《予言者ファルシ》の使い道を考える。
デッキレシピ
- コンセプト:B
- 完成度:C
- デッキパワー:B
- 思い入れ:B
白は《ファルシ》のために入っていると言って差し支えない。光文明は呪文の扱いに長けているのに、肝心の呪文が弱いのが残念。
デッキのほとんどがDMPP-02以前のカードで構成されている。 というのも、DMPP-03に収録されている多色カードは全てクリーチャーかつ友好色のみであるために、このデッキに欲しいカードがとても少なかったからである。 強化パーツは次の弾以降に期待しよう。
キーカード解説
《予言者ファルシ》
とても軽い呪文回収カード。シンプルながら意外と珍しい効果なので使いたくなる。 ただし、効果を使ったとしてもコイツ自身では全くアドバンテージを取れないことに注意。
墓地に呪文が無い場合は無駄死にすることになるが、自分の呪文の効果で《ファルシ》を破壊すれば、少なくともその呪文をすぐに回収できるため安心。
《邪魂創世》
1体リリースして3ドロー。pigをリリースすれば莫大なアドバンテージを稼げる(効果発動のコスパは一般的にpig>cip)。
このデッキは生贄に《予言者ファルシ》《飛行男》を用意することで、《邪魂創世》を4積みできる構築にした。アドバンテージはこのカードで取っていく。
構築解説
ドローを《邪魂創世》で賄えるので、青のドローソースや緑の《二角》は必須ではない。せっかくなので、徹底的に相手をいじめることができる白黒赤の構築にした。
軽いクリーチャーはpigばかりなので、《サウザンド・スピア》を投入。《サウザンド・スピア》をぐるぐるできる構築は、現在大流行中の《ダイヤモンド・ブリザード》相手に対してライブラリアウトを狙えるのかもしれないと期待している。流石にこの構築をランクマッチで回す気力は無いが…。《サウザンド・スピア》を撃つ前提だと、やはりその前の手は《ブレイン・チャージャー》が最善。白黒赤構築の悩みその1。
何の面白味も無いが、フィニッシャーは《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》。こんなデッキのために3枚目を生成する余裕はない。
《月光の守護者ディア・ノーク》は、《サウザンド・スピア》に引っ掛からないブロッカーとして採用している。青入りなら《ストーム・クロウラー》を入れるところだ。どうあがいても単体性能が低いのが辛い。割り切って《ピカリエ》を入れる度胸が欲しい。
ドローソースは《邪魂創世》にほぼ依存している。申し訳程度に《ゲット・レディ》を1枚入れてみた。
やりたいことを優先して構築したら、コスト3のカードが1枚も入らなかった。バランスが気になるなら《ファントム・バイツ》を入れてもいい。その場合、黒が多すぎるので要調整。仮に青入りボルコンなら、コスト3は《エナジー・ライト》で決まりだろう。白黒赤構築の悩みその2。
プレイングなど
デュエル前は《邪魂創世》を引けるように祈りを捧げる。
序~中盤は適当にハンデスと《邪魂創世》を乱打。頃合いを見て《ボル白》を出して殴る。
《ファルシ》で柔軟に呪文を回収できるのがこのデッキの強み。しかしながら、呪文の種類を増やしすぎると《ファルシ》の探索が外れやすくなるのが困りもの。
ブロッカーが少なく、リソースを取れるのが《邪魂創世》のみであるため、とても不安定なデッキである。どんな相手にも綱渡り状態で戦わなければならない。しかも《邪魂創世》をぶんぶん回していると、ライブラリアウトが近くなる。今は《ボル白》2枚の甘え構築なため、決めきれなくて負けることがしばしば。
呪文コンの宿命として、《ブルー・メルキス》を出されると終了する。ただし《邪魂創世》で《ブルー・メルキス》が自滅していくシーンは必見。