ミケガモのブログ

デッキ構築の独自理論集【DMPP-31】

はじめに

以前、「デッキビルディングの極意」というタイトルで記事を書いた。 この記事では、実践的かつ理論立てて説明可能なノウハウを集めた。

mikegamo.hatenablog.com

しかし一方で、デッキを組んでいると、独自の理論やテクニック、気休めやジンクスに行き着くこともある。 これは必ずしも万人向けではなかったり、論理的な説明ができなかったりする。

例えば、以下は自分が今までに辿り着いたものの一例である。

  • レシピのうち1種類を隠してもデッキとして成り立つかチェックする
  • トリガーを積むことで「いい試合」を撮りやすくなる
  • 《フェアリーライフ》はトリガー0.5枚分として数える
  • 《四つ牙》は実質ドロソとみなせる
  • 困ったら《トゥリオ》
  • 緑入りでそこそこマナが伸びるデッキには《ヨミ》 ※今は《タイタニス》もアリ

あるいは、以下は他の人から聞いたことのあるものである。

  • 3コストチャージャーを4積みして「後攻の時にだけ撃つ」とみなす
  • コストはバラして階段状にしたほうがよい
  • 「白黒多色カード」というものを1つの文明として扱う

こういう民間療法的ノウハウを集めたら面白いだろうと考えて、今回Twitterで募集してみた。 なんとなく予想はしていたが、皆さん結構真面目に送ってきたので、図らずも実用性が高いかもしれない。

見やすさのため、適宜要約させてもらった。ごく簡単にミケガモのコメントも添えている(青字部分)。 デュエプレと関係なさそうなものは除外した。拾い漏れがあればご指摘願いたい。

構築の心構え・方向性

  • 主役カードが固有の役割を持てる構築にする。デュエプレならではだとなおよし
  • コスト論上の強さが不明確、もしくは限定的な状況が必要なカードを主役にする
  • 主役に繋げるためのルートを2パターン程盛り込む
  • 勝ち筋は最低2つ入れる
  • 既存の基盤からなるべく外す
  • 苦手な基盤はテンプレを回して慣れておく
  • 案の段階では50枚くらい入れてから減らす。46-47枚は良いデッキ、55枚超は破綻

独自の基盤に関する理論。 主役カードへのこだわりが重要という点は完全に同意。

  • 苦手な対面の勝率を上げるより、得意な対面の安定性を上げる
  • 再現性向上>トリガー枠>サブプラン
  • 相手依存のコンボは弱い
  • 超耐久ギミックを上手く組み込める or トップが強い と強い
  • 派手な回りが想像できるデッキは強い
  • 環境への調整では、対応力を狭めてもキルターンをテンプレより1ターン早くズラす

調整方針のあれこれ。

  • 誰もやっていないことにはそれなりの理由がある。でもそれを形にすることこそデッキビルド
  • 好きなカードを使えるチャンスを逃してはならない。詭弁でも強化を取り込み続ける

素直なアイデアに見えても、形にしてみると結構難しかったりもする。 マニアックすぎるコンボだと、単に誰にも気付かれていないこともある。

デッキ全体の枚数比率

  • コンボパーツが多いデッキは3→5で回るか考える
  • 3→5 よりも 2→4
  • 2→4の初動は9枚
  • 初動は気持ち多めにする=初手でカードをプレイ出来る喜び
  • 受けが少ないデッキは初動厚めに取る
  • 初動やメタカードを削ってでも中盤以降に引いて強いカードの枚数を多く取る
  • ブーストカードを抜き、ハンデス等でロングゲームを狙うパターンもある

初動枚数の議論。顕著な点として、「2→4」派と「3→5」派の両方がいた。 一般的に、2→4 が無理なく繋がるならそのほうが強い。 その一方、パーツが多かったりカジュアル向けだったりすると、「2→4」の余裕が無いこともある。 《青銅》《豊潤フォージュン》を始めとしたアドを取れる緑のブーストや、 各種3コストチャージャーのように緑不要のブーストのほうが適している場合、「3→5」の繋ぎが優先される。

  • 2で使いたいマナ色は最低18枚。5で使いたい色は最低9枚
  • 色バランスは枚数よりも、初動の色と初手で置きがちな色が一致するか確認。置きがちな多色と単色で色が揃うとなお良い
  • 色事故警戒で多色を増やす
  • 5cデッキは各色偶数でまとめる
  • 緑か青を採用したい
  • 多色枚数についての言及:「17~19」「22~24」「~22」「~24」「~28(3ターン初動)」

色バランスの議論。多色枚数では、皆言外で【5c】を想定していると思う。 自分は5cを組まないのでノーコメント。色は少ないほうが好き。

  • 多色マナ武装採用時、「多色マナ武装/カードのマナ」をデッキの多色割合にする

期待値を考慮した枚数比率の調整は、この例以外でも積極的にやったほうがいい。 この例の場合、「意識的に多色をマナチャージする」というプレイングでのカバーが効くため、少し多色割合を減らしてもいいかもしれない。 逆の例では、《ライフプランチャージャー》のようにスカを許容できないカードの場合、対象カードは多めに採用したい。

