デッキレシピ
- コンセプト:A
- 完成度:B
- デッキパワー:B
- 思い入れ:B
リクエストを受け、赤軸ガラムタの構築にチャレンジ。
カジュアルで17勝14敗。 6割勝てたら自信を持って投稿できるなーと思っていたのだが、微妙に惜しかった。
↓ ネクラカラー。 mikegamo.hatenablog.com
キーカード解説
《無双恐皇ガラムタ》
メインカード。イラスト、効果、召喚エフェクト、どれも超カッコイイ。
《ガラムタ》は、場数を整えてから一気に殴り切るゲームメイクが適している。 理由は以下の2つ。
- 自軍全体に能力が及ぶという利点を活かせる
- ブレイクしたシールドが返しのターンで活用されるのを防ぐ
ところで、弱体化したデュエプレの《ガラムタ》はカードパワー不足を痛感する場面が多い。 文明指定になってしまった代わりに、自身がW・ブレイカーになってくれたらよかったのだが…。 そのままのコストで召喚するのはしんどいので、今回はシンパシー能力を活用することにした。
ちなみに、メインカードとして使わない場合、構築済みデッキDMPD-05「伝説竜の凱歌」のようにドラゴンデッキのサブカードとしての運用でも活躍が見込めると思う。
《マイキーのペンチ》
赤入り構築の肝。 《ガラムタ》をスピードアタッカー化する。
このデッキのように、マナが溜まる&シンパシーを使える構築にしておくと、《ガラムタ》+《ペンチ》や、《青銅》+《ガラムタ》+《ペンチ》といった奇襲性の高いムーブでフィニッシュできるようになる。
パワーが2000しかないのが辛い。
《ギガクローズ》
影の主役。
このデッキに限った話ではないが、攻撃の軸を特定のカード1枚に頼るのは構築として不健全である。 もう1枚、何か面白いカードはないものかと探しているときにコイツが目に留まった。
《ペンチ》と組めば、5マナ溜めて即座にターボラッシュを狙いに行ける。 トリガー封じで確実にターボラッシュを発動できる《ガラムタ》との相性も良い。
さらに、予め自クリ+《ギガクローズ》でシールドを2枚割っておくと、《ガラムタ》で一斉フィニッシュするために用意すべき頭数が少なくて済む。
《ゴースト・タッチ》《汽車男》の弱体化により、ハンデスは《ロスト・ソウル》が主流になりつつある。 そんな中、《ロスト・ソウル》よりもずっと早くオールハンデスを叩き込める《ギガクローズ》はかなり見所があると思う。
↓ 《ギガクローズ》メインの構築。
構築解説
《ガラムタ》のシンパシー能力を狙うと言ったが、軽量ビーストフォークを並べて早めに《ガラムタ》を立てるプランはあまり強くないと考えている。理由は2つ。
1つ目は、「軽量で固めるならそのまま速攻すればいいのでは?」となるのを避けられないこと。 ビーストフォークには《大勇者「大地の猛攻」》もいるので、速攻は速攻として組んだ方が強い。 そこに《ガラムタ》を突っ込んでもいいとは思うが、《ガラムタ》メインのデッキにはなりえないだろう。
2つ目は、一斉フィニッシュに必要な場数を揃えられないこと。 軽量から繋いで出す場合、例えば《怒髪の剛腕》→《誕生の祈》→《ガラムタ》で最速4t目に《ガラムタ》が出てくる。 しかし、低パワーのクリーチャー3体が5ターン目から殴り始めるのでは、とても押し切ることはできない。 カード解説でも指摘したように、決めきれないのにシールドを割りに行くと、その中身で手痛い反撃を受けることになる。
このことから、《ガラムタ》メインのデッキを組むには、ある程度の長期戦を前提としてしぶとくクリーチャーを並べ続けられる構成にするのが良いと考える。
長期戦にはドローソースが必須。 デアリガズカラーだと、必然的に《口寄の化身》と《二角の超人》に頼らざるを得ない。 《口寄》は《ガラムタ》《ペンチ》といったパーツを引き込むのに使う。 《二角》は2打点確保できるのが優秀。 枚数比に明確な理由は無いが、合わせて最低4枚は入れておかないとデッキが回らない。
《ガラムタ》《ギガクローズ》はともにブロッカーに弱いので、《無頼勇騎ウインドアックス》。 普通は2~3枚で良いカードだが、《ガラムタ》の攻撃を絶対に通すべく殺意マシマシで4積みした。 ビーストフォークゆえ、《ガラムタ》のシンパシー元になれるのも評価が高い。
防御が弱すぎるカラーで長期戦を断行するからには、ビートダウン対策も考えておかねばならない。 このデッキは除去カードも少ないので、割り切って《憎悪と怒りの獄門》。 今後もビート耐性不足に困ったら多用していきたい。 ちなみに、31戦して有効に撃てそうな場面は1回しか訪れなかった。
赤のトリガーとして《テンペストザウルス》。 《獄門》を積むからには、トリガークリーチャーもきちんと入れておく。速攻が多かったら4積みすべき。 対速攻という観点だけで言えば《バースト・ショット》を採用したいが、軽量ビーストフォークを残しておくことに価値があるこのデッキには向かない。
ここまでだとパワーとブレイク数が足りない気がしたので、《大勇者「ふたつ牙」》。 《二角》と同じく、アドバンテージを取りながらW・ブレイカーを確保するのが仕事。 特に対ビートで引きたい。
《無頼勇騎ゴンタ》はただのシンパシー要員。 正直、ここは《鼓動する石板》に替えてしまった方が良いと思う。
今回はスペースの都合で採用しなかったが、《無頼魔獣ギガヴォル》《凶星王ダーク・ヒドラ》のコンビも良いデッキエンジンになる。
プレイングなど
序盤はブースト。《青銅》+《ギガクローズ》、もしくは《ペンチ》+《ギガクローズ》が決まりそうなら狙う。 《ガラムタ》は早めに出してもどうせ最後まで殴らないので、迷ったら《ギガクローズ》優先で良い。
中盤は《口寄の化身》《二角の超人》でリソースを取りながら盤面展開。 殴られたら、《ペンチ》を出しておいて《獄門》体制に入る。
終盤は《ガラムタ》を出してフィニッシュ。
《ギガクローズ》《ウインドアックス》《ガラムタ》のトリプルコンボで、天門相手はかなり有利。 対除去コンは、早期《ギガクローズ》を決めるか、《口寄》《二角》を中盤にプレイできれば対等以上に戦える。 ビート相手はぬるっと負けることが多い。《ふたつ牙》が上手く出せればワンチャン。