2021/1/23 追記。
デッキレシピ
- コンセプト:B
- 完成度:A-
- デッキパワー:S
- 思い入れ:A
2020/12/11(ランクマ2日目)、Nルールのマスター到達。 25個の星のうち11個が連勝ボーナスということになるので、やっぱりボーナス制度は凄い。
改良版
2021/1現在、組むならこう。
今や、【白青グレートメカオー】は環境1軍のデッキとなっている。 プレイヤーの研究が進んだことで、レシピも洗練されてきた。 メカオーの純度を上げて、デッキパワーを押し付けるのがスタンダードな構築だ。
場合によっては早出しもすること、《フェニコーラー》を採用できるようにすることも考えて、超神星を6枚前後積むのが主流である。 ただ、元のレシピを回した経験から、私は最低3枚あれば回るという認識でいる。資産に合わせて調整してよいだろう。 自分もあの後パックを引いたが、↑のレシピの5枚で精いっぱい。
《予言者リク》は、【アポロヌス】デッキをリリース直後ほど見なくなったため抜いた。
《鎧兵機サーボルト》は、《アポロヌス》を止められないため3にしていたが、【除去サファイア】【赤白・赤黒速攻】などへのキーカードになるため4にした。
《ソーラー・コミューン》は、《ホーリー・スパーク》のほぼ上位互換と分かった。
3マナ枠は適当。【除去サファイア】や序盤のタップキルに強い《キャプテン・ハッスル》、《マーキュリー》への進化元になる《アクア・ハルカス》、 持って来れたらラッキーの《魔鳥機フェニコーラー》、安定感を高める《エナジー・ライト》。 他のコスト帯に比べやることが決まっていないが、だからといってここを抜いてしまうと、序盤の動きが怪しくなる。 回してみてしっくりくるものを選んでほしい。
コントロール系に勝ちたい場合、《蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ》を2枚くらい入れて《ヴィーナス》4t着地を狙うルートを確保するとよい。
キーカード解説
《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》
3体進化、自分のクリーチャーが除去されるときにメテオバーン1でそれを無効化する。
一旦保護してしまえば、そのターン中はそのクリーチャーへの除去が効かなくなる。 分かりやすく言い換えると、自軍1体が《デーモン・ハンド》の対象に二回選ばれようと、 それに対するメテオバーンは1回で済む。リリース直後だからだと思うが、この仕様を知らない人も時々いる。
取り巻きにメテオバーンを使わされるのが危ないのではと危惧していたが、 実際は出して1~2ターンでトドメを刺すことが多いので、 横のクリーチャーのせいでメテオバーンを使い切って後悔することはほぼなかった。 むしろ、取り巻きを守れる安心感の方が何十倍も強かった。
《キャプテン・ミリオンパーツ》
キーカードじゃないけど、死ぬほど強いので書かせてほしい。
グレートメカオーにブロッカー付与、なおかつメカオー以外はブロック不可。
除去が薄いビートダウンに対しては、コイツ1枚で鉄壁の布陣を敷くことができる。
さらにミラーマッチ以外なら、実質的に味方全てがブロックされない。 《ヴィーナス》で保護してやれば、ジャストの打点数できっちり殴り切ることができる。
【ツヴァイ】の《アクア・ガード》、【アポロ】の《ゾルヴェール》《ノースグレイ》、【天門】の大型ブロッカーなど、すり抜け対象はとても多い。
2枚目以降を出す意味が無いので3積みにしているが、対戦中はとにかくコイツが待ち遠しい。
似たデッキとの差別化
《マーキュリー》とは、トリガー《サーファー》への耐性で差別化。
高パワー・全体火力も1枚で防げる・リキピを進化元にできる《超神星マーキュリー・ギガブリザード》は、一見《ヴィーナス》の上位互換のように見える。 しかし、トリガー《アクア・サーファー》からも味方クリーチャー(特に《ミリオンパーツ》)を守れるのがめちゃくちゃ偉い。
《マーキュリー》は《スパーク》を無効化できるのが強いのだが、 ブイブイ言わせている《アポロヌス》、【ツヴァイ】にそのまま入る《マーキュリー》の2体が 環境全体の《スパーク》の採用率を下げているせいで、今は《アクア・サーファー》を踏む回数の方が多かった。
