環境考察に充てる時間が全然無い。27弾はついに環境中一度も考察記事を書かなかったらしい。 毎弾メモを残すのを義務にしているので、念のため所感を書いておく。 今回は本当に自分の印象に過ぎないので、真相を知りたければ別の記事を見たほうがよい。
前
スタン落ち・バランス調整
22弾がスタン落ち。紙のドラゴンサーガ期は、デュエプレで初めて1シーズンあたり3弾構成で収録された。 その1弾目が落ちたことで、DS期の基盤を使っていた多くのデッキが影響を受けている。
《グレンモルト》《ガイハート》が落ち、【5cニューゲイズ】はわずか1シーズンでNDから姿を消した。 《サソリス》が落ちたため、【緑単サソリス】基盤は崩壊。 【白単】のパーツとしては《コッコルア》《不滅槍パーフェクト》《シールドレイユ》《ジャスティスプラン》が欠落。 《タイガマイト》《ゴートゥヘル》が落ち、【黒単皇帝リペア】をはじめとする黒単基盤も厳しくなった。
汎用カードでは、踏み倒しメタの《オリオティス》、コントロール・ビッグマナの便利役《スペルサイクリカ》、墓地肥やしの《オタカラアッタカラ》などが落ちた。
《エウルブッカ》《魔狼月下》などはレジェプレ2024で救済されている。
環境中期のバランス調整は無し。 《GOD》《ゾルゲ》にターン9回制限がついたが、これは主にCP操作のループを防止するもので、対戦環境には全く影響がない。
ND
【禁断バイク】一色。 デュエプレでは《ターボ3》が強化されていることもあって、禁断解放を絡めた攻め筋がとても安定する。 前期の時点でも超強力デッキだったが、今期はそこからさらに一段階強度がアップ。 ほとんどのデッキは太刀打ちできない。 《ホーリー》《クロック》をタッチした型のほか、《エックス》《リベレーション》といった赤単のトリガーを積むタイプもあった。 新規の《レッドゾーンX》《レッドエンド》も、《禁断》絡みの動きと噛み合っている強化パーツ。
【白単ミラダンテ/天門】は、唯一【禁断バイク】に有利を取るデッキ。 《ミラクルミラダンテ》のパワーラインとコマンド攻撃ロックにより、《レッドゾーン》たちの猛攻を安定して止めることができる。 ただし環境が進むと、【白単天門】ミラーが泥仕合になることが発覚。 白獣バトル必勝の《ネバーエンド》とマナ武装で負けない《ヴァルハラグランデ》をお互いに揃えると、突破手段が全く無くなる。 《革命の防壁》2枚をループし続ければアウトすらしない。 原因は《シールドレイユ》が落ちて除去がなくなったせいである。 これを防ぐため、呪文ロックの《マギアデルフィン》、しまいには相手の山を削る《ナイツオブコバルト》までが採用され始める始末だった。
【赤黒デッドゾーン】も、それなりにデッキパワーが高かった。 デュエプレオリジナル要素としては、《神羅ゼロフェニ》を《ブラックサイコ》の上に乗せるのが強力。 《進化設計図》《トゥリオ》を入れたデアリガズ型も見たことがある。
【サンマッド入り緑単】も一定数活躍。 スノーフェアリーを採用してスタンダードに立ち回る《ヴァルカン》型のほか、 環境終盤にはカウンター要素を入れて器用に立ち回る《ギョギョウ》型も開拓された。
環境初期には《キャプテンドラッケン》を入れた【赤単革命軍】が少しだけ流行ったが、息は長くなかった。
【モルトNEXT】は《ボルシャックドギラゴン》で強化されたかに見えたが、環境上位で戦うのは難しかった。
AD
【スノーフェアリー】がトップ。 《サンマッド》のおかげで、今まで不足していた打点速度が大きく改善し、ついでに除去まで獲得した。 《ブリザード》が《サンマッド》に侵略できるのは言うまでもない。
次点は【禁断バイク】。 絶対的なデッキパワーは異常に高いが、【スノーフェアリー】はそこに対応力まで加わっている。 【スノーフェアリー】へのメタとして、《キクチ》《カレイコ》《トリッパー》を積む赤黒型も見られた。
上記の2種類に対抗するのは【白単連鎖】。《ミラクルミラダンテ》の防御力と、《ミラダンテ》の突破力&ロックが売り。 《コッコルア》《アルファリオン》《オリオティス》など、AD限定要素もしっかり強い。
【赤白紫電武者】もかなり戦えると評される。 《モノノフ》のおかげで《紫電武者》のサーチが安定する点、《ヨイチ》で展開力が上がっている点がNDと違う点。 ビートダウンでありながら【白単連鎖】に有利をつけるのがポイント。
ガチ環境から少しだけ外れると、【モルトNEXT】【5c】によく当たる。
公式バトルアリーナ優勝構築は、トリーヴァ基盤の《エタトラ》耐久デッキに《世紀末HDM》をタッチしたデッキだった。