ミケガモのブログ

26弾・ミケガモが使ったデッキ【デュエプレ】

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『ネロティウスハルクーン』

原案ビルド杯。 5マナでランダム要素を持った1ブースト緑ドラゴンに仲間が増えた。 《ネロティウス》が《ディグルピオン》を連れてくると、さも《ハルクーンベルガ》がランダムで12000TBになるかのように打点が増えるというところまで再現している。 《ハルクーンベルガ》ファンとしては見逃せない作品である。

《グレイトフルライフ》に繋ぐことを考えると、面展開できる《ネロティウス》のほうが良いかに見える。 が、《ハルクーンベルガ》も《グライフ》をTBにできるため侮れない。

環境最後に回すデッキがこれで良いのか。

『キリエタイタンクラッシュ』

原案ビルド杯および裏ビルド杯

《タイタンクラッシュ・クロウラー》は2回殴れる青のクリーチャー。 《キリエ》の効果を2回起動し、《ドスコイ・イチバンボシ》を出して飛ばせば、1回目の攻撃でダブル・2回目の攻撃でトリプルを決めることができる(2回とも《イチバンボシ》の効果を《タイタンクラッシュ》に付与)。

《タイタンクラッシュ》を並べる手段は《ミルク》《アカダシ》。 少しでもこの2枚を引き込めるよう、2マナの手札調整カードも欠かせない。

原案は5→7のタイミングで《サイバーIチョイス》を出し、手札から《シヴィル・バインド》を唱えて呪文トリガーをケアする構成。 もちろんトリガーで出てきても強い。

ただ、《シヴィル・バインド》をキープするのは微妙に面倒くさい。 そこで、7で出すカードを《デカルトQ》にし、《クロック》や《ピタゴラス》を仕込むことで「相手からのカウンターをケアする」という方向性に変えてみた。 デッキのカードはすべて青に染め、確実に武装が達成できるようにした。

《キリエ》は《マイパッド》《エボリューター》から4tで出すパターンも強いが、そのような構築ではマナ武装5の《デカルトQ》は採用しにくい。 一方で今回の構築なら《キリエ》を走らせるときには必ず5マナあるため、《デカルトQ》の武装は実質無条件で達成される。

『デコイモヒート』

原案ビルド杯。 《デコイ》は比較的簡単に任意の味方を選ばれなくできるカード。 その手軽さゆえ、早い段階から小~中コストの「生き残れば強い」クリーチャーを保護できるのが特徴となる。 原案の護衛対象は《ブルーモヒート》。踏み倒し先を新規の《完全不明》とし、青のマナ武装も達成しやすい構成にしている。

《モヒート》が引けなかった手持ち無沙汰になりかねないので、 護衛対象をもう1種類追加したい。 以下のようなマナカーブが刻めて美しいのでなるべく5コスト、かつ青緑基盤を邪魔しないクリーチャーを探した。

  • デコイ → 青銅 → 5コスト
  • ライフ → 未来設計デコイ → 5コスト

今回の結論は《テラフォーム》。典型的な「生き残れば強い」人である。 セットで《Nワールド》を採用し、「Nテラフォーム」の大量ブーストギミックを搭載。 《モヒート》で踏み倒したいデカブツを直接召喚してもいいようにした。

《Nワールド》は、相手のカードプレイを厳しく制限する《完全不明》と相性が良い。 《デコイ》や《完全不明》が破壊されたら、それを山札に返して引き直せたりもする。 手札が増えると《モヒート》のランダム性が強くなってしまうが、逆に《モヒート》を使うということは手札が細くなりがちということでもあるので、 5枚ドローが嬉しいことも多々ある。

『フリーズメビウス

イデアはビルド杯の投稿作たち。 《フリーズチャージャー》は、次の自分のターンに殴り先となるクリーチャーを用意できる。 次に6マナ使って5《時空ボルシャック》+1マナSA化とすれば、そのターン中の《メビウス》への覚醒を狙える。 もし3マナ《バルット》で《イダテン》をサーチしてあれば、デュエプレのマナルールにより《フリチャ》の後すぐにジェネレートすることができる。

《ハタフリハフリーズ》も原案の一つから拝借。 《メビウス》のアンタップ効果は「各ターン」のため、ブロッカーを付与すると2回ブロックできるようになる。

このデッキにおける自分の赤5ホールの優先度は、「シューティング>ムシャホ>ボルホ」。 フリーズさせたクリーチャーを火力で焼いてしまうとバトルできないので、効果対象が最も遠い《シューティング》が最優先。次に、サイキックの天敵《盗み》を破壊できる《ムシャホ》がよい。 《ボルホ》にもバラマキの強みがあるものの、今回は超次元のスペースが圧迫されているため評価できない。 ちなみに、Twitterでの調査は全く逆の順番になった。皆環境で《ボルホ》をよく見かけるからだろうか。

ビルド杯の投稿作はいずれも、デッキ全体が「フリーズメビウス」のコンセプトに特化していた。しかしながら、実戦では相手が手頃なクリーチャーを出してくれないこともある(というか大抵出てこない)。 したがって、コントロールやランプ系のデッキに対してやることを確保したい。 欲を言えば、赤5ホールにも役割があるとよい。

そうして考えた結果、この弾で一番最初にやった「激沸騰MAS」のギミックを再利用することにした。 《エマタイ》は本命のコンボを決めやすくするための手札調整かつ、《QED+》の龍解に貢献。 《MAS》は《フリチャ》から繋がり、フリーズで動きを止めた軽量クリーチャーをバウンスして時間を稼ぐこともできる。 2種類目のチャージャーとして、やはり《QED+》に役立つ《ネクストチャージャー》を積んだ。原案では《メビウス》に特化するために《勝負だ!チャージャー》が入っていたが、ここはコンセプトの融和のために交換した。

《エビデゴラス》の龍解を目指して、3種類目のギアに《トライスネーク》を採用。 手札の増える《メモリーアクセラー》で良いと思われるかもしれないが、手札が増えすぎるとドローが抑制されて《QED+》への龍解が妨げられることがある。地味な2000パンプも役に立つことがあるのでこれでよい。

超次元の枠に悩んでいる。 《エビデゴラス》の大量設置もサブプランなので、自動龍解ルートと2枚張り&《エビデンス》1ドロールートの2種類を確保するために4枠を割きたい。 サイキックは《メビウス》《激沸騰》が確定。無難なのは《生姜》《昇竜》なのだが、他にも候補はいる。

  • 適当に殴るための《ABYTHEN》
  • 《イダテン》無しでもSA2点を作れる《ガイアール・カイザー》
  • 裏面直出し前提の《ジョジョン・パワード》

『ソムニスシーザー』

出発点は《ジャハト》からの《シーザー》。 せっかくだから4tを狙うべく2コストのナイト(メア)を投入し、さらにそこからの繋ぎが良い《グローリーゲート》も採用。 《シーザー》は《グロゲ》と7コスト以下の呪文をセットで唱えることを想定すると(ここでは白マナを出せる《ガードホール》)、残り1種の呪文は《グロゲ》と噛み合う《アルカディアエッグ》にしたくなる。そうなると当然《ネログリフィス/ルドルフ》が入ってくる。

ここで《ジャハト》を活かすために黒進化を積むとなると、味方破壊で《ルドルフ》の能力を起動できる《ソムニス》が良い。ちょうど闇の守護者ルカのキャラクターカード2枚を採用できて嬉しい。

結果として、4t《シーザー》からは程遠い構築になった。 《HELL》を撃たないにしても、《シーザー》は相手の盤面を荒らすのが得意なカードなので、早期召喚にあまり旨味がない。 もはやおまけギミックにまで優先度を落とし、《ソムニス》のためにデッキを黒く染めてしまった。

《時空ロマノフ》はふざけて入れている。一応、《ソムニス》が削ったデッキを回復できて偉いことがある。一方、墓地シンパシーが消えたり《グロゲ》がデッキに返されたりで割と迷惑。

こういうごちゃごちゃした構築も、たまには悪くない。

『光臨型究極循環コットン』

出費:《完全不明》x2

原案ビルド杯

驚異の9枚めくりを実現したオリジナルカード《究極設計図》。《イザナイコットン》の中心とする循環界隈は大きく賑わった。

スタンダードに【九極】軸で組むのも一興だが、今回はデッキを回しながら《コットン》を設置できる光臨オラクル型に手を出してみた。 原案では《究極設計図》で《スターインザラブ》《ゼニスシンフォニー》を構え、トリガー《ウェディングゲート》からのアタックチャンスカウンターを狙っている。 「《コットン》の踏み倒しが召喚であるためゼニスを採用したい」という方向性もよく噛み合う。

