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デュエプレ 2弾カードスタン落ち 所感【DMPP-08】

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はじめに

この記事では、New Divisionフォーマットにおいて2021/02/18からスタン落ちするDMPP-02のカードの紹介と、 それらが環境に与える影響について考察した。

この記事の内容は、スタン落ちが適用されるNew Divisionフォーマットについての話である。 All Divisionフォーマットではこれらのカードも普通に使えるので、早とちりしないようご注意願う。

ちなみに、5月開催予定の公式大会はAll Divisionフォーマットの予定である。

スタン落ちについて

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スタン落ち1弾カード

要点

【カチュア】消滅、【ブリザード】弱体化。 この2デッキに弱かった【メカオー】を止めるデッキがいなくなった。 《サウザンド・スピア》《ピーカプのドライバー》なども消えている。

【テクノロジー】【ガルザーク】はテンプレ構築が使えなくなる。

【除去サファイア】にも弱体化要素あり。

※こちらは全て、8弾のカードリストが公開される前の評価である。実際に環境がどうなったかは、別記事で確認してみてほしい。

2弾スタン落ちカード紹介

環境カード

《幻想妖精カチュア》

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サファイア》登場で一気に環境に躍り出た彼女が戦場を去る。 デッキタイプ【カチュア】は、NDルールから姿を消すことになる。

【カチュア】は【ツヴァイ】【メカオー】に有利を付けうる貴重なデッキタイプだった。 これが消えることで、環境はさらに展開系コンボで埋め尽くされるように思う。

【天門】をはじめとする除去コントロールは、《カチュア》をどかすための軽量確定除去の枠を他に割く余裕が出来そう。

《雪溶妖精シャーマン・メリッサ》《雪渓妖精マルル》
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3弾リリースから10ヶ月間、環境トップを走り続けた【ブリザード】がついに弱体化。 特に《メリッサ》は、破壊されても次に《ブリザード》を出せば回収できるため、 デッキの火力除去耐性を補強する重要パーツだった。

2コスト緑単スノーフェアリーは《愛嬌妖精サエポヨ》《薫風妖精コートニー》《神楽妖精パルティア》の3種がまだ残っている。 しかし、7弾環境のテンプレレシピでは、《ブリザード》のアドバンテージ量を増やすため、 《メリッサ》まで含めて2コスト4種が全て4枚積まれていた。 人によっては17,18枚目として《マルル》も入れていたほどである。 この2枚が落ちるのはかなりの痛手となる。

《翔天妖精レチア》《闘竜妖精ティルニア》などでフェアリーを補充することはできるが、 これらは《ブリザード》と相性の悪い多色カードである。 さらに、赤軸にすると【白ブリザード】の強みであるタップキルがなくなってしまう。

《ブリザード》がNDで使えるのは今環境が最後。 それを惜しんでND環境で【ブリザード】を使うには、思い切った構築の見直しが必要である。

黒神ゾルヴェール》

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【ガルザーク】が半壊。

黒入りドラゴンデッキの縁の下の力持ちがさようなら。 【ガルザーク】はこのカードに支えられていたと言っても過言ではないため、ND環境で組むのは厳しいと思う。

高汎用カードなので、構築済みなどに収録されてひょっこり帰ってくる可能性も捨てきれない。 どうせ《ガルザーク》が次環境で落ちるので、あまり旨味は無いが。

《キング・アトランティス》《スパイラル・チャージャー》
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正統派の【テクノロジー】が終了。

《テクノロジー》から出してオールリセットするデカブツ、 時間を稼ぎながら《テクノロジー》に繋ぐチャージャー。 核とまでは行かないが、どちらも重要なカードだった。

《テクノロジー》は【ツヴァイ】に組み込まれて生き残るだろう。

ADでは《ロスト・ソウル》が怖いので、【テクノロジー】を使うには勇気が要る。

《クリムゾン・チャージャー》《サウザンド・スピア》
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除去コントロールの汎用火力呪文が2枚消えた。

《クリムゾン・チャージャー》は、軽量クリーチャーを除去しながらアドバンテージを稼ぐ呪文。 ただ、【ツヴァイ】はともかく、【メカオー】【アポロヌス】はパワー2000越えのクリーチャーが多いため、 どのみちこれがあっても辛かった。 《ブレチャ》《リバチャ》と一緒に、デッキビルダー2021で拾い上げてほしかった感もある。

《サウザンド・スピア》は、単体で機能するものとしては最高ラインの全体火力呪文である。 しかしこれも、【メカオー】がパワー4500の《霊王機エル・カイオウ》を手に入れたことで、 万能カードではなくなるところだった。

《ピーカプのドライバー》

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速攻用のブロッカー対策カードがまた一つ消える。 《火炎流星弾》も無い今、速攻はどうやって《エル・カイオウ》を倒せばいいのだろうか。

非環境カード

《アストラル・リーフ》

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2弾環境を荒らし、3弾環境では《ブリザード》との共演を果たし、 6弾では【リーフメビウス】で息の長さを見せつけた。

とはいえこのご時世、もうランクマッチで見ることはほぼ無くなっていた。

《光器ペトローバ》

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かつて【白リーフ】【ドロマーイニシエート】、5弾環境以前の【白ブリザード】など、小型種族のデッキを強化してきた。 最近でも【メカオー】のアクセントとして使われることがあった。 ガチからカジュアルまで、様々な種族デッキを支えてきた良カードである。

最近は5マナでこれを出している余裕が無くなりつつあったので、そこまで影響は無い。

《レベリオン・クワキリ》

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かつてのビートダウンの王。 2弾【緑リーフ】、3弾【青ブリザード】などのエースカードだった。 《ヘブンズ・ゲート》からの《剛撃聖霊エリクシア》によって高パワーの旨味が無くなり、環境から去っていった。

その他
  • 《超竜バジュラ》
  • 《傀儡将ボルギーズ》
  • 《時空の守護者ジル・ワーカ》
  • 《爆竜兵ドラグストライク》
  • 《日輪の守護者ソル・ガーラ》
  • 《邪魂創世》

スタン落ち回避カード

  • 《アクアン》
  • 《怒髪の剛腕》
  • 《ブレイン・チャージャー》
  • 《リバース・チャージャー》
  • 《龍の呼び声》

は、スタン落ちを回避している。

おわりに

インフレが進む前の弾ではあるが、ちらほらと優良パーツが落ちている。 【カチュア】消滅、複数のデッキタイプが少なくない影響を受けるので、 AD環境とND環境はだいぶ違った様相になると思われる。