ミケガモのブログ

19弾・ミケガモが組んだデッキ【デュエプレ】

mikegamo.hatenablog.com

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※印付きはデッキビルド杯投稿作品が原案。

『ジェネラリコ』

強くはないが、構成要素が多重のシナジーを生んでいるため、割と自信作である。

コスト5の《ジェネラル》は《湧水》でぴったり釣れる。 《ジェネラル》の種が出ているなら、《湧水》の文明条件は自動的に満たされる。 とはいえ、《湧水》で得するコストはわずか1。《ジェネラル》を墓地に送る手間も考えると、いまいち旨味が無い。

はじめは《湧水》をcipでお得に唱えられる《アマテラス》と《セラフィナ》に注目していた。 しかし、彼らは普通に召喚酔いしているので、出たターンに進化速攻込みで攻め込みたい《ジェネラル》とは相性が良くない。 《アマテラス》を《マッハアーマー》でSA化しようかとも思ったが、せっかく元から5000の《アマテラス》のパワーを+2000するのは美しくない。事前にサムライorドラゴンにクロスしておくのも面倒だ。

そうして悩んでいた時、テキストに「呪文」を持つクリーチャーの検索で引っかかったのが《ラリコ》だった。 パワーはちょうど5000。召喚酔いしないので、《ジェネラル》と一緒に攻撃できる。 進化条件も緩いので、デッキに無理なく組み込める。 《ラリコ》単体が強いとはいえ、《プレキリ》を全く狙わない運用というのも珍しいだろう。

《ラリコ》のおかげで《エボト》の役目が増えた。 《ジェネラル》を使う上で《エボト》は外せないので、そこに付加価値がつくと嬉しい。

新弾要素は《コバルカス》のみ。パワーがちょっと高くて、《吸い込む》で引っかけられる。 原則は《ハルカス》と同じ。

おまけで《メフィスト》《ヒラメキ》タイプも組んでみた。 青緑の3以下のクリーチャーを活用するところから着想した。 6マナ溜めて、《ヒラメキ》→《アマテラス》で《ギフト》、《メフィスト》で種を用意して1マナ《ラリコ》《湧水》《ジェネラル》。どのみち強くはない。

『エビダブルソード』

《エタサイ》《ダブルソード》のお供に《エビンビー》。 《モーリッツ》だと《エタサイ》の意味がなかった(《マッハアーマー》でいい)。この問題が解決したのは大きいと感じて作成。 新弾要素は無い。

《ダブルソード》が出たのに反応して相手をタップし、すぐに効果起動に持っていける。《シャニホ》と7サイキックで2体タップできれば、《ダブルソード》も大喜びだ。 《ロスチャ》《エビンビー》《エタサイ》の流れも美しい。

ブースト重視で《クルチャ》、そこから呼ばれる《魔光神》。 《レオパルド》は《エタサイ》をサーチ可能である。 これは以前組んだ『デイガロマノフサイン』の基盤を流用している。 サーチできるナイトが《エタサイ》だけだと悲しいので、 《ダブルソード》との相性に期待して《チェーン・スパーク》を挿した。 《ボルシャリオ》の探索対象が4種類になってしまったことには目を瞑る。

『エクスヒラメキヤバスギル』

利きビルダーの課題《ヤバスギル・スキル》で送られてきたアイデアが素敵だと思ったのでコピー。新弾要素はない。 《エクス》を《ヒラメキ》の生贄にして《ヤバスギル》を呼び、《ヤバスギル》で《エクス》を墓地回収するというのが原案。

ここに自分は《マッハアーマー》を足した。 6マナで《エクス》→5マナ《ヒラメキ》《ヤバスギル》→残った1マナで《マッハアーマー》クロスとすれば、ちょうど《ヤバスギル》がすぐに走れる。

呪文多めの構成かつ《マッハアーマー》入り、《ヤバスギル》の回収対象にもなる《スペルギア》。おまけで打点増強の《オーガ・フィスト》も入れた。 《センジン》はアンブロッカブル付与が魅力だが、現環境に除去の役割対象が少ないこと、打点にならないことから見送り。 《ジャミング》は、除去されても《ヤバスギル》で回収できるの精神で不採用。

『メイ様フィオナ』

18弾の《躍喰》と19弾の《メイ様》で、《時空フィオナ》が覚醒しやすくなった。《メイ様》規制の前に作成。

《フィオナ》をすぐに寝かせるために《イダテン》を入れた。 以前は《ボルット》まで入れてサーチできるようにしていたが、今回はスペースの都合で素引きの上振れ要員とした。

