デッキレシピ
- コンセプト:B
- 完成度:B
- デッキパワー:S-
- 思い入れ:A
原案は自分ではない誰か。 以前からデッキの名前を目にしていたので、自分もいつか組んでみようと思っていた。 《電磁賢者シリオン》が次環境でNDからスタン落ちすることに気付いたので、今回プラチナ帯を走ることに。
追記:
バランス調整により、《アガピトス》《キングダム・ゲオルグ》が弱体化した。
《アガピトス》部分は《アマリン》でリペアが利く。 《ゲオルグ》部分は、《クイーン・アルカディアス》などで代替するしかない。
2021/04/10, オルゼキアカップNDマスターランク到達。
第8弾になってスターマンのサポートカード(マナ加速光獣、1枚で進化元2体用意できるアガピ、Gリンクで選ばれないレオパルド等)は大幅に増えたと思いますので第8弾環境のスターマンデッキの考察をお願いいたします
https://odaibako.net/detail/request/2a283a4a-9491-46a1-b3f2-b5323392fb08
気付いたらこんなお題が来ていた。 この記事も回答になっているが、《ウルコス》入りも興味深いのでそれもまた記事にしようと思う。
追記:書いた。
↓ 5弾、7弾マスターの《スターマン》。
キーカード・構築解説
基盤となっているのは8弾SRのペア、《連珠の精霊アガピトス》と《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》。 《アガピトス》で展開し、《ゲオルグ》で仕掛けるというのが基本の流れだ。 《アガピトス》の前に1体でもクリーチャーを出していれば、使用カード3枚で殴り切りまで持ち込める。 相性の良いパワーカードを積み込んでいる時点で、弱いわけがない。
《ゲオルグ》を見た時に誰もが思い浮かぶのが、素直なドロマーカラーでの構築だろう。 2~3マナで白の高パワークリーチャーを展開し、 《アクアン》《腐敗電脳アクアポインター》で手札を補充しながら6マナへ繋ぐ、 というのが自然な発想である。
白のクリーチャーと《アクアン》が入っているため、《英霊王スターマン》がすんなりと入ってくる。 5弾進化Vの汎用性の高さがここでも発揮されている。 速い相手に対して6マナまで到達する余裕が無い時、 その前に《スターマン》を出して耐久し始められるのが良い。
《スターマン》は、このデッキの基盤である《アガピトス》《ゲオルグ》とも噛み合っている。 《アガピトス》は、《スターマン》の進化元である《電磁賢者シリオン》をリクルートできる。 また、《スターマン》で相手クリーチャーをタップキルして、安全にシールドを回復できるのも良い。 《ゲオルグ》の方も、《スターマン》から直に繋がることこそ稀だが、 出せれば大量タップキルをしながらシールドを2枚回復できる。
ちなみに、《アガピトス》&《ゲオルグ》を運用して実際に環境トップで活躍しているのは、 5色の【アガピトス天門】である。 《アガピトス》から《霊騎幻獣ウルコス》を呼び出すことで、カードアドバンテージを確保。 ビート耐性は《ヘブンズ・ゲート》で補う。 パワーカードをぎっちり詰め込んだこの構築を初めて形にしたプレイヤーは、本当に凄いと思う。
各カード解説
《英霊王スターマン》
大好きなカード。息が長くて嬉しい。
ビート相手に引けないと困るので3枚入れていたが、 実際は遅いデッキ相手に引いて腐らせることばかりだった。 【パンダネルラ】が減った今のND環境では、2積みが正解だと思う。
《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》
パワーカードその1。このデッキが強い理由。 マナカーブ的に3枚に抑えたが、強すぎるので4積みでも良いような気もする。
《連珠の精霊アガピトス》
パワーカードその2。 こちらもマナカーブ的に3枚。 終盤はリクルート先がデッキに残っていないこともあるので、《ゲオルグ》よりは3枚のままでいい。
《アクアン》
AK。説明不要の4積み。
"Aqua"だからAQじゃね……?