しかしながら、実現確率はやや低め。実戦向けのチューニングを施すことにした。

注目したのは、原案で2コスト枠に採用されている《ロノヴェル》。 地味に《ガラムマサラ》との種族シナジーを見せているのも評価が高いのだが、自分はここに《バベルギヌス》を加えてさらにシナジーを強めた。 《ロノヴェル》が落としたデカブツを光臨で出てきた《バベルギヌス》で吊れたらカッコイイ。

《究極設計図》は「手札に集める意義のあるカード」を探す役割から、単に「《ホーリー》を拾えれば手札が減らなくてラッキー」というだけの循環カードに成り下がってしまった。 実戦では、《ライオネル》《ヴィルヘルム》だけがめくれたときはあえて回収しない選択肢もある。

《バベルギヌス》による蘇生プランを採用したため、ゼニスの皆さんは諦めて単純に強い奴らを採用した。 新弾の《完全不明》がめちゃくちゃ活躍する。

ボトムに送ったカードのメモは、行番号付きのテキストエディタにコストの数字を書いていた(↑)。 同じコストのカードは、「ライオネル=9」「ホーリー=90」「ヴィルヘルム=99」のようにして区別した。 略称や頭文字を入力する方法もあると思うが、日本語入力すると変換確定のために2回エンターキーを押さなければならないし、 名前が似ているカードを採用した時に略称の区別がこんがらがる。 それよりは、カードと数字の対応付けを暗記し、英数入力で完結させたほうが良いと思う。 カードが山に送られていく映像に注目して3枚程度をサッとメモし、残りをバトルログで確認できると完璧。

『染色キンコング』

原案ビルド杯

《キンコング》が出せるのは「緑の侵略者の進化」と非常に限定されている。 これをせめて《コートニー》で全文明に拡張してやろうというアイデア

デッキ基盤としては、この黒を添えるパターンが最も優れていると思う。 共通して《勝利ガイアール》から侵略できるほか、《ギャロウィン》がタップインとなるため効果をすぐに起動できる。 そして重要なのは何と言っても《ギガヴォル》。マナに必要なパーツをセットしながらブーストできるのが完璧。

《コートニー》をよく墓地に落とすので、《フェアホ》の代わりに《リバイヴ》でも良いような気はした。 だが《フェアホ》も無難に強いので悩みどころ。

《コートニー》頼みのコンボは《コートニー》が引けて生き残れるかに全てがかかってしまうのであまり信用していなかったが、 この構築であれば、

  • 10マナ溜めてマナの《キンコング》と同時に出す
  • 《デスゲート》や《リバイヴ》で墓地回収可能
  • いなくても普通に立ち回れる

と言った具合で依存度が低いのが良い。

そういえば《ブラックサイコ》が行方不明。 ほぼ原案のまま回して完成度に感心していたが、1枚くらい入れても良いかもしれない。 《ギガヴォル》の探索精度が落ちるので、悩みどころではあるが。

『単騎ガミラタール』

イデアはビルド杯の複数の投稿から。 《ガミラタール》は出たときにトリガーする効果を全て無効化するので、《百発マグナム》や《早撃マグナム》だと上手く行かない。 ところが、《単騎マグナム》の置換に依る踏み倒し封じであれば、《ガミラタール》で引きずり出されるクリーチャーを葬れる。 《父なる大地》は他の《マグナム》でもコンボ可能だが、これも確定除去、もしくは場に何もなければランデスカードとして使える。

問題はデッキの残りをどうまとめるか。 《ガミラタール》によるハンデスが面白いとはいえ、4マナ1ハンデスであれば《解体ジェニー》でも使えばよい。 《父なる》の除去もちょっとコスパが良いくらいで、コントロールに特化しようと思えば優れたカードはいくらでもある。

結果、《ガミラタール》の4-6000というスタッツを活かして殴る他ないと結論付けた。

《単騎》《ガミラ》と繋いだら次は5コスト。ここは無難に《エナホ》《ボルホ》で《チャブル》を並べることにした。 打点が欲しければ、《キル》が6000参照で覚醒できたりもする。

もしコントロール風に動きたければ《エナホ》から《パンツァー》。 軽いカードを投げつける構築なので、手札が大いに越したことはない。 この発想で《MAS》を入れようかとも考えたものの、マナカーブが悪いのと《MAS》頼みの戦いになってしまいそうで断念した。

締めは《カンクロウブラスター》。《ガミラタール》がTBになれば、シールドの割り方も美しい。 《単騎》がクリーチャートリガーを、《カンブラ》が呪文トリガーを抑えると考えれば補完もできている。 雑に《グレンモルト》を突っ込むよりはずっとカッコイイ。

『ボルグレス軸不明ドラゴVANナイン』

出費:《正体不明》x1

アイデアはビルド杯から。 《正体不明》で「ドラゴVANナイン」を決めれば、追加ターンを渡しても何もされない。

《正体不明》の課題は、いかにして出すカードを手札に持っておくかである。 原案は正統派の5c基盤で、《ニガアブシューム》の龍解によって出すドラゴンを集めるアイデアだった。 これは名案だと思いしばらくそのままの形で回してみたのだが、どうにも一向にコンボが決まる気配がなかった。

《ニガブ》を安心して龍解させるには、マナを大量にためる必要がある。《デッドマン》が生き残る前提なら5マナ残ればいいが、そのくらいのロングゲームになると相手も大抵除去札を持っているので、次のターンに10マナ残しておくのがベターだ。 そこまでマナを伸ばし、かつ《正体不明》を手札に持った上で相手に1ターン渡すという動きはなかなか通るものではなかった。

《ニガブ》の次には、配信のコメントで提案されていた《ボルグレス・バーズ》をエンジンにするタイプを試した。 ドラゴン比率を極限まで高め、《ミラクル》《呼び声》ダブル採用による運頼みの超ブースト基盤を取り入れた。 結果、こちらであればそこそこコンボが狙えるようになった。 《正体不明》の10マナよりも前に手札を溜めることができるのが功を奏したと思う。 《ミラクル/呼び声》2連射で9マナ→《ボルグレス》→《正体不明》という最速6ターンルートも確保できている。 もっとも、各2積みしかしていない「ドラゴVANナイン」が最速で揃うのは極めて珍しいが。

《ボルグレス》のマナ回収は、下の方にあるカードから。 手札上限に達すると上の方のカードが回収できないので注意。回収しすぎるとアウトも近くなる。 もし《ロマネスク》を出しているなら、エンド時のランデスは困らない程度に適当なドラゴンを選ぶと良い。

やはり5cミラクル基盤は肌に馴染まない。

『星域ギョウ』

マナブーストできる最軽量ドラゴンの《ギョウ》。 2→4→6から《ギョウ》+《星域》とプレイすれば、4tで8コスト以下の進化ドラゴンを出せる。 最も強力なのは《ヴァルキリアス》だろう。サブで《バジュラ》、お遊びで《バイラステンペスト》まで入れてみた。

4→6は《ワイルドリリィ》。出す進化をマナに埋めてもらおう。 《ギョウ》と《リリィ》を出す順番は逆でも良い。

進化元の補助として《フェアホ》。3→5のブーストを積みたいような気もするが、 メインプランは最悪4tスタートでもそれなりの出力になるので、 4→6に特化することにした。

《ヴァルキリアス》の弾は《王龍覇》と《サファイア》。 基本的には、対応力の高い《王龍覇》を出す想定。 《ギョウ》がランダムブーストや《星域》の種としてまあまあ埋まりうることを考えると、ドラゴンの種類はここまでに出てきた3種類に絞りたい。

《マップ》で安定を求めた結果、トリガーのスペースが消えていた。 ドロマーなら積みたいカードもあれど、赤緑2色だといまひとつピンとこない。 緑多めなので《エウルブッカ》が適任のように思えて、赤ドラゴンを積極的にマナへ置くのでマナ武装は遠い。思考停止で入れられるカードは見当たらない。 今回はマナにセットすべきカードが多いので、これに加えてトリガーを積むとプレイしたいカードを引けなくなってしまう。 「トリガーは入れたほうが良い」ということを痛感しているのは承知の上で、今回はノートリ構築に甘んじた。