《ツヴァイランサー》とは、詰み状況の作りやすさで差別化。
単純な打点生成力で言えば、《ツヴァイ》の圧勝である。 しかし、《ツヴァイ》を2体立てたとしても、トリガー《デーモン・ハンド》を1枚踏めば勝ちが持ち越しになってしまう。 その点、《ヴィーナス》はどんな除去カードを踏んでも大丈夫。 《スパーク》NGなのは結局お互い様なので、打点を揃え切ったときは《ヴィーナス》の方が安心感がある。
構築解説
とりあえず強そうなグレートメカオーをどかどか突っ込んだ。 ガーディアンも入れてやろうかと思っていたがスペースは無かった。
ぶっとびカードその1、《機動要塞ピラミリオン》。 種を2体分準備。ついでに《ヴィーナス》のコストは2下がる。 持ってこれる2マナメカオー3種はそれぞれに役割があるので、相手に合わせた柔軟なプレイングができる。
これが無ければ《ヴィーナス》はまともなデッキにならなかった。
ぶっとびカードその2、《装甲支援ガトリンガー》。 《ピラミリオン》から繋げばそれだけで3ドローできる。 コントロール相手だと場にメカオーがいなくて悲しくなる。
《鋼鉄大使ジャンボ・アタッカー》は何となく4。
《鎧兵機サーボルト》は3。火力耐性が高いので4でも可。 良いのはちょっとパワーが高いところくらいで、タップキルに使えない、進化クリーチャーをブロックできないポンコツである。 《霊王機エル・カイオウ》よ、早く来てくれ。
《埋め立てロボ・コンクリオン》は《ロスト・チャージャー》を使う相手にだけ出せればいいので2枚。
《光器ペトローバ》は迷い中。 除去コン相手の勝率が低すぎたので、火力対策で2積みした。 でも結局勝てなかった。
《キャプテン・ハッスル》の枚数も要調整。 《コロビナー》と組み合わせたタップキルが魅力だが、それに拘らなくても勝てる。 ただ、コイツを抜くと火力耐性が下がるのと、まともな3コスト帯がいなくなる。
《魔皇機フェニコーラー》はサーチが不安定すぎたためすぐに抜けた。 3マナクリーチャーとしての価値はある。 そこの枠は《エナジー・ライト》になっている。
トリガーは、 カウンター札として優秀過ぎる《アクア・サーファー》を4枚。 1体止めて進化元になれる《転倒専機コロビナー》を2枚。 《アポロヌス》へのカウンター札として《予言者リク》を2枚。
《ホーリー・スパーク》は同系と戦うために入れた。 《アポロヌス》《マーキュリー》が《スパーク》に対して物凄く強いことがプレイヤー意識にあってか、今は《スパーク》採用のデッキが少ない。 相手がトリガー《スパーク》してこないなら、こちらもトリガー《スパーク》に頼る頻度は下がる。
割と《サーファー》《コロビナー》だけで返せる場面が多かったこともあって、こちらが《スパーク》を積む必要をそこまで感じなかった。 環境が進んでくると必須になるかもしれないし、そうでもないかもしれない。
同系と当たったとき、何人かが《アポカリプス・デイ》を積んでいた。 《ヴィーナス》が出ていれば良いかもしれないが、基本的に横並びするメカオーに入れる意味は薄い。 撃たれた試合は全部勝てたので、つまりはそういうことである。 別に《アポカリ》が無くても、【アポロ】【ツヴァイ】には勝てる。
プレイング
ビート系のデッキにはカウンター狙い。 《ミリオンパーツ》さえ立てられれば防御はかなり硬いので、1ターン耐えるのは容易い。 相手がビート系だと分かったらガツガツ展開しよう。 今のビートは早すぎるので、様子を見ていると手遅れになる。 クリーチャーが4体並んでいれば、《ピラミリオン》→《ヴィーナス》で2打点追加して勝ち。
対コントロール系は普通に不利。 4t目までに2体展開してから《ペトローバ》《ガトリンガー》《ヴィーナス》を狙いたい。 簡単そうに見えるが、大体チャージャー《裁》されるので無理。 メカオーが1体だけいる場合は、7マナあれば《ピラミリオン》→《ヴィーナス》の進化速攻が可能。
