不要カードリスト
「ルール」の節で説明する基準に従い、以下の3つのステップを経て、22弾時点での不要カードを選定した。
- ミケガモによるリストアップ
- アンケート回答
- 上2つを用意した上で、配信でのコメント&通話による議論
その結果を以下に示す。なお、特殊ルールや趣味デッキは考慮されていない。
分解はくれぐれも自己責任で!
配信での主要な議論
いくつかのカードに共通するもの
種族デッキは、その種族で固める意味があるかどうかを評価した。 ロック・ビーストは、《ドボルガイザー》が《ボルガウルジャック》に食われているため、種族デッキは趣味の範囲になってしまう。 リヴァイアサンは、現状では《レジェンダリー・バイロン》の競合がいないため、種族デッキを組む意味がある。 フィッシュ/ゲル・フィッシュは、《ペトローバ》で両種族を同時にパンプする戦術に独自性がある。 ……というのがミケガモの見解である。 実際は、ロック・ビーストの個性を主張することも可能かもしれないし、リヴァイアサンやフィッシュでデッキを組む意義に疑問を呈する人もいるかもしれない。 デッキコンセプトには個人の趣味が大きく出るので、自分の考えと解釈を大事にしてほしい。
プールが1弾進むだけで活用可能になる、もしくは不要になってしまうカードが確認された。 《ヴァルゲットⅢ》は、ドラグハートを装備した《ストラス・アイラ》から進化し、アンタップキルしながら装備しているドラグハートを安全に龍解できる。 これは22弾で初めて生まれた《ヴァルゲットⅢ》の強みである。21弾時点では、《ヴァルゲットⅢ》はおそらく不要カードに分類されていたであろう。 逆に《コマンダー・テクノバスター》は、22弾で登場した《ニュートン専用パンツァー》に完全に役目を奪われてしまった。 21弾時点では、不要カードの候補にも挙がらなかったはずである。 こうした事例もあるので、あくまで現時点での判断であるという点に十分注意されたい。
《爆輪男》《トリプル・ブレイン》など、最近の公式デッキビルド杯の入賞作に採用されていたカードは不要候補から除外した。
スタチャ5/10やVR杯での役割が認められたカードがある。 《スクランブル・ブースター》は、特にスタートチャージ5で5枚目以降の《キリモミ・スラッシュ》としての採用が見込める。 これは《イダテン・アクセラー》にはできない芸当である。 《大地の咆哮》は、スタートチャージ5/10で、デフォルトでマナにセットされるシークレットSRを拾ってすぐプレイできる。 《ボルメテウス・レッド・ドラグーン》や《偽りの名 13》などは、VR杯での実績も評価された。
個別のカード
《ロジック・キューブ》《レングストン》《スプラッシュ・ディフェンサー》《トット・ピピッチ》などは、コメントで使用実績が報告されたことからキープとなった。
《フル・ディフェンサー》は、効果の独自性や過去環境での使用実績を根拠としてキープを提案する意見も多かった。 しかし、現状で積極的な採用に値するコンボや動きが見つからなかったため、不要とした。
《ハイドロ・フォーメーション》は、リキピ軸や《QED》での活用を試みたものの失敗したという報告があった。 リリース直後のため砕くのに抵抗があるとか、将来性がゼロとは言えないのではないかといった声は見られたが、 ミケガモおよびコメント欄から説得力のある反論が出なかったため、不要と判断するに至った。
《青銅の鎖鎌》《タグタップ》《ヘラ・ホーン》《セレブ・チャージャー》など、配信終盤での駆け込みコメントによる不要カードの追加が何件かあった。 もしかするとまだ抜けがあるかもしれない。
差別化や使い道が新たに発掘されたカードの例は以下。
- 《ジオブリード》は《チェインレックス》の弾になる。
- 《ミキュート》から《タース・ケルケルヨ》に繋ぎ、展開&タップキルを連鎖。
