ミケガモのブログ

古のネクラキング【デュエプレ】【マスター】【DMPP-12】

デッキレシピ

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  • コンセプト:B
  • 完成度:A
  • デッキパワー:A
  • 思い入れ:B

22/2/26, NEXカップADマスター到達。 期限ギリギリすぎる。

キーカード解説

《聖鎧亜キング・アルカディアス》

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皆が言う。「5tキングが決まらない」と。

本当にそうだろうか?

そもそも、果たしてどれだけのプレイヤーが、5t《キング》にベストを尽くしたことがあるのだろうか?

ということで作ったのが今回のデッキ。

5t《キング》を阻む最大の壁は多色事故である。 それを回避するために、カラーは必要最小限のネクラとし、多色カードも極限まで削った。

最速召喚を狙うため、当然《キング》は4積み。 しかしこれだと、2体目以降の《キング》が腐りがちである。

《超神星 DEATH・ドラゲリオン》

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そこで登場するのが、《超神星 DEATH・ドラゲリオン》。 黒いクリーチャーならなんでも燃料にできる《デスドラ》で、マナ置きした《キング》に価値を持たせる。 ネクラコントロールはマナを持て余しがちなので、マナを直接的に戦力に還元できる《デスドラ》はありがたいカードである。

《キング》の前に出ていたクリーチャー、およびロックをすり抜けてきたクリーチャーを刈り取って、《キング》ロックをサポートするべし。

余談だが、本家DMでも《デスドラ》がコントロールに1~2枚入ることがあった気がする。 紙と比較すると、自軍の《キング》を溶かさなくなったのがとんでもなく偉い。

《口寄の化身》

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ネクラカラーで遅めのデッキを組むなら必須だと思っている。 紙で《ミスト・リエス》《ハッスル・キャッスル》などが入っていた枠である。

8弾環境あたりから環境にいる「ネクラ+赤」のコントロールは、 《ゲキメツ》や《HDM》らの単体で働くパワーカードで立ち回るため、 手札が多少薄くてもトップで戦える。

しかし、このデッキは純ネクラカラー。 ちゃんとデッキを回していかないとどこかでジリ貧になる。

ギフト型

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最初に作ったのは、《ウルコス》からの《ギフト》《キング》で4t降臨を狙うタイプ。

だが、これが恐ろしく決まらない。 多色事故を抜きにしても、4t目までに特定の3枚を揃えること自体が異常に難しかった。 つまり《ヨイチ》《マッハアーマー》《モノノフ》にはキレていい。

仮に4t《キング》が成功したとして、そのおかげで勝った試合は1回あったかどうか。 大体の場合、《トリプルマウス》を挟みながらの5t《キング》で十分だった。 《ギフト》はブーストと違ってマナも貯まらないので、《デスドラ》との相性も悪めである。

特に気になったのが、手札に《ギフト》だけ溜まって初動ブーストに失敗し、 結果的に《キング》の着地が遅れるパターンが多発したこと。 《ギフト》の位置が《青銅》なら……というケースが何度もあったので、《ギフト》を抜くことにした。

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設計図&二角牙型

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ということで、《青銅》をたくさん積んでできたのがこちらのタイプ。

《キング》を引き込むために《進化設計図》を採用。 目安として進化クリーチャーを10枚積みたかったので、《キング》《デスドラ》を4-4にした上で、 《大勇者「二角牙」》を組み込んだ。 《青銅》加入でビーストフォークが増えたこと、《口寄》以外のリソース札になること、 《デスドラ》と相性が良いのが実証済みであることからの採用である。

《進化設計図》は、最速キングというよりかは後半に《デスドラ》を持ってくるためのカードとして重宝した。 2枚回収できるならリソース札にもなりうるが、《キング》のみ回収だと多色事故を誘発するので、使うかどうかの判断が難しい。

あと、なんやかんやあって確定除去札が消えた。 そのせいで、相手の《キング》やゴッド連中がめちゃくちゃ重くなった。

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改造の余地

白マナ確保かつ懐古用の《PG》は、《爆進レーザー・ネット》のほうがいいかも。 特に設計図型は《ゼンアク》が出ると詰むので、打開手段を組み込むべきだった。 多色カードに対する《エタガ》以外にも、《キング》が立った後に最大3面処理できるというメリットも有る。 一方で、ブロッカーを削るのはちょっと怖い。

ちなみに、赤ネクラなら《ヴンとレンス》で解決している問題である。

トリガーが薄いのも問題だが、構造上大きくは増やせない。 《ゼンアク》メタで《ナチュトラ》を入れたいものの、緑マナはむしろ余っているという珍しいパターン。

所感

弱い

結論から言うと、デッキとしては全然強くなかった。

ゴッドカードを欠いているため、カードパワーの合計値が足りない。

動きを安定させた結果、受けや確定除去などの必要な要素が無い。

今のコントロールデッキは、ゴッドでスペースを圧縮することで、 初動・フィニッシャー・受けを確実に確保できている。

5t《キング》でも間に合わない

《キング》を刺していきたい環境デッキは、【NEX】【キリコ】【バルガライゾウ】あたり。 ところが、これらはいずれも先攻5tでぶん回りしてくる可能性がある。 そうなると、5t《キング》は間に合わない。

後攻で《ウルコス》《ギフト》《キング》すれば間に合うが、 先述の通りあんまり上手く行かない。 それと、相手の先攻5tムーブに対しては《ギフト》の代わりに《トリプルマウス》のハンデスでも十分だったり。

ADに【5cコン】が戻ってきた

2/24のアプデで、AD環境を席巻していた【黒緑速攻】が弱体化。 これを契機に、速いデッキになすすべのなかった【5cコン】が増えている。

このデッキは正統派なコントロールにめっぽう弱いので、傾向的にはやや向かい風だと思われる。

《ギフト》の強さ

どうやら《ギフト》が強いのは、ゴッドカードと組み合わせるからのようだ。 手札を消費する《ギフト》と、手札を使わずに行動できるゴッドカードは補完が取れている。 そして、ゴッド自体のカードパワーが非常に高い。

もう一つ、《ギフト》には「多色事故の回避」という役目を持っている。 多色の多い【赤ネクラ】は、トップ事故を《ギフト》でごまかすのだ。

この純ネクラデッキは、ゴッドカードが入っていないし、多色も少ない。 《ギフト》の強みは

一応、純ネクラでもゴッドカード《G・A・E》を積むことは可能。 だが、多色カードなので今回は採用を見送った。 もし入れるなら《口寄》を少し削るか。

おわりに

デッキビルド杯に時間を取られて、余裕のないランクマッチだった。 来月はのんびりやろう。

対戦動画

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