《フィオナ》を出す新たな手段として《アパッチ》。《躍喰》下で出せば《アパッチ》《フィオナ》で2ブーストしてスムーズに覚醒可能。これは《グライフ》でも同じ。

覚醒の過程で無駄にマナが伸びる問題は、ゼニス投入で解決を図った。 結果、《フィオナ》が全く絡まない勝ち筋が増えて虚しくなった。 コントロール相手にはそれでいいと主張できなくもないが、カジュアルデッカーとしては複雑な気分。

それはそうと、超次元の枠がキツすぎる。 《フィオナ》を2枚入れる縛りに苦しめられた。 本当なら《マティーナ》や《ガガ・シリウス》を入れて《フィオナ》への攻撃をブロックしたかった。

『ドロマー超次元』

ND仕様。《ドラホ》《ミカド》《アーマ》お別れ記念。 《ドラホ》が4枚使えるデュエプレでは、《ドラホ》と《パンツァー》《おつかい》が共存できてしまう。

《キクチ》がいるおかげでターボ系にもそこそこ抗える。 足止めしてからの打点生成がスムーズに行けば戦えそうな感触だった。 《チャクラ》《ランブル》はそのために入っている。

ヨーデル》《四つ牙》は設計ミス。自分の《キクチ》に縛られるのを忘れていた。ところが、実戦では5マナ除去耐性持ち3打点として詰めに便利だった。先述の通り打点生成が課題なので、残しておいてもよさげ。

本命の《ディアス》はイマイチだった。現環境はビートが少ないので、覚醒をちらつかせる7000WBの圧力が役に立たない。

トリーヴァザビミラ』

ND仕様。《デストラーデ》お別れ記念。

このデッキタイプが流行ったのは、16-17弾環境前半である。《四つ牙》登場で《ヨーデル・ワイス》が覚醒した17弾環境後半では、《デストラーデ》と《ヨーデル》の組み合わせは使われなかったので、今回《デストラーデ》スタン落ちする前に検討してみた。 結論から言えば、《デストラーデ》自体が今の環境ではいまいちだった。【リキピ】以外にビートダウンがいないので、《デストラーデ》の一番の強みであるところのシールド追加が腐りがちである。あと《刃鬼》に食われる。

《メイ様》用の緑単色を多めに入れつつ、《デストラーデ》の白青、《ザビ・ミラ》の黒を確保する必要がある。《メイ様》のターン開始時ブーストは単色マナが落ちてほしいので、多色もなるべく削らなければならない。 さらに《デストラーデ》の連鎖も意識して……と、考えるべきことが多すぎる。《吸い込む》《リュウホ》の強力基盤から適当に《覇》《刃鬼》《ウェディング》《ヴィルヘルム》を投げつけるほうがお手軽に強い。

『メイ様ジュカイ』

ND仕様。《ジュカイ》お別れ記念。 《メイ様》でマナを伸ばしてマナ爆誕。 後半に盤面で邪魔になった《メイ様》はマーシャル・タッチで手札に戻せばいい。 なんならその後、1マナで《ジュカイ》の能力を起動できる。 この動きをプラチナ最下層で相手に食らって見事だと感じたのが構築のきっかけである。

【ジュカイ】のデッキパーツ、すなわちマーシャル・タッチとマナ爆誕にはドリームメイトが多い。 赤緑のハイブリッド種族かつそこそこメジャーな種族ゆえむしろ必然ではあるのだが、《メイ様》からブーストせず出てきてしまうため困ってしまう。 特にトリガー枠とマナ爆誕枠を兼任できる《パグのすけ》が引っかかってしまうのが痛い。 ブロッカーメタとして入れた《ソンクン》も実はドリメだった。気付かなかった。

緑単色確保かつ《パグのすけ》のぶんのトリガー枠を確保するため、《大地》4積み。《大地》で出したいカードは《アブドーラ》くらい。今思えば《リースストーム》のほうが良さげである。

実は途中まで《ドラヴィタ》を入れ忘れていた。15弾で「グライフジュカイ」を組んだときは入れてたのにね。

GOLDENシリーズ

ゴールデンウィークに作成。

『ロマノフボーンGOLDEN』

18弾の時点で組んでいたので解説省略。

『トリリバGOLDEN』

5マナ《天下統一》から6マナ《トリプル・リバイヴ》で即《GOLDEN》を狙う。至って普通な構築。《ムゥリャン》《メイワク》《カペラ》あたりが変と言えなくも無いくらい。