- 《ダムド》に《ヒラメキ》を撃ち、《セラフィナ》から《灼熱の牙》。
- 《ヴァルゲットⅢ》を《ストラス・アイラ》から進化させ、ドラグハートを龍解。
- 《トライバル・コミューン》は《チョロチュー》の最終兵器。
- 《キャプテン・スーパーレスキュー》で《フルメタル・レモン》を守る。《ミセス・アクア》も合わせると尚良し。
- 《ダバ・トーレ》《サンフィスト》《ビートルーダー》で500族マッドネス。
- 《サイキック・イーター》で《ABYTHEN》を倒す。
- 《カノウプス》は今後もカノウ性を模索していける。
強力な対抗馬の存在により不要と判断されたカードのうち、印象的だったものは以下。 特に《ラプター・フィッシュ》《リムエル》は、差別化出来る要素は残されているものの、絶対的な性能差を覆すには至らないとして不要と判断した。
- 《ラプター・フィッシュ》←《カオスウィッチ》
- 《リムエル》←《メテオライト・リュウセイ》
- 《ツインキャノン・ワイバーン》←《クロスファイア》
- 《バルキリー・ドラゴン》 ←《ガイゲンスイ》《ジャック・ライドウ》
- 《エンペラー・ジュニア》←《エンペラー・ヒミコ》《エンペラー・キンタ》
- 《レイーラ》←《エールフリート》《GAE》
- 《メテオザウルス》←《オーフレイム・ホール》からの《ブーストグレンオー》
- 《オーラ・ブラスター》←《パワード・ホール》
- 《リフレイン・アビス》←《アカシック・ファースト》
今回は魔改造やオリカによる将来的な強化が無いものと仮定したが、現実には可能性がないわけではない。 DMポイントに余裕があるなら、分解を急ぐ必要はないだろう。
動画のネタにするなど、いわゆる「ゴミカード」を使うこと自体に意義がある場合には、不要カードであってもキープするのがよい。
配信アーカイブ
以降、配信前の内容
導入
サービス開始直後から散々言われてきたことだが、デュエプレは生成-分解レートがキツい。 特に22弾ではVicカードが5枚も収録されたことで、DMポイントのやりくりに頭を悩ませているプレイヤーも多いだろう。 欲しいカードや必要なカードを手に入れるために、少しでも多くのカードを分解したいところである。
その一方で、分解したカードに後から革新的な使い道が見つかり、後悔した経験のある人も少なくないはずだ。 マイナーなデッキテーマまでくまなくチェックするカジュアルデッカーなら尚の事である。 一度砕いたカードを生成し直すと明らかに損をしたことになるので、なるべくなら不要な分解は避けたい。
そこで今回は、どんなデッキを組むにあたっても必要ないと思われる、ガチで分解していいカードを決めたい。
普通の攻略記事や動画が対象にするのは、一通りの環境デッキが組めれば良いという一般プレイヤー向けの内容だろう。 しかしここで対象とするのは、ガチのカジュアルビルダー(矛盾)を含むあらゆるプレイヤーである。 すなわち、ほぼすべての人にとって一切必要の無い、厳選された不要カードを選ぼう。
議論にあたっては、カジュアル方面のデッキビルダーのみならず、多様なプレイヤーからの意見を歓迎する。 「却下されそうだけど一応議論してほしい」という要望や、「カジュアルデッカーでもこれは使えんだろwww」といった挑戦的な提案もお待ちしている。
もちろん、あなたがカジュアルデッカーであったとしても、ここに無いカードを分解することを止めはしない。
生成と分解は自己責任で。
ルール
「不要カード」の定義は以下とする;
現時点(DMPP-22)において、いかなるデッキにおいても採用する合理的理由が無く、将来性も無いカード。
「合理的理由」は、対戦を有利に進めるorコンボを目指すための最適な手段であるかどうかを評価する。 「将来性」とは、主に紙版DMで収録済みかつデュエプレ未実装のカードとの将来的なシナジーが期待される、という意味とする。
