ミケガモのブログ

多分最後のスタートチャージ10【デュエプレ】【DMPP-17】

はじめに

2023/1/11-22にかけて、SPルールマッチ「スタートチャージ10」が開催されている。 マナ10枚、手札2枚から始まる特殊ルールである。

この予告を聞いた時、初めは耳を疑った。 というのも、直近ではマナ5枚・手札5枚から始まる「スタートチャージ5」が、SPルールの標準となっていた。

最後にスタチャ10のSPマッチが開催されたのは10弾環境(2021年10月)。

その2ヶ月後の11弾環境、12月から1月にかけての2周年記念SPマッチから、スタチャ5が開始された。

スペシャルルールで挑め!「SPルールマッチ」開催!|DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)|タカラトミー

2周年記念サイト|DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)|タカラトミー

こううなった理由として考えられるのは、11弾でリリースされた《バルガライゾウ》《HDM》の存在。 それまでも、《サファイア》《アルファディオス》やゴッドカードを出禁にするなどして、だましだましスタチャ10をやってきた。 しかし、高コストで一撃必殺を決めるカードが増えすぎたため、ゲームスピードの調整のためにスタチャ5に切り替わったと思われていた。

それから約1年の間、"危険"なカードは着々と数を増やした。もうスタチャ10に戻ることなどあり得ない、誰もがそう考えて疑わなかった。 いや、考えることすらしていなかったと思う。

ところがその通念は豪快に覆され、3周年記念イベントでスタチャ10が戻ってきた。 今回スタチャ10のSPマッチを開催したのは、18弾で高コストカード群「ゼニス」が収録されるからだと思う。 こいつらは間違いなくスタチャ10では出禁になる。 規制カードが膨れ上がらないうちに、最後の晩餐を開こうという主旨だと推測している。

……いや、今でも十分ダメだが??? 一応、以下の通り出禁カードはある。

  • 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
  • 聖霊王アルファディオス》
  • 《悪魔神ドルバロム》
  • 《超天星バルガライゾウ》
  • 《サイバー・A・アイアンズ》
  • 《偽りの名 シャーロック》
  • 全ての「ゴッド・カード」

だが、この程度の規制で平和なバトルになるはずもない。 案の定、壮絶な戦いが繰り広げられている。

レンタルデッキ

3つのレンタルデッキが用意されている。 といっても、今回は特別に全てのカードが開放されているルール。 これらにこだわる理由は無い。

『超次元コントロール

この中では一番マトモ。使用者もそこそこ見る。

『ババン刃』

《ババン》か《クリスタル・フュージョン》でマナを20マナ以上まで伸ばし、 《刃》を叩きつける。 大量ブーストで《リップル》がマナに落ちれば、次のターンにはマナ爆誕からコマンドサーチでそのまま《刃》を出せる。意外と理に適った構築。

『ラムダビート』

戦国乱世に迷い込んだ平民。 そのまま使おうものなら2秒で灰になる。

頻出デッキ

ここからは非レンタルの頻出デッキ、いわゆる環境デッキを紹介。

『星龍王ワンキル』

5マナカードx2で《星龍王》が1ターンで揃う。 攻撃時効果で《青ヤヌス》《ジョンジョ・ジョン》を出せば、ちょうど6点揃ってワンキル。文字通り終わってる。

取り巻きも《フォーエバー》も出せる《カモン》《ボルホ》は確定だが、残りのスロットでどれくらい《星龍王》に特化するかはプレイヤー次第である。 ここではTLで見かけた、呪文メタに《ジオ・ホーン》《ガガアルカ》および《デルフィン》を積んだタイプを紹介。 《星龍王》から《レムリア》などめくって《裏ドラヴィタ》を出すロマン構築もある。

これにある程度対抗できるような構築を目指したい。

『ライザー連ドラ』

《バルガライゾウ》が出禁なので、晴れて《バルガライザー》に出番が回ってきた。 連ドラできなくても、高コストドラゴン連中を投げつけてるだけで強い。

『ドラゴンフレンド』

《ドラフレカチュア》を投げつける。次元割愛。 普通の【ドラゴンフレンド】でブーストが入っているスペースには、 ワンショットの可能性を高める《闘魂紫電》、 「連ハンター」する《バルス・カイザー》が入っている。

『オーケストラ』

まあまあの頻度で見る。 《ウマイタケ》《パーフェクト・アース》から進化速攻が可能。 ちなみに自分で回したら6連敗した。

『スーパーグレートブルー』

ガチャデッキ。《デルフィン》で詰む。 でもやっぱり人気。

『天門』

レシピ省略。殴るデッキのメタ。 初期手札が少ないので立ち上がりはしんどいが、一度波に乗ればデッキパワーは高い。

環境考察

汎用パワカ群は、

  • なんでもできる《リュウセイ・ホール》
  • 事故防止とトリガーを両立する《吸い込む》
  • 超高性能除去《ガード・ホール》
  • 呪文メタの《デルフィン》
  • 適当に置いとく《永遠リュウ