『カチュアワーグナーGOLDEN』

場に《ウルコス》《カチュア》、マナに《イカズチ》、手札に《ガガ・カリーナ》《星域》が揃ったらコンボ始動。

  1. 《カリーナ》と多色サイキックを場へ
  2. 《カチュア》で《ワーグナー》を飛ばして手札から《星域》
  3. ワーグナー》を生贄に《カリーナ》の上に《イカズチ》
  4. 《カチュア》で《天下統一》2体を場へ
  5. 《カチュア》で《モーツァルト》を場へ。《カチュア》《イカズチ》破壊
  6. 《天下統一》効果4回ストックで《GOLDEN》

例えば《天下統一》《モーツァルト》の枠を《サファイア》《ボル黒》などにすればもっと簡単に勝てるのだが、まあ良いことにする。《天下統一》を4t目に立てて《ジャバジャック》や《パンダネルラ》を殴り返すことがあるとかないとか。

  • イカズチ》がマナにあるか
  • 《星域》が引けているか(最悪《ワーグナー》の3枚で調達)
  • デッキに出したいものが全て残っているか

と、変なところで要求値が高い。

原案こちら。お相手はボク。

『ラーデ連鎖GOLDEN』

《ファンクラ》《ツッパリキシ》《天下統一》を場に用意。 《ツッパリキシ》で自爆→《ファンクラ》で複製→2体目の《ツッパリキシ》のcipとAT自爆で、計3回破壊し《GOLDEN》。 最小破壊3回で《GOLDEN》の-9000が腐っているように思えるが気にしない。

なりたちは以下2つの悪魔合体。 《ファンクラ》《ツッパリキシ》《天下統一》はアツい、でも場に揃えるのが大変……というところで、コストが7→6→5となっていることに気付いて《デストラーデ》での連鎖を狙ってみることにした。 連鎖が終われば、《天下統一》を《デストラーデ》に乗せてしまうこともできる。

要求値はクソほど高い。7マナ、手札に上記3枚と《ブレイン・ストーム》、場に《フレピ/ヴォイジャー》と《デストラーデ》、そしてシールドが相手より多い必要がある。

パーツが手札に足りないくらいなら、最悪《ブレスト》でのドローに賭けることも可能。

『ダンチガイ鬼羅丸』※

《ダンチガイ》のGJ勝利から《バベルギヌス》経由で《鬼羅丸》を持ってくる。 《鬼羅丸》で《ダンチガイ》がSA化するので、即座にATのGJが発動。 勝てばそのカードを《鬼羅丸》効果でプレイした上で、墓地の《バベル》で《ダンチガイ》をアタキャンして出し直すことでGJチャンスが追加で2回発生する。 これは完全に《ダンチガイ》にしか出来ない仕事である。

《バイオレンス・サンダー》は、《ダンチガイ》アタキャン時に場に残った《バベル》の上に載せると良い。コストが高いし色もちょうどいい。

安定性を増したくても、《ダンチガイ》のGJ勝率を考えると下手に低コストは増やせない。 いじれるのは《インテリジェンス》4枚のところだけだと思う。 個人的には、ビート相手にもチャンスを残せるように高コストのトリガーが良いと思う。 場がよくパンクするので、できれば呪文。 青確保だと《サーフ・スパイラル》とかになってしまうが……。

『ヤタイズナシャングリラ』※

《ヤタイズナ》の効果で《シャングリラ》を釣る。 《シャングリラ》の種を《シャングリラ》にしてMBで墓地へ送っておけば、 次のターンに2体目の《シャングリラ》を飛ばせる。

《エマタイ》や《ロスチャ》を撃ってさえおけば、トリガー《オリサイ》から速い相手にも間に合う。

原案こちら。ド直球とも言えるアイデアにも関わらず、類似の投稿他になし。 《インフェルノ・サイン》よりは《デス・ゲート》のほうが有効トリガー率が高そうなので差し替えた。もとの完成度が高いので、それ以外はいじる必要なしと判断。

『シャングリライオネル』

原案はこちら。

《ワテライオ》《ヒラメキ》から《ライオネル》を出すデッキは18弾でも成立していた。 しかし18弾の時点では、そのギミックに噛み合うパーツがイマイチ不足していた印象がある。

