デッキレシピ
- コンセプト:B
- 完成度:C
- デッキパワー:B
- 思い入れ:B
すべてND対応。前途多難。
キーカード解説
《鬼神装甲クロウ・トドロキ》
2-5000の進化。 クロスギアがついているクリーチャーはブレイク数が1増える。 ヒューマノイドからも進化できるようになった点以外は、紙と同じスペック。
同じく「打点を増やす」という役割を持つ、 《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》との差別化が難しい。
実際に使ってみると、 《クロウ・トドロキ》を出したい場面では大抵、 《紫電》の条件である「サムライ5枚以上」が満たされていた。
《クロウ・トドロキ》のメリットは軽いこと。 しかし《紫電》には、侍流ジェネレートと《シデン・レジェンド》無料クロス権がある。 マナが伸びている状況だと、基本的に《紫電》のほうが扱いやすい。
構築解説
通常シータ型
まずは、素直に組んだサムライのビートダウンに、 《クロウ・トドロキ》を入れてみた。
軽いギアである《覇翼》、 優秀なアタッカーの《ビワノシン》を積めるのがメリット。
こういう構成でリソースを積極的に取っていくと、結局マナが伸びる。 これこそ《紫電》でいいような気がした。
赤青ゴエモン型
次に注目したのは、《歌舞機ロイド・ゴエモン》。
《ゴエモン》で増えた手札を、《クロウ・トドロキ》含む軽いカードで一気に消費する。 《クロウ・トドロキ》を殴れない《ゴエモン》の上に置くことで、 盤面の打点数を確保できる。
《ボルット・紫郎・バルット》で《マッハアーマー》を持ってきて《アクア・ツバメガエシ》で侍流ジェネレート、 そこから《ゴエモン》に繋ぐととてもテンポが良い。 ブーストが無いこの色でも、思った以上にデッキが回った。
ただ、なんか見覚えがあるなーと思ったら、 こちらと同じ基盤になっていた。
【デュエプレ】紫電×歌舞伎が強すぎる!大量ドローしてワンショットキル! - YouTube
↑のレシピは、ちゃんと《紫電》が切り札。 《紫郎》が生き残っていれば、 《ゴエモン》の次のターンに《紫電》&《シデン・レジェンド》で特攻できる。
わざわざ《クロウ・トドロキ》を使わなくても強そうだ……
2コスト特化型
じっくり状態を整える赤青型だと、結局《紫電》で良いことが分かった。 となると、《クロウ・トドロキ》の活路は、思いっきり速攻風に仕上げることになる。
そういう心持ちで構築したのがこちら。 《鍛冶の行商》まで突っ込んで、2コストクリーチャーに特化。 3ターン目からシールドを割って、5~6ターンを目安に決着をつけたい。
《クロウ・トドロキ》が一番活躍するのはこの構成だと信じているのだが、 残念なことにデッキパワーは低い。
単純にクリーチャースペックの点で、普通に組んだサムライに比べてはるかに弱い。 《鍛冶の行商》よりは《紫郎》が強いし、 《紫郎》でギアを持ってくるなら《ツバメガエシ》でそれをジェネレートしたほうがいい。
環境的にも、速攻系のデッキは依然立場が良くない。 パワー2000以下が虫けらのように倒される状況は前期と変わらず。 さらに、最近流行り始めた【ツヴァイ】【赤白武者】などにも分が悪い。
それと、クロスギアを絡めてビートダウンするというサムライの戦術自体が、 速度を優先した速攻型と相性が悪いというのがある。 《メモリー》《フェアリー》は、殴りながらリソースを取るカード。 これらを使うとなると、マナが伸びるのは必然。 回しているうちに、自ずと《紫電》が出せる状況になっていく。
結論
アンコモンなりのカードだなぁ……。
デュエプレでは、高レアカードを引けなかった人への救済として、 低レアにもテーマデッキの軸となるカードが収録される傾向がある。 《クロウ・トドロキ》も、そういう役目のカードだと思う。
今回色々試していて強いと思ったのが、《隠れんぼの達人コンコーン》《アクア・ツバメガエシ》の2枚。 《コンコーン》は、《デュアル・スティンガー》までちらつかせることで、ガツガツ盾を削りに行ける。 《ツバメガエシ》は、シンプルに《ザンゲキ・マッハアーマー》を出しつつ4000が残る。
サムライクリーチャーは、このノリで地味にコスト論を破っている輩が割といる。 インフレの波が少しずつ押し寄せてきているのか。