ミケガモのブログ

デュエプレ 構築済みデッキ第2弾 評価・改造案【DMPP-04】

はじめに

この記事では、デュエプレの構築済みデッキの評価と改造案について書く。 今回はDMPP-04までのカードで構成されている構築済みデッキ第2弾。

→ 次:【ベストセレクション】

mikegamo.hatenablog.com

← 前:【第1弾】

mikegamo.hatenablog.com

基本情報

  • 2000ジェム(2000円相当)で購入。無課金では購入不可。
  • 同じデッキは1回しか購入できない。
  • 通常カードは分解できる。PR版カードは分解できない。
  • DMPD-01から05までは、次の法則が当てはまる。
    • メインストーリーで配布されるPR版の各文明S・トリガーカードが3枚収録。
    • BASICカードのうち1種が、PR版で4枚収録。
    • レアリティ配分は以下の表の通り。

<表:DMPD-01から05までのレアリティ配分>

レアリティ 枚数
SR 3枚
VR 6枚
R 7枚
UC 10枚
C 10枚
BASIC 4枚

DMPD-04 天使と悪魔の鎮魂歌

f:id:mikegamo:20200929210842j:plain

  • 完成度:D
  • おすすめ度:B

光・水・闇のブロッカーデッキ。このデッキタイトルで《天使と悪魔の審判》を収録しないのは何故?

《ヘブンズ・ゲート》を撃ちたいデッキに見えるのだが、肝心の《ヘブンズ》は2枚しか入っていない。大型ブロッカーは《悪魔聖霊バルホルス》1体、《天海の精霊シリウス》3体の計4体のみ。この構築でデッキを満足に回すことはできないだろう。

f:id:mikegamo:20200724233808j:plain 仮にこのデッキが2個買えたなら《ヘブンズ》が4枚集まって天門デッキが組めるのだが、デュエプレの構築済みデッキは1回きりしか買えない。現状、《ヘブンズ・ゲート》が1~2枚しか集まらなくて困っている人にしか需要が無い。

《ヘブンズ・ゲート》以外の要素に目を向けても、色々と中途半端さが目立つ。

  • まともな手札補充が《ブレイン・チャージャー》しかない。これでは《ヘブンズ・ゲート》はおろか、ブロッカーを展開することすらままならない。
  • 中型アタッカーの《悪魔聖霊アウゼス》《陽炎の守護者ブルー・メルキス》《凶星王ダーク・ヒドラ》はどれも良い性能だが、お互いが全くシナジーしていない。
  • 大量の軽量ブロッカーは進化先が無く、枚数合わせに入っているようにしか見えない。種族サポートも《ダーク・ヒドラ》だけである。

残念ながら、デッキとしての完成度は極端に低いと言わざるを得ない。 完全にパーツ集め用のデッキである。 一応、このデッキにはDMPP-04環境トップである天門デッキのパーツ《ヘブンズ・ゲート》《バルホルス》が収録されている。しかしながら、環境の天門デッキはそれ以外のカードもレアリティが高すぎるため、これを買ったところで全然組めない。

dmps.takaratomy.co.jp

ちなみに↑のページには、

購入してすぐに対戦できる内容となっております。

デュエプレをはじめたばかりの方(中略)にもオススメなセットです。

などと書いてある。ナニバカナコトイッテンダ!?(0w0;)

フォロー

散々に酷評したが、あくまでこれは自分でデッキを組めるレベルのプレイヤーから見た時の完成度の話である。とりあえず40枚揃ってるデッキが使えればオッケー!という始めたての人なら、これをそのまま回すのでも十分楽しいと思う。

