デッキレシピ
- コンセプト:A
- 完成度:A
- デッキパワー:S
- 思い入れ:S
2021/02/08、プラチナ3-1から17勝12敗でアポロヌスカップAll Divisionのマスター到達。 実を言うと6連勝でプラチナ1-5まで来れたのだが、 そこから苦手対面の【ウェーブストライカー】と【アウゼス】に当たりまくってグダってしまった。
ちなみに、今期のNew Divisionは↓と全く同じレシピでマスター入りした。
はじめに
このデッキを使おうと思ったきっかけは3つある。
まず、New Divisionのプラチナランクで《聖天使クラウゼ・バルキューラ》使い納めのデッキを使っていた時のこと。 デッキ自体は死ぬほど弱かったのだが、サブアタッカーとして採用していた《スターマン》が意外にも活躍。 特に、対【グレートメカオー】で5ターン目に出せると、かなり優位に立てることが分かった。 やはり今でも《スターマン》は強いと感じたのが、1つ目のきっかけである。
次に、↓の7弾予告ツイート。
【第8弾カード情報】
— デュエル・マスターズ プレイス【公式】 (@dmps_info) 2021年2月5日
《超竜騎神ボルガウルジャック》
太古の龍と闘竜の力が合わさることで、超竜騎神が爆誕する!#デュエプレ #極神創世譚 pic.twitter.com/w5lDPWM3GW
何!?《スターマン》がやられてしまうではないか!!! 《ボルガウルジャック》が来る前、まさに今《スターマン》を動かすべきだと思ったというのが2つ目のきっかけだ。
3つ目のきっかけは、こちらのレシピに感銘を受けたこと。
《ヴィーナス》というパワーカードを、グレートメカオーではなくガーディアンで運用。 【グレートメカオー】や【ツヴァイランサー】に入っている超神星には私もうんざりしているのだが、この使い方なら全然許せる。 4t降臨ルートがあるのと、《守護聖天ラルバ・ギア》で押し切れるので、【メカオー】との差別化もできている。 本当に素晴らしいアイデアである。
この記事の「各体面雑感」を読んでみると、次のようなことが書いてある。
- 【ブリザード】が地味にイヤ。
- 【アポロヌス】はスパークを踏むとアウト。
- 【ツヴァイランサー】は後手を引くとしんどい。
- 【グレートメカオー】の《ミリオンパーツ》でブロッカー突破されるのが怖い。
これ、もしかして《スターマン》で解決できるのでは?
【ブリザード】はアグロなので、言わずもがな《スターマン》が活躍する。 【アポロヌス】は耐え切ることさえできれば、《スターマン》のバトル必勝で《アポロヌス》を討ち取れる。 【ツヴァイ】【メカオー】に対しても、《スターマン》による押せ押せビートが有効である。
一方の《スターマン》側から見ても、ガーディアン軸の《ヴィーナス》には魅力が多い。 《スターマン》は【除去サファイア】【カチュア】【天門】に対抗する術が無いのが悩みなのだが、 この辺りの対面には、最速《ヴィーナス》や《ラルバ・ギア》が有効なので、相性補完としてはバッチリなのだ。
ということで、こちらの記事のレシピに《スターマン》をぶち込んだのが今回のデッキである。
ちなみに5~6弾環境では、 《聖皇エール・ソニアス》のビートダウンプランを積み込むことにより、《スターマン》の相性補完をしていた。 しかし、今では《ゲート》や《カチュア》から《サファイア》が早期降臨するようになったので、 《ソニアス》で押し切るのが難しくなってしまった。 デッキアイデアとしてはあちらも完成度が高いのだが、環境が進んだせいで使いにくくなった。
キーカード
《英霊王スターマン》
お気に入りカード。
サイバーロードには、最強カード《アクアン》がいる。 5枚目以降の種は悩むところ。今回は《メカピン》。
白クリーチャーには優秀なcip持ちが少なくて困る。 6弾ではやや重めの種族であるエンジェル・コマンドが、 7弾では種族のシナジーが強すぎるグレートメカオーと重たいアポロニア・ドラゴンがプッシュされたので、 登場時からあまりラインナップが増えていない。
今後、軽量の白クリーチャーが充実していけば、それだけこのカードの株も上がる。
《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》
紙ではお気に入りカード……だったのだが、 デュエプレではブイブイ言わせすぎていて引き気味。
このデッキではまともな使い方をしているので許してほしい。 コントロール殺すマンとして活躍していただく。
↑ 今となってはもはや恥。
構築解説
変更点
元のレシピとの変更点は以下。
- IN
- 《英霊王スターマン》x2
- 《メカピン》x4
- OUT
- 《守護聖天ラルバ・ギア》x1
- 《予言者コロン》x1
- 《アクア・サーファー》x4
《スターマン》は2積み。サイバーロードの枚数的に、この辺が妥当だと思う。
《メカピン》
青のトリガー枠を《メカピン》に変更し、種を確保した。 《スターマン》を確実に5t目に出したくなるのは、シールドが割られまくっているときだ。 《アクアン》を出している暇も無いことが多いので、 トリガーでサイバーロードが出うるというのは結構重要である。
