デッキレシピ
- コンセプト:B
- 完成度:B
- デッキパワー:A
- 思い入れ:B
ADのみ対応。
こういう路線で組むなら、これが限界にも思えるが……。
キーカード解説
《聖霊王エルレヴァイン》
5-9500, エンジェル進化。出たとき山から城を直接要塞化。 城が1枚でも要塞化されていれば、自軍のコストを1下げる。
紙の頃とは別人のような効果になってしまった……。
5~6コストのカードを直接デッキからプレイできるということで期待もあったが、 スタートダッシュには失敗している様子。 実際、構築はかなり難しい。
難しい点、その1。 城という扱いづらいカードタイプをデッキに入れなければならないこと。
城はクリーチャーと組み合わせてナンボのカードなので、たくさん積むと事故る。 ブレイク避け能力も撤廃されたため、「とりあえず張っておく」という使い方は難しくなった。 それでありながら、《エルレヴァイン》で複数種類の城を使い分けようと思ったら、5~8枚前後のスペースを城に割く必要があるのが苦しい。
難しい点、その2。 デッキ基盤に恵まれないこと。
進化元となるエンジェル・コマンドのプッシュが、あと一息足りない。 マナカーブ的にスムーズな4マナで、cipアドバンテージを取れるエンジェルは、 白赤の呪文を積む必要が出る《ボルシャリオ》、スタン落ちして久しい《ピカリエ》の2枚だけ。 今弾で収録された4マナの《ルレーヴァ》は、残念ながら進化元に適した性能ではない。
難しい点、その3。 しばしば要塞化が失敗すること。
シールドが0枚のケースはもちろん、残り1枚のシールドに城が張ってあったり、欲しい城の探索に失敗したりという状況がよく起こる。 分かっているプレイヤーだと、ブレイク時にあえて《ハッキャ》のシールドだけを残し、 《無敵城》や《バルザーク》による反撃を封じてくることも。
その1については、明白な解答は無い。 構築するときには一生つきまとってくる問題だと思う。
その2は、今回AD用として《光輪の精霊 ピカリエ》を使うことで誤魔化した。 4→5の進化はもちろん、《ヴォイジャー》→《ピカリエ》《エルレヴァイン》といったつなぎを考えると、 4コストのエンジェルはぜひとも欲しいところ。
その3は、《奇跡の精霊ミルザム》が良い解決策になる。 《ミルザム》が要塞化するシールドを大量に用意しつつ、《エルレヴァイン》で《ミルザム》をキャンセルできる。 《ミルザム》のカードパワーがシンプルにイカれているため、これだけでワンチャン環境に立ち向かえる。 《ミルザム》でシールドを回収したときに城が剥がれてしまう可能性があるが、そこはご愛嬌。
構築解説
《ヘブンズ》《ミルザム》を組み込んだので、白が多くなった。 《エルレヴァイン》《ヴォイジャー》《ピカリエ》《無敵城》などの核カードも合わせると、デッキの半分が白になる。
色を増やすと安定しないので、白緑の2色を軸に組むことにした。
緑の要は《ハッスル・キャッスル》。 《ハッキャ》を使いたくてこのデッキを組んだと言っても過言ではない。
《ヘブンズ》を入れる場合、《ハッキャ》は《ロードリエス》との差別化で悩む。 これに対する自分の回答は、
- 緑マナ基盤を増やして2→4ルート安定
- 《ホッピ・ルッピ》《ヴォイジャー》にも反応する
- 《ボルバルザーク》を投入、さらに回収できる
と言った感じ。
【天門】に寄せた場合、対ビートダウンはトリガー《ヘブンズ》があるかないかの勝負になってしまう。 それを打開するために、初動が強くなる緑を積むのは有意義だと思っている。
城の選択肢に、《紫電城 バルザーク》《無敵城 シルヴァー・グローリー》。 それぞれ、即時打点形成、殴り返しに重宝する。 赤マナが少なすぎるので《バルザーク》は3積みすべきと思うが、スペースが無い。
《ハッキャ》でドローするために《ホッピ・ルッピ》。 ドラゴンは《ボルバルザーク》のみ。 《霞み妖精ジャスミン》が来たらそっちにする。
改良点
【ライゾウ連ドラ】には抗えるが、 【フュージョン】【黒緑ドルバロム】には大幅に不利を取るため、 11弾発売直後の環境には適していない。
ちなみに、最初に組んだ真面目な型が↓。 真面目なデッキで楽しかった。