その課題を19弾のパーツで美しく解決しているのがこちらのレシピ。

《ワテライオ》《ヒラメキ》で出てくる《メガギョロン》で《ヒラメキ》を回収。 今度は《ヒラメキ》を《ライオネル》に撃つことで、11マナの《シャングリラ》に繋ぐ。 先程出てきた《メガギョロン》は、《シャングリラ》の種にすることも可能。 《シャングリラ》専用呪文《LOVE×HATE》を持っていれば、最初に破壊した《ワテライオ》を場に呼び戻して、 エターナル・Ωで手札に戻ってきた《ライオネル》を再び出す構えができる。

《LOVE×HATE》の両モード使用条件はゼニス。《ライオネル》でも満たせるので、トリガーで出たときの出力が非常に高い。

カニンビー》は、《シャングリラ》の種かつ序盤を埋めるカードとして上手くこのデッキにマッチしている。

ブースト系カードが1枚もないのに、《シャングリラ》がしっかり運用できてしまうのが不思議な感覚。 11マナ払うところまでは滅多に行けないが、グダグダしていると《LOVE×HATE》の9マナくらいならなんとか射程に入る。

回して分かる神デッキだった。 《シクロ》だけ差し替えればND構築になることに気付いたので、その改造を施してランクマッチに潜った。

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『ラッシャイヴォルグ』

【ドラゴン・ゾンビ】に居場所がなかった《ハイサイ・ラッシャイ》を使いたかった。 超次元の《ディアス》で「場にドラゴン・ゾンビ」の条件を満たし、その後の《ヴォルグ・サンダー》で《ハイサイ》確定2体出し。 ゴッドカードの《ヘヴィ》《ゲキ》でも似たようなことはできる。

黒ホールを大量に積んだらコントロールっぽい仕上がりになってしまった。4000を出す意味とは。

あいにく採用試合にはならなかったが、《ロマノフZ》の覚醒が結構狙えたりする。

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『圧縮RSFK』※

《ギガヴォル》でデッキから相対的に低コストなクリーチャーを引っこ抜き、《R.S.F.K》の勝率を上げる。こういう理論派なガチャは好き。あと地味に色バランス完璧。

1t《メイ様》から入って《サイン》で釣り上げれば4キルも可能。

原案こちら。《ジャスミン》は《ディメゲ》に変えて、コンセプトへの《ギガヴォル》へのアクセスを良くした。クリーチャー探索の確定化、低コストを引っこ抜くというコンセプト遂行、素のコスト増強が狙える。

おそらく原案の原案はこちら。理論上は5キルなので、ミケガモ的にはこれでもGOサインが出る。

『位相保持不落』※

タップされた《メイ様》を《モヒート》の効果で《不落》に変換すると、タップ状態を引き継いで《不落》になれるというコンボ。 明らかに《サード》から《不落》を飛ばすほうがラクなのだが、そこはご愛嬌。

カジュアルマッチで1t《メイ様》して相手が戦意喪失リタイアというのは十分考えられる話なので、 「1t《メイ様》しても相手にリタイアされないようなマナ置き」を考える必要があった。 自分の中では《オブシディアン・ビートル》が答え。後半は無駄になる《メイ様》のブーストも、《オブシディアン》を埋めてくれるなら嬉しい。 ちょうど《不落》もジャイアントなので、《西南》を入れたジャイアント軸で軽減してやれば良さそうだ。 目の上のたんこぶ、《ジェネラル・クワガタン》との差別化もできている(奴はドリームメイトゆえ《メイ様》でマナに落ちないというのもある)。

《オブシディアン》だけだとちょっとインパクトが弱い気がしたので、Twitterで他の候補も募った。 結構意見をいただいたので、可能な限り突っ込んだ。 《センジン・スタリオン》は《不落》のパワーが上がるので微妙に噛み合っている。

採用できなかったカードの中では、《ナズナグマ》は面白そうだと思った。 ただし「マナ爆誕」デッキに《メイ様》を入れようと思うと、《パグのすけ》が邪魔になるのが痛い。 本来アタリのはずがハズレに感じるの、やっぱりおかしい。

それと道中、バケモンデッカーにぶつかって被検体にしていただいた。 ボクのはいいので、先方のチャンネル登録と高評価をよろしく。

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↓原案。

『ヒラメキナスディーンファイナル』※

《コートニー》下で《ナスディーン》を出して5ブースト、そのマナで《ヒラメキ》を撃って《ババン》に変身し24マナまでブースト。さらに《ナスディーン》が破壊されたのでマナから2枚回収。次のターン、《ベートーベン》から《ウェディング》《ゼニス・レクイエム》を回収し、《ダンジリ》で走らせて勝つ。全てが美しすぎるコンボ。

