ミケガモのブログ

20弾・ミケガモが組んだデッキ【デュエプレ】

mikegamo.hatenablog.com

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『石碑アルファリオン』

《石碑》から《カリーナ》《シュヴァル》x2セットでエンジェルを4体並べ、《アルファリオン》に繋ぐ。 アイデアとしては素直な一方、構築に苦労している人が多いように見えた。

解決方針は明確。色を減らして、ドロソを増やせばいい。 まず《ピカリエ》《エールフリート》の採用。白単でドローできる軽めのエンジェルといったらこのくらいしかいない。 《エールフリート》の探索ブレが起きないよう、呪文3種類にまとめている。 2コストブーストを増やす場合、《ホッピ・ルッピ》を積む。

続いて《フェアリー・ホール》。置きブーストは実質ドロソである。 マナがたまらない構成にすると、《ヴォイジャー》に依存しがちになってしまう。 8マナ溜めて直接《石碑》《カリーナ》しようという狙いである。 一応、《ピカリエ》《フェアホ》から《石碑》《カリーナ》《アルファリオン》が繋がるという主張をしておく。

《グライフ》はグッドスタッフ成分を増強するために投入したが、ADランクマだと全く使わなかった。 エンジェルから進化する想定だったものの、《グライフ》が強いのは《青銅》《トリプルマウス》あたりの上に乗せられるからだと気付いた。 このスペースは《ホッピ・ルッピ》かトリガーに回すのが良さそう。

『炎地武神デストラーデ

原案ビルド杯。

《ヨミ》《イズモ》は、「カードタイプがクリーチャーのゴッド」。《オルメガス》でトップに仕込み、その後に《デストラーデ》で付与された連鎖が発動する。 《バルザック・オルメガス》にリンクすればリンク形態の10マナで連鎖が判定されるので、8マナの《ヨミ》がリンクするという仕組み。

デストラーデ》自身の連鎖で出たら強いからという理由で、雑に《インガ・ルピア》を突っ込んだ。 《インガル》《ヨミ》すれば良いとか言わない。

赤緑と白青で4色確定、しかも《ヨミ》《イズモ》《インガル》の無色カードを積まなければならないのが課題。 トリガーとして《アクア・リバイバー》《クロス・アイニー》を積み込み、なんとか色を捻出した。 2色カードをタッチする場合、その2色を含む多色で色合わせするのがデュエプレ流。

『セラフィナロードスター』

原案ビルド杯。

ロードスター》は、実は初めての「赤の5コストSAWBクリーチャー」。 《セラフィナ》で《ブラブル》《青ヤヌス》、そこから《湧水の光陣》で《ロードスター》吊ってやると《赤ヤヌス》への覚醒とSA付与で5打点が組める。 墓地に《ロードスター》を送らなければならないのはちょっと手間だが、かなり奇襲性が高い。

「赤の5コストSAWB」だけなら、《シューティング》《ガイアール》で既に整備されている。 今更《ロードスター》なんか収録されても……という油断を的確に突いた良いアイデア

コンボにおいては、《セラフィナ》から唱える《光陣》がデッキスペースを食ってしまうのが悩ましい。 ここを、墓地に落とした《クロック》を吊り上げる有効トリガーとしての役割を持たせることで解決しているのも良い。

『レヴィヤ覇』

《ドラグイノセント》に《ヒラメキ》を当てて《レヴィヤ・ターン》。 cipで《クラゲン》、デッキトップに進化かつ超高コストの《ケンゲキオージャ》。 《ドラグ》破壊時効果で《覇》を出し、25コストのガチンコジャッジで確定エクストラターンを得る。

ヒラメキ先が6コストなのに、肝要なのがそこからついでに出てくる3コストの《クラゲン》というのが皮肉。 でもこれが一番強いトップ仕込みだから仕方ない。 こき下ろしたものの、《レヴィヤ》がWBなのは割と偉い。これが単打点だった場合、《覇》のトリプル時に《覇》が処理されるだけで負けてしまう。

『奪取ジアス』

原案ビルド杯。

《ミストジアス》はドロマー3色の4コストカード。2マナの《一撃奪取》サイクルのどれからでも繋ぐことができる。 原案は両方とも、見た目のインパクト重視で3種を4枚ずつ搭載している。 12は流石に過剰なので、《アクアン》で拾えない《マイパッド》を減らした。

白黒からは《アシュライガー》、青からは《アクアン》が繋がる。 《ミストジアス》だけに頼らない姿勢。

《アシュライガー》を活かすために《キング》《クイーン》。 ちっこい《奪取》の連鎖を狙うという名目の元、デッキ強度を上げる《デストラーデ》。 このように白クリの割合が高いので、《アクロアイト》が一番強い。