【デュエマ】元日本一がDM-20環境で対戦 その2【デュエルマスターズ】 - YouTube
《腐敗電脳アクアポインター》
《ゲオルグ》の進化元筆頭。遅いデッキと戦うときのキーカード。 《スターマン》軸のデッキと思っていた相手には、不意討ちっぽくハンデスできていたかもしれない。 重いカードが渋滞しがちな構築なので、バランスで3枚。
《霊王機エル・カイオウ》
軽量ブロッカー。 ビート相手に出したくて、コントロール相手には出したくないカード。 3.5枚積みたい。
《電磁傀儡ポワワン》
《アクアン》で落ちないサイバーロード。 黒マナ要員であり、《スターマン》《ゲオルグ》の両方になれる進化元要員でもある。 《アガピトス》では呼べないので2枚。1枚増やしてもいいかも。
PR版を使うか迷ったが、PR版《アガピトス》を買っていないのでこっちも通常版にした。
《電磁賢者シリオン》
《スターマン》のどっちの種条件も満たせるヤツ。 4000は偉いように見えて、《ボルガウルジャック》でカリッと焼かれる。 初期型を作ったとき、スペースが足りないデッキだと思っていて3積みに抑えた。 実際は、《アガピトス》で呼ぼうとしたら売り切れのことが多数。 ただの予感だが、一度4積みし始めると「4積み以外ありえねえ!」という思考になりそう。
《秘精機士マンモキャノン》
なんか便利そう、という理由で初期から1枚だけ刺している。 直接的にコイツのおかげで勝った試合は無いし、《アガピトス》で積極的に呼びたいと思ったシーンも無い。 何度も抜こうか迷ったが、単色なのが偉いかなーと思って残している。
《魂と記憶の盾》
エターナル・盾。
コントロールプランを取る際、 《サファイア》《ゲキメツ》《グールジェネレイド》を閉じ込めるのに必要になる。 強いっちゃ強いが、これを撃ったところで勝てない相手には勝てない。 要らない可能性も微存。
《転倒専機コロビナー》《予言者リク》《清浄の精霊ウル》
白のトリガークリーチャーたち。
初期はなんとなく、《ウル》x4と《ホーリー・スパーク》x4だった。 前期マスターの【スターヴィーナス】を使った知見から、 ブロッカーや《スパーク》よりも効果持ちクリーチャーだということを思い出し、 《コロビナー》《リク》を入れることにした。 枠は8枚。腐りやすい《リク》を2にして、他2種を3にした。
《コロビナー》は、8弾の《霊騎ミューズ・ルブール》にするのもアリ。 小型が多く殴ってくる状況では、《ミューズ》の方が圧倒的に強い。 《ミューズ》なら、《竜極神メツ》の全体火力にも引っ掛からない。 一方で、デカブツを止めたり、 《エル・カイオウ》《シリオン》から繋いでタップキルしたりするには、《コロビナー》の方が強い。 かなり迷ったが、最後まで《コロビナー》で通した。
《デーモン・ハンド》
黒単色のトリガー。なんだかんだで頼りになるので4積み。
戦績・プレイング
総合 48-44
初期型はプラチナ5でくすぶっていた。 エンジンがかかると一気に連勝して星を稼げた。 強いときは強いが、安定して勝てる感じではないという感じ。
アーキタイプはミッドレンジだが、 《ポインター》や《ゲオルグ》を使うとコントロール気味に動くこともできる。 ビートダウンと除去コントロールのどちらともつかないようなデッキなので、ゲームの組み立て方がかなり難しい。 多色カードが多いことも、プレイングの難しさに拍車をかけている。
《ゲオルグ》は初手に来ても安易に埋めない方が良い。 多色を処理したいのはやまやまだが、相手のデッキによって戦術が大きく変わるため、 1ターン目が単色埋めになったとしても、《ゲオルグ》キープで様子見した方がいい。
【除去コン】4-9
不利。 《ゲキメツ》がフィニッシャーの相手ならマシなのだが、 早出し《サファイア》されると基本負けである。
《ポワワン》《シリオン》で2枚ほど削って、《アガピトス》《ゲオルグ》を狙いに行く。 こちらはスピードアタッカーや進化速攻が弱い構成なので、一度止められたときに押し切るのが難しい。 自分のゲームメイクの腕が足りないという可能性も否定できない。 もっと練習したい相手。
【アポロヌス】 6-5