『キャットンファープレキリ』

原案ビルド杯

《フェアホ》《生姜》《キャットンファー》でアンタップキルしながら5→8とつなぎ、《プレキリ》に繋ぐ。

原案は進化クリーチャーを大量搭載した上で、《フェアリー・パワー》をドロソとして積んでいるのがオシャレ。 《進化設計図》も合わせて手札を溜め、《クリスタル・アックス》などの手札進化で攻め込むルートも備えている。

一方、原案の構成だと《フェアホ》を素引きするしか無い。 代用となるカードは無いか……と考えるまでもなく、《リュウセイホール》が5-8枚目になってくれる。 遊び心はだいぶ失われてしまうが、《キャットンファー》へ侵略するメインルートを補強した。

「キャットンプレキリ」をスムーズに決めると、《プレキリ》から出てくる大型は2体。 最もシンプルにゲームに勝つには、《サファイア》を2体飛ばすのがいいだろう。赤マナも確保したいので、ここは4積み。 絡め手かつ売り切れ防止のため、《完全不明》も2枚挿した。 《サファイア》が強いのは昔からだが、現代デュエプレでは大型を2体出せば出力は十分。 大型のスペースが最低限で良いのは助かる。

迷った挙げ句、《ギフト》を2枚入れた。意図はもちろん、8マナで「ラリコプレキリ」するためである。 《ラリコ》の詠唱対象が4種類のため、探索はバグる。 しかし3→5のつなぎとなる《豊潤》《ルーレット》は外せないし、最速ルートに寄与する《クロックタワー》もなるべく入れておきたい。 結果、メインルートは《キャットンファー》のほうなので、サブの「ラリコプレキリ」では75%を当てればいいという考え方になった。

『青黒ドンキザロスト』

出費:《デスザロスト》x1 (後で普通に当たって涙)

『トリプル革命0』を使っている時に《ドンキノフ》《ドレーン》の可能性に気付いた。 黒クリーチャーを軽減する《マクスヴァル》を噛ませれば、《デスザロスト》が2+1+2=5マナで出せる。 軽減は《マクスヴァル》の他に、補助として《ガニスター》も採用した。

手札補充には《アクアン》を選んだ。 ちょうど4マナ帯が空いていること、必要パーツが黒であること、《デスザロスト》でブチギレる際に横にアタッカーが欲しいことから採用。

《ドンキノフ》採用に意味を持たせるため、《リバイヴホール》からの「ジョンタッチャブル」ギミックを搭載。 《ドンキノフ》を出せば《ジョン》の覚醒条件をすぐに満たせるという仕組み。 《ジョンジョジョン》は時間稼ぎにちょうど良いし、《パワード》は《デスザロスト》のワールドブレイクのお供に立てておくとちょうどよい。

『守り手ネロティウス』

課題カードとして残していた《ネロティウス》。 ビルド杯の投稿作を洗ったところ、3コスト軍団として有名なはずの「希望の守り手」を出そうとするレシピが一切なかったので、苦笑しながら作成。

当然守り手の皆さんはフル投入。 継続的にシールドを削るため、《ギャラガ》を真面目に投入。 《ネロティウス》から出せるのはもちろん、地味にハンター/エイリアンという繋がりもある。 エイリアンはさておき、ハンターは《シウバ》のハンティングに貢献するためちょっと嬉しい。

《ソーラー・コミューン》は、過去ビルド杯の守り手デッキからトリガーとして採用されていたものを拝借。種族が揃っているため、ほぼ《スパーク》として機能する。

ふざけて《オーケストラ》を投入。2体を敷いて3体に増えたらいいねという程度。

『ミラドギザロスト』

原案ビルド杯。革命0持ちVicの3体を1ターンで揃えてしまう。

《燃えるメラッチ》と《激天下》を場に待機させ、開始時に《ドンキノフ》を蘇生。 《デビル・ドレーン》のコストを1にすれば、《ミラダンテ》3マナ、《デスザロスト》1マナ、《ドギラゴン》1マナ、計6マナあれば3体が揃う。

非常にスムーズなコンボに見えるが、デイガカラーだと6ターン目に完成させるのは非常に難しい。 《クルセイドチャージャー》などで無理やり達成できるものの、そこまでするなら青を入れる。 しかし青入りも色管理が非常にシビア。4→5→6の間多色のチャージが許されないので、もはや速度は諦めてデイガのほうが回ると判断した。

《ドンキノフ》を能動的に落とす唯一の手段は《邪魂創世》。 4マナあれば《ドンキ》《邪魂》が綺麗につながる。とはいえ、やっていることは《ブレインタイフーン》の劣化なのであまり喜ばないほうがいい。 《スピアルピア》を生贄にすれば、ドローした上で必要な革命0を持ってくることができる。

『赤緑ヴァルブレア』

コラボカードで《ヴァルブレア》が来たものの、《レッドゾーン》が蔓延る今となってはカードパワー不足。 マナ武装を達成してなんとか食っていくしかないのに、その起動が5tでは遅すぎる。 よって、強引に緑を入れて4t目にマナ武装を達成できるようにした。

基盤は【赤単ヒューマノイド】。《爆炎ヒビキ》のサポートを受けることで、ようやく環境級と言い張れるようになる。

緑は《ライフ》以外全て多色とし、ランダムブーストで赤ではないカードが落ちる可能性を極力排除した。 その中で《グリーンレッド・ホール》は、アンタップキラーを場にいる《ヴァルブレア》に付与して追加でバトルできるようにする役割がある。 色合わせで仕方なく積んでいる《クロス・アイニー》は、【レッドゾーン】などに刺さるのではという期待がちょっとだけある。

2コストブーストのメリットとしては他にも、4マナ時に《ヒビキ》《ロイヤルアイラ》ができる点が挙げられる。 《ヴァルブレア》以外にも利点があるのは喜ばしい。

緑を入れるデメリットとして、多色事故や「トップライフ」といった要素に悩まされる。 しかし、ヒューマノイドには《ロイヤルアイラ》の捨て札にするという裏技がある。 《爆扇動アイラ》まで入れて、要らないカードをスムーズに処理できるような構成とすることで欠点をカバーできている。

サブプランに《子供》。 《ヴァルブレア》が刺さらない相手に対しては、種として積んでいる軽量ヒューマノイドをSA化して殴り込みたい。 地味に2コストブーストのおかげで3t目に出せうるのもアピールポイントだったりする。 これも【レッドゾーン】に対応できそうな動きだが、1回実戦したら普通に負けた。キツい。

ドラグナーとドラグハートは悩みどころ。 今回は《子供》でSAになれる《アイラフィズ》、《闘魂モード》を建築するための《スコッチ・フィディック》を採用している。 ドラグハートはこれらを活用するためのカードを起用。《グリーンレッド》のせいで枠が削られているのもあって、スペースがカツカツになっている。 ただし《レッドゥル》は使った記憶がないので、抜いてしまってもよさそう。

《ジャンヌミゼル》が魅力的な《ストラスアイラ》、雑に強い《グレンモルト》も当然候補である。 特に《グレンモルト》は採用すべきか非常に迷った。《将龍剣ガイアール》のバトル誘発は、《ヴァルブレア》にとっても嬉しい。 しかし今回はデッキ全体を《ヴァルブレア》《子供》とのシナジーで固めるため不採用。 《ヒビキ》《モルト》《ガイギンガ》で適当に勝つ試合を作りたくなかったというのが本音だったりする。

マナ武装を早めるアイデアとしては、赤単でチャージャーを採用するという方針もある。 《ヴァルブレア》にアンタップキラーを付与できる《勝負だチャージャー》、バトルではどうにもならないデカいブロッカーをなんとかする《メテオチャージャー》は、 積極的に採用できるカードではある。 しかし、ヒューマノイドには強力な3コストがたくさんいる。これらとマナカーブが被るチャージャーはイマイチなのではないか、という観点から、 今回は色を捻じ曲げて2コストブーストを使うことにした。

『アルグール』

出費:《アルグロス・クリューソス》x1

《グルグール》をメテオバーンの種にすると、エンド時に墓地から復活する。 場のクリーチャーを生贄に捧げるだけなら《グルグール》でなくとも、普通のpig持ちや《パドンナ》《フッシッシ》でも事足りる。 これに対し、メテオバーンから復活できるのは《グルグール》の大きな特徴と言える。

もとはビルド杯で、《ネプチューン》の種にしていたのを見たのがきっかけだった。 場をリセットして革命2の状況を耐えつつ、進化GVの弱点である打点の伸びにくさを《グルグール》でカバーするというオシャレなアイデアである。 《グルグール》を使おうと思わせてくれたきっかけでもある。