《ナスディーン》から確実に《ヒラメキ》を撃つため、多色を入れてはいけないという制約がある。 また、《ババン》が出た後の山札は2~5枚の瀕死状態になる。勝つから関係ないけど。

《ナスディーン》の2枚回収は《ベートーベン》と《大地》。実は《コートニー》が生き残っていると、マナの無色カードが「有色」になってしまい、《ベートーベン》で回収できなくなってしまう。そこで《大地》で《コートニー》を引っ込めることが重要。 もし《コートニー》(と《ババン》)がやられ、場に《大地》の種がいなくなってしまった場合でも大丈夫。《大地》を埋めて23マナにし、《ベートーベン》→《ダンジリ》《ウェディング》がぴったり繋がる。

原案こちら。

唯一変えたのが、《未来設計図》→《ライフプラン・チャージャー》。 《ライプラ》→《コートニー》《カクタス》→《ナスディーン》《ヒラメキ》 と安定して繋がる。 一方の《未来設計図》は、《コートニー》→《ミラクル》2ブースト→《カクタス》→《ナスディーン》の超上振れ5t始動の補助になる(6マナで《未来》《カクタス》できる)。徳が足りず全然決まらなかったので《ライプラ》にした。

『カリーナ鬼セブン』

《カリーナ》から《青ヤヌス》出して《鬼セブン》に繋げばそのまま《アルファディオス》出せるじゃん! のアイデア。ビルド杯配信中に上がってきたネタ。

《ホワグリ》や《スーパーエメラル》で仕込めば確実に動けるが、それだと手札の消費と要求値がとんでもないことになる。ここは素で当てに行く方針にして、他の当たり枠を増やした。

《アルファディオス》をシールドから出すだけなら、《鬼セブン》を立ててからの《ホワグリ》《シュヴァル》が確実。しかしそれでも《アルファディオス》を出せるのは最速5ターン目で、《ライフ》《ヴォイジャー》→適当なエンジェル→《ギフト》《アルファディオス》と変わらない。 《アルファディオス》以外の面白要素も入れてこその《鬼セブン》だと思った。

低コスト枠は極限まで削って、7コスト以上を可能な限り増やした。その数なんと19枚。 《ジオ・ホーン》は、《カリーナ》《鬼セブン》をサーチ可能。この構成だと、緑の大型枠として投入した《悠久》も探索対象に入る。《ジオ・ホーン》自身が探索に入ってこないよう、1積みにとどめた。どのみち低コストは削りたいので、こんなもんだろう。

『石碑ドラピfeat.海舟』※

《ドラピ》は軽くて強力なクリーチャーゆえ、《石碑》で増やすのにもってこい。

原案はこちら。

散々迷った挙げ句、《ヴィレム》を2から3に増やしたいという結論に達した。 2積みのメリットは、《ヴィレム》を出したときに《ドラピ》《モスキート》を確実に持ってこれること。3積みにしてしまうと、《ヴィレム》《ヴィレム》《モスキート》という内訳が発生しうるため、コンボ始動条件を達成してなおお祈りになる。それと、《アヴァ公》のヒット率が少し高くなる。

一方、3積みにすることで次の《ヴィレム》を確保できる確率が上がる。 《ヴィレム》を2体出せれば1匹除去されてもSA化が切れないし、2体目の《ヴィレム》はSAにもなる、 そして、なんだかんだ《大地》始動ではなく《ヴィレム》手出しから走り始めることも多い。 また、《ヴィレム》1枚目を出す時、残りの《ヴィレム》2枚がデッキに残っている確率はさほど高くない。不安なら《フィーバー》でヒットした《ヴィレム》をマナに閉じ込める選択肢もある。

こういった理由により、《ヴィレム》は3のほうがいいのではないかと思った。 作者様も2か3かで悩まれていたそうなので、ここは考察ポイントである。

『リトル・ビッグバン改』※

《ドラピ》早出しで《グール》を起動し《ビッグバン》しちゃおうというデッキ。

カラフル・ダンス》で《グール》を複数枚墓地に置くのが重要。 その下準備として、原案になかった《神秘の宝箱》を足した。 あとはシンプルに《ロマネスク》。《カラダン》を引けなくても《グール》を墓地に落とせる。