カード評価

S 《アクア・サーファー》

A 《凶星王ダーク・ヒドラ》《陽炎の守護者ブルー・メルキス》《ヘブンズ・ゲート》《ブレイン・チャージャー》

B・C 《悪魔聖霊バルホルス》《神門の精霊エールフリート》《悪魔聖霊アウゼス》《天海の精霊シリウス》《電脳聖者タージマル》

D《妖蟲幻風ギュネール》《雲海の守護者メッサ・バーナ》《ジャスティス・バインド》《豪雷の求道者ムジ・ガンダール》

改造案

f:id:mikegamo:20200724232318j:plain 普通のドロマーヘブンズに仕上げた。元のカードは16枚しか残っていない。

f:id:mikegamo:20200724233253j:plainf:id:mikegamo:20200724233257j:plain
f:id:mikegamo:20200724233322j:plainf:id:mikegamo:20200724233326j:plain

いつでも《ヘブンズ》を撃てるように、大型ブロッカーは最低8枚(《ヘブンズ》1枚に対して2枚のブロッカーという計算)、できれば10枚前後入れるのが理想。しかしながら、構築済みデッキで手に入るのは《バルホルス》1枚と《シリウス》3枚だけ。そしてDMPP-04環境の時点で出したい大型ブロッカーは、

  • 《悪魔聖霊バルホルス》SR
  • 《剛撃聖霊エリクシア》SR
  • 《血風聖霊ザーディア》SR
  • 《光翼の精霊サイフォス》SR
  • 《閃光の求道者ラ・ベイル》VR
  • 《天海の精霊シリウス》R

と、軒並み高レアリティである。 これらを集める気になった人だけが、この構築済みデッキを買うべきだろう。 ちなみに、環境トップの5c天門にはさらにSRの《無双竜機ボルバルザーク》《ロスト・ソウル》が入っている。ふざけんな!

f:id:mikegamo:20200724233505j:plain 《ヘブンズ》は手札消費が激しいため、ドローカードを大量に入れなければならない。 この改造案は完全なドロマー構築なので、本当は《アクアン》を入れたい。 他のカードを集めてなお余裕があったら、可能な分だけ生成して突っ込もう。 《アクアン》投入の場合、抜くのは《ブレイン・チャージャー》《トリプル・ブレイン》《アクア・サーファー》辺り。 さらに青単色を減らすため、《電脳聖者エストール》で色合わせすることを勧めたい。

トリガーヘブンズが激つよなので、初動は《エナジー・ライト》で十分。 それでも防御面が心配なら、《ホーリー・メール》を増やそう。

上で触れなかった候補カードはこんな感じ。 現状、ヘブンズデッキのパーツは充実していないためあまり選択肢が無い。

カード 収録弾 レアリティ 用途
《光輪の精霊 ピカリエ》 DMPP-01 R ブロッカー数合わせ
《悪魔聖霊アウゼス》 DMPP-04 VR 殴り手増強
聖霊アルカディアス》 DMPP-01 SR フィニッシュ力補強

改造案・2

f:id:mikegamo:20200725120017j:plain

逆にヘブンズ要素を全て抜き取ったレシピも組んでみた。 こっちの方が原型をとどめているというのも皮肉な話だ。

形式はいわゆるドロマーコントロール。 要素を突っ込みすぎてカオスになっているのは、構築済みデッキを買うプレイヤーのカード資産を考慮してのことである。特に、《聖天使グライス・メジキューラ》《聖天使クラウゼ・バルキューラ》《クリスタル・ランサー》は持っていたら入れても良いというくらいの気持ちで投入している。

1積みのカードは抜いてもいいし、もっと増やしても良い。ドローが多めなので、好みのカードを増やしてもデッキは回る。好きなようにカスタマイズすべし。

DMPD-05 伝説竜の凱歌

f:id:mikegamo:20200929210856j:plain

  • 完成度:B
  • おすすめ度:B

火闇自然のドラゴンデッキ。 また火のドラゴンか…とお考えだろうが、デュエマの火文明はそういう文明である。

f:id:mikegamo:20200724233900j:plainf:id:mikegamo:20200724233903j:plainf:id:mikegamo:20200724233908j:plain