難しいのが、ドロマー3色を2ターン目までに揃えつつ、2→3(できれば次の4まで)単色埋めを要求される点。 《ライフ》→《ジアス》よりはまだ簡単になっているとは思うが、単色と多色をバランスよく積まなければならない。 《ザビ・デモナ》《ヨーデル》は、単色マナでありながら多色クリーチャーを場に出せるカードとして採用。 もちろん《デストラーデ》の連鎖を2回チャレンジできる点も評価できる。

場に出たちっこいのをどうにか活かしたかったが、打点にする以外の活用方法を見つけられなかった。 《ザビミラ》に食わせるのが簡単だが、それはもう【ドロマーエイリアン】でやった方がいい。

『メテオライトプレキリ』

原案ビルド杯。

エグザイルは同名が1体しか場に出ないので、《プレキリ》から3体出る状況を作れば確実に《メテオライト》が登場する。 全タップと2バウンスができるため、突破力も抜群。青の枚数が多めなので、初動の《クサナギ・ブレード》が使いやすい。

『ハッキャニケ』

NDランクマ用。意味不明に再録された《ハッスル・キャッスル》を使ってみたかった。

《ニケ》はシールドブレイクの身代わりになれる能力を持っている。 自身のブロッカーも合わせて《ハッキャ》を守り、ドロンゴーしたらさらに手札を確保できる。 理想的には《ニケ》→《ハッキャ》の順番で出せれば安心なのだが、マナカーブは逆である。

《ミケラ・ジェンヌ》で《ハッキャ》を剥がすこともできる。やったことはない。

《ニケ》のドロンゴー札を沢山用意したことで、これを対ビートのキーカードにするつもりだった。 しかし実際は《ヴィルヴィスヴィード》《キューブリック》で簡単にバウンスされてしまうため話にならない。 お相手がそれらを引かないでくれれば勝てるのだが、勝ち試合の絵面がしょうもなかったので動画にはできなかった。

実は《グレイトフル・ライフ》《ガード・ホール》はスタン落ち間近である。 彼らにお別れを言うという意味でも、このタイミングで組めてよかった。

ヒドラカツキング』

PSドロンゴーで手札のエグザイルを切って墓地から復活したところに《ダーク・ヒドラ》の能力を適用し、捨てた手札コストを即座に回収できる。 これだけだとパンチが弱いので、《イモータル・ブレード》でのスレイヤー化と《カツキング》のアンタップキラーを組み合わせて、 相手のクリーチャーの数だけ連続攻撃するコンボに仕上げた。 これと言った原案はないものの、それぞれのアイデア自体はビルド杯にあったはず。

準備は《イモブレ》と《ヒドラ》の設置。3マナチャージャーから繋げば最速6tでのコンボだが、そのルートはドローを挟まないことになるので流石にやめた。 このコンボは相手の場の数が必要なので、ゆっくりゲームを進め、お相手にもクリーチャーを出してもらう時間を与えたほうが良いだろう。 その方向性のもとでは、ハンデスで相手の動きを鈍らせながらチャンプブロックで時間を稼げる《ビューティ》が非常に優秀。

《ロビン・グレート》がおしゃれポイント。《カツキング》のコストになれば概ねなんでも良いので、色が合ってトリガーの数も稼げるコイツに目をつけた。 手から出すことこそ滅多に無いものの、捨てた手札も《ヒドラ》で回収しやすいのでいい感じ。

普通のデッキなら《サーファー》の位置は《クロック》でも良さそうだが、 奴はアウトレイジMAXのため、《ヒドラ》でのエグザイル回収の際に割り込んできてコンボが破綻する可能性がある。

『石碑XFGT』

原案ビルド杯。

《GT》《クロスファイア》の2名はコストが非常に軽くなるSAなので、《石碑》で増やすのにもってこい。

《ロマネスク》でのブーストなども考えたが、やはりドロー&ディスカードを連打して手札と墓地枚数を整えるのが一番手っ取り早いと思った。 《メーテル》《スクタイ》くらい勢いよくドローしないと、なかなか墓地も溜まってくれない。 決まる時は大体《GT》が3-4マナになっている。