しかし実際に組んでみると、「《グルグール》が墓地から出てきた次のターンに進化GVする」という手間が異様に面倒だった。 グランドデビル軸であればディスカードにはさほど困らないものの、盾を削るのはやはり難しい。 種族デッキに《グルグール》を刺すのはかなり難しそうだった。 最終的に全体除去であれば《ペニシリン》のほうが使いやすいという結論に至ってしまい、《ネプチューン》型は一旦保留にした。

他に《グルグール》をメテオバーンできる進化を探したところ、《アルグロス・クリューソス》を見つけた。《アルグロス》は《バラディオス》の登場以降出番がなくなりつつあるが、かろうじて白以外のドラゴンから進化できるという特長がある。《グルグール》と組めばその特長を引き出すことができ、さらにメテオバーンはメリットにもなりうる。フリーズ能力も、革命2の状況においてはとても心強い。ここまで噛み合いが良ければ、なんとしてもデッキにしたくなる。

《ルピア》などのコスト軽減を積むわけでもないので、《アルグロス》は《星域》で出すのがいいだろう。 するとネクラカラーとなるので、墓地肥やしには《ギガヴォル》を使いたい。 《アルグロス》をマナへ、《グルグール》を墓地へという2つの動きを同時にこなしてくれる、完璧な方向性のカードである。

《ギガヴォル》を採用するとなると、可能な限りクリーチャー種類は抑えたい。 そんなときに重宝するのがゴッドカード。今回は特に《GAE》が良いだろう。 このデッキでは以下のような噛み合いを見せてくれる。

  • 《アルグロス》の進化元
  • 特に《Eレオパルド》からの進化は《バラディオス》との差別化になる
  • 《Eレオパルド》が《アルグロス》をサーチ可能
  • 《Aペガサス》が《星域》をサーチ可能
  • 《ギガヴォル》から4→6で《Eレオパルド》に繋がる

ここまでに出てきたパーツは確定枠。 残りのスペースで、これを戦いやすいデッキに仕上げたい。

一番の課題は、革命2が発動した後の脆さだった。 「アルグール」を決めるには、盾2枚の状態でしばらく耐えなければならない。 そのために必要なのは、やはりブロッカーだった。

《マティーナ》で頑張る、《星域》《裏ギャラクシー》で無理やりブロッカーを作る……といった試みが失敗した挙句、最終的には個人的にも実績のある《ザロスト》に落ち着いた。《ギガヴォル》が完璧に噛み合えば、《アルグロス》をマナへ、《ザロスト》《グルグール》を墓地へ送れる。 《ギガヴォル》が引っかかってしまうこともあるが、その場合は《デスゲート》で吊ってきて再チャレンジすればいいだろう。

盾削りは《ザロスト》に加え、《コダマダンス》《阿弥陀ハンド》を起用。《阿弥陀》は《ドラヴィタ・ホール》採用案の名残でもある。《逆転のオーロラ》は《Aペガサス》からサーチできるのがよさげに見えるが、《ギガヴォル》《GAE》が多色でタップインになりうること、《Aペガサス》の貴重な探索枠を埋めてしまうことがネックとなって不採用にした。

しばらく《グルグール》を4枚で回していたが、原則《ギガヴォル》からしか落とさないので3枚でいいことに気付いた。「アルグール」ギミックを楽しむには、《グルグール》は1匹いれば事足りる。《ザロスト》も同じ理屈で3枚にしている。

《成長目 ギョウ》も、このデッキの方向性としてはかなり噛み合うカードだった。 《ギガヴォル》基盤でない形なら優先的に入れたい。

『チュレンRevスパイラル』

原案ビルド杯。 初見では気付かなかったが、使われた時に《チュレンテンホウ》で《Revスパイラル》を回すと強力なドローロックになることが発覚。 このコンセプトで構築を進めた。

重要なのはやはりマナ武装の達成。《スペルブックチャージャー》をはじめ、青いカードをなるべくたくさん入れた。

シールドを削るのは《ボルカニックアロー》《ボルカニックランス》の2枚。 《ランス》の収録に意味を見出すため、5枚以上積むというのが肝心のようである。 と言いつつ、マナ武装達成のために《伝説の秘宝 超動》あたりと入れ替えたほうがいい。 《アロー》は《チュレン》で増幅できるし、《ドラヴィタホール》で使い回してもいいのだから。

フィニッシュは《ミラダンテ》《ロッキンスター》もしくは《裏ヴィタ》。 ドローロックで時間を稼ぎ、完全ロックで安全にトドメまで持っていく。

《TENMTH》先生はあまり使わなかった。《ドラホ》2連射で《マティーニ》をひっくり返せる《チャクラ》が入れ替え先候補。 ただ、革命のためにシールドを削るので全然覚醒しないという罠がある。 《ミラダンテ》のシンパシーのためにも、《TENMTH》先生の方が良さそう。

『アサシングルグール』

《グルグール》シリーズ第3弾。 勝手に出てくる特性を活かすべく、ドラゴンが出るたびに最小破壊できる《スクリームアサシン》に注目した。 「革命2が発動している=ピンチ」なわけだが、そこで除去を撃って延命できるのでとても噛み合いがよい。

課題はやはり、《グルグール》を捨てて革命を起動するという2ステップを踏むこと。 今回は、《グルグール》以外のドラゴンを探しているうちに偶然目に入った《チェンジザワールド》に、その二役をいっぺんに担ってもらう。 アドが取れないことが課題だった《チェザワ》も、盾を減らすこと自体に意味が出てくれば活躍が見込める。 《チェザワ》での革命起動自体は前の弾からできていたが、青の革命効果がしょぼかったり、 《キラーザキル》には《スターインザラブ》《ブライゼナーガ》などもっと適任なカードがあったりで、革新的な使い方は生み出されていなかった。

6《アサシン》→7《チェザワ》の流れを狙うため、《ブレインチャージャー》で6マナを目指す。 暇な3コストは《ザビバレル》で埋めた。《ビューティシャン》ほどではないものの、コイツも妨害とチャンプブロックを同時にこなせる汎用カードである。 このあたりで上手いこと手札の枚数を調整しながら、手札3枚にして《チェザワ》を召喚できると良い。

構成はかなりシンプル。《チェザワ》の大量ディスカードに期待して、《グールジェネレイド》も入れてみた。 基本は《グルグール》で闘うが、出てくる条件が違うのが時々役に立つ。

ランクマに持っていくために超次元はブラフ。【ヘルボロフ】っぽい中身にしたが、改めて良く見たら《グリーネ》ではなく《ブッカ》が入っていた。 これも横向きフルアートで見づらいフォートレスが悪い。

『ダイソンモルト王』

原案ビルド杯

「極楽ヒラメキサイクリカ」基盤は、《ヒラメキ》を連鎖させて9コストまで辿り着ける。最後に場に残るのが9コスト1体なので、特に8のカードで何を残せるのかがポイント。

このアイデアでは、《ダイソン》で墓地を溜めて《ベルセルク》に繋ぐ。 以前に《バリアント・バデス》で4マナ起こし、《サイクリカ》で手札に戻ってきた《ヒラメキ》をもう一度撃つというパターンを使ったことがあるが、今回はマナブースト役を《ベルセルク》に任せている。

ベルセルク》を閃いて出す10コストは《モルト王》。 大量マナブーストのおかげで、マナ武装5も安定して決まる。 《モルト王》の「召喚でなくても良いがマナはきちんと準備したい」という絶妙な条件はとても都合が良い。

《ダイソン》のドローで《モルト王》を引っ掛ければ、次のターンにも《モルト王》で追撃可能。面が埋まりがちなので、必要に応じて《ルピア》などが自爆しておく。

2コストのドロー呪文は要検討。将来的に《ベルセルク》でマナを増やせるが山を削ってパーツを抜いてしまう可能性のある《エマタイ》、山札に優しい《クロックタワー》、いざというときに手札を流せる《ブレインストーム》が候補。

『ブライゼグルグール』

原案ビルド杯

《ブライゼナーガ》で革命2を達成しながら、トリガー《ゲーネフ》で《グルグール》を墓地に落としてすぐ蘇る。 「墓地に落とす」「自分の盾を削る」という面倒な2つのステップを同時にこなしているのが美しい。 ついでに《ザビデモナ》がトリガーしても嬉しい。

《パラスルーソワ》を投入。これもビルド杯で見つけた組み合わせ。 前回は《ガビュート》でブロッカー化したが、今回は《ロスチャ》を使う都合上《ルーソワ》がいい。 《セブンス》でも良いと言えば良いが、コストで差別化できていると思おう。 一応《ゲーネフ》から落とせる3体目のドラゴンでもある。 白はコイツしか入れていないので、1枚目は適当に埋めていいのが気楽。

