《ルナ・ブリッツホーク》の最適解。あくまで唯一ではない。
デッキレシピ
- コンセプト:C
- 完成度:B+
- デッキパワー:A
- 思い入れ:B
最も理にかなった《ルナ・ブリッツホーク》の使い方を模索した結果がコレ。 勝てるときはちゃんと《ブリッツホーク》で勝てるので、目標は達成できている。 デッキレシピに斬新さは無いし、立ち回りもありふれたボルコンそのものなので何も言うことは無い。
キーカード解説
《ルナ・ブリッツホーク》
正統派置きドロソ。専用エフェクトが超オシャレ。
キャントリップのおかげで、即除去に弱い置きドロソの宿命を回避。 ドロー条件自体も癖が無く、実に堅実な能力である。 しかしコストは6マナとちょっと重く、パワーも3000ぽっきり、種族サイバー・ムーンも微妙。 クリーチャーとしてのスペックは低いと言わざるを得ない。 活躍のためにはドロー能力を活かすことが必須だ。
ところが、元々ドローが得意な水文明でこのカードを使う必要があるのかというと疑問が残る。 重めのドローソースならば、《トリプル・ブレイン》の方が即効性があってドロー枚数も安定する。 クリーチャーに拘るとしても、即死で《アクア・ハルカス》、1ターン残って《キング・ポセイドン》、2ターン残ってようやく《ミラージュ・マーメイド》に相当すると考えるとなかなか厳しい。 これらのカードを差し置いて《ブリッツホーク》を採用するのだから、《ブリッツホーク》が十分に効果を発揮できる構築にしたい。
《ブリッツホーク》に可能な限り場に長くいてもらうには、ブーストして早出しするか、ハンデスで除去を奪うかの2通りが考えられる。 《ブリッツホーク》の以下の3つの特性:
- 《ブリッツホーク》が出ているときには1ターンに2枚手札が増える
- 《ミスト・リエス》との差別化点として、自分が呪文デッキでも問題なくドローができる
- 《ブリッツホーク》をおとりにして、次に繋ぐ7マナのクリーチャーを保護できる
から整理すると、
ブースト
- ブーストを積むのでデッキ全体が重い。中盤は大型カードを1ターンに1枚プレイ
- 現状、ブーストからプレイしたいカードはクリーチャーが多いので《ミスト・リエス》が優位
- 保護対象はおそらく《二角の超人》。しかしこの2枚をプレイすると手札がやや過剰な上、cipクリーチャーをわざわざ保護するのは勿体ない
ハンデス
- 中~終盤にも《ゴースト・タッチ》などを絡めた複数枚のカードを使うことが多い
- 呪文コントロールにすれば差別化は容易
- 呪文コンの切り札《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》を保護できる
このように、《ブリッツホーク》と相性が良いのはハンデスの方である。 そして3つ目に挙げたように保護対象のことまで考えると、素直にクローシスボルコンに仕上げるのが賢明だという結論になる。
別の視点から考えると、リソース確保要員のクリーチャーとしては《ミスト・リエス》《二角の超人》が強力なライバルである。 これらとの差別化を図ろうとすると、自ずとデッキタイプは絞られてくる。白・緑のないクローシスカラーとなるのは必然とも言えよう。 ただし、今後のカードプール次第、具体的に言うと保護対象の7マナクリーチャーの充実具合で、《ブリッツホーク》を有効に使えるデッキの幅が大きく広がる可能性がある。 個人的には《蒼神龍スペル・グレートブルー》が狙い目。
以上、理詰めで《ブリッツホーク》の活躍の場を結論付けた。 とはいえ、多少噛み合わないのを承知でブーストデッキに突っ込んでも活躍してくれるとは思う。 5枚目以降の《二角の超人》のような感覚で使うといいのではないか。 カードパワーはともかく汎用性は高いカードなので、適当に使ってもそこそこ強いはず。
構築解説
普通のボルコンです。
《ルナ・ブリッツホーク》
今回の主賓なのでたくさん入れたいが、1体出ていれば十分なカードなのでさすがに3枚。1刺しでも全然良い。 ハンデス合戦になったときの強さは別格。 上手くハマるとゲーム終了時まで残っていることもある。
《エナジー・ライト》《ブレイン・チャージャー》
《ブリッツホーク》を使うとはいえ、やはりドローソースは必要。
《死の宣告》《デス・スモーク》
細かい動きのために投入。なんとなく棲み分け。
《サウザンド・スピア》
《ブリッツホーク》を巻き込んでしまうので、ボルコンにしては少なめに2枚。 《ブリッツホーク》のパワーが5000あればなぁ…。 LOしそうなとき、《ブリッツホーク》をキャンセルするためにも使える。
《腐敗勇騎ガレック》
《ブリッツホーク》をタップキルしてくる《ピカリエ》、《ボル白》を完封してくる《タージマル》を殺す。 《サウザンド・スピア》が使えるなら無くてもいいんだけど。
プレイングなど
普通のボルコンです。
4マナチャージャーから6マナに繋ぐ、もしくは《タッチ》《汽車男》《デモニック・バイス》で手札を削って6マナに到達。 余裕があるなら当然《ブリッツホーク》だが、攻めっ気の強いデッキに対しては《サウザンド・スピア》《デーモン・ハンド》を握っておくのも大事。