デッキを回せば《石碑》の2枚目も引けるだろうという発想で、白緑は《石碑》のみにしてある。

いじったのは《シンカイタイフーン》→《アリス》のみ。 ビートが多いなら《シンカイタイフーン》の方がいい。ノートリ構築なので……。

『レヴィヤタイマー』

原案ビルド杯。

  • マナに《G・アイニー》《タイマー》
  • 場に《子供》と他2体
  • 手札に《レヴィヤ》《バベルギヌス》
  • 墓地に《ザビミラ》

で、《レヴィヤ》を召喚するところから始動。《死海竜》が《タイマー》で2往復できる。 《G・アイニー》と《タイマー》が《子供》でSAになるのが偉い。

これだけ大変なコンボを決めるには、やはり《口寄》を使うしかない。 「また《口寄》かよwww」と笑われてもいい。 こうしないと決まらないんだから。

《ライフプラン》は罠だった。厳選して1枚集めたところでどうしようもない。質より量である。

『シータメーテルアレグリア

呪文を1枚撃ってから《メーテル》→《エナホ》《アレグル》と繋ぎ、全て呪文を捨てるとちょうど墓地呪文が6枚になって《アレグリア》に覚醒できる。 さらに《アレグリア》に覚醒したあとは、『ミストメーテル』同様に相手の行動に対してマッドネスを発射可能となる。

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『ミストメーテル』を組む際に「《アレグル》のほうが良いじゃん!」と思ってしまって苦しかった。 しかし、《アレグリア》は覚醒までに間があるためギミックの発動という点では《ミスト》に分がある。 どちらかというと、《アレグル》のほうは《アレグリア》の最速覚醒がメインで、おまけとして割り込みマッドネスがあるという感じ。 マッドネスクリーチャーを積みすぎると、呪文を捨てられなくなって最速覚醒も鈍る。

5t覚醒自体は《カラフル・ダンス》によって《アレグル》実装当初から可能だったが(※《カラダン》と《アレグル》のカード公開は同日だった)、 《カラダン》などという弱いカードを入れなくて良くなったのは大きな進歩だと思う。

緑を切った『ミストメーテル』は対照的に、こちらは原案に緑を加えた。 理由は、《ライフ》を1枚撃つことで覚醒のターンが1ターン早くなるから。 2→4→5と繋がるだけだったら緑を入れなかったかもしれないが、《メーテル》《エナホ》の前に1枚呪文を撃ちたいという発想があったので、これは緑を入れるべきだろうという判断。

ブーストのためだけに緑を入れたくないので、他の役割も持たせたいところ。 考えた結果、一番の要素は《悠久》だと思った。 原案で《N》が入っているように、《メーテル》でのアウトを回避する手段を用意したい。 《大地》も《メーテル》を引っ込めるために積んでいる。 《次元の霊峰》は、最初は《メーテル》、終盤は《悠久》を持ってこれる緑単色カード。かっこつけと言われればそう。

リュウセイ・ホール》は入れない理由がなかった。245ムーブは色要求がそれなりに厳しいが、これ1枚で綺麗に解決できる。 汎用性の高い呪文であるという点まで含め、デッキの完成度を上げるために断腸の思いで投入している。

https://twitter.com/balsamico_win/status/1662831512092565504?s=20

『盗み灼熱アレクサ』

《アレクサンドル》で《崩壊と灼熱の牙》《リアルとデスの大逆転》を重ね撃ち。 相手のクリーチャーを2回出し入れして、そこに待機させておいた《盗み》で最後にもう1回破壊してやれば、3回破壊×《崩壊》2枚分で6焼却してフィニッシュ。 《リアデス》は破壊→蘇生の順番だが、実は何も破壊しなくても墓地から出せる。 《ジャスミン》だけがが相手の墓地にあるときも、2回は破壊できる。 あまり関係ないが、《ジャスミン》の自壊効果を使われる前に、ターンプレイヤーである自分の《盗み》の効果が発動する。

収録を終えてから気付いた。《マグナム》でいい。

元ネタは嘘コンボ杯で、《セラフィナ》から《灼熱》《リアデス》が撃てないことを示したプレイヤーがいたことから。 《石碑》《セラフィナ》と《アレクサ》《灼熱》《リアデス》、どっちがラクかと聞かれると……分からない。

カードを沢山使うコンボなので、結局のところタイミングよく《おつかい》が撃てたかどうかで成否が決まる。 もっとドロソを増やすべき。

『シシマイチューザラシャワンショット』

原案ビルド杯。1枚もいじってない。

《グレート》から《シシマイ》《チューザ》《ラシャ》の3点セットをキャストすると、《グレート》は起きたまま、トリガークリーチャーと呪文の両方を封じ、有色ブロッカーを全て寝かせて殴ることができる。 ただしこれだけだと打点が足りない。このレシピでは、《ベートーベン》で殴りながら《レクイエム》でワールドブレイカー化&《シンフォニー》で《グレート》を投げてそれを《ダンジリ》でSA化という手順でダイレクトアタックを可能にしている。 ビルド杯には他にも、