五分。 これに勝つために《リク》《ウル》を入れているが、ブン回されると普通に負ける。
理想ムーブではない相手には、《ゲオルグ》のタップキルを決めてほぼ勝ち確にできる。 《アクアポインター》のハンデスが刺さった試合も結構あった。 《アポロヌス》の特攻も、耐え切りさえすれば《スターマン》で討ち取って盤石に勝てる。 ブロッカーを並べすぎると《ボルガウルジャック》が出てくる。 《アポロヌス》よりコイツが辛い説もあるが、《デーモン・ハンド》か《ゲオルグ》で処理できればなんとか。
【アガピトス天門】 9-1
よく分かんないけど有利らしい。
基本的には盤面を溜めて、《アガピトス》からの《ゲオルグ》を狙いたい相手。 実はトリガーが厚くないので(《ヘブンズ》《デモハン》で8枚前後が主流)、ゴリ押しで突破できることもある。 しかし、こちらの手札(主に多色事故)、相手の動きによって臨機応変に戦わなければならない。 ライブラリアウトで勝った試合も2~3回ある。
《アクアポインター》の召喚は義務。 《ゲキメツ》《エリクシア》《ゲオルグ》を倒すため、《デモハン》《盾》も大事にキープしたい。
《アガピトス》《ザーディア》で展開されたら、 《ゲオルグ》で盤面を更地にしてライブラリアウトを狙いに行く。 小型は《エル・カイオウ》《シリオン》、中型は《アガピトス》《ゲオルグ》で取れる。
序盤は1枚くらいシールドを割っても怒られないと思う。 2~3枚割るのはちょっと危険かも。
【赤黒/デイガドラゴン】5-5
《グールジェネレイド》を墓地に溜めて、 《ボルガウルジャック》《ガルザーク》《ザーク・ゼヴォル》でビートしてくる。 体感では微不利なのだが、激強トリガーをかまして拾った試合が多いおかげで見かけ五分。
あちらのメインプランである《ボルガウルジャック》は、盤面展開が本命のこちらにぶっ刺さり。 ビートに刺さるはずの《スターマン》は、《ボルガウルジャック》の火力にこんがり焼かれてしまうし、 《ザーク・ゼヴォル》のスレイヤーにも無力である。
こちらの除去手段は《ゲオルグ》と《デーモン・ハンド》が主なので、《グールジェネレイド》が辛い。 盤面とシールドを同時に削られ、なす術なくやられるのが典型的な負けパターンである。
なるべく序盤から盤面に並べて、《ボルガウルジャック》を出されても1体は場に残るように。 あとは、《ポインター》が《ボルガウルジャック》を引っこ抜くのを祈るのみ。
【パンダネルラ】4-6
初期型で6連敗したのがヤバいと思って今の型にし、その後4連勝。 今なら有利を付けられるはず。
出せるものを出していって、《スターマン》による耐久を狙う。 引いたカードを使ってひたすら受けに回るだけなので、プレイングは難しくない。
【グレートメカオー】2-3
おそらく五分。並べて《ゲオルグ》で勝ちを拾いに行く相手だと思う。 もう少しプレイングを勉強したい。
【スターヴィーナス】の時ほど《スターマン》でゴリ押せないなあ……と思ったら、 あのデッキ《ラルバ・ギア》が入ってるんだった。忘れてた。
【ツヴァイ】1-2
おそらく微不利。 負けた試合は3~4ターン複数《ツヴァイ》だったのでよく分からず。
【テクノロジー】2-2
無理。 展開が遅いデッキな上にマナブーストも無いので、バウンス連打の前に何もできない。 ちなみに、2回勝ったのは《バイオレンス・サンダー》入りの変則テクノロジー。
その他
- ドラゴン 001011
- ドデビル 111
- マッドネス 011
- ドルバロム 11
- 4c天門 1
- 5c天門 0
- ドラゴン天門 1
- ドラグイノセント 0
- 謎ゲート 0
- 赤黒速攻 0
- リドロアポロ 0
- リースブリザード 1
- 青抜きビッグバン 1
- リース速攻 0
- リースウェーブ 0
- メイデン 1
対戦動画
おわりに
今回はかなりデッキに振り回された。 プレイングはまだまだ詰めていけるはずである。
速攻とビートダウンが少ない環境だったので、《スターマン》はあまり活きなかった。 活躍の場が少なかったのは残念だが、脇役もバッチリこなせるカードというのを再確認できたのは良かった。
ADの方は、とんでもないバカデッキで並走中。ちゃんとマスター行けるかな。