ミケガモのブログ

スマホ保護フィルムはアンチグレアに限る

注:あくまで自分の好みの話である。

何があった!?

先日、スマホの保護フィルムを新たに貼り直した。今のスマートフォンは使い始めて1年半くらいになるが、かれこれ4枚目のフィルムとなる。裸時代も含めれば5タイプ目だ。 どのフィルムも「使用感が気に入らずにすぐ剥がす」ということはなかった。が、 十分な検討の果てにようやくアンチグレアフィルムに落ち着いたので、その過程を残しておこうと追う。 以前の端末では「アンチグレア→光沢寄りのアンチグレア`」と貼り替えていた。 つまるところ今回の件はただの原点回帰なのだが、一周して戻ってきたという事実が大事…だと思う。

使用機種はHuawei nova lite。側面2.5Dラウンド加工のせいで、画面を端まで覆えるフィルムが無いことに定評がある。もっともラウンド加工は最近のトレンドなので、同じ問題を抱える機種は多いのではないか。

レビュー

100均の保護フィルム

  • 特徴
    • コスパ抜群。「とりあえず」なら十分。
    • 色・透明度にこだわるなら他を探そう。

ダイソーの保護フィルム。フィルムは厚めで、やや柔らかい。タッチの滑り・なめらかさは良くも悪くもなくといった感じ。

透明感はそこそこ。しっかりしたメーカーの製品と比べるとどうしても劣るが、使い比べなければ意識するほどのこともない程度の差である。

シリコンスプレーを吹きかけると滑りが良くなるとの書き込みを見て、実践してみたことがある。確かに摩擦は低減されるが、ヌルヌルとした感触なので好みが分かれそう。タッチ精度が若干落ちた気がしたのも記しておく。

値段なりの品質ではあるものの、コストパフォーマンスは間違いなく最強だろう。良いフィルムを見つけるまでの間に合わせとしては十分な一品。失敗しても気軽に再チャレンジできるので、フィルムを貼り慣れていない人は100均の製品で練習してみると良いと思う。

気になったのは誤反応。自分の場合、触っただけでタップが多重反応を起こすことが時々あった。

スマホを買って5ヶ月くらいはお世話になっていたが、落として大きめのキズがついてしまったため貼り替えることに。画面本体は無事だったので、保護フィルムの役割も十分果たしてくれたといえる。

TPUフィルム

  • 特徴
    • とても薄く、装着感フリー。
    • 触り心地は独特。
    • 貼るのが難しい。

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質感は「薄くて柔らかいビニール」。爪で強く引っ掻いたら跡が残りそうだった。曲面の画面端をぴったり覆うことができるのはその柔らかさのおかげ。

表面は特に滑りが良いわけではない。 ふかふかした独特の感触がある。透明度は高かったが、ニュートンリング的な模様が見えていたと思う。

購入したフィルムは3枚入り。あの薄さのものを一発で貼るのは流石に困難というものだ。メーカー側もそれを分かっているのだろう。

コイツを剥がしたきっかけは、前面カメラ周りの細くなっている部分が伸びてきたのと、またしても多重反応が起きていたため。 耐衝撃性については不明だが、材質的からして期待すべきではないだろう。 全体的に、貼る意味をあまり感じないフィルムだった。

ガラス(枠接着タイプ)

  • 特徴
    • 接着の構造上、画面に気泡が入らない。
    • 光沢、透明感はピカイチ。

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枠接着タイプは、四辺だけをのりで接着する方式を取っている。 画面部分は吸着せず、本体との間に僅かな隙間ができる。そのため、気泡は絶対に入らない。

滑りは普通、透明感は最高。ガラスのハードな手触りは裸の本体よりも好みだった。画面の汚れも拭き取りやすい。ここ数年はガラスフィルム時代なのにも納得だ。

このタイプのフィルムは、目を凝らしてみると 格子状に小さい粒のようなものが埋め込まれている。これは画面とフィルムの常時接触を避けるための接点ということらしい。

はじめは普通に使えていたのだが、次第に画面とフィルムの空間が気になってきてしまってダメだった。タッチしたときのスキマ感だったり、微妙にレスポンスが良くないときがあったり、使い心地としてはあまりよくなかった。画面吸着タイプのガラスフィルムならまた違うのかもしれない。

フィルム無し

  • 特徴
    • 理論上、発色とレスポンスは最高。
    • 落とせない。

透過性や反応の良さなんて、そもそも貼らないのが最強に決まっている。熱がこもりにくい、フィルムの縁と画面の段差もない。 至極当然だが、スペック的には一番強い。

画面のガードを前面を覆うケースで賄うなら、選択肢としては全然アリだと思っている。 神経質な人には勇気の要る決断だが、思い切って使ってみると意外と大丈夫なものである。

アンチグレアフィルム

  • 特徴
    • 滑りやすさによりタッチの操作性が抜群。
    • ギラギラせず目も疲れにくい。

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結論。操作性を優先するなら絶対にここに着地すると思う。 この触り心地は他のタイプおよびフィルム無しでは得られない。 特にスライドを多用するアクションゲームでは重宝するだろう。 画面保護という役割以外にも多くの付加価値を提供してくれるのは、アンチグレアタイプだけだ。

特長と背中合わせのデメリットとして、光量が減ってしまう点が挙げられる。 ただ画面の反射を抑えられるので、見やすさとしては変わらないか、場合によってはアンチグレアの方が優れているだろう。 あとは光沢のある画面にこだわりがあるかどうか。

経験的に、ひっかき傷に少し弱いかもしれない。材質の耐久性ではガラスフィルムに軍配が上がる。

フィルム無しから移行した直接のきっかけは、 100均の布製スマホ入れをなくし(通算五回目)、いい加減に装着するタイプのケースを買おうと発起したこと。 手帳タイプのカバーは展開時に邪魔になるので、背面のみタイプとして定番のラギッドアーマーを選んだ。

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前面を覆わないので、じゃあフィルムを貼ろう…というわけである。

nova lite固有の事情として、このタイプのフィルムだと画面端を覆えない。 画面表示部分のうち、左右それぞれ1mmずつがフィルムからはみ出してしまう格好になる。 端からスライドするときに指が引っかかるが、それほど気になるものではない。縁の感触も、これはこれで良い。 ラギッドアーマーはケース部分が前面の縁にせり出しているため、画面端を覆わないフィルムでも隙間が気になりにくいと思う。


スマートフォンにお金をかける気はあまりなく、端末は安さを最も重視している。 スマホで出来ることなどたかが知れているという見下したような発想をしているために、つい色んな所で粗探しをしてしまう。 だからせめてハードウェア面だけでも快適にしておきたい、というのが私の方針である。 そのためにフィルムとスマホの使い勝手に執心したのには矛盾を感じないでもない。