原案はこちら。

普通の進化元として《ウルコス》も欲しかったので追加。白マナが13-14ほしいので、その確保で《イージスブースト》と《GAE》。《G・A・ペガサス》は《宝箱》《カラダン》を持ってこれる。

最初見た時は、《カラダン》で《グール》を確実に落とすため、《永遠リュウ》を《ジャガルザー》に変えるのもアリ? かと思った。実戦で《カラダン》で《グール》を落とし損ねたことは一度もなかったが、代わりに《永遠リュウ》がマナから消えて赤マナがなくなる事案が度々発生。 《ジャガルザー》にしておけば、赤マナが残る確率がちょっとだけ上がる。6コスト帯の抽選をくぐり抜ける必要あり。

『極楽カチュアワーグナー

《極楽》がいる状態で《カチュア》から《ワーグナー》を出し、《フォートレス》を2回唱えたら勝つ。 《カチュア》《ワーグナー》、《ワーグナー》《極楽》の組み合わせがそれぞれビルド杯に投稿されていたことから着想。3種盛りの人は自分以外いなかった。

5→6で繋がる2枚コンボゆえほどほどにガチ。《ワーグナー》は手札から詠唱なので、《極楽》の能力が起動するのがポイント。

コンボできなかったときも、《カチュア》からの《ワーグナー》で手札を補充しながら殴ったり、《極楽》から呪文を2回詠唱しつつ手出し《ワーグナー》まで繋いだりと、取れる選択肢が豊富。大体《リュウセイ・ホール》のおかげ。

ワーグナー》の手札補充優先で、2マナブーストは《ジャスミン》を積まずに《ライフ》《石版》《ピラフ》。 3種目のドラゴンは《覇》が良い。最初《サファイア》にしていたが、シールド焼却したければ《フォートレス》でいい。速攻相手にワンチャン取れるのは《覇》である。 《キリモミ》は《イダテン・アクセラー》の枠だと考えればOK。これも《ワーグナー》のヒット率意識で呪文にしている。

ヴォイジャー闇天使』

黒デーモン/アンノウン軍団は、《ヴォイジャー》《チャーマジュン》《ヨサコイ》の3種で2軽減可能。 さらに《ヴォイジャー》は《チャーマジュン》《ヨサコイ》をも軽減できる。

4マナ帯が分厚すぎるので2マナブーストを入れたくなるのだが、ブーストのためだけに緑を積むのはバカバカしい。 速い相手にはトリガー《祝門》で対抗するという言い訳をして、デッキ密度を上げよう。

《スター・イン・ザ・ラブ》は《ヴォイジャー》が死ぬのでボツ。 除去は《コングラチュレーション》で頑張る。

『ドクロシンフォニー』

自己軽減込みなら最軽量アンノウンになるポテンシャルを持つ《ドクロンビー》。 雑に墓地を肥やして軽く召喚し、効果でゼニスを回収して《ゼニス・シンフォニー》。 デザイナーズ感満載。

『シータエクスダガー

《セルリアン・ダガー・ドラゴン》を使いたかった。 元プロモカードなのにコモンとはこれ如何に。

相性の良いカードは《エクス》《バルケリオス》。身軽に展開しながら《ダガー》のドローを稼げる。

ライバルは《ボルグレス・バーズ》。ドラゴンで固める場合、ヤツのほうがリソース要員としては優秀となる。 緑を抜けば《ボルグレス》を避けられるが、そうすると《エクス》が入らなくなるので本末転倒である。 かといって8枚体制にするほどドローに飢えているわけでもない。使い方が非常に難しい。

今回は差別化のため、「《ボルグレス》で回収できないドラゴン」、すなわち《生姜》《昇龍》を積むことにした。 5のブーストホール、次に《エクス》《ダガー》でドローを狙いたい。 【シータNエクス】の亜種と言ってしまえばそれまでだが、昨今《N》を出すタイミングを見失いがちな中、《ダガー》はキラリと光るものがある。

ドラゴンが並ぶので《ドルボラン》を入れて、AD版は完成した。ところが、ランクマに持っていっても全然勝てない。 仮にも《吸い込む》《リュウセイ・ホール》基盤なのに、ガチ対戦に持っていけないのは許されない。

基盤の大部分は最近のカードなので、ちょっと手を入れてND仕様にした。 勝率はマシになったが、デッキの特徴は失われてしまった。 結局NDで組んでしまったのでは、《ボルグレス》で悩んでいたのもアホくさいというもの。

