《ギガクローズ》を使ってみたくて作成。 ちょうど《クリスタル・ランサー》も使いたかったので一挙両得。
デッキレシピ
- コンセプト:B
- 完成度:B
- デッキパワー:B
- 思い入れ:B
何の変哲もない青黒ハンデスビートになった。 強いて言えば、《アクアン》の代わりにリキッド・ピープルを採用しているのが珍しいかも。
キーカード解説
《ギガクローズ》
キーカードその1。恐ろしいことが書いてある。
ターボラッシュ発動のために味方が割ったシールドをそのままハンデスできるため、効果自体がよく噛み合っている。
しかしながら、効果を発動させるのは意外と難しい。コイツのハンデスに全てを懸ける構築は避けたい。
《マイキーのペンチ》から繋ぐのも楽しそうだが、《ペンチ》がシールドを割りに行かなければならないシーンがありそうなのと、 《ギガクローズ》よりもビート向けのカードを使う方が強いのではないかという見込みから今回は見送った。
《クリスタル・ランサー》
キーカードその2。カッコいい。
《ギガクローズ》のターボラッシュ効果は、《ガチャック》《日向草》と違って自身の攻撃が通らなくても発動する。 よって今回は、マナカーブが美しく、かつ単体でのシールドブレイク能力が高い《クリスタル・ランサー》と組ませることにした。 ブロッカーで固めて油断している相手への奇襲性は抜群。
《クリスタル・ランサー》は単体でのパンチ力が高い一方で、
- 《デーモン・ハンド》と同じコストであるため、即除去の可能性が高い
- しかも能力を持たないため、即除去されたときの損失が大きい
という欠点を抱えている。そこで《ギガクローズ》と組めば、
- トリガーを踏まなかった場合、相手の除去札を叩き落とせる
- 確定除去トリガーを踏んだ場合、《ギガクローズ》がほぼ間違いなく身代わりになってくれる
と、《ランサー》の「除去に弱い」という欠点はケアされる。 《ランサー》側から見ても相性が良い組み合わせだと言えよう。
構築解説
ハンデスカード
《ギガクローズ》がいるのにハンデスする必要があるのか?
答えはYES。
《ギガクローズ》のハンデスが使えるのは、最速でも自分が6マナたまってからである。 そこで初めて殴ってハンデスするのでは、正直遅い。 6ターン目まで相手を放置すれば、場に好き放題展開されているか、《ギガクローズ》を除去できる札を握られているかのどちらかだろう。
したがって(少なくともこの構築では)、《ギガクローズ》を使うために1~2枚のハンデスで相手の動きを少しでも鈍らせることが必要だと考えている。 ハンデスをちらつかせることで、相手に《エナジー・ライト》《アクアン》などのドローカードを優先してプレイさせられれば儲けもの。 さらに、《ギガクローズ》が働いた後には1枚のハンデスが良く効く。
《エナジー・ライト》
《アクアン》のドローパワーを補うために投入。 《ランサー》入りの構築で一番ネックになるのが、《アクアン》が使いにくいこと。
プレイングなど
4マナ溜まるまでに、ハンデスを1回撃ってちょっかいを出す。 5ターン目は、相手が手札を溜めているなら《ギガクローズ》、手札が切れかけているなら《アクアポインター》。 6ターン目に《ランサー》を出して殴れるといいが、そこまで上手く行くことは少ない。
こちらの場数が多くても、欲張らずに《ギガクローズ》は2体目に攻撃するべき。2~3ハンデスするだけで十分すぎるほどに強い。 その後も無理に殴る必要は無い。次のターン、もしくはそれ以降に安全に決めに行くのがよい。
シールドを2~3枚削ってから出す《ランサー》は鬼のように強い。
青黒ハンデスの定めとして、速攻は鬼門。 《ブラッディ・イヤリング》《ファントム・バイツ》で対速攻に寄せた構築にしたつもりだが、厳しいものは厳しい。