ミケガモのブログ

デュエプレ DMPP-26 環境考察メモ

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スタン落ち・バランス調整

E3の1パック目にあたる20弾がスタン落ち。 アウトレイジやオラクル、《VAN》などが落ちた。

クロスファイア》《5000GT》が落ちたことで、【墓地ビート】は消滅。 《ロビンフッド》が落ち、【赤青UKパンク】【5cエグザイル】も消えた。 最近見なくなっていた【シューゲイザー】や【ドロマー光臨オラクル】も、ここで正式にNDを去った。

バランス調整は以下の通り。

  • 26弾環境開始時
    • 《スナイプ・モスキート》の探索廃止
    • 《エヴォル・メラッチ》が革命軍を回収できるように
    • 《パラダイス・アロマ》の紙と同じスペックに強化
    • 《カチュア》が紙と同じスペックに弱体化
  • 環境中盤アプデ
    • 《エンドレス・ヘブン》が名称ターン1に

【ベアフガン】用に《モスキート》、【キリエ】用に《アロマ》が再録され、これらのスペックが紙と同じものに上方修正。

《エヴォル・メラッチ》は革命軍へのテコ入れかと思いきや、むしろ【レッドゾーン】における進化回収役として起用されることがある。

《カチュア》は25弾で《キリモミ・ヤマアラシ》を得てAD環境を暴れ回っていたため、調整が入ること自体には納得がいく。 しかし、調整理由に一切の説明がなかったため、多くのプレイヤーから不満の声が上がった。

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環境中盤には、《エンドレス・ヘブン》のシールド追加が名称ターン1に弱体化。 ND環境の歪さの象徴だった【トリガーロージア】に、ようやく直接的な制裁が加わった。

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ND

【レッドゾーン】

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《ザ・ゼット》で安定感が向上し、《レッドゾーンZ》で上振れ要素と盾仕込み耐性を得た。 前弾から堅実に強化され、名実ともに環境トップとなった。

前弾は赤白型が主流だったが、赤のパーツが増えたのに伴い、サイドカードを《クロック》《吸い込む》だけに絞った青型や、バイクの動きに特化する赤単型が主流に。 その後、「レッゾZレッゾ」でシールドを4枚割る動きに特化するため、《グレンニャー》《ハルカス》を採用し走る前に手札を回すタイプも増えてきた。 その場合、紙からの唯一の強化点である《ターボ3》が抜け始めるという信じがたい現象が起きている。

26弾環境を非常に強く規定しているデッキタイプ。 これ以外のビートダウンデッキと、カウンター性能の低い低速コントロールデッキは軒並み環境から排除された。 【レッドゾーン】自体が常に環境トップというわけではないが、それは【レッドゾーン】に対抗できるデッキだけが環境に残った結果である。

《エンドレス・ヘブン》弱体化以降は、さらにその勢いを増している。

【緑単サソリス】

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新規で《ギョギョウ》を獲得。 《ラグマール》と組み合わせた疑似召喚ロックで、戦術の幅が広がった。

ただしデッキスロットの不足には一段と頭を悩ませることになる。 前環境では最速4tの《ボアロパゴス》建築を狙う型が主流だったが、今弾では《未来設計図》で速度よりも安定を優先するタイプが主流である。 チューニング次第では《豪勇者》が削られるという、これまたとんでもない環境である。 《ギョギョウ》《ラグマール》で制圧してから詰める際の保険として、《桜吹雪》が積まれるようになった。

【レッドゾーン】には不利。 環境前半は最強デッキだったが、環境後半は立ち位置が悪くなった。

【黒単デュエにゃんワルボロフ】

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【ワルボロフ】が《デュエにゃん皇帝》で大幅強化。 《ゴートゥーヘル》で自壊して展開したり、《オタカラ》からの侵略による押しつけプランが取れたりする。 リリースから少し経って強さが認知され、環境1軍に滑り込んだ。

環境では【レッドゾーン】に微有利を取るデッキとして使われている。 そのために、《特攻ジェニー》《学校男》といった序盤の妨害要素を積むことを余儀なくされている。 シナジーの点では《オタカラ》を積みたいところなのだが……。