などのアイデアがあった。

《ベートーベン》の優位性は、cipの雑なデッキ回転力にある。特にこのコンセプトにおいては、マナにいてほしい3点セットを雑な3ブーストで埋めつつ、 手札に欲しいパーツの《グレート》《レクイエム》《シンフォニー》、なんなら《ダンジリ》まで全てマナ回収可能という、素晴らしい噛み合いを見せてくれる。 コンボ始動時には《ダンジリ》の設置が必要だが、それも1回《ベートーベン》を出したりして12マナ溜めてしまえば、《ダンジリ》《ベートーベン》を1ターンに用意できる。 道中で《ダンジリ》が破壊されても《ベートーベン》で墓地回収できるし、2体を横に並べればエターナル・Ωを付与できる。 おまけに、《ベートーベン》を寝かされば次のターンの負け筋まで消せる。 環境で目立った活躍こそしていないが、流石はVicのゼニスだ。 無色もしくはドラゴン主体のコンボデッキを組むなら、《ベートーベン》を入れるが吉だろう。

《ベートーベン》と《フィーバー》のブースト、さらに《ライプラ》でデッキを掘れる構成にしてあるため、コンボパーツは全て2枚ずつでいい。 どうせ《ベートーベン》で回収するので、《レクイエム》などのコンボパーツも序盤からマナに埋めまくれる。

1積みの《エレガンス》は、《リンク・オブ・ザ・ビヨンド》《ダンシング・フィーバー》と合わせてのホロライブコラボ要員らしい。 好きなカードに変えてくれとのことだったが、緑マナやブーストの繋ぎ、ゼニスの発射などなどで活躍してしまった。

『ラシャクリムゾンGENJI』

原案ビルド杯。

《時空GENJI》を《ラシャ》ですぐ寝かせて覚醒させることが可能。 今までも《ジャスティス・バインド》を使うことで殴らずに覚醒できたが、1マナの《ラシャ》なら《ボルホ》から添えて覚醒させるのが容易である。 アタックフェイズの前にタップしてしまうため、《レッピSP》のタップスキルとは若干噛み合わないが、四の五の言ってられない。

色はリース固定。バードの割合を極限まで高める都合上、優秀な《ホッピ・ルッピ》《エコ・アイニー》《クロス・アイニー》を要する緑を外すことはできない。 白がちょっと少ないが、これ以上入れるカードも無い。 《ピース・ルピア》は《ジャスティス・バインド》でタップできないので不採用としている。 とはいえ、最悪自爆orタップキルすればいいし、何も出してこない相手に対してはこちらも《ピース》を出さなければいいので、普通に入れてもいいと思う。

これだけ頑張ってバードを増やしても、見切り確率は1/2。解除も無いので、死ぬときはあっさり死ぬ。 《レッピSP》がもっと気の利いた能力をしていてほしかった。

《ストームG》を出せるとイージーウィンだが、そうでない場合は《クリムゾンGENJI》のビートダウンで頑張るしか無い。 ブロッカーにめちゃくちゃ強いのは評価できるものの、せいぜいP11000のWBなのはなんとも残念。

『カゲキリドンドリアン』

原案ビルド杯。

《ドン・ドリアン》は自身含め4枚のカードの塊。これを《グローリーソード》から《カゲキリ》に進化させることで、お手軽に五連撃が可能となる。 《ドンドリアン》は、能力が似ている《イダ》《ロードスター》と比べると、マナ進化条件が厳しいものの2ブーストできるのがメリットとなる。 このデッキでは、6マナあれば3マナ残してクロス→《カゲキリ》できるのがグッド。当然ながら《昇竜》はお手上げ。

《ドンドリアン》のために野菜を沢山入れる必要がある。 《ドングリ軍団》《カクタス》は堅い。《ポテト》はトリガー要員で、速攻に対して間に合ったら良いなの精神。 《ビワノシン》は、《グローリーソード》のついでに入ってくる《バルット》+クロスギアを活かすための野菜。 《イダテン》《スティンガー》による雑なビートダウンはいつもの勝ち筋である。

原案よりもコンボの色を濃くして、成功率を向上させた。 オール単色で確実に《カゲキリ》を出してやるという心持ち。

シャチホコ学校レヴィヤターン』

原案ビルド杯。

《天下統一シャチホコ》が立っている時に《レヴィヤ・ターン》、cipでマナから《学校男》を持ってきて2体破壊、《レヴィヤ》pigで《ジャスミン》などをマナから出して破壊。 これにより、いとも簡単に1ターン中に3体の破壊が可能となる。上のレシピで出すのはもちろん《GOLDEN》。 《ヴィルヘルム》《カチュア》をサブプランに組み込んでいるのがナイス。《ヴィルヘルム》は色マナになり、《カチュア》は実質5-6枚目の《レヴィヤ》として扱える。

