デッキレシピ
- コンセプト:C
- 完成度:A-
- デッキパワー:S
- 思い入れ:B
標準的なパラディン入りブリザード。 分解ポイントが2400ptのうちに《ブリザード》でマスターを獲得することを目標に、5/7のナーフ後から回し始めた。 ナーフによって《ブリザード》の数が大幅に減り、対策されづらくなったことでかえって動きやすくなったように感じる。
資産の都合でこの構築になっているが、振り返ってみると
- 《秋風妖精リップル》x4
- 《魅了妖精チャミリア》x2
- 《アクア・ガード》x1
のほうが良さげ。
2020/5/14, マスターランク到達。 今回は順当にプラチナ1がキツかった。昇格戦で4回も負けたのは初めてだ。
キーカード解説
《ダイヤモンド・ブリザード》
調整されてもまだまだ強い。実質0~2コストで出せて手札も補充できる高パワー進化クリーチャーが弱いはずがあるまい。
《アストラル・リーフ》と違って、《ブリザード》は《ブリザード》自身を引き込むことができない。そのため、《リーフ》に比べると2体目以降の展開力に不安がある。さらに、ナーフで墓地回収ができなくなったためにますます長期戦に弱くなった。
これらのことから、短期決戦を想定した構築にすべきである。
構築解説
爆発力
せっかく《ブリザード》を軸にして組むのだから、 《ポレゴン》《サエポヨ》《メリッサ》《マルル》をフル投入し、マナを起こして大量展開したい。 すると必然的にデッキのうち24枚前後が緑で埋まるので、サイドカラーに充てられるのは残りの約15枚のスペースである。
水文明
短期決戦志向におけるサイドカラーの候補は、ドローとバウンスをこなせる青か、速さを求める赤である。 今回はドローで《ブリザード》を引き込みたいことと、《サーファー》の性能の良さを見込んで青を選択した。 青で積みたいメインカードは、
- 《クリスタル・パラディン》
- 《アストラル・リーフ》
の2択。《リーフ》のドローパワーも捨てがたいが、スノーフェアリーの展開力と噛み合うのは《パラディン》だと判断。欲しいのは手札よりも突破力である。
ブースト事故
マナゾーンにとどまってくれる緑マナは《ブリザード》だけなので、スノーフェアリーを回収した後のブーストで緑が埋まらなくて事故ることが結構ある。40枚中青が15枚入っているデッキからn枚ブーストして1枚も緑が埋まらない確率を計算すると、
- 1ブースト:40.0%
- 2ブースト:13.5%
- 3ブースト: 4.7%
- 4ブースト: 1.5%
となる。2ブーストくらいだと普通に事故るし、3ブーストで事故ったことも(記憶の限りでは)2回ある。 そういうわけで、できることなら青は減らしたい。もう1~2枚くらい少なくてもいいかも。
おまけ・火文明
赤の強みは、
- 《ブレイズクロー》をはじめとする2マナ以下のクリーチャーの充実
- 《エグゼドライブ》《タグタップ》《ピーカプ》らの3マナSA
- 《火炎流星弾》《ボルカニック・アロー》の軽量除去
ことである。
ところが赤を15枚しか積まない場合、1ターン目に赤が引けずに《ブレイズクロー》を出せない可能性が高い。 さらに、赤緑速攻なら積極的に採用したい《ゴンタ》は、 多色ゆえに《ブリザード》のマナ回復を絡めた展開を邪魔する可能性がある。
スノーフェアリーを大量投入する構築の場合、このように赤の1つ目の強みを活かすことができない。 自分はこれをもったいなく感じたので、青で回すことにした。 もちろん、《火炎流星弾》のために赤を採用したり、赤緑速攻に《ブリザード》をサブで突っ込んだりする構築も 普通に強いと思う。
2マナスノーフェアリー
《ブリザード》でブンブンしたいので全て4積み。
- 《愛嬌妖精サエポヨ》
- 《雪溶妖精シャーマン・メリッサ》