安定性を欠くのが弱点。《ホネンビー》でそれを補おうとしているが、これもデッキレシピとしてシナジーのあるカードではない。

【トリガーロージア】

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対【レッドゾーン】を重視した耐久系デッキ。 《世紀末》タイプが強かったが、《ヘルボロフ》タイプも一定数は使われていた。 前弾の《サイン》殿堂が全く本質的でない制限だったことがよく分かる。

トリガー枠が《ホーリー》で強化されている。環境初期は《ヴェイダー》がリソース役として積まれていたが、これは少し経つと抜けていった。 研究が進むと、新規の《究極ゲート》が《豪勇者》《デュエにゃん》に刺さっていることが発覚。 「三強」どれにも対抗策があるデッキとして、上位層の間でもそれなりに評価を受けた。

その結果、試合が長引きすぎるという観点から《エンドレスヘブン》が弱体化された。 リペアが不可能とまでは言わないが、ガチデッキとしては寿命を終えた。 耐久デッキとして嫌われがちだったのは言うまでもないが、デュエプレのアプリ動作の重さゆえに、端末に負荷がかかって試合を続行できなくなるという声も上がっていた。

【ベアフガン】

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※画像はAD仕様。《メイ様》搭載で1コスト枠が安定。

環境初期は【赤白レッドゾーン】に入っていた《オリオティス》がキツかったため空気だった。 しかし《オリオティス》入りのデッキがいなくなると、途端に環境へ殴り込みをかけた。 3t目にシールドを割り切る豪快さは【レッドゾーン】にも引けを取らない。 安定性を欠くのが課題。

【白単サザン】

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《ウィズローザ》を獲得。《サザン》を探しに行くパーツが増え、安定性が増した。 新規の《ミラダンテ》も強化要素ではあるが、《バラディオス》《6ミラクルスター》がちょびっと強くなった程度で、デッキの動きを根幹から変えるようなものではない。

《オリオティス》で【レッドゾーン】をほんのりメタれるものの、デッキパワーとして環境トップからは一歩遅れている印象。

【白単/白青天門】

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【レッドゾーン】を抑えるためのデッキ。 場持ちの良い《プレミアム・マドンナ》を比較的見かける印象。

環境後半には《ギャツビー》を搭載したタイプが話題を呼んだ。

モルトNEXT】

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※画像はAD仕様

《メガ・マグマ・ドラゴン》で横並べを牽制できるようになった。 ただし【レッドゾーン】の増加はやや向かい風。【トリガーロージア】には有利と言えたのだが、それも環境後半はなくなってきている。

【キリエ】

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《キリエ》のカードパワーは確実にイカれている。 《トンプウ》《ν龍覇》を絡めれば4キルが狙えるほか、《セブアルゴル》で器用に戦う型もある。

が、面を並べるビートダウン宿命として、【レッドゾーン】に弱い。そのせいで環境での存在感はかなり薄い。

【白緑GOD】

思ったより戦えている印象。紙と違うのは《ウルコス》くらいのはず。

総括

【レッドゾーン】【緑単サソリス】【黒単デュエにゃん】で「三強」とされる時代。 「レッドゾーン > サソリス > デュエにゃん > レッドゾーン……」という具合で三すくみが形成されている。 環境前半は【トリガーロージア】が【レッドゾーン】を抑えていたため【サソリス】が強かった。 後半はそれがなくなったことで【レッドゾーン】が普及し、そこに強い【デュエにゃん】の立ち位置が良い、といった具合でメタが回っている。

三強の中で特に【レッドゾーン】は、環境を強く規定している。 【サソリス】【デュエにゃん】側でさえ、【レッドゾーン】へのメタのために構築を歪めている。

【カチュア】が消滅し、いくらかは健全な環境に戻った。

【レッドゾーン】の勢いはADでもとどまることを知らない。 ハンデス主体のデッキとして【MRC】がいたり、《天門》《エルドラード》から《レッドゾーン》を踏み返せたりするため、NDよりはまだ対抗策が多いのが救いである。 一方、ADで趣味的に使われてきた「エッグキューブ」系や【5c】のようなデッキは、【レッドゾーン】に狩り尽くされている。

【キリエ】は《エリート》《ジャバジャック》と組めるADのほうが目立っている気がする。

【シャングリラ】は《ホーリー》獲得で強化。

アカシックサード》《完全不明》が結構戦えると話題に。