もう少し欲張ると、《レヴィヤ》に《ヒラメキ》→《バベルギヌス》で《レヴィヤ》出し直しの流れで、1ターンに6体破壊が可能。 《GOLDEN》2セットも魅力的だが、流石にここまでやるなら《死海竜》2セットで簡単に勝ちたい。 デッキパワーこそ落ちているが、上のレシピのような《レヴィヤ》単出しでの3体破壊も普通に選択肢になる。 原案のままでも十分にまとまりが良いが、青不足で《サイバゴン》が出せないパターンが発生したのを見て、青は《ヒラメキ》を撃つだけの色にした。 《吸い込む》でトリガーも補完しつつ、《サイバゴン》は《ジオ・ホーン》にバトンタッチした。 《ウルコス》を使うにしては白の枚数が足りない(目安14枚)。もちろん青も足りない。 赤は《ジオ・ホーン》から《ギル・メイワク》サーチで補うことができるが、白青に関しては手段がない。 これ以上探索の候補を増やすと《シャチホコ》《学校》といったパーツを持ってこれなくなりかねない。

↓ 原案。

『必勝スクラッチ

原案ビルド杯。

《オボロカゲロウ》でデッキボトム2-3枚を《刃鬼》にし、デッキを削りまくってから《ゼニスクラッチ》を撃てば、 確定で《刃鬼》が出る&その後のGJもほぼ確実に勝てる。 《ゼニスクラッチ》も《刃鬼》もほぼ使ってこなかった自分も、これには構築意欲をそそられた。 7枚素引きした《刃鬼》が日の目を見るとは思っていなかった。

《大地》はマナを3色にして《オボロカゲロウ》のドロー数を安定させるための色合わせトリガー。

原案にもある《メリーさん》は天才的かつ超重要パーツ。 例えば山3枚の状態で《スクラッチ》した場合、《刃鬼》が出て残り山2枚。 ここで《メーテル》が生き残っている場合、《覇》でEXターンを取ったとしても、次ターン開始時に2ドローしてLOとなってしまう。 それを防ぐために、《メリーさん》で山を1枚回復する必要があるのだ。 ハンターゆえ《刃鬼》で出せて、《永遠リュウ》でSA化可能、さらに緑マナとして《オボロカゲロウ》のドローを稼いでくれるという、まさに完璧なピースである。

このロマンコンボを実戦で決めるために、7t目に準備万端の状態で《スクラッチ》を撃てるルートを確保しておきたい。 初期デッキ枚数は30枚、対して理想は《オボロ》で《刃鬼》を3枚ボトムに仕込み、山札残り3枚で《スクラッチ》を撃つこと。 4《メーテル》5《スクタイ》をメインのデッキ削りとして考えた結果、以下のように動けばデッキをちょうどよく削れると結論づけた(先攻を仮定)。

実際はこの通りに動けるとも限らないので、これを目安にしながらドロー枚数を調整する。 《メーテル》を出せなかったら《スクタイ》を2回撃つとか、序盤にドロソを撃てなかったら6t目に《オボロ》と合わせて《エナライ》を撃つとか、その程度の大雑把な管理で良いと思う。 《メーテル》下で山を削り過ぎそうなら、わざとマナを2色にして《オボロ》のドロー枚数を抑えるというテクニックがあるかもしれない。やったことないけど。

残り山枚数は3が理想だが、難しそうなら4-5で妥協。《メーテル》が場にいなければ2でもいい。

ターン 行動 山札消費
1 - 0
2 エマタイ 3
3 エナライ 3
4 メーテル 1
5 スクタイ 12
6 オボロ 5
7 クラッチ 2
26

原案は【墓地ソース】の基盤で、クリーチャーによって墓地を肥やしながら《5000GT》を挟んでコンボを目指している。しかし、クリーチャーは手札を失いがちなのと、《5000GT》を出さないと盤面がパンクして《刃鬼》でクリーチャーを出せなくなることから、今回は呪文主体でデッキを回すことにした。

『クロックストーム』

原案ビルド杯。いじるところなし。

相手ターン開始時に《ストームG》を出し、そこに《デストラーデ》で《クロック》を連鎖。 相手ターンを完全にスキップし、即座に《ラスト・ストーム》へと覚醒するという、緻密かつ豪快なコンボ。 5マナホールで《ジョンタ》、6マナ《デストラーデ》、5ホールで《タッチャ》x2と《シャドウ》、残り2マナで《ブレイン・ストーム》でクロック仕込み と繋ぐのがベストムーブとなる。