トリガーは《デスゲート》。今になって《デスゲート》のカードパワーに戦慄している。 自分は《インフェルノサイン》を見くびりがちな傾向があるのだが、このデッキに関しては吊りたいカードが皆軽いので《デスゲート》でいいだろう。

実は《グルグール》を《ロスチャ》で落とす構築は、これ以外ピンと来ていない。 《グールジェネレイド》では結構簡単に組めていたと思うのだが……。何が違うのだろう。

原案は《ゲーネフ》に加え、《ミケニャンコ》《ナスロスチャ》でも《ブライゼ》から《グルグール》を落とせるという主張。 確かにカッコいい。が、《ナスロスチャ》を墓地に送るのが面倒すぎる。 手間を払い、そこから確率で《ミケニャンコ》をめくりに行くのか……?と考えて、《ゲーネフ》に絞った。

『ギャブルゴスペル』

《キクチ》がいると、《ギャブル》の効果で唱えた呪文は墓地に行かずトップに固定される。 その固定された呪文を利用したい……というのが原初のモチベーション。

相方は《ゴスペル》。 《ゴスペル》はキングコマンドドラゴンのため、《ギャブル》へ侵略可能。 侵略したクリーチャーのcip→下のクリーチャーのATの順で解決されるため、1回の攻撃でコンボが完結する。 通常なら《ゴスペル》が1枚しか見られないところ、《ギャブル》のおかげで実質5枚の中から1枚選ぶことができる。 《ゴスペル》からの侵略は、《メッサダンジリドラゴン》による軽減かつSA化がサポートしてくれる。 最初の動機だけではかなり無謀だが、噛み合いが良いお影で実戦レベルになっている。

初期案ではハンデスを多めに入れて時間を稼ぐ算段だったが、 途中でカジュアル路線にシフトしてその枠を除去トリガーに入れ替えたところ、これが上手く行った。 ハンデスはあまりコスパが良くない。そうやって真面目に妨害をするくらいなら、 相手がコストを払って自信満々に出してきたカードを(トリガーでも手撃ちでも)潰してやったほうが、 時間をもらえることが多いと学んだ。

デッキとしては上手くまとまったが、収録は超難航。 コンボパーツが揃っても、相手のデッキが強い呪文を入れていないとやる意味がないのだ。 こういうときに限って、《リュウセイホール》の入ったデッキとの遭遇率がとても低くて困った。

「呪文多めの相手ならそれなりにマッチングするのでは?」と思った貴方は、多分こちらの場に《キクチ》がいることを忘れている。 山から踏み倒す《ホーガン・ブラスター》《ミステリー・キューブ》、マナを伸ばす《ライフ》《シャワー》などの呪文は奪ってもしょうがないのだ。 《ゴスペル》は効果がスカるとその分ドローしてくれるので、ドロー呪文は撃ってもそこまで美味しくない。 除去呪文は、相手の場に除去対象が2体いるとも限らない。 結局、撃ちたいのは《リュウセイホール》などのごく一部の呪文に限られるのである。

さらに、このコンボは「自分が選んで撃った強い呪文がトップに固定され、相手が次にそれを引く」という欠陥がある。 《ガードホール》で《DDZ》を出してもつかの間の喜びで、相手のトップ《ガードホール》で普通に返される。 《ゴスペル》が《ギャブル》にパワーダウンすることも含め、ターンを渡すと碌なことにならない。

『青黒グルグール』

《グルグール》をシンプルに使う。多分シリーズ化する。

最初は《グルグール》から《ネプチューン》へと進化し、MBしたターンの終わりに場に戻ってくるというビルド杯のアイデアを再現しようとしていた。 《グルグール》が出る=革命2=ピンチ なので、相手の場を飛ばせる《ネプチューン》は噛み合っているはず。 しかし、《ネプチューン》が思ったよりもはるかに出せない。 グランド・デビルに寄せてもよいのだが、そうすると今度は《グルグール》を出すための革命2が達成しにくい。 なかなか前途多難だった。

手間を掛けてシールドを減らすのだから、もっと恩恵を受けたい……という思いから革命の仲間を探していたところ、 《ペニシリン》を発見。試しに採用したところ、これがあれば《ネプチューン》が要らないことが発覚。 ついでに見つけた《ガビュート》も一緒に採用し、ただの「青黒革命2デッキ」になった。でもそれが普通に強い。

基盤は『無料黒ブロッカー』の知見を活かし、《コダマダンス》《ザロスト》の革命基盤を流用。 盾削りのコスパが良くてて使いやすい。

『Neoガントラ』

《レッドゾーンNeo》を《アニマベルギス》でWBにすれば4点行ける。

もとは《ジェネラルマンティス》で《Neo》のブレイク数を増やすつもりだったが、 効果付与対象が少ないなら他のブレイク付与のほうが効率がいい。 ということで《ジェネラルマンティス》は諦め、最もお手軽な《アニマベルギス》を選んだ。

《Neo》の侵略条件を満たし、なおかつ《アニマベルギス》を簡単に出せるギミックと言えば、【ガントラビート】の基盤しかあるまい。

6マナ圏のアタッカーとして、《グレンモルト》もスッと入ってくる。 《グレンモルト》単騎で突っ込みながら《Neo》に侵略することで、盤面0からでも《ガイギンガ》の龍解が狙える。 この動き自体は《エクス》でもできるが、《Neo》は小型からの侵略で打点を稼げるかもしれない点を評価したい。

無難に強かった。

『無料黒ブロッカー』

原案ビルド杯

《ザロスト》の登場により、《シバカゲ》と合わせて墓地から勝手に出てくる黒ブロッカーが8枚体制に。 《エバーローズ》《ザビミラ》の人員を稼ぐ。

初見で《エバーローズ》のほうが主役とばかり思っていたので、《キラーザキル》《ザビミラ》の採用理由を疑問に思っていた。 しかし、使ってみるとむしろこの2枚のほうがメインフィニッシャーだった。 むしろ《エバーローズ》を使う試合のほうが圧倒的に少ない。

《キラーザキル》の強さにシビれたので、《ベリアル》を抜いて《コダマダンス》を投入。 《ザロスト》《コダマダンス》の8枚体制は、かなり革命2を発動させやすかった。 手札が足りなくなりがちな問題も解決。《ケミカル》への繋ぎが良くなることで、墓地肥やしのパワーもそこまで落ちずに済んでいる。 《ベリアル》も運次第でバケモノじみた活躍をしてくれるのだが、《シバカゲ》を連打した後にこちらの命を削ってくるので、抜いたほうがプレイしやすいと思った。

墓地回収の《モールス》は、トリガー枠確保も兼ねて《デスゲート》に変更。

『ヒラメキロッキンミラダンテ』

《ロッキンスター》《ミラダンテ》のロックをコンボ風に決めたい。

ビルド杯では、「ヒラメキサイクリカ」で6→8へと繋ぐコンボが投稿されていた。 《ロッキンスター》のエスケープを活用するグッドアイデアである。 しかしながら、コンボ直前にシールド1枚かつ白クリーチャーが場にもう1体要求されるため、意外と難しそうだという印象に。 どうにかしてスムーズにシールドを減らす手段がないものか考えた。

とりあえず《デビル・ドレーン》で……と考えれば、《アマテラス・セラフィナ》に思い至る。 光の呪文でマナを増やせば《星域》が撃てそうだと考えたところで、2マナ加速する《グローリー・スノー》の存在を思い出し、デッキになることを確信。 《セラフィナ》はちょうど《ロッキンスター》から《ヒラメキ》で出せるコストでもあるので、《サイクリカ》ではなく《セラフィナ》を使ったタイプを練り上げた。

《星域》を撃つ場合生贄が必要。そこで《ドレーン》のSバックから出せて、かつ使用可能マナも増やしてくれる《オチャッピィ》を採用した。 《セラフィナ》《ドレーン》から出てくる《オチャ》を引っ込めて、《ミラダンテ》を《セラフィナ》の上に重ねるという無駄のない動きが魅力。

