ミケガモのブログ

デュエプレデッキビルド杯 26弾・クロニクル・ぷちビルド杯レビュー

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26弾

総評

革命編に相当するパック群の第2弾。 革命・侵略ともカードプールが広がったことで、組めるデッキが着実に増えた。

収録枚数は25弾から減ったが、それ以上に収録カードの充実が大きい。 個性と使い道がハッキリしたカードが増え、面白い構築が増えた。

総投稿数1026件。最近は安定して投稿数が多い。 ちなみにこの弾から開催期間が、土曜昼~翌土曜いっぱいの8日間になった。

注目カードは以下の通り。

  • 2コストジャンプかつターン中に何度も使える《エンペラー・キリエ》
  • 黒進化のコストをすべて2下げる《ジャハト》
  • あらゆる組み合わせでクリーチャーを同時出せる《完全不明》
  • カウンター的にクリーチャーを出せる《ギョギョウ》
  • 墓地に落とすだけでシールドを1枚削ってくれる《ザロスト》
  • 相手ターン開始時にクリーチャーを破壊できる《ミケニャンコ》
  • クリーチャーを保護できる《デコイ》

入賞作

dmps.takaratomy.co.jp

  1. 《ミラクルサーチャー》で《エビデゴラス》を龍解させる。超堅実な【青緑MAS】基盤に彩りを加えた作品。新弾要素はタッチ気味に入っている《デスザロスト》のみだったりする。
  2. 《キリエ》《オロチム》で《完全不明》。《キリエ》は変身効果を複数回使うパターンが多い中、ここで発動するのは1回のみ。新規SR2枚を採用している点が特徴。
  3. 《グローリーソード》付きの《ブッディ》に《ヒラメキ》を撃ち、高コストクリーチャーを下にしまいながら《タースケルケルヨ》を乗せる。《ヒラメキ》1発でコンボが大きく進むのが面白い。
  4. マナ染色《ギョギョウ》で《クロック》を出してターンスキップを使う。【イメン】基盤の信頼感。チャージャーと《ジオザマン》の組み合わせは、かつて入賞した『悠久ロスチャ』を思い出させる。

強力基盤にアレンジを施した1・4, コンボに振り切った2・3で、選考傾向が分かれた。

流行

↑ 《キリエ》は型が多すぎて代表を1つ選ぶのですら苦労する。 これでも比較的シンプルな形。

↑ 《正体不明》ループの一つ。負けない状態で相手に沢山(※無限回ではない)ターンを渡すというまあまあとんでもない発想。

↑ 《ジャハト》と黒進化。ここにある《Bロマノフ》《ダースレイン》などのほかにも、《グレイテストシーザー》《ドルザバード》との併用があった。

↑ 【シロガシラジュカイ】×《レッゾZ》。元から赤コマンドが複数入っているのが特徴。

↑ 《デビルドレーン》代表。《オーロラ》はマナが増えるのに対し、《ドレーン》は手札が増える。

クロニクル

総評

デュエプレの歴史を振り返りつつ、新時代を切り開いたクロニクルパック。 オリジナルカード、収録漏れしていたカード、過去テーマを強化するカードのように、収録傾向はこれまでのパックと多く異なる。 多色カードも多く収録された。 デッキ構築的には激アツの弾だったと言える。

投稿数は1051件。とんでもなく多いが、実は26弾と同じくらい。

注目カードは多すぎて語りきれない。

  • 数あるドラグハートを使いこなす《ニューゲイズ》
  • 新しいEXウィンの形《ユニバース》
  • 複数回の追加ターンを得られるかもしれない《ザユニバースゲート》
  • 究極進化・墓地召喚・なんちゃってフェニックスと特徴豊富な《神羅ゼロフェニ》
  • ようやく追加された本格ランデス《バジュラズソウル》
  • フェニックス支援《ポッポジュヴィラ》
  • ベルベル》との組み合わせでコンボを狙う《シュタイナー》
  • 手札→マナのリソース変換《キングシビレアシダケ》
  • 淡白な低コストファッティ《ギリメギス》《ロードライト》《デスクルーザー》

