ミケガモのブログ

マナコストと打点の目安表【デュエプレ】【DMPP-25】

前置き

最近、7マナのカード1枚で出せる最大打点が《哀哭の超人》のTBだと勘違いした(実際は「アパッチガイアール」などで4点出る)。 今後そういった過ちを犯さぬよう、コストごとに出る打点を整理しておく。

コンボの要求値と出力の査定にも使えるだろう。 ゲームに勝つための最も素直な手段は、打点をたくさん作って殴ることである。 単純な動きだけで作れてしまう打点量を把握し、 想定するコンボがそれに敵わぬようなら、質や付加価値で差別化を図るとよい。

コストと打点のパフォーマンス

準備が不要もしくは簡単なものを中心に記載。 条件次第で大量の打点を生むカードや、カードアドバンテージの観点で特筆すべきアタッカーも載せている。 簡易化のため打点の内訳(シングル+WB, TBなど)は表記していない。

載せるべきカードがあれば、コメントやTwitterのリプライで教えてください。

1マナ

通常のアタッカーは皆デメリット持ち。

カード 打点 条件・備考
《死神術師デスマーチ 実質SA 墓地1枚

2マナ

原則アドは取れない。 ただし、多色や運といった厳しい条件を満たせばその限りではない。

カード 打点 条件・備考
《熱湯グレンニャー》 1点 多色1アド
《無頼勇騎タイガ》 SA1点 多色
《炎舌実況DJ・ショー》 SA? 1点 単色・確率50%
《無頼封魔アニマベルギス》 実質SA1点 多色・要味方
「タイガガトリング」 SA2点 2枚コンボ
《遊撃師団 ニッカ》 1点 最軽量PB

3マナ

単色単体でアドを取ることが許されはじめる。 カード間の格差はまだ大きくない。

カード 打点 条件・備考
《青銅の鎧》《アクア・ハルカス》 1点 単色1アド
《爆小僧 トリス》 SA1点 単色
「アイラフィズ斬鉄剣 2t後3点 マナ武装・要攻撃
マントラのイザナイ カリーナ》 2t後3点以上 要攻撃

4マナ

このあたりからカード間のパフォーマンスの差が開いてくる。 しかし「単体・無条件・デメリットなし」だと、打点としては基本的に1打点が限度。

カード 打点 条件・備考
《機動要塞ピラミリオン》 2点
《レベリオン・クワキリ》 2点 条件付き
黒神龍ギランド》 2点 デメ持ち
「4ホールジョンジョジョン」 2点 要味方2体
「ケロスケ斬鉄剣 2t後3点 要攻撃
《戦攻のイザナイ アカダシ》など 2t後3点以上 要攻撃
《魔水晶スタートダッシュ・リバイバー》 実質SA2点 要墓地・墓地進化蘇生で3点
「運命ジュラピ」 SA2点 手札に赤クリ
「エリートジャバジャック」 SA2点 2枚コンボ
「ザレッドレッドゾーン」 SA3点 2枚コンボ

5マナ

ここまでは原則1打点……と見せかけて、抜け穴的に単体で打点を稼ぐカードがちらほら。

カード 打点 条件・備考
《緑神龍グレガリゴン》 単体2点
「シューティングガイアール」 SA2点
《大神秘イダ》《双砲 ロードスター SA2点 マナ-1
「5ホールチャブルx2」 選ばれない2点
ミランダ/ヨーデル 四つ牙」 3点
「フィディック闘魂モード」 実質3点 横に1体
《ゴウ・グラップラードラゴン》 進化3点
エルレヴァインバルザーク」 進化4点
《武闘龍 カツドン》 SA3点 手札-1, 要バトル先

6マナ

WB以上が標準。後発世代のインフレが顕著になってくる。

カード 打点 条件・備考
《爆竜GENJI・XX》 単体SA2点
「アガピアラゴ」「NEXマッハ」 SA入り3打点
聖霊龍王ラクルスター》など 進化3点 強力効果付
「グレンモルトガイハート」 SA3点 横に1体
エバーローズパーフェクト」 4点 横に3体
「サソリスボアロ豪勇者イダ」 SA5点 3枚コンボ。マナ-3

7マナ

ゲームの流れを大きく引き寄せる切り札が集う。 特に《モルトNEXT》は、これ1枚だけでジャスキルが組めてしまう。

カード 打点 条件・備考
《ボルバルザーク・エクス》 SA2点 ノーコスト
《哀哭の超人》 単体3点
《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》 単体4点
「アパッチリザードガイアール」 2点+SA2点
シューゲイザー/イメンボアロ キリュー逆転プリン」 SA5点 3枚コンボ。パーツ追加で打点増。マナ/手札-2~
「モルネクハートバーン」 SA7点 赤・竜マナ武装

