クリーチャーがいないため、資産が無ければ《黒神龍ギランド》辺りを積んでおけば良いと思う。

構築は、デーモン・コマンド、ドラゴン・ゾンビの2種族を用意するのだけでお腹いっぱいである。 どちらの種族も4~5マナに使いたいカードがあるので、コストバランスがあんまりよくない。 しかし、安定して進化するためには、どちらもこれ以上枚数を削ることはできない。 自分でデッキを組むときはこういう構築は避けるのが無難。

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「破壊されたとき~」の効果(pig効果)を持つ《飛行男》《暗闇に潜む者バット・ドクター》を投入し、《デスモーリー》の生贄にすることでアドバンテージを取れるようにした。

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《バロム》が8マナと重いため、《ボーンおどり・チャージャー》《リバース・チャージャー》でマナを伸ばせるようにしている。《ボーンおどり・チャージャー》で呪文が埋まると深い悲しみに包まれるので、呪文枚数はほどほどにした方が良い。

トリガーがちょっと薄め。《デスモーリー》《ボルギーズ》の除去、《ジャグラヴィーン》《ゾルヴェール》のブロッカーで耐えられると見込んでいるが、不安なら《ファントム・バイツ》《バキューム・ジェル》などを入れておこう。トリガークリーチャーの《デス・ハープ》は、実はありっちゃありだったりする。

ちなみに、《バロム》専用構築なら青黒か黒緑(↓)、

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《アブゾ・ドルバ》専用構築ならドラゴン軸か青黒軸(↓)がありうる。

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そのほかの候補カードはこちら。

カード 収録弾 レアリティ 用途
《冥府の覇者ガジラビュート》 DMPP-04 R 進化元、攻撃増強
《呪縛の剣豪バロスト》 DMPP-02 VR 進化元、攻撃増強
その他4~5マナのデーモン・コマンド 進化元
プライマル・スクリーム DMPP-01 R 墓地肥やし
《デス・スモーク》 ベーシック - 除去
《ファントム・バイツ》 ベーシック - 除去
《バキューム・ジェル》 DMPP-04 - 除去

DMPD-03 超竜の咆哮

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  • 完成度:B
  • おすすめ度:C

火と自然のドラゴンデッキ。 《コッコ・ルピア》を起点にドラゴンを出しまくるというスタンダードなコンセプトである。

SR3種の《超竜バジュラ》《超神龍バイラス・テンペスト》《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》は、DMPP-02においてはドラゴンデッキの主要パーツだった(コイツらは今でも強い)。ところが、DMPP-03で強力なドラゴンがさらに追加されたため、これを買っても今のドラゴンデッキは組めない。追加ドラゴンはDMPD-05に収録されているので、まずはあちらを買うのが良いだろう。

デッキとしての完成度はそこそこ。コンセプト上不要なカードもあるものの、的外れなカードは入っていない。DMPP-02環境のドラゴンとしては割と良い線行っている。

ドラゴン専用カードが多いため、汎用性はイマイチ。 SR3種こそ悪くないが、それ以外のパーツは「悪魔神の饗宴」以下かもしれない。

発売当初は十分「買い」だったが、今買うなら先述の通りDMPD-05を優先すべきである。 その上で、こっちに入っているパーツを生成する余裕が無い場合には購入を検討してもいいかもしれない。

カード評価

S 《バースト・ショット》

A 《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》《超竜バジュラ》《超神龍バイラス・テンペスト》《コッコ・ルピア》

B・C 《龍の呼び声》《バルキリー・ドラゴン》

D 《ソイル・チャージャー》《ボルシャック・スピード・ドラゴン》《ドリル・トラップ》《クリムゾン・ハンマー》《紅神龍メルガルス》《緑神龍グレガリゴン》《ボルテール・ドラゴン》《沈黙するバックラー・ホーン》

改造案

DMPD-05の方で解説。

おわりに

第1弾構築済みデッキは比較的無難な仕上がりだった。少なくともDMPP-02環境では、構築・パーツともに割と優秀なデッキだった。今後もこういう路線で構築済みデッキを販売してくれると良かったのだが…。