主要パーツである《無双竜機ボルバルザーク》《神滅竜騎ガルザーク》《無双竜機ドルザーク》は、DMPP-03環境で暴れていたドラゴンデッキのキーカード。《ガルザーク》《ドルザーク》はドラゴンデッキ専用なので汎用性が低いが、今のドラゴンには欠かせないパーツだ。レアリティ枠の都合で十分な枚数が入っていないのが残念。このデッキも2個購入できるようにすべきである。

《無頼魔獣ギガヴォル》《ダーク・ライフ》と、《黒神ゾルヴェール》《リバース・チャージャー》の墓地肥やし・回収セットも収録。《ギガヴォル》と《青銅》のおかげで、地味に《無双恐皇ガラムタ》のシンパシーも狙える構成になっている。こういう細かい所の練り込みはよくできている。

ただし、《コッコ・ルピア》《龍の呼び声》などのドラゴンデッキ御用達カードは入っていない。 真面目なブーストカードだけではドラゴンのうま味が無いので、改造の際は必ず入れよう。

総じて、ドラゴンデッキが組みたい人には是非とも勧めたいデッキである。 一方、環境的には3弾のときに出てほしかった構築。一応まだ戦うことはできるのだが、足りていない高レアリティ必須カードを生成した上で環境落ちしかけているデッキを使うかというと微妙なところ。

小さいことだが、DMPD-02, 03とのパーツ被りが目立つ。《エナジー・ライト》級の必須カードならまだしも、《ボルテール・ドラゴン》が4枚被るというのはいかがなものか。

カード評価

Sナチュラル・トラップ》《無双竜機ボルバルザーク》《ダーク・ライフ》《リバース・チャージャー》

A 《神滅竜騎ガルザーク》《無双竜機ドルザーク》《無双恐皇ガラムタ》《黒神ゾルヴェール》《無頼魔獣ギガヴォル》

B・C 《アルティメット・ドラゴン》《爆炎竜舞》

D《紅神龍グリムゾンサンダー》《剛勇傀儡ガシガシ》《ボルテール・ドラゴン》

改造案

f:id:mikegamo:20200724234222j:plain DMPD-03, 05をまとめて改造。 基本に忠実なドラゴンデッキを作った。 候補カードを沢山挙げるために、《ガルザーク》《ゾルヴェール》以外はわざと枚数を散らしている。 例えば《紅神龍バルガゲイザー》なんかは、理想的には4枚積みたいカードである。

ドラゴンデッキの構築はいたってシンプル。

  1. 《コッコ・ルピア》を4枚入れる
  2. S・トリガーとマナブーストを最低限入れる
  3. ドラゴン!!!

ね、簡単でしょう?

ドラゴンデッキの良い所は、《コッコ・ルピア》さえあればそれっぽいデッキが完成するところである。 もちろん、環境で勝ち切るためには《ガルザーク》が4枚欲しい。 しかしながら、資産が無ければ《緑神龍グレガリゴン》《紅神龍グリムゾンサンダー》などの軽量ドラゴンで代用しても十分強い。

f:id:mikegamo:20200724234950j:plain あえて言うならば、《黒神ゾルヴェール》は4枚入れておいた方が良いだろう。 ドラゴンデッキに不足しがちな、防御面と手札破壊耐性をまとめて補ってくれる。

カード 収録弾 レアリティ 用途
各種ドラゴン お好きにどうぞ
トット・ピピッチ》 DMPP-01 R ドラゴンSA化

おわりに

第2弾の構築済みデッキは、前回に比べて構築完成度がガタ落ちしている。 パーツとしては悪くないものの、買ってそのままプレイする人にとって良いデッキとは言えないだろう。 次はデッキとして強い構築を期待したい。

関連記事

【ベストセレクション】 mikegamo.hatenablog.com

【第1弾】 mikegamo.hatenablog.com

【ベーシックデッキ】 mikegamo.hatenablog.com