4t目の優先順位は、《ミリオンパーツ》>《ピラミリオン》。 《ミリオンパーツ》の上に《ヴィーナス》を置きたくないので、殴り手として先に出しておいたほうが良い。 《サーボルト》では《アポロヌス》を止められないというのもある。 《ピラミリオン》は《ヴィーナス》進化速攻のタイミングまで取って置こう。
コントロール相手は《ガトリンガー》が引けないとドローできなくて詰む。 コントロールが流行ってきたら《サーファー》を減らしてドロソにするべきか。 《ジェントルマン》は割とアリかも。
展開できても、7体盤面を埋めないように。 待ちに待った《ガトリンガー》やトリガークリーチャーが出せなくて死ぬ(1敗)。
シールドは最後にまとめて割り切ればOK。 先に割らなければならないのは、 相対的に引きが悪く、自分の激強トリガー条件から細い勝ち筋を拾わなければ行けない時だけ。
《ヴィーナス》を出せぬうちに《アポカリ》で壊滅した試合が既に何試合かあった。 進化GVや《ツヴァイ》などへのメタとして、依然として採用率が一定以上ある様子。
戦績
総合 38勝24敗
勝率61.3%。分かられてくるとこんなに勝てないと思う。
【アポロヌス・ドラゲリオン】 20勝6敗
カモ(不死鳥)。全体のマッチングの42%を占めていた。 【アポロヌス】への勝ち越し数が総合の勝ち越し数と同じだったので、ここを抑えてマスターに行ったということになる。
怖いのは先攻を取られて5t《アポロヌス》くらい。 向こうの構築が固まってくると分からないが、今は《アポロヌス》を出すのに集中するあまり他の要素がおろそかなデッキが多い。 要は除去札を撃ってこないので、《ミリオンパーツ》さえ立てれば余裕で止めることができる。 多少事故っても、トリガーからジャスキルカウンターできる。
白入りと当たったときは《スパーク》を警戒していたが、どうやらそんなスペースは無いらしい。 トリガークリーチャーも合わせて4体並べれば勝ち。
- 赤黒 7-2
- 赤青 4-1
- 赤緑 2-1
- ラッカ 2-1
- クローシス 2-1
- リース 1-0
- デイガ 2-0
【ツヴァイ】 6勝3敗
微有利。
【ツヴァイ】に有利なデッキを握れる日が来るとは思っていなかったので妙に嬉しい。
打点が揃うのは向こうが先なので、基本的にカウンター狙いでOK。 《コロビナー》のタップキルで遅延出来たらラッキー。
こちらはブロッカーとトリガーが豊富なので、1ターンキルされることはまずない。 すなわち返しのターンが回ってくるということなので、そこで《ミリオンパーツ》《ヴィーナス》を決めれば大体勝ち。 なんやかんやで《スパーク》入りが多いのはやっぱり怖いが。
- t白 5-2
- 青単 1-0
- 青黒 0-1
【除去サファイア】 2勝8敗
不利。
デッキ構成的に無理かもしれない。ヘルプミー。
【白青メカオー】 4勝2敗
五分。
《スパーク》でタップキルした方が勝つ。 《ジャンボ・アタッカー》を4積みしていて良かったと感じられる相手である。
《マーキュリー》と《ヴィーナス》の採用率は半々くらい。
【4c天門】 2勝1敗
微有利。
《エリクシア》がいないので、《ヴィーナス》でゴリゴリ押せる。 ブロッカーは《ミリオンパーツ》で黙らせればOK。 【除去サファイア】より除去成分が薄いので、割とやりたいことはやらせてもらえる。
その他
Aルールだとどうか?
【ツヴァイ】の《クリスタル・パラディン》がキツい。 《キャプテン・ミリオンパーツ》を出せなくなるので、Nルールだと有利対面なのが微有利に落ちる。
また、ただでさえ勝てないコントロールへの勝率が、《ロスト・ソウル》のせいでさらに絶望的になる。
普通に通用するが、このデッキはNルールでイキり倒している方が幸せだと思う。
追記
確かにNew Divisionの方が活躍しやすいが、デッキパワーが高いためAll Divisionでも普通に環境トップレベルのデッキである。
《ロスト・ソウル》を投入した【除去サファイア】は【メカオー】(と【ツヴァイランサー】)を狩るためのデッキなので怪しいが、 それ以外のデッキに対しては普通に戦える。
おわりに
めちゃめちゃ強かった。Aルールは別のデッキを使うかも。
7弾のノルマは1/3クリアー。残りはコイツら。
……いや無理では?