- ナーフ前の《ブリザード》は墓地回収もできたため、コイツのマナ送りになる効果が実質的に死んでいた。今は結構大事。
- 《雪渓妖精マルル》
- 実質バニラなので、なるべく種として使いたい。一応ナーフ前は、《エマージェンシー・タイフーン》で出した《緑神龍アーク・デラセルナ》をセイバーするという役目があったのだが…。
《魅了妖精チャミリア》
《リップル》が2枚しかなかったので、スノーフェアリーの数合わせとして入れた。 シールドから出てきて苦い思いをすることもある一方で、思ったより出す機会がある。 タップスキルが強いのと、《バースト・ショット》に引っ掛からないのが優秀。
《クリスタル・パラディン》
速攻を組むときは毎回お世話になっている。 イニシエートや盤面制圧ボルバルを相手にしているときは3枚欲しいが、速攻相手には1枚も要らない。 実際3積みでもいいのかもしれないが、そのくらいなら他のデッキを使った方が楽に勝てそう。
《アクア・ハルカス》
《ブリザード》の次に重要なカード。 キャントリップでクリーチャーを確保すれば、毎ターン安定して《サエポヨ》をパンプアップできる。 《ブリザード》《ポレゴン》を引けている場合、3t目は《ブリザード》よりコイツを優先して出したほうがいいかもしれない。
《アクア・ガード》
《パラディン》の種として採用したつもりが、1マナブロッカーとして活躍する機会の方が多い。 対赤緑速攻の場合、こちらのデッキタイプを見せつけて《火炎流星弾》を埋めさせたい。 結構強いが、青で削る候補筆頭でもある。
プレイングなど
速攻でありながらプレイングは結構難しい。自分は可能な限り《ブリザード》を早く出すプレイングで通したが、本当は4~5マナの時に出して手札を補充した方が良いケースもあるだろう。
可能な限り《サエポヨ》が進化元にならないようにプレイしたい。
赤緑速攻
先攻を取れるかどうかに大きく依存するが、《ゴンタ》を《ブリザード》で倒せる点、こちらの方がトリガーが厚い点から相性が良い。お互いにシールドを割り合う展開になったら、何ターン後にとどめを刺すのかを意識して戦うべし。動きは比較的読みやすいので、ギリギリ負けないプレイングを心がける。
ミラーマッチ
ミラーを意識した構築にはなっていない。《ブリザード》《サエポヨ》で2枚くらい割っておいて、場数が揃ったら残りを割りに行く。結局のところ、《サエポヨ》を何枚引けるかで勝負が決まる。《ソーサーヘッド・シャーク》を出されたら死ぬ。
赤緑黒ドラゴン
軽量ブロッカーもハンデスもなく、序盤に殴りやすいためやや有利。 《ゾルヴェール》《ジャグラヴィーン》に対しては《パラディン》が良く刺さる。 《ドルザーク》が出てくる前にどれだけシールドを削れるかが勝負の分かれ目。 《バースト・ショット》採用率が高いのが怖い。
ボルバルザーク
速攻なので相性有利と言いたいところだが、ボルバル側も対策をしていないわけがない。 ランクマッチでは主に、
- 青抜き盤面制圧型
- 青入りハンデス型
- トリガー偏重型
に出会った。ハンデス型には安定して勝てるが、 盤面制圧型は《グライス・メジキューラ》、トリガー偏重型は大量のシールドトリガーが苦しい。 序盤に《ブリザード》を出してぶん回さないと敗北濃厚。
イニシエート
ガン不利。マッチングしないように祈る。 出会ったら相手が事故るように、そして自分が《パラディン》を引けるように祈る。 対イニシエートに限っては、《火炎流星弾》《ボルカニック・アロー》を搭載できる赤入りのほうが戦いやすいと思う。 実は、相手が場の7体制限に引っ掛かってブロッカーや《エストール》をプレイしてこなくなる状況が割とある。ゆえに、シールドを1~2枚まで削ってあればどんなに絶望的な状況でもワンチャンスある。
ハンデス
あまり出会わなかった。《ブリザード》を落とされなければイケる。