《メカピン》の難点は、《サーファー》と違って手札に来た時に全く役に立たないこと。 手札がカツカツのこのデッキでトップが弱くなるというのは、割と深刻な問題である。 運のいいことに、《メカピン》のせいで負けたデュエルは一度も無かったが、 《サーファー》ならば楽に勝てていたというシーンは2~3回あった。
その一方で、トリガー《メカピン》から《スターマン》を出したデュエルも2回ほどあった。 《スターマン》を入れるなら、やはり《サーファー》でなく《メカピン》だと思う。
過剰に見えても防御札が必要
もしかすると、「こんなにブロッカーとトリガーがあるのに、わざわざ《スターマン》を入れる必要があるのか?」 と思う人がいるかもしれない。 しかし、実際に環境のデッキと戦ってみると、《スターマン》の能力を活かしてきちんと勝ち切るには、 むしろこのくらいの防御札が必要不可欠なことを実感するだろう。
その理由として大きいのが、《スターマン》の進化元を2体用意しなければならないことだ。 4ターン目までに2体クリーチャーを並べるのは決して難しくはないが、 もしそれだけだと、5ターン目には場にいるのが《スターマン》1体になってしまう。
特にブロッカーを進化元にした場合、シールド追加とブロッカー消失が相殺して、防御枚数は結局変わらない。 そのせいでアグロの猛攻を防げず落ちるという展開を、自分は何度も経験してきた。
せっかく《スターマン》でシールドを増やしても、結局押し切られて負けるのでは、デッキとして中途半端になってしまう。 それならばいっそ、防御をガチガチに固めて、勝てる相手にきちんと勝てるように構築するほうがよい。
具体的には、4ターン目までに光クリーチャーを2体以上出せる、もしくは トリガーで出てきた光クリーチャーを進化元にできるような構築を取るべきだ。 この視点で見ると、元レシピは《スターマン》を運用する体制が最初から整っている。 そのため、《スターマン》と《メカピン》を突っ込むだけで充分である。
一応フォローしておくが、私は《スターマン》が弱いと主張したいわけではない。 《スターマン》には、ビートダウン系統のデッキを完封できるという高いポテンシャルが備わっている。 それを確実に活かせる構築にするにはどうすればよいか、というのがこの節の趣旨だ。 例えば、ビートに弱すぎるデッキに《スターマン》を挿してワンチャンだけ確保するという使い方もあって良くて、 その場合にはここに書いてあることを守る必要は無い。
改良点
《ホーリー・スパーク》、もしくは3枚目以降の《ソーラー・コミューン》が欲しいことがあった。 元のレシピと違ってシールドを増やせるため、強力なトリガーを増やす意味がある。 ただ、小型ガーディアンも《コロビナー》《コロン》も、これ以上削るわけにはいかない。
プレイング
元記事に詳しく書かれているので、ここでは《スターマン》が絡む要素だけ述べる。
《スターマン》は、なるべく相手のデッキタイプが分かるまでキープ。 青マナが欲しくてもすぐにチャージしてはいけない。 【赤緑・赤白速攻】【ブリザード】【ツヴァイ】【メカオー】に対しては《スターマン》を出したい。 逆に、【除去サファイア】【天門】【アウゼス】【カチュア】【ドルバロム】などが相手の場合はすぐにマナに置く。 3マナ帯がほぼないレシピなので、3ターン目に多色の《スターマン》をチャージする展開が多かった。
対【ブリザード】は1-0。 相手が事故気味だったのもあって、《スターマン》で難なく勝てた。 《クレス・ドーベル》がいるおかげで、《ブリザード》を出されても割と受けやすいはず。 ほどほどに回った相手に対してどうなるかを試してみたい。
対【メカオー】は、なぜか一度も当たらなかった。 イニシエート型の時は2-0だったし、普通に有利だと思う。 クリーチャーの処理を超神星による殴り返しに頼っているデッキなので、《スターマン》はほぼ無敵。 さらに、超神星でトリガーやブロッカーを封じながら6打点ぴったり作って勝つというデッキコンセプトのため、 シールドを追加していくとそのプランを潰して良い感じに勝てる。 5ターン目に《スターマン》を出せれば、ワンパン《サーファー》でも踏まない限り大体押し切れる。
対【ツヴァイ】は5-0。 自分でもびっくり。《コロビナー》のおかげで、ワンショットは免れることが多い。 殴ってきた《ツヴァイ》《マーキュリー》が小型ブロッカーで守られていても、 《コロビナー》や《ラルバ・ギア》でタップして《スターマン》で強引に討ち取れる。 ブロッカーが大量にいるため、小型や《マーキュリー》の攻撃は全然通らない。 《ツヴァイ》の攻撃こそ防げないが、シールドをコツコツ追加していくだけで割と耐久できてしまう。
対【アポロヌス】は1-0。 《スターマン》で《アポロヌス》を倒し、《スパーク》踏みによる負け筋を完全に潰して勝てた。
《スターマン》入りでも不利を感じたのは、
- 【ネクラウェーブ】1-1
- 【リースウェーブ】0-3
- 【アウゼス】0-3
あたり。この辺はあの【メカオー】ですら苦手としているデッキなので、仕方ないだろう。
現環境の3トップである【ブリザード】【メカオー】【ツヴァイ】、 さらに【アポロヌス】【カチュア】にもいい線行けるこのデッキ、意外と"ある"のではないか? ……まさかね。
おわりに
全体の勝率だけ見ると大したことないが、とても良いデッキになったと思う。 元レシピの投稿者様に大いに感謝している次第である。