当然ながら、《ロッキンスター》→《ヒラメキ》とプレイすると、使用可能マナが1余った状態になる。 そこから《オチャ》で1マナ増えることを考えれば、《セラフィナ》の白呪文で稼ぐマナは1でいいことに気付く。 最終的に、《フリーズ・チャージャー》でよいという結論になってしまった。 コンボ前提ならフリーズは《ミラダンテ》と被るので、《ソーラー・チャージャー》も検討の余地はある。 が、コンボできないときの強さを考えると《フリーズ・チャージャー》が無難である。 また、《グローリー・スノー》は役立つこともあるので1枚残してある。

『ムジカバケラッタ

原案ビルド杯

シールド追加を妨害状態で《バケラッタ》《ラスト》を出すことで、相手のシールドを剥がすことができる。

《キクチ》《カレイコ》は相手の動きへのメタ性能が高いが、自分の《バケラッタ》のブーストも妨害してしまう。 《イダテン》をクロスして《バケラッタ》がすぐに走るパターンも強いので、できることなら《ムジカ》のほうがいい。

原案で提案されている《アルバトロス》にシビれた。さすがの継戦能力である。 《バケラッタ》のブーストやトリガー《クロック》も込みで、長期戦もまあまあ戦える。

恥を忍んで《リュウセイホール》を投入。 3色の色合わせになって、《アルバトロス》の探索を邪魔せず、ちょうど空いている5コストを埋めてくれる。 ここまで噛み合っていれば入れてもいいやという気持ち。

《エマタイ》は《アルバトロス》の準備用。探索を濁さないように気を付けたい。

ブロッカーを突破する術がないので、《XXX》を投入。 使ったことはない。

『リーフガチスカイ』

みんなやりたい《マリン・フラワー》《アストラル・リーフ》。 《パラダイス・アロマ》のG0条件が緩和されたことで、《トリア》《アロマ》《リーフ》ならできるようになった。 ビルド杯にも複数の投稿が見られた。

しかし、2ターン目に3枚コンボはあまりにも馬鹿げているので、《リーフ》の代わりに《ガチャンコ ガチスカイ》でも良いことにする。 《ガチスカイ》は、WBと攻撃終了時1ドローで2アド稼げる。 2回殴ればもう2アドになるし、なんなら侵略なのでコストを支払っていない。 もはや《リーフ》よりも強いという疑惑がある。

《ガチスカイ》は《プラーヤ》から持ってくるのも良い。 2マナサイバーロードに《アロマ》をくっつけた場合はぜひとも繋ぎたい。

《エンペラー・マリベル》も、実は《ガチスカイ》との相性が良い。 「デカペンタビギニング」と同じ要領で、《マリベル》の上に《ガチスカイ》を侵略すると、侵略してから《マリベル》自身をMBしてバウンスを発動できる。 もちろんメテオバーンは1枚ずつなので、メテオバーンを使い終わった《マリベル》から侵略したい。

《トリア》は2t《リーフ》に必須だが、他の役割がとても少ない。 ビートダウンする観点から言えば、《マリベル》に進化するか、殴り返しをチャンプブロックするかでしか貢献できない。

《トリア》を減らすことも考えたが、2t《リーフ》のコンセプトは活かしたい。 そこで活用方法として、《海底鬼面城》のコストを下げるサイバーロードになってもらおうというのが2番目のレシピ。 ひとたび設置すれば、手札交換で安定して強ムーブを取り続けることができる。 ドローを《リーフ》に依存しなくなるのも嬉しい。 その一方で、《鬼面城》を入れるとクリーチャー比率が下がり、《革命の水瓶》を詰みにくくなるのがネック。 大量ドローして防御札の《水瓶》をキープしやすいはずなのに、もったいない。

『シュパックディグルピーア』

マナ加速ループの原案はビルド杯から。

《シュパック》下で《ピーア》を並べると、《ディグルピオン》を出すたびに使用可能マナが1増える。 《ピーア》《ディグルピオン》は両方ともマナにあればいいため、手札の要求は意外と簡単である。

使ったマナは起こせないので、使えるマナは山札の枚数が限度。 それでも、そのターン中に勝ち切るには十分だろう。

原案はシールドをブレイクしないことに拘っている。これに対し、自分はシールドを普通に3枚ブレイクしてからコンボに入ることにした。

一番ネックだと思ったのは、9マナ溜めて《シュパック》を出すという始動条件。 そこで城《エウルブッカ》を置き、始動条件を7マナに引き下げた。 とはいえ、それなりにマナが要求されるのは変わらない。

次に悩むのは、3点入れる方法。 Tブレイカーを出すのはしんどいので、2点+1点が現実的だろう。

シールドを3点割ることさえできればよく、その代わりにマナが伸びてほしい。 そんな都合の良いクリーチャーがいるわけが……と考えていたところ、《ランボンバー》を思いついた。 攻撃後はマナに帰っていき、コンボに必要なブーストを手伝ってくれる。 進化元にした《青銅》も一緒にマナに帰るため、マナがちゃんと増えるのが嬉しい。 始動条件さえ満たせば場に打点を残す必要はないので、自主退場するのは全く構わない。 むしろ、コンボに必要なスペースを自ら空けてくれるので好都合である。 マナから再び出せるため、無限ブーストした後のダイレクトアタック要員としても優秀だし、 盾を割るターンまで一旦マナに置けるのも助かる。 まさにこのデッキのためのカードだと思った。

ちなみに《ランボンバー》がマナにあると、相手の《ヴィルヘルム》のランデスは確実に《ランボンバー》を狙ってくる。 しかし既に盾を割ってあるなら、その《ランボンバー》は用済み。真にマナにあってほしいのは《ピーア》《ディグルピオン》《ラスト》である。すなわち《ランボンバー》は、マナゾーンでコンボパーツを保護してくれるナイスガイということだ。

フィニッシュ手段は《ラスト》。コンボができている=相手の盾が2枚ということなので、カードを派手にプレイする必要もない。 計8マナでシールドを2枚飛ばしてくれれば必要十分だ。

最後のフィニッシュとして、ブロッカーがいても貫通できるようにしておきたい。 その手段を検討したところ、最適解はまさかの《オクトパスカル》だった。 実はコイツ、即時打点となるブロックされないカードの中で最もコストが低いのである。 無限ブーストとはいえ使えるマナには限りがあるため、コストの観点で《クリスタル・ランサー》や《クリスタル・スーパーパラディン》より優先度が高い。 同じ4マナには《クリスタル・パラディン》もいるが、そちらは《パドンナ》や《エバーラスト》に対して無力。 確実にダイレクトアタックするだけなら、《オクトパスカル》が最も良い。

他に目を引く点と言えば、《エウルブッカ》の建築に《トンプウ》を使っていること。 普通なら《マリニャン》で建築し、龍解条件を満たしに行くはずである。 ところがどっこい、このデッキは《ディグルピオン》にマナへ帰ってもらわなければならないので、《レジルブッカ》に龍解してもらっては困るのである。 すなわち、《レジルブッカ》へ龍解してほしくないから、龍解条件のカウントを稼がない《トンプウ》を採用している。 もし《青銅》を沢山出すような展開になれば、《エウルブッカ》を建てず普通に9マナを目指すと良い。

一度《永遠リュウ》で詰まされたので、《吸い込む》を1枚《アクア・サーファー》に変えた。

ループに入るために必要なコンボパーツは全て4枚。 3-3-3のような構成も考えたが、このコンボは意外と実現ターンが早いので、それまでに少しでも引けるように全力投球している。

その上で、《未来設計図》も4積み。 3マナの前に撃つのはもちろん、3t《青銅》→4t「トンプウブッカ」→5t《未来》《ランボンバー》と繋がるのがありがたい。 5tに3点行けば、6t目には《シュパック》を出して始動できる。

なんと驚いたことに、構成パーツが全てND対応である。 強いて言えば《サーファー》の位置は《バースター》のほうが良いと思うが、この1枚だけ妥協すればよいのなら喜んでする。

『オレオレアシッド』

出費:《オレオレ・ライオネル》x3

ビルド杯に未所持を含むレシピが投稿されるたび、その人の熱意と資産状況に思いを馳せながら「このカードは作っていいんじゃないか?」とアドバイスをしてきた。 老婆心のつもりだったが、「生成ハラスメントだ!」などと言われてしまってはこちらも動かざるを得ない。 天井したにもかかわらず1枚しか当たらず、生成もしてこなかった《オレオレ・ライオネル》を使うときがついにやってきた。

雑に【天門】に入れてもそれなりに働くが、せっかくなのでそれなりのコンボをしたい。 コスト、色、進化か否かの指定がないため、幅広くブロッカーのカードプールを漁った。 結果、踏み倒す対象に《アシッド》を選択。 《オレオレ》の攻撃で《アシッド》を出し、《アシッド》でエンド時に《オレオレ》を砕けば、スムーズにもう一度効果を起動できる。

