デッキレシピ
- コンセプト:B
- 完成度:A
- デッキパワー:A
- 思い入れ:B
このぐちゃぐちゃ感が楽しい。
キーカード解説
《護精霊騎ヴァルチャー》
2-3000, 白緑。 5色そろえて3マナODすると、1ブーストしてから多色カードをマナ回収できる。
実は、回収は強制ではない。最悪1ブーストだけすることも可能である。
紙のほうでは、【5cコントロール】の潤滑油として重宝された。 「マナを増やして、必要なパーツを回収する」という、 【5cコン】の柔軟な戦術性を象徴するカードだった。
しかしデュエプレでは、マナ回収が探索になったせいで浮かばれないカードになってしまった。 「多色カード」にテキストを変えて、探索を少しでも安定させようという意図が見えるが、 結局柔軟性は失われている。 元々、コスパが特別にいいカードというわけでもなかったので、すっかり影が薄くなった。
そんな彼をまた使ってやりたいというのが、このデッキを組んだきっかけ。
構築解説
現状、【5cコン】に《ヴァルチャー》を積んだ構築は流行っていない。 コントロールで《ヴァルチャー》を運用するのは難しいということだ。 となれば、ビート成分の強いデッキに入れてやるのがよい。
《ヴァルチャー》を活かせるビートダウン用カードを考えると、 一番に浮かぶのが《聖帝ソルダリオス》。 【アーク・セラフィム】には、基本の白緑型のほかに、赤黒を混ぜ込んだ4c型もある。 これに倣って、5色でセラフィムデッキを組めばいいだろう。
4c型のキーパーソンであり、このデッキでも重要となるのが《霊翼の宝アルバトロス》。 色確保と終盤アタッカーの2役をこなしてくれる。 《ソルダリオス》が謎にビーストフォークを踏み倒せるおかげで、 《アルバトロス》に付加価値がついている。
アーク・セラフィムの基盤色は白緑。 5色を揃えるためには、青赤黒を確保しなければならない。
この3色をまとめて確保するカードとして、 《惨劇のアイオライト》《極仙龍バイオレンス・サンダー》。 安定性を求めるなら《アイオライト》だけでいいかもしれないが、それだとちょっとロマンに欠ける。 もしかすると《ヴァルチャー》《ウルコス》の上に乗ることがあるかもしれない《サンダー》も、遊び心で積んでおこう。 マナが伸びるセラフィムならワンチャン……ないか。
赤黒は《アルバトロス》でも確保できているので、 残る青を《アクア・サーファー》で補填する。
せっかく青を入れたので、《永刻のクイーン・メイデン》を積んでみた。 《ヴァルチャー》を2コストで出してその上に乗せてもいいし、 《ヴァルチャー》のODで回収して進化速攻してもいい。 もちろん《ウルコス》の上に置くこともできる。
【アーク・セラフィム】は《ソルダリオス》無しでは攻撃が始まらないのが悩み。 《メイデン》はこの問題を解決してくれる、かもしれない。
ただし、《メイデン》でブーストされる単色カードは、 《ヴァルチャー》で回収できないという微妙なアンチシナジーがある。
剣豪は踏み倒すセラフィムとして必要。多分。
改良点
手札補充が足りない。 普通の【セラフィム】なら《セフィア・パルテノン》で何とかしているところだが、 このデッキはセラフィムが少ないため採用できない。 《ヴァルチャー》以外にも、リソース確保要員をもう何枚か積んだほうがいい。
実は《ソルダリオス》を減らして、【多色ビート】に寄せたほうがいい説もある。 《ソルダリオス》はどうせ《ヴァルチャー》で回収できない。
多色はちょうど20枚。