あたり。 特に、ドローしながら置きドロソの《パンツァー》を出せる《リュウセイ・ホール》、頻出のサイキックを除去しながら手札を整える《吸い込む》は、初手でも中盤以降でも嬉しい超汎用基盤である。 スペースが余ったらこの辺を放り込んでおけば間違いない。

メタとしては、とりあえず最低限《星龍王》を対策したい。 一番手軽なのは、自分も《フォーエバー・カイザー》を出すこと。 サイキックのプレイヤー攻撃を封じれば、しばらく時間を稼げる。

トリガーとしては《ガガ・コロリン》がオススメ。 ドラゴン/ハンターの《星龍王》を解体しつつ、ブロッカーにもなる。 頻出の《永遠リュウ》、ガチャ中毒者の《スーパーグレートブルー》を盾送りできるのも強い。

コントロール寄りに仕上げるなら、《ディアボロス》《永遠リュウ》の除去手段も必須。つまりは《ガドホ》を自分でも積めという話。 《デルフィン》も要対策だが、ファン寄りの構築なら無視してもいいかも。

組んだデッキ

『ザビミラスネーク』

使われて強かったので再現。10マナあるのにマナ溜めるの?と思ったが、冷静に考えるとパワーアップ版《ミスト・リエス》だった。 《オボロカゲロウ》《次元の霊峰》で《スネーク》をサーチし、小型を展開。 マナに落ちた《ザビ・ミラ》は《ソルハバキ》で回収すればOK。

《スネーク》が1ターン生き残ったら、次のターンには超一人回ししてなんやかんや勝ってる。かなり危険なデッキ。

『獄門イングマール』

昔のスタチャでよくやってたのでリペアしてみた。 このままだと弱すぎるので、要改善。 《逆転のオーロラ》が要らないことだけは確か。

『SP・GOLDEN』

前回のレジェディビで試し忘れた《シャチホコ・GOLDEN》を出したくて組んだ。 《ガロウズ・極楽》で《シャチホ》を2連射できたらいいなの構築。 《GOLDEN》はほどほどに出る。 《ガドホ》で《テンムス》《ウイロウ》が出るのには自分では気付けなかった。

フィニッシュ力は申し分ないが、ちょっとトリガーすると相手にターンを渡してしまうので、《コロリン》や《永遠リュウ》で寝かせたところに《GOLDEN》で突っ込んでさらに足場を固めるというチキンプレイに走るのが安全。 大体リタイアされる。

『ラムダグライフ』

このデッキ、とても楽しい。 10連勝にギリ届かないくらいの強さだが、プレイングの幅が広いので面白い。

着想はレンタルデッキのラムダビートから。 《ラムダ》4積みしろやボケ!!!と思って4積みから始めたら、 最後には2枚になってた。 《エボト》《リップル》《ジオ・ホーン》の計12枚体制で《ラムダ》を確定サーチできるので、《ラムダ》本体の枚数は多くなくていい。 むしろ初手に来ると事故るので、なるべく減らしたい。

代わりに《グライフ》の方を増量。山から持ってきて2-3回出すので、4枚必要だと思う。 《グライフ》は、このルールの一通りのメジャーカードに強い。 頻出の除去である《ガドホ》《吸い込む》に対して、《グライフ》は高い耐性を誇る。相手が頑張って処理したとしても、こちらのマナが一気に増えて物量で押し切ることができる。 《永遠リュウ》のパワーは超えているし、《デルフィン》ロックもそこまで困らない。なんなら《ガンヴィート》で解除できる可能性すらある。 《リュウホ》から《生姜》、その上に《グライフ》を載せることで、《ディアボロス》をアンタップキルできるという小ネタもある。

リップル》から持ってくるコマンドの枠には《デストラーデ》。 《星龍王》はじめ、盾を削ってくる相手にも安心して立ち回れる。連鎖ももちろん強い。 注意点があるとすれば、1ターンに複数体展開しても、シールドは1枚しか増えないということくらいか。

先攻1ターン目のみ《ラムダ》特攻OK。 相手が防戦に回ってくれれば儲け物。 ただしそれ以外の局面で無策に突っ込むのは自殺行為。 シールドに行きたくない時は、《エボト》or《リップル》から《グライフ》を持ってきて、《パンツァー》で堅実にドローを重ねるのが良い。 《ジオ・ホーン》が《グライフ》を持ってこれないのはしょっぱい。《ガガアルカ》を積みたいのだが、《ガガ・コロリン》まで入っているので探索がブレてしまう。

『メカオー』

《エナホ》《タッチャ》x2からの《ガトリンガー》。