8マナ

本格的に高コストと呼ばれるマナ帯。軽減or踏み倒しと正規召喚が半々くらい。

カード 打点 条件・備考
《爆剣豪 グレンモルト 単体SA4点
モルト爆プロトハート」 SA4点
《超神龍バリアント・バデス》 SA5~6点 要高パワー緑獣、マナ-3

9マナ

まともにコストを払う事のほうが少なくなってくる。 汎用的に採用できるカードが意外と少ない。

カード 打点 条件・備考
モルト刃グリージー斬鉄剣 SA2点、実質5点
《暴龍事変 ガイグレン》 SA無限攻撃 要マナ武装

10マナ

いろいろ大味。

カード 打点 条件・備考
《偽りの名 13》 ワールド
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》 SA3点焼却
《勝利天帝 Gメビウス SA6点
《「智」の頂 レディオ・ローゼス》 3点 最大10アド
「チェインレックスガラムタ」 ST封じSA6~7点 要パーツ多数

11マナ以降は打点量に着目して評価すべきカードが無くなってくるため省略。 正規にコストを払うなら、《刃鬼》《VAN》《ウェディング》のようなゲームエンド級のカードも揃っている。

S・トリガー

環境クラスのデッキなら平気で5打点以上組んでくる。

  • 《ヘブンズ・ゲート》
    • 「アガサミルザム」5点
    • 「エルドラードルドルフ」5点
    • 「エリクシアアガピ(+ウルコス)」7点
  • 「カツドン破UKパンク」
    • 最低でも4点。準備次第でいくらでも増加

打点補助

実質的に打点増強に繋がる汎用カードをメモ。

打点増強

  • 《無頼封魔アニマベルギス》
  • 《鬼装 オーガ・フィスト》
  • 《緑神龍ハルクーンベルガ》
  • カンクロウ・ブラスター》
  • 《二刀流トレーニング》
  • 紫電城バルザーク》
  • 《幻影 ドン・サボテ》

SA付与

  • 《キリモミ・ヤマアラシ
  • 《イダテン・アクセラー》《ザンゲキ・マッハアーマー》
  • 《キリモミ・スラッシュ》
  • 《煉獄と魔弾の印》
  • 《永遠のリュウセイ・カイザー》

その他

  • 《フェアリー・ギフト》《戦慄のプレリュード》《龍覇の天啓》

巨大設計図ドロンゴー【デュエプレ】【マスター】【DMPP-25】

デッキレシピ

2024/4/10, ヘルボロフカップNDマスター。

当初はADプラチナ帯でちょろっと回して終わりにするつもりだったが、強烈なデッキパワーを感じたため急遽マスター到達狙いに切り替えた。 よく見たら主要パーツがほぼND、かつ20弾のアウトレイジ組は今期がND最後ということで、NDに持ち込むことに。

コンセプト

《巨大設計図》は、トップ4枚をめくってコスト7以上を全て手札に加える。 一般的な2マナ呪文として《未来設計図》《エマタイ》などを考えれば、これらの査定は「質の良い1ドロー」。 《巨大》を採用するなら、最低2枚は回収したい。

組み合わせるのは、「PSドロンゴー」持ちのエグザイル軍団。 デッキを表記コストの高いカードで埋め尽くして、下面の存在のおかげで序盤の動きも安定する。 PSドロンゴーが実装されたデュエプレならではのコンセプトである。

構築解説

バカの一つ覚えのようにエグザイルを積んでいる。 デザイナーズ色が強いので、解説はほどほどに自分の所感を多めに残しておく。

《巨大設計図》

コンセプトなのでとりあえず4枚。 基本的に手札を使い切れないので、2マナ時に1回唱えれば十分。 言い換えれば、2枚引いたら1枚埋める。

回収率が十分すぎるので、7コスト以上はもっと削っていい。 なんなら《巨大》自体の枚数を減らしても問題ないとすら思うが、他に2マナで入れたいカードも無い。

《菌次郎/サンサン/シャイニング・キンジ》

他の多くのドロンゴーと違って、3種類それぞれが1体まで場に存在することが許される。

《菌次郎》は、相手から殴ってこない場合、3ターン目に最も置きたい人。 美しいのは、《菌次郎》→なにか&ATブースト→6マナ《ジャッキー》のパターン。 逆に言うと、それ以外に狙いたいマナカーブは特にない。雑にマナを増やすだけで十分である。 《オリオティス》を超えるのにも貢献してくれる。

《キンジ》の強さは見たまんま。パワーが低くて微妙に頼りない。 一見《ミケランジェロ》に似ているが、表示されたカードはそのゲーム中、能動的に触ることができなくなる。 「ドン破UK」の捨て札としても優秀。時に自爆しながら、ATでのトリガー仕込みを狙う。 ただし【トリガーロージア】にだけは出してはいけない。相手の盾枚数が増え、こちらはアウトが近くなる。