凄いのが、《クロック》を仕込めなかった場合、《ストームG》を重ね着することで強引に連鎖をトライできること。 以前《アクア・スクリュー》などでドローする『重ね着ストーム』を紹介したことがあるが、それとは全く違う目的の重ね着に脱帽。

地味に《ロスチャ》《リバイヴ》で《デストラーデ》をサーチできる。 構築者によれば、《ボンチャ》より《エンゲージ・チャージャー》らしい。 確かに、盾回復で《デストラーデ》のホーリー・フィールドを発動できるようになる可能性がわずかにある。 一方で、《ドラホ》《リバイヴ》の回収先を作りやすいという点では《ボンチャ》にも利点がある。

『ミストメーテルマッドネス』

メーテル》と《ミスト・リエス》を一緒に並べると、

  1. 相手クリーチャー出る
  2. 《ミスト》でドロー
  3. メーテル》でドロー&捨て
  4. マッドネス出る
  5. 《ミスト》でドロー

と連鎖展開できる。5以降は《ミスト》のかわりに《バイケン》でも可能。 ただしマッドネスを出すたびに手札が1枚増えるので、《ミスト》のドロー制限に引っかかると連鎖しなくなる。

こちらからの攻め手として《ロビンフッド》を選択。 以前なら《烈流神》を入れていた枠である。 ドロンゴー要員の《ロビン・グレート》は普通に使うとイマイチなスペックだが、このデッキではトリガーの1ドロー1ディスカードがマッドネスとよく噛み合う。 《カツドン破》は《ロビンフッド》の相性が良いと聞いて入れたもののイマイチだった。この枠だけは組み換え可能。

《サイレント・スパーク》がトリガーした場合、タップ呪文として撃ってもいいし、ドローモードで撃って《メーテル》を起動してもいい。

最後まで困っていたのが、《メーテル》のキャンセル方法。 《ミスト》もそうだが、この2名はLOマシンである。 《ロビー》で殴ったりドロンゴーしたりしただけでLOするのはマズい。 そこで気付いたのが《ハカイ・デストロイヤー》。 ちょうど《ミスト》《メーテル》から進化可能。《ミスト》が出せていなければかわりに《パルテノン》でもいい。 トリガーケアもできるし、《バイケン》らと合わせればトリプル+ダブルでシールドを割り切れる。 《キューブリック》視点で青マナが欲しい、かつこのままだと微妙に白マナも足りないという状況の中、色もラッカ3色で完璧。 《デストロイヤー》に気付けたことでデッキの完成度が一段階高まった。

ちなみに原案は自分ではない。ビルド杯仕分け配信中にコメントで貰ったアイデアである。 構築段階では、ビルド杯に投稿されていた赤青の《ロビー》入り【マッドネス】からインスピレーションを得た。

さらに言えば、ビルド杯ではこのギミックを部分的に内包する《ルナ・アレグリア》+《メーテル》のコンボが投稿されていた。 《メーテル》の次のターンから《アレグル》の能力を起動できるのが美しい。 これを見た後に『ミストメーテル』を組むのは苦しかったが、最終的には味付けも完成度も納得の行くものが出来上がってホッとした。

『インガルNEX』

《インガ・ルピア》や《コッコ・ルピア》でドラゴン/ゴッド連中のコストを下げまくる。 ビルド杯に複数の投稿があった。

《NEX》を軽減できることを考えると《コッコ》のほうが優秀に見えるが、 実は《インガ》は《破壊神デス》を軽減できる。スタッツの良さも考慮し、《NEX》で呼ぶのは基本的に《インガ》。

《コッコ》《ペッペ》には、下限2マナ制限がついている。 一方、《インガ》と《ラピア》は下限1。 もし、《インガ》《ラピア》だけを出して1マナゴッド召喚ができるととても気持ちいい。

『ブリ大根』

《ブリティッシュ》《ブリターニュ》《大地》のコントロール。 エグザイルは複数出せないので、《大地》で回して無理やりcipを使い回そうというコンセプト。

アナとネクラの2種を組んでみた。どちらもND対応。青を入れると、《大地》の受け札性能を上げる《クロック》、まだ環境にいるサイキックに対しアドを取れる《吸い込む》を使える。しかしながら盾を増やせないので、白の《DNA》《ミケランジェロ》を入れたタイプを回した。

『黒単ブリティッシュ』の反省をもとに《ブリティッシュ》を早出しする方向に舵を切った。 しかし、相手のリソースを予め削っておかないと《ブリターニュ》が弱くなるというジレンマもある。