『カチュアファンクラプ』

《ファンクラップソディ》の能力により、《カチュア》から出てエンド時に破壊されるドラゴンをもう一度場に出す。 《カチュア》と《ドラフレ》両方やってみた。

本家《カチュア》の方は、強力cipの《GILL》を2回出せるのがポイント。 スペースに余裕があるので、《ヨーデル》&ハンターサイキックの組み合わせも入れた。《ヨーデル》のセイバーが発動するとデッキからまた《ヨーデル》が出てくる。 しかし、《ファンクラ》が《カチュア》の探索に入り込んでくるのが邪魔。

《ドラフレ》のほうは、《ファンクラ》で《ドラフレ》をSAにできる。 一方、《ファンクラ》は《ドラフレ》の呼び出し対象外。 スペース食うわ色が無いわでキツすぎる。 白黒多色の有能なトリガーを出してほしい。

『ヒラメキペッシビオラ

《ペッパーシウバ》に《ヒラメキ》を当てると、山札からコスト7、手札からアンノウンを出すことが可能。これで何かできないかなーという発想。18弾から度々指摘されているが、効果処理順が「山から出てきたコスト7→《ペッシ》pigで出すアンノウン」であることに要注意。つまりこの場合、コスト7のカードで場を整え、アンノウンで面白いことをするという流れになる。

初めはトンデモコンボができるだろうとルンルンでカードリストを眺めていたのだが、コスト7には案外常在効果持ちが少ないことに気付く。反則技として《バベルギヌス》を出して任意のクリーチャーを蘇生するという手があるのだが、ただでえ場と手札の要求値が高いのに墓地まで用意するのは安定感を欠くだろう。一旦コンボは諦め、いっそコスト7によって《ペッシ》で踏み倒すカードを手札に準備するという、とことん安定性を追求する方向に舵を切った。

コスト7で手札が増えるカードとして注目したのが《ヘックスペイン》。探索により、ある程度狙いをつけてクリーチャーを持ってこれる。せっかくだし何か墓地利用できるアンノウンはいないか……という視点でアンノウンを見たら、おあつらえ向きに《ヴィオラソナタ》がいた。吊るドラゴンは新規パワカの《ヴィルヘルム》でいいだろう。 《ペッシ》《ヒラメキ》以外に一切準備の必要が無い、そこそこ現実的なコンボになった。

コンボルートには、「探索対象が4種類」「《ソナタ》《ヴィルヘルム》が9コスト同士のため《ヘックスペイン》の落ちがランダム」という欠陥がある。別の言い方をすると、完全な理想ルートのためには「探索で《ソナタ》《ヴィルヘルム》の両方をひっかけ(確率50%)、かつマナに《ソナタ》がいない」という状況を作らねばならない。 が、一方でマナに《ヴィルヘルム》が落ちていれば《ソナタ》を手札に持ってくるだけでOKだし、《ソナタ》を探索できなくても最悪《ヴィルヘルム》を《ペッシ》から出すことはできる。

このデッキは相当考えた上で捻りだした自信作。……だったのだが、同じアイデアにたどり着いた方がいて驚いた。 悔しさに似た感情を見出すこともできるが、ビルダー界隈の集合知という点においては、自分がいなくてもこのアイデアを出せる界隈であるという事実は非常に喜ばしい。

ちなみに、《ペッシ》で出すカードを確保するという着眼点では、《セラフィナ》《ホワグリ》からのマナ回収も考えた。 《ブラブル》から《青ヤヌス》、《ヴィルヘルム》に繋いでSA特攻も可能。 色がぐちゃぐちゃしているのが難点。

『コバルトリキシジェネラル』

時間があるので《ジェネラルマンティス》も考案。しかしこの弾、《ジェネラル》適性のあるカードが全然ない。 5000ラインだと、《RSFK》は勝手にブレイク数を増やすし、《メイ様》は寝たきり。 あとは《ジャバジャック》だが、基本的に進化と組むと使い勝手が悪いことが実証されている(いろいろと噛み合う《マルコ》でもギリギリ)。

仕方がないので、17弾でやった《ツッパリキシ》との組み合わせをアップデートした。 前までは《ツッパリ》でちょうど5000になるカードが《サイバゴン》くらいしかいなかったので、そこを補完する《コバルト・ハルカス》。 ただし、《ツッパリ》の呼び出し手段には一苦労。 《ミランダ》だと6コストが呼べてしまうので、《四つ牙》や《フォーエバー》を出して2+3+1のほうが綺麗。 白の《カリーナ》を無理やり入れるか、殴れない《アルゴル》に付加価値を持たせるかのどちらかになる。 しかし、白を入れると今度は《ヨーデル》《四つ牙》に存在意義を脅かされる。 結果、《アルゴル》を《マクスウェル》に進化させるという面白みのない

