デッキレシピ
- コンセプト:A
- 完成度:A
- デッキパワー:C
- 思い入れ:B
一発ネタ系は動画のみで済ませたいんだけど、 色々発見があったのでメモしておく。
納得の行くコンボを決めるまで、カジュアルマッチを軽く100戦はこなした。 後から調べたら勝率が2割もあった。
キーカード解説
《聖魔連結王 ドルファディロム》
王来編1弾で登場。 言うまでもなく、かの《ドルバロム》と《アルファディオス》が融合したディスペクター。 進化クリーチャーでは無くなった上、本来無関係な火文明まで追加されている。
……じゃなくて。
《剛撃無双グリーン・バルト》
破壊された時にマナに行き、マナから自然の最重量クリーチャーを場に出す。
デッキビルド杯では、《コートニー》でマナのクリーチャーを染色し、 《アルファディオス》や《バイオレンス・サンダー》を出すアイデアデッキが見られた。 コンボとしては面白いものの、重い7コストを経由してまで踏み倒したいカードがあるかというと、基本的には否だ。
どうせなら、何かド派手なことをしたい。
《悪魔神ドルバロム》《聖霊王アルファディオス》
『崩壊イズナデスドラ』と同じ発想で、《バルト》で《アルファディオス》を出すのと同じターンにもう一つ行動を取るのが鍵だと思った。 そしてふと気付く。
《ドルバロム》と《アルファディオス》を同時に出すチャンスなのでは?
都合のいいことに、《ドルバロム》は味方の闇以外も全て破壊する。 これで《バルト》を壊せば、スムーズに効果を起動できそうだ。
「デュエプレで《ドルファディロム》」計画、ここに始動。
コンボについて
欲張らないパターンAのゴールはこう。
- バトルゾーン
- 《グローリーソード》付クリーチャー
- 《グリーン・バルト》
- 《コートニー》
- 手札
- 《ドルバロム》
- マナ
- 《アルファディオス》
《グローリーソード》付きの上に《ドルバロム》を載せて、《グリーン・バルト》破壊。 マナから《アルファディオス》が出てきて、《ドルバロム》の上に乗っかる。
当然だが、マナに《ドルバロム》が埋まっていると確定コンボではなくなる。 《青銅》などのブーストで《ドルバロム》が落ちないように祈り、万一落ちたら《二角牙》で回収できることを祈り、それでもダメなら1/2もしくは2/3の確率を越えられるよう祈る。
ところでこのコンボ、実は《コートニー》を《グリーン・バルト》よりも右側に置いておくのが条件となっている。
デュエプレでの一斉破壊は、左にいるクリーチャーから順番に場を離れていく。 《グリーン・バルト》の順番が回ってきた時点で《コートニー》が生き残っている必要があるので、《コートニー》がそれより右側にいなければならないのだ。 重たい《バルト》を出した後でさらに《コートニー》を出すという順番の制約は、シンプルに面倒。 紙のルールに従うなら、置換効果の《グリーン・バルト》が真っ先にマナに行ってくれるので並び順は関係ないはずなのだが、そうはならないらしい。
欲張るパターンBのゴールはこう。
- バトルゾーン
- 《グリーン・バルト》
- 《コートニー》
- 《グローリーソード》付クリーチャー(↑の《コートニー》でも可)
- 《ジャラ》(もしくは《グローリーソード》付2体目)
- 手札
- 《ドルバロム》
- マナ
- 《アルファディオス》
《ドルバロム》を《ジャラ》の上に置き、《グリーン・バルト》効果で《グローリーソード》付の上に《アルファディオス》。 こうすると、1ターンにして《ドルバロム》と《アルファディオス》が並び立つ。
破壊される運命にあったクリーチャーの上に進化すると、破壊は無かったことになって進化後は生き残れる。 確証は無いが、多分紙でも同じ裁定だと思う。 ちなみに、破壊のエフェクトだけは《アルファディオス》の上に表示される。
こちらの注意点として、《コートニー》に加えて、《グローリーソード》付きクリーチャーも《グリーン・バルト》より右に置いておく必要がある。 《アルファディオス》が出てくるタイミングで、《グローリーソード》付きクリーチャーが場に残っていなければならないためだ。 パターンAでは《ドルバロム》が一番右側に配置されるので、何も考えなくても並び順の条件が満たされるが、パターンBでは進化元の位置にも気を配らなければダメだ。 といってもこちらのルートでは《コートニー》に《グローリーソード》をつけておけばいいので、そこまで難しいことでもない。
ただし、《コートニー》に《グローリーソード》をつけた状態で待機していると、 返しに《ジャラ》が破壊されてパターンAに移行せざるを得なくなった場合、《グローリーソード》を付け替えなければならなくなる。 もし《コートニー》以外に《バルト》の右にクリーチャーがいるなら、そっちにクロスしておいたほうが良い。 1マナ余計にあればリカバリーできることを長々解説しているのは、1マナ無くて沈んだデュエルがあるからである。
構築について
パーツの大部分が集まっている緑、《ドルバロム》を手から出すための黒。 白も入れて《ウルコス》を使いたかったのが本音だが、スペースの都合で泣く泣く断念した。
10マナ貯まるまでのんびり待ってくれる相手はそういない。 《スカイソード》で1枚盾を増やしたところで気休めにしかならないため、 相手が事故ってくれることを期待しての《トリプルマウス》採用。 《ハンド》《ジャラ》も耐久要員として重宝した。 《ジャラ》は《ドルバロム》の種にできるのが良い。
《ドルバロム》《アルファディオス》は2-2。 《アルファディオス》は《リリィ》で1枚マナに送ればそれで済むので、2枚でOK。 《ドルバロム》は始動カードということだけ考えると3枚が妥当。 しかし、《ドルバロム》はマナに置くとコンボが破綻するため、手札に来たらずっとキープしなければならない。 3枚だと手札でかさばるのが目に見えているので、2枚にせざるを得なかった。
最初は、3種族持ち《リリィ》からの《口寄》で4ドローしてパーツを持ってくるのを主線で考えていた。 ところが、《ウルコス》ではなく《青銅》が採用になったこともあって、《口寄》のドローが思ったよりも伸びない。 ドローした後にマナも溜めなければならないので、たとえ4ドローできてもガス欠になりがちだった。
どうしたものかと頭を抱えていた自分を救ってくれたのは、《大勇者「二角牙」》。 cipでリソース4枚、マナと手札をいい感じに増やしつつ殴り返しや除去の的になってくれる。 もともと《リリィ》で埋める《アルファディオス》以外の進化クリーチャーを確保したくて1枚だけ積んでいたのだが、 使うにつれて強いことが判明し、2枚、3枚と数を増やしていった。 このデッキは意外とすぐに盤面がパンクするので(コンボパーツだけで4面必要)、 進化で場所を取らない《二角牙》は非常にありがたかった。
《二角牙》のスペース確保のため、コンボパーツの《コートニー》《グリーン・バルト》は3-3に減らした。 《二角牙》でラッキー回収すればいいやというのと、どのみち2積みの《ドルバロム》を引かないといけないのでそれ以外が3でも4でも変わらないだろうという思考。
おわりに
すぐ決まるだろうと思ったら全然決まらなくて涙した。 世のロマンデッキを使っている人はこれ以上に苦しんでいると思うと胸が締め付けられる思いだ。