フィニッシャーは《ウェディング》が良い。 《ブリティッシュ》《ブリターニュ》が場と手札を削るので、 《ウェディング》でその残りを完全に刈り取れる。

戦績はぼちぼち。テンプレの【墓地ソース】【シューゲイザー】には不利寄りなのでダメ。 やっぱり《メイ様》がしょうもない。

『セルフランデスリボルバー

《エックスリボルバー》の能力を自発的に使いたかった。 大量にセルフランデスして墓地肥やしするのを活かそうと考えた結果、 雑に増やした墓地は《ハンニバル》で返霊すればいいだろうという発想した。

6マナになるようにランデスするので、《エタサイ》で《ハンニバル》をちょうど走らせることができる。《エタサイ》は《エックスリボルバー》にも対応しているのがグッド。《エタサイ》の探索は濁らないようにしている。

もし《ハンニバル》が墓地にいなくても、《エックスリボルバー》でマナから落とせる……かもしれない。赤マナが全部飛ぶと《エタサイ》が撃てなくなる(1敗)。

『アバレバザガシンフォニー』

対談配信で上がったアイデアを具現化。

《バザガジー・ラゴン》からの《シンフォニー》《グレグレ》でマナから《アバレ・ムゲン》。 《バザガジー・ラゴン》のアンタップキラーが乗った、バトルに勝つとアンタップ&盾1枚ブレイクの《アバレ・ムゲン》が爆誕する。 《ダンジリ》を置いておけば、《アバレ・ムゲン》で1回でもバトルに勝って1ブレイク、からの《グレグレ》4点でシールドを割り切れる。

《グレグレ》で5の《ダンジリ》《ミツルギ》を飛ばすことがあるので、それとくっつく《ジャスミン》を入れた。

『ファルコンクローズ』

《ファルコン》は待望の軽量SA付与カードなのだが、実は《ペンチ》で前からできていたパターンもある。そこを逆手に取って、4マナSA付与8体制にすればいいのでは?というだけのデッキ。

黒か緑の5でSA化する価値のあるカードとして、《ギガクローズ》《カチュア》を選定。

《アルバトロス》で《カチュア》を釣って再利用するパターンもあるので、《カチュア》の弾は多めに積んでおくこと(1敗)。6-7弾環境の頃、【デアリカチュア】の《サファイア》は4にせよという言説を見たのを思い出した。

『ヒラメキペッシVANナイン』

《ペッシ》に《ヒラメキ》、《バベル》経由での《VAN》と手札からの《ナンバーナイン》で「VANナイン」ロックになる。一応、《VAN》と《ナイン》の位置は逆でも良い。基本的に《ロスチャ》で《VAN》が墓地に行くけれども。

コンボパーツに枠を食われているので、残り枠でちゃんとしたデッキにするのが難しい。 青緑の2色基盤で《シャワー》《ライプラ》が使えるとラクなのだが、 今回は《ロスチャ》を安定して撃つためにアナで組まねばならない。 スペース的に《ライフ》などを積んでる余裕がない!ということで、青黒t緑の形になった。 《ビューティシャン》で守りと手札交換を両立し、スペース節約。

《父なる》は《VAN》下で実質除去として使える。最初は《父なる》を4枚積んでいたのだが、シティバトルでビートを相手にした時に頭数を減らせず負けるパターンが多かったので、《Nトラ》と2-2にした。大して有効とも言えないが。

実は《ヒラメキ》が要らないという指摘を受けた。《バベルギヌス》を手から出せばそれでいいという話。

『ドレブラシンフォニー』

《ドレッド・ブラッド》は早出しの可能性を秘めたアンノウン。 新たな《ゼニス・シンフォニー》発射機として運用した。

《バザガジー・ラゴン》を使えば、5t《シンフォニー》は安定する。これすなわち、《ドレブラ》は4t目に《シンフォニー》を撃たねばならないということ。差別化を強く意識し、最速ムーブに全力な構築にした。結果、要求値は爆上がり。サーチもなしに《ドレブラ》《シンフォニー》《ローゼス》《ファルコン》の4枚をとても早い段階で引き込まなければならないので、そう決まるものではない。

最速コンボを切って《ガネージャー》をもっと入れればマトモなデッキにはなる。 でもそれなら普通の【ガネージャービート】でよくねという話。

出すゼニスの選定にも悩んだ。《シンフォニー》で出したゼニスは、エンド時に帰ってきてしまう。もし《メッサダンジリ》を置いておけばそのまま殴りに行けるのだが、《ダンジリ》は今回の最速ムーブに寄与しないので採用できない。cipで仕事をするゼニスを選ぶことになる。

《シンフォニー》適性が高いのは《ベートーベン》。出た時に《シンフォニー》を回収しつつ、ブーストしてゼニス素出しへと繋いでくれる。しかしながら、やっていることはただの3ブーストだ。246から《ダンシング・フィーバー》を撃てばいい話なのでボツ。

