ミケガモのブログ

白緑ガガアルカフィオナ【デュエプレ】【DMPP-18】【マスター】

デッキレシピ

  • コンセプト:B
  • 完成度:A
  • デッキパワー:A
  • 思い入れ:B

2023/3/4, 鬼丸カップADマスター。 苦もなく楽もなく。

キーカード解説

《護りの角フィオナ》

6弾収録。よく住処を燃やされている。

6弾当時はパワー13000の二本槍さんに踏まれてしまう点、 タップ絶対殺すマンの《アウゼス》にも潰されてしまう点が苦しかったため、 環境ではあまり使われなかった。

とはいえ、「6マナ単進化TB」というスペック自体は十二分に強力。 質の良いキャントリップに攻撃誘導までついている。 16弾《ガガ・アルカディアス》や18弾《鬼丸 爆》でぼちぼち追いつかれてきた感もあるが、 現代でも決して見劣りしない性能だと思う。……思いたい。

ちなみに、別に新弾で強化されたわけではない。 組むきっかけとなったのは、前述の《鬼丸 爆》により型落ちとなる危険を感じたこと、ポプテピピックコラボで《アポカリプス・デイ》が収録されたこと。 ちなみにポプ子《アポカリ》は買ってない。

《時空の護りフィオナ/森域の覚醒者グレート・フィオナ》

ポンコツ。 しかし15弾環境デッキの1つ【ケロディストーム】のサブルートとして真面目に採用されていたせいで、微妙に罵倒しにくい。

このデッキからは最終的に抜けた。

最初はダブル《フィオナ》で仲良く頑張るつもりだった。 しかし、ランクマでそんな夢を追いかける余裕はなかった。 《時空フィオナ》から《フィオナ》進化可能なこと以外にシナジーはないし、相性補完が取れているわけでもない。 本家《フィオナ》に枠を割かれているため覚醒もしにくい。 本家《フィオナ》は自然クリ探索があるおかげで進化モチベも保てるのに、 《時空フィオナ》は覚醒させる旨味が小さすぎる。

実は18弾の《踊食の超人》と組み合わせれば即覚醒できる。 しかしどのみちタップされていないので、誘導効果は腐る。

構築解説

《ウォルポニカ》《フィオナ》の246ルートを確保したかったので、白緑ベースで構築。 このカラーリングかつ、《ウォルポニカ》以外に強力なホーン・ビーストを積むデッキ形態を模索したところ、《ジオ・ホーン》を組み込んだ【白緑ガガアルカ】基盤に辿り着いた。

246最速ルートに加え、《ジオ・ホーン》《ミランダ》《フィオナ》の繋ぎも確保できている。《ミランダ》から《アヴェ・マリア》などのブロッカーを出せば、《フィオナ》の攻撃誘導が実質2体分発動する。 なぜ《ガガ・シリウス》でなく《アヴァ・マリア》を入れているのかは謎。

《ウォルポニカ》の活用先が《フィオナ》しかなかったので、《グレイトフル・ライフ》を雑に投入。普通の【白緑ガガアルカ】と違い、《ポニカ》でマナが伸びるかつ《フィオナ》でリソースも確保しやすいので、少々重たい《グライフ》も出しやすい。

《サプホ》は《マティーニ》を《ウォルポニカ》でひっくり返せることに気付いて投入した。 《ミランダ》から裏面の《マティーナ》を直接出すのも良い。 ちなみに元は《ドラヴィタ・ホール》を入れていた枠。5の動きが《ミランダ》と被るので抜いた。

《ホワグリ》は完全に日和ってる。ここは3枚目のサプホでいいかも。

反省点

……これ、《フィオナ》いる?

《フィオナ》目線だと、《ウォルポニカ》《ジオ・ホーン》を無理なく組み込める【白緑ガガアルカ】基盤は最適解のように思える。だが逆に【白緑ガガアルカ】視点、《フィオナ》を入れる利点があんまり無い。

一番の問題点は、《ジオ・ホーン》が《ガガアルカ》をサーチできるおかげで、《ガガアルカ》ルートのほうが再現性が高いこと。「6マナ単進化」という特長では互角なものの、ルートの太さで《ガガアルカ》のほうが勝っている。これでは《フィオナ》の立場がない。

効果が違うのだから役割も違うはずだ、というのは一理ある。 《フィオナ》の特長はやはり攻撃誘導。ビートダウンデッキに対して活躍が見込めるだろう。 ところが、AD環境を代表するビートダウンデッキ【スノーフェアリー】に対しては、元の基盤でも

《青銅》or《ジオ・ホーン》→《ミランダ》《ジョンジョ・ジョン》→《ガガアルカ》

で、進化速攻を防ぎながら6打点を組み、呪文トリガーをケアしてイージーウィンできてしまう。 全体的に見ても、トリガークリーチャー主体のビート【ガントラビート】などはずいぶん減ってしまった。 《ガガアルカ》でサクッと勝てるなら、《フィオナ》でじっくり詰める必要はない。

使っていても、《フィオナ》でなければダメなシーンは少なかった。 「コンセプトカードが一番活躍できる構築にする」は完遂できていない。 《サプホ》を4積みして【黒緑速攻】への勝率を上げれば差別化になるかも。

レシピの変遷

原案

原案は16弾のときに組んだこれ。《フェアホ》《時空フィオナ》→《二角》の流れは綺麗。

初期案

《フィオナ》《時空フィオナ》の両立を目指していた。 《時空フィオナ》の上に《フィオナ》を乗せる想定でもあったが、実際は全然やらなかった。 見ればわかるが、この構成だと《時空フィオナ》は全く覚醒しない。 《フィオナ》の攻撃誘導をと組み合わせるための《HEIKE》が入っている。

赤入り

《フィオナ》がバウンスされると手札がかさばるので、手札消費に長けた《エクス》を入れてみた。 上振れルートを補強しているだけなので特に強くなかった。ドロソも少ない。

《ガガアルカ》が抜けたことで【ドロマー天門】に全く勝てない。 小型を潰す《スクラッパー》があるなら《フィオナ》はいらなそう。 ギャグ要員の《アポカリ》は抜いたが、まだ《時空フィオナ》を諦めていない。

青ラムダ型(案)

《ウォルポニカ》を絡めた最速《フィオナ》への拘りを捨てればこういうのもアリかも。 対ビートで腐る《Λ》との相性補完で《フィオナ》が強いような気がする。 殴られていなければ《エンシェント・ホーン》で手札を吐くギミックもある。

おわりに

「フィオナは環境が悪いといつも言われてる」というコメントをいただいた。 誰が言ってるの?というのはさておき、確かに身に覚えがあった。 これってつまり、「弱い」ということなのではないか。 種も性能もこれだけ恵まれたカードを弱いと言いたくない気持ちと闘っている。