ビルド杯投稿作品には、《オオ・ヘラクレス》+《プリン》があった。 《エボト》から呼んでくる《ヘラクレス》のサブプランとして《ジェネラル》を運用する手もないではない。 しかし、これは《モスキート》を引いている前提なのが厳しい。 《ヘラクレス》は《モエル・ゴー》で安定してサーチ&進化できるのも構築意欲を削ぐ。

『ヒラメキネロクライム』

課題カードは《カンゼンクライム》。 【白デーモン】に組み込んでもいいが、そうすると《ヘブンズ》で出せないのが邪魔になりそう。 しかも、《ヘブンズ》を回収しようものなら大馬鹿カード《エル・ドラード》をデッキに入れなければならなくなる。 別ルートの活用方法を考えてみた。

コスト差別化に《ヒラメキを使うアイデアは、前期にとある方に教わった。 《カンゼンクライムへ確定でひらめけるデザインにすると、同コストの《エルドラ《ミルザム《アガサを合理的に追い出せる。 そうするからには《カンゼンクライムにヒラメくメリットがなければだめだ。 《カンゼンクライムの能力にS・トリガーで検索したところ、本家《ネロ・グリフィスがヒット。 8の《ネロ》を破壊し、《ネロ》を出すために使った《エッグ》《天門》を《クライム》で回収して、その後に《ネロ》のpigが発動するという美しいコンボができた。 《ホーガン・ブラスター》はトリガーの水増しである。ただ【天門】に積むのはしょーもないが、このデッキでは《カンゼンクライム》の回収先を増やす、および《ネロ》で唱える(※ちなみに紙では青呪文は唱えられなかった)という役割を持てる。

《グレゴリアス》は、《ホーブラ》から《ヒラメキ》が暴発した際に《アヴァ公》に当てて出てくるカードの確保。 墓地回収は《ヒラメキ》で破壊した《ネロ》の回収にも役立つ。

《エッグ》《天門》の数に対して微妙にブロッカーが足りない。《グロゲ》で《ネロ》をしっかり拾うべし。

『グレイトドラピソウル』

《ドラピ》登場で、《ソウル・フェニックス》が《グレイテスト・グレート》から直接出るようになった。 《ソルフェニ》の離れたとき効果で出すカードはcipが無視されるので、《ドラピ》が自爆しなくて済む。

しかしながら、《グレグレ》で《ドラピ》《弥太郎》《ソルフェニ》を呼んだ後にマナが8以下だと、《ドラピ》の上に乗せた《ソルフェニ》が死ぬ。 これでは《弥太郎》をもう1体出しているのと変わらない。 ぴったり10マナで始動して《ソルフェニ》を生き残らせたくば、出したいカードを墓地に2種以上用意しておかないといけない。 1枚であれば《ロマネスク》によって墓地に落とすことはできるのだが、このカラーリングで他に墓地肥やしをする手段が無い……。

《ロマネスク》破壊を《弥太郎》がかばうのも地味にアンチシナジー

『246フィオナ』

なぜ《フィオナ》を前期に使ってしまったのか。強化カードが来るなら事前に教えてほしい。 同じマナカーブを刻める《ポニカ》と《スティード》、《フィオナ》と《ケルケルヨ》で二刀流。 1-3コストの種がいないので《ペガサス》はほぼ出ない。 残念ながら、《ウォルスティード》は《ポニカ》のほぼ下位互換。 上に何か乗せるならcipのほうが偉いし、《ケルケルヨ》で出し直すにしてもcipで再ブーストできる《ポニカ》が偉い。

《フィオナ》の探索を濁さないため、《ジャスミン》《ホッピ》ではなく《ピラフ》。

TBの《フィオナ》はゲームエンド性能がまあまあ高い。 リソース要素は《ポニカ》のブーストと《フィオナ》のサーチのみにとどめ、 マナを6前後で止めて素早く勝つ意識で構築している。 その証拠に、ボクの大好きな《バリスパ》ではなく《DNA》。 上振れ要素の《エンシェント》を4積み。種が重いせいで進化のくせに吸い込むに弱いのが《フィオナ》の悪いところ。 それを《エンシェント》が解決してくれる。