《グレイテスト・グレート》は、《ファルコン》を連れてくればそのターンに殴れる。 が、《ドレブラ》《ファルコン》で3枚ブレイクすると《グレグレ》の4点が活かせない。 《ドレブラ》の生贄にした小型を釣れるという主張もちょっと物足りない。

《ウェディング》もcipは強いが、結局殴れないのでボツ。

検討の結果、《ローゼス》が一番無難であるという結論になった。コンボを全力で決めると手札が空になるので、《ローゼス》か《ベートーベン》で手札を補充するのが良いだろう。《サスペンス》は5枚目。決めるのが難しすぎるコンボなので、2種類目を用意できる要素はせめて5枚以上積みたいなという気持ち。

書いていて気付いたが、《イダテン》を抜けばND対応になる。どうでもいい。

追記:《ゴーオン・ピッピー》を出すと、ドラゴンの《ドレブラ》だけでなくハンターの《ベートーベン》もSA化できる。 さらに回収した《シンフォニー》を《ベートーベン》でもう一回撃てる。やられた。

『アシガルカディアver20』

完成度が低い。

阿弥陀ハンド》に《アシガ・ルピア》を組み合わせたいというのが原点で、 せっかくなのでそこに《デス・アルカディア》を突っ込んだ形。

19弾時点で、《ウェディング・ゲート》から《デス・アルカディア》を発射、次に《ブラックブルー》で《シュヴァル》を出して攻撃強制&シールド追加体制という構想はあった。ただ、《デスアルカ》自体が19弾の黒エンジェルに採用できるようなスペックではないので組んでいなかった。

このデッキでそれをやろうとしたものの、《アシガル》がシールドを増やしてくれるなら《シュヴァル》は要らないし、デカい黒エンジェルを2体出してから《ブラックブルー》を撃つこと自体が難しくて上手く行かなかった。

『アカダシイーター』

光臨シリーズ。《アカダシ》のおかげでアースイーターがマトモな種族デッキになった。 超大型なイメージのあるアースイーターだが、実は4-6マナ圏が多い中~準大型種族である。 7以下を踏み倒すにはちょうどいい。

一番強いのが7の《セイカイザ》。2→4狙いで緑を入れたいところなので、色マナとしても完璧。 6では古参の《ガイアクラッシュ》、新規の《タイタンクラッシュ》がナイス。 せっかく緑入りなので、6000のクセにシングルブレイカーの《タイタンクラッシュ》にクロスしたい《オーガ・フィスト》をチョイスした。

種族デッキならばということで、シンパシー持ちの《ドルボラン》も入れて〆。 《ドルボラン》はこういうときにかなり便利なカードだと思っている。 マイナー寄りかつシンパシーが少しでも狙えるデッキでは必ず採用を検討するくらいにはお気に入り。過去には『マッハダクバグナ』『デストラーデキリン』『シギャラデストラーデ』などでもお世話になった。 除去もちゃんと入ってると言い張ろう。

『ブリティッシュハンデス

《ブリティッシュ》を使いたかった。黒でリソースが取れるという特徴に注目し、(準)黒単構成の【ザマル】にした。7で《ブリティッシュ》を出す時に既に相手がハンドレスなことが多いので、ブーストしたほうがよさげ。

ブータン転生》は全然使わなかった。アドが取れていないし、《ブータン》から繋ぐにはマナカーブが良くない。《ブータン》→《転生》《特攻》なんかができればちょっと強いが、《特攻》をそこまでキープするプレイングが弱い。

『光臨トリファリオン』

4デビルの《ガラムマサラ》の光臨で《トリファリオン》を発射、いや発車する。 ドデビルは小型が優秀な種族なので、重たい飛ばし先が少ない。 《バベルギヌス》を呼ぶのが一番センスが良いが、ちょっと逆張りして《トリファリオン》。

《トリファリオン》構成種族のうち、ドデビル(青黒)だけがトリーヴァカラーに完全に含まれない。《トリファリオン》目線では、《ガラムマサラ》のために黒を入れなければならないのがかったるい。3cの《アガチャー》、そして《トリファリオン》自身で色バランスをなんとか保っている。

〆は《マーキュリー》。ドデビルが多い都合上、《ヴィーナス》は組み込みづらい。

《トリファリオン》は3体出しを狙えるように組むものと思っていたが、《ガラムマサラ》でも展開できるこの構成だと1-2ヒットでも十分。新規の5マナメカオー/オラクルの《ヴォルビック》、ドデビルとしては重めな《クズトレイン》など、質で勝負する。