《オレオレ》のATを起動しやすいように、《メッサダンジリ》を採用。 《オレオレ》から《オレオレ》が出てきてもコンボを継続できるのが良い。 なんなら《オレオレ》連鎖で走れたほうがいい場面もあると思ったので、《アシッド》を3枚にして《オレオレ》が出る確率を高めた。

3→5で《ダンジリ》を置くこと、ジャッジに強い構成とすることを踏まえて、 緑を入れて《ガチンコ・ルーレット》を採用。デュエプレだと3→5→8のルートはできないが、《オレオレ》が7なのでさほど問題ないはず。

5はいつもの《フェアホ》。最悪5→7で《アシッド》に繋ぎ、《アンタッチャブル》x2や《勝利ガイアール》を無色に変換する。

無色カードを沢山積まなければならないので、3色でも色がカツカツ。 緑を多めに積み、白と赤は《ヴンとレンス》《ボルフレ》のトリガー計6枚で無理やり確保した。 トリガータップから《オレオレ》でのタップキルに移れる《ボルフレ》のほうが魅力だが、ジャッジの強さを考えて《ヴンとレンス》を4枚にした。 《ダンジリ》と《オレオレ》でエンジェルとドラゴンを満たせるので、《ヴンとレンス》の効果を2つ起動できたりする。

カッコつけて《グレイテストグレート》を1枚積んでいる。墓地に行った《オレオレ》を吊り上げたら楽しそうだなという発想。

新弾要素は《罠の超人》。ジャッジに強いトリガーの緑マナという存在意義がある。

ブッディシリーズ

たくさん組んだので別記事にした。

mikegamo.hatenablog.com

『エグザイルステニャンコ』

《ステニャンコ》で能動的にエグザイルを起動する。 根源のアイデアビルド杯から。 デッキの方向性は大きく変わってしまったが……。

ターン開始時にドロンゴーした《ロビンフッド》や《マジックマ》をすぐに走らせたかったので、《イダテン・アクセラー》を採用。 メインステップ外で出たクリーチャーをSAにするのなら、素のコストが高い《ダッシュ・チャージャー》もアリかと思った。が、最近「紙から弱体化している」という衝撃の事実を知り、使う気がなくなってしまった。

一番やりたかったのは《マジックマ》を暴走させることだった。 しかし、実戦で使ったのはほぼ《ロビー/ロビンフッド》。 やはりドローもバウンスもイカれた強さである。

またしても《爆扇動アイラ》のお世話になった。 ドローが楽しすぎる。

《イダテン》を1ターン目にジェネレートしたかったので、 赤単色のカードを厳選して搭載。やりたいことを絞った結果、自分にしては珍しく4x10に近い構成となった。

『メリーアンダイソン』

ビルド杯で人気だったデッキアイデアに自分でも挑戦。 《メリーアン》を相手ターン中に破壊して墓地から《ダイソン》を吊り上げ、マッドネスを起動する。 捨てる前に5ドローが入るので、発射するマッドネスをそこで補充できる可能性もある。

《メリーアン》をブロッカー化するため、盤面にハンターを並べたい。 一番いいのは、《ブラックブルーホール》で黒いハンターを出しながら、相手に強制攻撃を付与すること。 それを《メリーアン》でブロックすれば、晴れてコンボ達成である。 多色を減らしたいこと、繰り返し使える可能性がある点を評価して、1枚だけ《カマン・カマーン》も入れている。

シンプルに強いハンターとしては、《ヨーデルワイス》が有力。 なんなら《ヨーデル》を2体出せば6点出るので、それだけでも十分な勝ち筋となる。

《ダイソン》は紙版からコストが1増えている。 意図がよく分からないが(なんなら《アカダシ》で出せなくなっているのが明確な弱体化)、これを活かす方向で調整。 具体的には、《ロスチャ》で墓地に送る設計にしてコスト7を積んだ。 マッドネスの《パルテノン》、序盤の削り要員《ロビー》がその枠。

ビルド杯では《サイチェン・ピッピー》を積んでいる型が見られた。 《ガイアール・カイザー》の盾サイキック化効果も含めて強力だが、白と黒の色マナが欲しかったので、今回は《パルテノン》にした。 《ブラックブルー》《ヨーデル》のためにサイキック枠を割いてしまっているのもその理由の一つ。

《共倒れの刃》も地味に新要素。生贄がいなくても発動できる《デッドリー・ラブ》である。

『赤単メガデュアルショック

《メガショック》から《デュアルショック》を飛ばして4点。 両方ドラゴンなので、SAにするのも簡単だし、《バルケリオス》もくっつけられる。

SA要員は《ゴーオンピッピー》と《トットピピッチ》の2択。 《ゴーオン》は2体でお互いをSAにできる点、《トットピピッチ》は《ザンテツビッグ》でドラゴンが付与されたときに自身をSAにできる点がメリットとなる。

《ゴーゴージゴッチ》は、《メガショック》の前のターンに《メガショック》《デュアルショック》《バルケリオス》を仕入れられるのを期待して入れた。 動画には採用できなかったが、裏ではそれなりに働いてくれた。……使った試合は全て負けたということなので、あまり参考にはならないかもしれない。

《アサル・ドラッチ》もアピールポイント。 盾を削って革命2を発動できればドラゴンが付与され、ドラゴンサポートを受けられるようになる。 単体でも、《トップギア》から繋げば《シューターマッカラン》のような性能を発揮できる。

《ドギラゴン一刀双斬》は、発動できれば高性能なトリガーでありつつ、手撃ちでブロッカーを突破する役割にも期待している。 《メガショック》のおかげで手札は溜まるので、速攻風の構成でありながら5マナくらいは目指せる。 その分シールドが減っていて危ないのだが。

『マスターGエンド』

《マスターG》に無敵が付与されたら、《ヒラメキ》で上に《THEEND》を乗せる。 《オオザワ》が完成しても《THEEND》が流されず、そのターンにトドメを刺せる。 付与された無敵を引き継ぐことに大いに意味があるデッキに仕上がった。 もちろん偶奇クイズは正解する前提。

侵略元は《ガンバランダー》《ガイアールホーン》。青のコマンドを作りつつ、ドラグナー・ドラグハートを並べて《THEEND》の生贄を用意する。 《ザンテツビッグ》に龍解すれば、全体にドラゴンを付与できる。 が、《ロココ》の場合は《THEEND》での破壊時に《ザンテツビッグ》が置換で先にマナに行ってしまうため、 《ロココ》が破壊されるときにはドラゴンが付与されないことに注意。

超次元ゾーンはキツキツ。《MAS》のための《エビデゴラス》、いざと言うときに《ガンバランダー》で凌ぐために《ウルオヴェリア》は必須と見ている。

《エマタイ》は《ロココ》を早く引くため、《サイバーブック》は《THEEND》を山に返すために採用。

ピタゴラス》を大いに評価している。 《ロココ》→《MAS》→《ガンバランダー》《トンプウ》 と動くともう7面埋まるので、 呪文トリガーにしておく必要がある。 青単だと《スパイラルハリケーン》が最初に思いつくが、このデッキは7マナまで貯まらない。 緑単の《エウルブッカ》の防御性能が高いことを考えれば、マナ送りがバウンスになったとしても十分なカードだと言える。 なんなら、バウンスしたカードを《オオザワ》で流せる分、《エウルブッカ》よりも噛み合っている……かもしれない。

『白緑ライトデュエルローズ』

出費:ミラダンテx1

《ライトデュエル》を主役にしたデッキを組みたかった。 《リーサ》や《ミールマキシマム》などとの鉄板コンボを尻目に、今回はデッキパワーの高そうな《アガピトス》を選択。 《アガピ》のタップ能力と《ライトデュエル》のバトル必勝を組み合わせて闘う。

《アガピ》の活用手段として《ジェネラローズ》を投入。単純に《ジェネラローズ》《アガピ》《ウルコス》だけで5打点出る。 《ライトデュエル》とは《ドラゴンズ・サイン》仲間。 《ヘブンズロージア》を入れる選択肢もあったが、回した結果《ジェネラローズ》1択。 もはや《ライトデュエル》の立場が怪しくなってきて、そちらを3枚に減らしている。

《アガピ》からは絶対に《ウルコス》を飛ばしたいので、サイドカラーは緑一択。 一方で《ジェネラローズ》のマナ武装も早めに達成したい(目安としては《ドラサイ》から出した次のターンとなる6マナ時点で)。 緑単色の枚数はなるべく抑える意識で組んでいる。