  • 6コスト以上の割合が半分近くになったら安定性注意
  • コストの大きい順にデッキに追加する(初戦の手札事故を防ぐため)

コストの小さい順にレシピを埋めたほうが事故りにくい気がするが、果たして。

カードの枚数配分

  • ピン刺しは避けたい x3
    • 切り札の代理、余剰探索枠などは例外
  • ピン刺しの枠を1時間以上悩めると至高
  • ダブって引きたくないカードは2投まで許容
  • 2〜3枚採用は出来るだけしない
  • 同コスト帯のカードが3種ある時は3×3
  • 試したいカードは最低3積み
  • 4x10 から少しだけずらしたい

搭載枚数の一般的な議論。1積みに関しては特に諸説ある様子。 墓地orマナを大量に増やして自由に回収できる構築の場合には、1積みを増やして対応力を上げるという手法も有効。

  • 4積みすべきカードを枠の都合で3枚に削る際、1種3枚までの他TCGを考えて気を紛らわす

まさに気休め。こういうのでいい。 《トレジャー・マップ》《未来設計図》などを積んであれば、パーツ枚数を4→3に減らせるという考え方もある。

  • ゲーム上のレシピ表示を美しく調整したい x3
    • 1つのカードが複数列にまたがるのを嫌う など

共感できると同時に、ある種の危険も内包した趣向だと考えている。 表示にこだわったばかりに最善の構築を逃してしまう可能性は否定できない。 自分はむしろ、「美しさに騙されていないか」をチェックしている。

  • 探索 4441 4111理論
    • 4441は1の枠に銀の弾丸
    • 4111は1の枠にトリガーを採用して盾チェック

探索を複数回使う想定の上で、探索のブレを乗りこなすアイデア。 どちらも、1を選べば次からの探索は確定になる。 このパターンに限らず、「必ずしも探索を確定させなくてもよい」という発想は持っておきたい。

デッキの要素

  • カラーパイを超えたカードは色を減らせるためテキスト以上に強い

《エタガ》の除去、《タイタニス》の手札補充、《勝利ガイアール》のSAなどが例。 もう浸透しきっていると思うが、《スパーク》としての《クロック》なども該当する。 要素を多く拾うのを邪魔してくるのがカラーパイなので、それを超越できるカードは重宝する。 そして、「色を減らせる」という指摘が重要。色は可能なら減らしたほうがいい。

  • メタカード、受け、妨害よりも自分の動きを優先する xn

メタカードの弱さが認識されていて結構。 ただし、相手がそれなり以上のガチデッキの場合、メタカードをぶっ刺して時間を稼ぐというパターンも最近はある。 特に《防鎧》は、ハンデス防止にもなり、相手も努力次第で乗り越えられるので、色々な意味で扱いやすい。

  • 《スパーク》《クロック》への言及
    • 枠の余裕があれば投入する
    • 《スパーク》系さえあれば他のトリガーを捨てても良い
    • 相手の刻みを促せることから、ある種のリソース源とも解釈可能
  • 防御トリガーはセオリーに従い8枚程
  • トリガーがコンボや手撃ちでも使えるとなおよい
  • トリガーの種類を散らして圧をかける
  • 速攻やビートデッキでもトリガーを入れたい
  • 盾回収可能なデッキはブロッカー多・トリガー少

トリガーに関する言及が多数。 特に《スパーク》系のトリガーは、多くのプレイヤーが特別視している様子。 実際、枠不足の場合に《スパーク》系だけ突っ込むのは常套手段。 「刻みを促す」理論は、【ツヴァイ】のタッチ《ホリスパ》を思い出した。

  • トリガーは多投より少数を仕込む方が強い
  • 平均コストの低いデッキは回りのためにノートリ

「数を絞って質の高いものを仕込む」「ノートリでいいパターンもある」という視点が新しかったので、分けておく。

  • 確定除去を積む

切羽詰まっていると優先度が下がりがちだが、実際重要ではある。 《チュレンテンホウ》《プチョヘンザ》などで詰みたくなければ是非。

  • 出来る限りTブレイカーを積む(3回殴れば勝てるため)
  • 地味に殴れるブロッカーは重宝する
  • 殴るだけならトリガー封じや耐性付与が欲しい

「3回殴れば勝てる」。断じて不良品ではない。

  • 墓地に干渉する手段はできれば採用する(サイクルを組みたい)
  • コンボデッキで墓地に触れないデッキは意識して1〜2枚だけ蘇生札やタイタニスを積む
  • コンボパーツは手札よりマナや墓地に置けるとよい

