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はじめに
今回は、2021/08/26のDMPP-10環境からスタン落ちする、 DMPP-04のカードたちについての所感を書いていこうと思う。
当然だが、ADでは普通に使える。 勘違いしないように。
要点
混沌の環境を築いた第4弾がスタン落ち。 といっても、現在のデュエプレに影響があるカードは少なそう。 これがインフレか。
環境カード
《血風聖霊ザーディア》
ブリザード絶対殺すマンが、1期分の残業を終えて帰宅する。
先輩の《剛撃聖霊エリクシア》、同期の《悪魔聖霊バルホルス》は浮き沈みが激しかったのに対し、《ザーディア》はメタゲームをずっと走り続けた。
《ザーディア》は事前評価を最も大きく覆したカードである。 「ブロッカー」という5文字がついただけで、 これほどまでに使用感が変わるとは想像だにしなかった。
7弾で【メカオー】【パンダ】らが台頭した頃からは若干見る頻度が減ったが、《ヘブンズ》入りのデッキであれば当然のように採用が検討されるパワーカードには変わりなかった。
《ボルバルザーク》《サファイア》《ゲキメツ》らの赤マナを確保してきた功績も大きい。この役目に関しては、新たなパワーカード《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》が引き継いでくれるだろう。
《炎槍と水剣の裁》
グッバイ、かつてのプレミアム殿堂カード。
手札上限5枚の調整が絶妙。 《ミスト・リエス》系の上限となっている6枚にしなかったのは、 《裁》を真剣に調整した結果なのだろう。 自分は《裁》に散々泣かされてきたが、 それでもこれを良カードと認めざるを得ない。
《のろテラ》収録でお役御免になったかと思いきや、 ターボ系のデッキの全体火力として再び復権した。 下準備のいらない手軽な3000火力は、《炎獄の業魔ビルギアス》くらいしか選択肢がなくなる。
《予言者クルト》《血風神官フンヌー》
【赤白速攻】を支えた2枚のキーカードともお別れだ。
速攻デッキは各弾の軽量カードを寄せ集めて構築するので、 気付かぬうちに主要パーツがスタン落ちしていた、なんてことがよくある。
《フンヌー》はともかく、 1マナクリーチャーの象徴である《クルト》は、 近いうちに(もはや10弾に?)採録されると思う。
ウェーブストライカー
異常なカードパワーで一世を風靡したウェーブストライカーたちが環境を去る。
カードパワーの暴力とも言えるウェーブストライカーは、 実は「特定の弾を買えばほとんどのパーツが揃う」というデッキタイプの魁である。
クリーチャーを展開する系統のデッキとしてもっと扱いやすいものが出てきたこと、 その出てきたデッキを粛清するカードが辛かったことから、 【ウェーブストライカー】も最近ではめっきり見かけなくなっていた。 単に飽きられているだけという説もある。
《無双恐皇ガラムタ》
9弾で【黒緑ドルバロム】がのし上がってから、ようやく環境で使われるようになったカード。
たとえ1期だけでも、環境で活躍できたのはラッキーだったと思うことにする。
ADに行くと【黒緑速攻】が元気なので、【黒緑ドルバロム】は厳しい。 NDでもしばらく【トリガービート】系統のデッキが強いと思うが、【黒緑ドルバロム】はどうするのだろうか。
《天使と悪魔の審判》
【ドロマーザマル】の序盤のキーカードが没収。
3~4ターン目の選択肢が多くないこのデッキにとっては、 地味ながらかなりの痛手だと思う。
《墳墓》は出ないと言ったな? あれは嘘だ。
《永刻のクイーン・メイデン》
お世話になりました。
好きとはちょっと違うんだけど、 頼りになる存在としてボクのデュエプレ生活を支えてくれた。
まさに姉御。
《アクア・トリックスター》
《ツヴァイ》の進化元が1枚消える。 が、10弾に2-1000のリキッド・ピープルがいるので問題ない。
あ、此奴はウェーブストライカーだと思ってません。念のため。
環境外カード
《血風戦攻リドロ》
《無頼電磁アカシック・サード》
みんな大好き、【リドロマッドネス】【アカシック・サード】のキーカードが引退。
彼らの本拠地はカジュアルマッチなので、あまり関係ない。
こういうあからさまな地雷デッキは、次の環境だと何になるのかな。
《冥府の覇者ガジラビュート》
紙時代は、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》のメタカードとして採用されていた。 今回、その《PG》がデュエプレに来るタイミングでスタン落ちするのは、果たして偶然か。
《霊鳥と水晶の庭園》
個人的お気に入りカード。 今後もこういう渋いカードを出してほしい。
まとめ
《ヘブンズ》を組み込んだデッキは、 《ザーディア》の選択肢を失う。
【除去コン】【5cフュージョン】は《裁》を失い、 【メカオー】【ボルフェウス】などが重くなる。
小型クリーチャーにとって、厄介極まりない2枚が消えるのは嬉しい。 しかし、これらが消えたところで、《ジャック》《メツ》などの強力な火力は残っている。
環境への影響は意外と小さいかもしれない。
おわりに
4弾カードリストを見返すと、割としょーもないカードも多く収録されていた。 《ウルテミス》《バイバイ・アメーバ》《ザハク》《ブルカノドン》《巨翼の爪》などなど。
10弾環境が動くなら、スタン落ちではなく新カードによってだと思うのだが、果たして……?