入賞作

dmps.takaratomy.co.jp

  1. パラディンスピア》で攻撃キャンセルする《バジュラズ》ランデス。相手を痛めつけることに特化したデッキが選ばれるのは珍しい気もする。
  2. 《シャングリラ》からの《LOVEHATE》で《神羅ゼロフェニ》へ究極進化し、《ゼニスレイクイエム》で全焼却。《神羅ゼロフェニ》をコンボパーツ的に運用するのが特徴。
  3. 《激沸騰》下で進化クリーチャーを出すと怪しい挙動ができるので、そこに《アブキュア》《ドミティウス》を組み合わせててんやわんや。理解も操縦も超難解なパズルデッキ。

いつもは4作品だが、今回は3作品のみ。 憶測が飛び交っているが、過去には唐突に増えたこともあったので、特に意味はないと思っている。

流行

↑ へんてこ《ニューゲイズ》。もちろん普通に使うデッキのほうが多く投稿されている。

↑ 「ベルベルシュタイナー」。相手ターン中に《クロック》を出すことができる。 紙の「バッシュギヌス」が近い動きをするらしい。

↑ 《キリコ3》で《ユニバースゲート》。《MRC》で山札を操作しながら撃つタイプも。

↑ 26弾の《究極設計図》、クロニクルの《テレポートチャージャー》で循環界隈が盛り上がっている。 27弾の《禁断》でさらに加速した。

ぷちビルド杯

概要

クロニクルパック中盤に大規模なカード能力変更があったことを受けて、有志による非公式ビルド杯が開催された。 変更のあったカードでデッキを組み、タグ付きで投稿。 主催が編成した審査員チームにより、その中から4つ入賞デッキが決まるという流れだった。

僭越ながら、ミケガモも審査員を務めさせていただいた。 審査員チーム内での協議により、イベント中は参加者を装って投稿して良いが、 普通の参加者とのアイデア被りが多発するとよくないので、期間中の投稿数は最大5件という制約を設けた。 自分の【赤緑爆竜NEX】【シータ烈流神】【ガンバランダーツヴァイ】は、誰とも被っていなかった。

お題は以下のページに載っているカードたち。

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総評

投稿数148件。 非公式、お題カードが少ない、期間が5日間という中で、これだけの投稿が集まったことは非常に喜ばしい。

人気は、《ヴィルジニア》>《烈流神》=《アポロヌス》>《レオパルド》>《モノノフ》《ブレイブ》《クワガタン》>《ツヴァイランサー》やエラッタ組 といった具合。

入賞作

入賞作は↑のツリーで発表されている。

  1. 《ブレイブ》を加えた《スターダストNEX》。1弾分しか寿命がなかった《ブレイブ》を、その後に追加された「NEX」パーツと一緒に使っている。
  2. 《ネロソムニス》でエイリアンを破壊して《パンドラ城》の効果を起動する。墓地枚数が少なくても《ソムニス》を吊れる《ヴィルジニア》が鍵。
  3. 《ボアロパゴス》を建築してから《邪魂転生》を撃ち、盤面をリセット。引き込んだ《コスモビュー》《レオパルドホーン》で強い盤面を再構築する。《レオパルド》の面制限がゆるくなったおかげで《ボアロパゴス》と同居しやすくなっていtる。
  4. 《烈流神》を《ゴッドウォール》で保護し、《ヒラメキ》から《サガ》を出す。《烈流神》のコスト変更が効いているほか、《ゼンアク》以外で《サガ》を運用するのが面白い。

流行

↑ 《ヴィルジニア》。《ネロソムニス》に進化し、エンジェルコマンドを参照してもう一度進化する。 《ヴィルジニア》を2枚以上積まないと難しい芸当。

↑ 《レオパルドホーン》。《ザロスト》で場を増やしたことで4体を達成すれば、G0→《ヒラメキ》が可能。 横に4体いるので、《死海竜》&《ヤヌス》のセットを確実に出せる。

↑ 《ジェネラルクワガタン》。クロニクルパックで注目されていた《ギリメギス》、それを砕ける《ネロソムニス》を併用。 《クワガタン》は《ダヴィンチ》と組み合わせても面白い。

↑ 《アカシックサード》の能力がバトル時から攻撃時に変わったことで、《マスターG》に変身してデッキに帰るのを防ぐ。 変更点を無理やり活かそうとするとこうなる。その発想力に感動したので、入賞選出の第ニ候補にしていた。