変更履歴
- 2020/01/22 《アクア・スナイパー》をCからA-に格上げ。
はじめに
今回はDMPP-01 スーパーレア編です。
ベリーレア編はこちら。
巷の記事では、現環境メタデッキを紹介した上で、それに入るカードをリセマラランキングの上位に挙げている。 しかしながら、デッキビルダーの私にとってはそのランキングは微妙に納得がいかなかったりする。 そこでこの記事では、長期的に沢山のデッキを作っていくとき、デッキパーツとしてキープしておきたいカードのランキングを作ってみたい。 別の書き方をすると、普通の記事に書いてあるのは「今当てたいカード」なのに対し、本記事で紹介するのは「砕いてはいけないカード」である。
評価基準は下の3つ。
- いろいろなデッキに汎用的に入るか
- テーマデッキが組めるか、もしくは面白い動きができるかどうか
- 環境が進んでいったとき、カードパワー的に取り残されることがないか
ネタデッカー的には2番を最も重視すべきしたいところだが、残念ながら(?)「面白いデッキを多く作るためには汎用パーツを揃えておく必要がある」というのがカードゲームの真理なのである。面白いことができそうなカード、今後に注目しているカードは「個別カード解説」でまとめて紹介する。
ランキング
S・A・B・C・Dの5段階評価とした。 同じランクでは上に書いてあるものほど評価が高い。
Sランク
全力でキープしたいカード。
カードのシナジーを考えずに積むことができる、グッドスタッフ性の高いカード。 カード名の横は集めておきたい枚数。
- 《雷鳴の守護者ミスト・リエス》 4枚
- 《二角の超人》 4枚
- 《大勇者「ふたつ牙」》 2枚
- 《ロスト・ソウル》 1枚
- 《光翼の精霊サイフォス》 1枚
Aランク
持っておくと便利なカード。
デッキの核にするのはもちろん、積んでいるカードによってはサブウェポンとしても選択肢に入ってくる優良カード。 カード名の右側は、サブウェポン起用として持っておきたい枚数。核にして組むならこれ以上持っていても良い。 持っていなくてもデッキは組めるが、持っておくとデッキ構築のアクセントになりうる。 《アクア・スナイパー》は他のカードに比べるとスペックが半歩及ばないが、現時点で環境に通用するカードパワーとそこそこの汎用性を持つためA-とした。
- 《聖霊王アルカディアス》 1枚
- 《クリスタル・パラディン》2枚
- 《クリムゾン・ワイバーン》1枚
- 《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》2枚
- 《ツインキャノン・ワイバーン》2枚
- 《アクア・スナイパー》(A-)1枚
Bランク
効果・種族が独特なために、デッキのコンセプトカードにできるカード(ここでは組んだ時の強さは度外視)。 汎用的なカードではないため、その効果・種族に興味が無いなら崩してもよい。
- 《マーチング・スプライト》
- 《憤怒の猛将ダイダロス》
- 《魔刻の騎士オルゲイト》
- 《大昆虫ジェネラルマンティス》
- 《悪魔神バロム》
- 《レジェンダリー・バイロン》
- 《機神装甲ヴァルボーグ》
- 《不落の超人》
Cランク
特にキープしなくてよいカード。
現状それほど弱くもないが、特段面白いデッキが組めるわけでもない。
- (該当なし)
Dランク
率先して崩して良いカード。
デッキコンセプトにするのが難しく、活用も厳しそう。
- 《聖核の精霊ウルセリオス》
個別カード解説
《雷鳴の守護者ミスト・リエス》
言わずと知れた元・殿堂入りカード。 ビート・コントロール・コンボといったデッキタイプを問わず、ガチからマイナーまで全てのデッキを支えてくれるドローエンジン。 自分は何よりも早く《ミスト・リエス》を4枚確保した。 このカード、環境で大暴れしているかというと決してそうではない。 即死すると何も生まずに終わるので、ガチ環境ではむしろコイツを入れない方が勝率自体は安定すると思う。が、デッキビルダーとしては環境など関係ない。 デッキを回すためのカードとして、必ず手に入れておきたい。
《二角の超人》
2013年発売のDMR-09からお呼びがかかった高性能クリーチャー。 実質的に5マナ7000 W・ブレイカー, 出た時2ドローというアホみたいなスペックをしている。 デッキのパンチ力を補完しつつ、デッキトップをめちゃくちゃ強くするカードである。 2013年時点でもかなり評価が高かったのだから、現環境でどうであるかは考えるまでもない。 ただし、回収が強制になってしまったのは弱体化ポイント。
《大勇者「ふたつ牙」》
しばらくは《青銅の鎧》を4積みする時代が続くはずなので、種の心配をすることなく1~2枚積むことができる。 メタデッキにもなりうるし、マナを伸ばして楽しいことをしてもいい。 本家でも強い時代が長かったので、デュエプレにおいても長期的に使い続けられるカードになるだろう。
《光翼の精霊サイフォス》
ベリーレアが適正では?と思われて仕方ないカード。
「探索」によるマナ回収が不自由な今、呪文限定でそれなりに精度良く回収できる《サイフォス》は優秀だと思う。 環境で活躍するほどのカードパワーでは無いものの、《二角》《ボル白》《ツインキャノン》と相打ちが取れるW・ブレイカー付きブロッカーと考えると悪くない。 将来的に《ヘブンズ・ゲート》が出てきたら1枚積みたくなるカードだろう。
《マーチング・スプライト》
大化けする可能性を秘めたカード。 本家の方には強力な「サイバー」が沢山いるので、今後カードプールは必ず増えていく。 そうして「サイバー」デッキが作られた暁には、まず間違いなく4積みされることだろう。 仮に環境を取れなかったとしても、絶対に楽しいデッキになる。 今持っているなら是非キープしておきたい。ちなみに自分は0枚。
《憤怒の猛将ダイダロス》
同じくSRの《魔刻の騎士オルゲイト》と相性バッチリ!…なのだが、どちらもそれなりの枚数を積まないとコンボとして成り立たないのが辛い。
本家とテキストが少し変わり、スーサイドがアタックトリガーに。 これにより、《活性電士エナジオン》などでアンタップするコンボが可能になった。 周り次第で色々できるようになる面白いカード。
《憤怒の猛将ダイダロス》 - デュエル・マスターズ Wiki
《大昆虫ジェネラルマンティス》
DMvaultの評価を見に行ったら意外と評価が高くてびっくり。 言われてみると強いような気もしてくるが、実際に使うか使われるかしないと分からないと思う。 使ってる人見たことないけど…。 優秀なcip持ちギガント・インセクトが出てくれれば《ガイアマンティス》と一緒に輝けるかも。
デュエプレのギガント・インセクトは、自然ベーシックデッキのメイン種族に選ばれる、低コストの《アンビション・ビー》が追加されるなど、かなり優遇を受けている。 しかし本家DMのジャイアント・インセクトから進化するクリーチャーは、これと《ガイアマンティス》のほかに《大昆虫ギガマンティス》《超神機鎧冑ゼノメノン》しかいない。 ギガント・インセクトの未来や如何に。
20/1/28:追記
カジュアルマッチで遭遇。《二角の超人》がT・ブレイカーになるのに気付かないプレイングをしてしまって負けました。ちょっと強い。
大昆虫ジェネラルマンティス の評価 - デュエルマスターズ DMvault
おわりに
DMPP-01のSRは「死にカード」がほとんどない。 強いかはさておき、どのSRもデッキに入れるに値する良カードばかりである。 うっかり集まってしまったら、それでデッキを組んでみるのも良いだろう。