以上のパーツが全てNDに分布していたため、NDで構築。 ADなら《リーサ》をお情けで1枚入れていたと思うが、今回は心を鬼にして締め出した。

コマンドがそこそこ並び、かつ小さい白のクリーチャーが出るということで、新人の《ミラダンテ》を起用。 流石に《バラディオス》を出せる構築ではないので、《ミラダンテ》が合理的に活躍できるという目算だった。 ところが、革命2が発動するタイミングは全く無く、使ったシーンは全て《6ミラクルスター》でも良かった。悲しい。

『ギョウクアトロドン』

2→《ギョウ》→《クアトロドン》で4t目に10マナ。 次には11マナで《VAN》《ワルド》が出せる。 cipの2ブースト時に《ピラフ》を撃てば、マナに落ちている《VAN》を回収できる。

11マナのカードはせいぜい2積みずつのところ、最速意識で《VAN》を3枚も入れている。 せっかくマナを支払うならできればゼニスを出したいという視点からである。 ただ、《ウェディング》は《クアトロドン》のブレイクで手札を与えてしまうのでイマイチ。 11マナではないが、《王牙》で次ターンのジャスキルを狙うのも悪くないかもしれない。今回は《スーパー四つ牙》ではできないことをしたかったので、11マナに絞っている。

《マップ》で安定感を出すために準緑単。 サブプランにいつもの《マリニャン》《ブッカ》基盤を採用し、《クアトロドン》を出せなくても軽減と物量で戦えるようにする。 こういうデッキのリソース役は《ザウロディレクス》に限る。

《ギョウ》以外にも、《レジルブッカ》《ザウロディレクス》《オトマクット》など進化元は豊富。実は《マリニャン》《ガイアール・ホーン》でも「緑のドラゴン」を作ることができる。マナカーブも5→6でちょうどよい。

最初は《ジャスミン》ではなく《フェアリー・ライフ》を入れていた。 《ジャスミン》に変更したのは、《マップ》で引っかけて最速ルートを安定させたかったのと、《ザウロディレクス》で回収したかったから。

『キンコングイカズチ』

出費:ギョギョラスx1

《キンコング》の《ギョギョラス》で《アマテ》《星域》して、寝ている進化を《イカズチ》で叩き起こして即攻撃。

《キンコング》でマナが減るのを失念していて、《星域》で《イカズチ》を出しにくいことに気付かなかった。 8マナからマナ爆誕すると、《ギョギョラス》1体をだけでもマナが足りなくなる。

十分なマナを確保するため、《セブンス・タワー》でターボ。 また、コスト軽減の《マリニャン》ではなく、面を稼ぎながらブーストしてくれる《ミランダ》《四つ牙》。

マナに進化を色々溜めたいので、《キンコング》は3積み。《マップ》で持ってくるという主張になっているが、しばしば行方不明になる。

『マスターGケルケルヨ』

《マスターG》は初の「完全な無敵状態を得る」カード。 今までは《ゴッド・ウォール》で破壊耐性のみ得ることができたが、《マスターG》は完全な除去耐性を得られる。 後天的に得た状態は進化しても引き継げるので、この上に他の進化クリーチャーを乗せたい。

しかし、意外にも乗せたい進化クリーチャーは少ない。 最近の進化は文明指定なので、《グローリーソード》で進化可能となるカードがは増えていない。 その条件の元、殴って仕事をし、返しのターンもぜひ生き残って欲しい進化クリーチャーというのは、実は少ない。 《タース・ケルケルヨ》は苦肉の計である。 無敵状態を引き継いだまま横に《マスターG》を並べ直し、無敵クリーチャーを増やす。 《ケルケルヨ》は生き残ればさらに下のクリーチャーを発射できるので、除去耐性を得る意義がある。

準備が死ぬほど大変な上、少なくとも2回連続で偶奇クイズを当てないとコンボが成功とならない。 実戦で決めるのは諦めてしまった。

ドローソースはもはや《ベガス》にした。ドローしたいのは遅めの相手なので、コスト高めでドローできる確率が高いはず。 軽めのデッキ相手にドローしたいときは、《ベガスダラー》の3ドローを使えばよいと主張しよう。

《コーライル》は少しでも《マスターG》のクイズを楽にするために入れている。 《ベガスダラー》のバウンスorドローを確定させることもできるので、結構便利。

『Σガミラループ改』

オリカの《プラーヤ》とGゼロ条件が緩和された《パラダイス・アロマ》で、【トワイライトΣ】の基盤が大幅に強化された。 普通に戦っても良いのだが、せっかくなので以前使ったループをアップグレードすることにした。

《プラーヤ》→《スプライト》《アロマ》 と繋げば、4ターン目までに3体展開しながら手札消費ゼロ。 《Σ》《クラゲン》《ホーガン》でループへの挑戦権を得ることができる。

以前《タケチヨ》とセットで入れていた《鬼面城》の枠が空き、スペースに余裕ができているのもポイント。 この枠で周辺カードの枚数を調整した。

cipドローが《クゥリャン》《プラーヤ》《スプライト》の計12枚になったため、手札パンクによるループ破綻の可能性が増大。 一応《スプライト》は6枚を超えるようなドローをしないので直接的な破綻の元にはならないが、《クゥリャン》《プラーヤ》は本当に危険。 破綻防止を強く意識し、手札リセットの《N》を2枚に増やした。 また、手札に寄ってきた《クゥリャン》たちをマナに閉じ込めるため、《ソルハバキ》も投入。 新規の盾交換《プルルン》と併せ、なるべく《クゥリャン》たちをループの輪から除外したい。 《ソルハバキ》を入れたのに伴い、《ガミラタール》は1枚減らした。

《プラーヤ》と《クラゲン》の効果処理画面は全く同じ。 無音かつぼーっとプレイしていると、《プラーヤ》から《Σ》をドローしてしまってループが破綻する(練習中に2敗)。 本番ではカードボイスを聞き、かつ右上の効果ウィンドウのスタック状況を見て、《クラゲン》のときにだけ《Σ》を固定するように意識した。

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『ラストオンセン』

4マナでシールドを1枚ボトム送りにする《アクア警備員 ラスト》を《激沸騰!オンセン・ガロウズ》で出し直す。 エンド時にシールドを再装填されてしまうが、そのターン中に決めれば問題ない。

《激沸騰》の適用先として《MAS》を選択。 5→6で繋がり、《ラスト》を集めるのに貢献してくれる。 さらに、《ラスト》のcipドローで《QED+》への龍解も可能。 この3枚で三角シナジーが形成できている。

《激沸騰》を場に残すため、《シャチホコホール》を採用。 そのために赤黒を入れる必要が出てくる。 トリガー枠かつ《激沸騰》の恩恵を受けやすい《鬼スナイパー》はほんのりオシャレ。

《ピーピングチャージャー》が重要。シールドが安全かどうかを確認し、《ラスト》での詰めに活かす。 《エンゲージ》の位置は正直なんでもいい。真面目に考えるなら《ブラッディ・チャージャー》との選択か。 一応、盾が減る《コダマダンス》は避けた。

『トリプルリバイブデュランザメス』

出費:マガンドx1, ヴェイダーx1

《マガンド》は3種類目の3コストのデーモンコマンド。 《トリプルリバイブ》で3コストデーモンを3体吊り上げれば、《デュランザメス》のG0条件を満たす。 手札をたんまり蓄えたら、《チェーンソー》で全部捨てて面を更地にしてから殴りに行く。

どうあがいても《トリリバ》を撃つのは6ターン目、ゲームに勝つのは7ターン目以降。 《ボンチャ》でブーストしても、《ベリアル》などによる墓地肥やしが十分でなければ《トリリバ》を撃つことはできない。 変に急ぐよりは、ハンデスで時間を稼ぐほうがいいだろう。

6割くらい《フワシロ》のためのデッキ。 26弾では《ギャロウズ》が登場し、3コストのデーモンから《ブラックサイコ》などに侵略する動きは《フワシロ》の特権ではなくなってしまった。 さらに、単体性能が高い《マガンド》も登場。 ここまで来ると、《フワシロ》の役目は「トリリバからマガンドと一緒に出てくる」くらいしかなくなる。

《イッタンイート》は面を食うのがデメリットに見えるが、《ロノヴェル》などを食べさせて面を空ける役割もある。まずそう。

《ヴェイダー》は生成をケチって2枚。4枚積みましょう。