マナや墓地のカードを活用したいというアイデア達。 特にカジュアルデッキ同士でのんびりと戦いたい場合、各ゾーンへのアクセス手段を多く用意しておくと、柔軟なプレイを楽しめる。

  • 相手に見せたくないカードを使うデッキでは、安定感を犠牲にしてでも構築単位で秘匿する

生粋のパフォーマー向け。 《ライフ》などのランダムブースト、《設計図》などの公開サーチを控えることで実現できる。 そこまで徹底しない場合でも、キーカードがバレにくいような構築とプレイングで真似事はできる。

特定カードの使い方

  • 踏み倒し先が山札のカード(ヒラメキ、メフィストなどの対象)は3枚以上入れる

自分も以前から提唱している。

  • 緑で困ったら《豊潤フォージュン》
  • 白入りは《ソルハバキ》を検討
  • 《オリオティス》は白い《覇》
  • 闇入りの自壊デッキには《ザビデモナ》
  • 破壊耐性と《ヒラメキ》
  • 《赤天秤》は有効トリガー
  • 《ロスチャ》とディスカードをセット搭載
  • 《特攻ジェニー》や《ジャスミン》に中盤以降の役割を持たせる
  • 《星域》《吸い込む》は3枚

比較的汎用性の高い人々。 《赤天秤》の有効トリガー換算は自分もよくやる。

  • メンデルスゾーン》のハズレは自身込みで~8枚
  • 7コストクリーチャーは《研究所》
  • 多色が増えすぎたら「へブフォアミュレックス」基盤
  • 赤の3コストチャージャーは《ネクチャ》
  • 困ったら《ポークビーフ
  • 《ルツパーフェ》はほぼツインパク

ちょっとマイナーな人々。 《ネクチャ》はマナチャージで質を高めた手札を流してしまうので、自分はそこまで評価していなかった。使ってみよう。

  • 《ハルクーンベルガ》はブーストするものと扱う
  • 《ソウルキャッチャー》は2枚
  • 《トワイライトΣ》の当たり枠は~7枚
  • 《イメンボアロ》と《サードニクス》
  • 《ワルスラプリンス》を使う時は要トップ固定札
  • THEEND》は1積み
  • 《ドキンダム》対策に《カンクロウ》を検討

個性の強い人々。 《ハルクーンベルガ》の「ことがある」はさておき、《サモニオン》のめくりが成功すると決め打ちしたり、 《アナライザー》でトップ5枚の中にパーツをめくる前提で構築したりするパターンはしばしば。 《ソウルキャッチャー》は、墓地肥やしがそこまで多くない場合に1枚刺すのも好み。

  • 初動4枚でも回せる不思議カード3選
    • 《ハルカスドロー》
    • 《ベリアルワーム》
    • 《ガチンコルーレット》

全く知らないが、だからこそ助かる。自分は《静パルット》&《マッハアーマー》基盤くらいしか思いつかない。

ガチとカジュアルの境界

  • 《誣》は保険の1枚
  • 雑に強いカードは入れない
  • カジュアルデッキでハンデスは(フィニッシャー以外では)しない
  • 古いカードをコンセプトにした時はそれと同年代のカードを入れる
  • しょうもないカードをかけ合わせる
  • 本当にどうしようもなくなったら《幕明け》や「ライゾウ次元」でネタっぽく仕上げる

ガチとカジュアルを線引きした上で、主にカジュアル側にいる時に使う手法。 ガチデッキと多く対戦する前提で保険のカードを積む、というのも一つの営み。自分は入れない。

レシピ外のこだわり

  • キーカードは発動しにくいorメインデッキ外のカードにする
  • デッキ名:「デフォルト」「レギュ 文明 切り札」
  • 4積みするカードを所持数の問題でプレミアム3:ノーマル1にするのだけはNG

ご自由にどうぞ。

  • トリガー枠を決める時、『S・トリガー』のキーワード能力で絞り込むのではなく、「トリガー」で検索する

ハンゾウ》や《一刀双斬》のようなカードを取りこぼさずに済む。

おわりに

自分で考えてみて思ったが、「教えろ」と言われてパッと出てくるものでもない。 デッキを組みながら、唐突に言い訳がましい変な理論が飛び出るのが常である。 思いつき次第追加したい。

おまけ・謎理論追記

  • 「《ブラックロ》1枚理論」
    • 超次元に《ブラックロ》を入れておくことで、相手は手札1枚の状態にしにくくなる。
  • 城は一番左のシールドに張る
    • 《バーニアン》のようなシールドセイバーは、シールドがすべてブレイクされるとき、一番左のシールドを守る。自分がシールドセイバーを採用しているなら、当然左に張るべき。採用していなくても、この仕様を相手が知っていたら「左に張らないということはシールドセイバーを採用していないのだな」とバレてしまうので、やはり左に張るべき。