考えるレギュレーションは以下。 これ以外の特殊ルールや構築制限については、原則的に考えない。
- ND, AD, カジュアルマッチ
- スタートチャージ5or10
- VR以下限定戦
- 単色限定戦
※ハイランダー戦、ヒラメキデュエルは話がややこしくなるため除外する。また、過去環境の再現、自主的な縛り構築、完全ネタ構築なども除外する。こういった遊び方をするプレイヤーは要注意。
評価項目は、カードのスペックのみに限る。 フレーバーテキスト、イラスト、背景ストーリー上での立ち位置などは考慮しない。 レアリティも基本的に考慮しないが、高レアリティほど再生成の損失が大きいことに留意して慎重に考える。
相手に依存した限定的な状況でのみ強みが発揮されるケースについては、厳しめの視点から要検討とする。
上位互換的なカードの存在は、不要と判断する大きな根拠となる。 ただし、部分的に何かの下位互換であっても、現実的に差別化できる性能を持っていれば、不要とはしない。 逆に、完全上位互換のカードが存在しなくても、不要の検討対象にはなりうる。 上位互換を4積みした上で「5枚目以降」としての採用が十分に考えられる場合、不要とはしない。
分解してもポイントが得られないカード(サイキック、ドラグハート)は議論の対象外。
想定される議論
以下では、《暗黒の騎士隊長ZAGAAN》が存在しなかった世界線での《暗黒の騎士ザガーン》を例にして、不要かどうかの考え方の基本方針を説明する。
《ザガーン》はそもそも分解できないが。
例:《ザガーン》は1弾環境では稀に強かった。 ←22弾現在のカードプールで考える。
例:《ザガーン》を使って勝つことにこそ意味がある。 ←勝負やコンボの観点から、合理的とは言えない。
例:《ザガーン》にも専用の強化カードが来るかもしれない。 ←デュエプレオリジナルカードで強化される可能性は考えない。
例:ベーシック縛りでは《ザガーン》にも役割がある。 ←考察対象外。
例:名前に色を含むカードのみで構築する時、《暗"黒"の騎士ザガーン》は貴重な戦力だ。 ←考察対象外。
例:《ザガーン》はフレーバーテキストがカッコいい。 ←考慮しない。
例:《ザガーン》は、他の6マナWBデーモンコマンドと違って《炎獄スクラッパー》に焼かれず、《ミカド》《ディアス》と違って呪文メタの影響を受けないので、採用する価値がある。 ←このレベルだとかなり厳しい。一応検討。
例:《ザガーン》は《クラウディオス》《ラ・ガイル》よりもパワーが500低い下位互換だ。 ←種族と文明が違うので、分解の根拠にはできない。
例:《ザガーン》の完全上位互換は存在しないので、不要カードではない。 ←絶対的な性能で使い道がなければ、不要カードになり得る。
例:6マナWBのデーモンコマンドなら《ハンニバルZ》でいい。 ←もし5枚目以降の6マナWBデーモンコマンドとして《ザガーン》を積む余地があるなら、不要カードにはならない。
不要カード候補
アンケート結果反映版(クリックで表示)
ミケガモ初期案(クリックで表示)
現段階でミケガモの考える不要カード候補をリストアップした。 選定がやや雑なので、これを洗練させて行きたい。 意見や反論は主に配信で受け付ける。
不要カード候補募集
配信が始まるまでの期間、不要カードの候補を募集する。
回答は下記リンクのGoogleフォーム、TwitterのリプライかDM、本記事のコメントにて受け付ける。 不要カードの候補、不要と思われがちだが擁護したいカードを好きな数回答してほしい。
上の画像で挙がっているカードを念のため挙げていただいても構わない。 高レアリティカードを挙げていだけると議論する甲斐がある(分解がハイリスク・ハイリターンであるため)。