《サンサン》は、気休め程度に盾を増やしながら詰めるときに時々お世話になる。 対戦で見ることはほぼ無いが、無条件のAT盾追加はかなり評価している。

《ロビー/ロビンフッド

バカ。殴り合いになりそうならこの人から。 ATで《クロック》を1枚捨てておくと、安心して「ドン破UK」を待てる。

ただし《ロビンフッド》自体も、「ドン破UK」で捨てて蘇生すると一面処理できる貴重なカードである。 こちらがやや出遅れていて、かつ相手の《モルトNEXT》《モルト王》などで一気にジャスキルを組まれそうな雰囲気があるときは、《UK》と一緒にキープする。

手札が増えすぎた時は、LOケアで《ロビー》でドローしない。

《カツドン/カツキング》

遅れを取り戻す人。

他文明と違って、ドロンゴーの捨て札としての役割は弱い。 が、常にゲームメイクの中心となるので4枚安定。 8マナ払って出すこともそこそこある。

Secを持っているなら、カツドンスキンを装備して運命力を高めるべき。

《五郎丸/グローバル》

このデッキに採用されなかったら存在意義が怪しい。 が、悲しくも《巨大設計図》に仕事を奪われている。

《五郎丸》はエグザイルの種類水増し。 3,4t目に異なる種類のエグザイルを2体確実に展開するときに役立つ。

《グローバル》はひたすら打点を溜めたいとき、8マナcipドローのTBとして召喚することがある。 《五郎丸》を《レッドゾーン》で焼いてもらえば、ドロンゴー&返しでの相打ちが狙えるのだが、相手がそれに乗ってくれるかは別の話。

ガードマンは、ほぼ勝敗に寄与しないシーンで1回だけ使った。

《白豚》

手札は足りている、LOが近づく、《槍》は入ってない、《ROCK》へDGしてもそこまで強くない、「ドン破UK」できなくなる

といった観点から、あまり召喚しない。 原則カウンター札として抱えておき、万一4t目に展開するエグザイルがいないときには仕方なく出す。

「通常とSecを両方引いたらSecをキープしたくなる」という心理の逆を行き、 優先してSec版を埋めることで手札に通常版もキープしていないと錯覚させるテクニックがある。

《RMG》

Mさんは今回欠席。捨てるもしくは埋めるためだけのギャグカード。 地味にコイツ自身が破壊されたときもドロンゴーで復活できるが、そもそも場に出ない。 トリーヴァクリーチャーの本体性能に期待してはいけない。

《ジャッキー》

概ね6-6000のSAWB。 エグザイルは場持ちが良いので、シンパシーの数字は安定する。 そして唯一の非エグザイルクリーチャーゆえ、除去や殴り返しでめちゃくちゃ狙われる。 《GENJI》の枠はコイツを増やしたほうがいい。

《グローバ・ライブ》

エグザイルの数稼ぎ。 確定除去という要素として一応欲しいような、一方で場から一刻も早く消えてほしくて鬱陶しいような。 最初4枚だったが、別に減らしても良さそうだという判断で3枚に。

《カツドン破》

これのおかげでメシが食える。4確。

《クロック》

ただでさえ強力なのに、このデッキでは《ドン破》《UK》《グローバル》との噛み合いもある。4確。

《DNA》

【白単天門】メタその1。打点を溜めてちゃっかり《スパーク》で突破出来たら嬉しい。 だが現実は非情である。 能動的に手札に加えることはできないが、そのぶんトリガーなので良しとする。

《GENJI・XXX》

【白単天門】メタその2。一応《巨大》で拾ってこれると主張しておく。 こんなの1枚入れた所でご都合で引けるはずもなく、一度も出番が無いままマスターに上がった。

候補カード

《巨大設計図》の回収率はもう少し下げてもいいと思っているが、エグザイル以外で入れたいカードもあまり思い浮かばない。

《マジックマ瀧》

【天門】対策のアウトレイジとして目を付けていたが、難点が3つある。

1つ目は、表面の性能の低さ。特に《しずく》がただのアンブロッカブルでしかないのが弱い。

2つ目は、色基盤の貧弱さ。おそらく入れ換えるなら《RMG》の位置になるのだが、 かといって《巨大》《菌次郎》のための緑マナをこれ以上減らしたくない。 黒エグザイルはシータ3色のそれらと違ってビートでの運用が難しいので、黒をしっかり入れる路線も厳しい。

3つ目は、【天門】で役立つかどうかの不透明さ。 攻撃さえできれば活路は開ける一方で、その前の盾除去やフリーズは普通に食らう。 少なくとも《マジックマ》の7コスト面を手から出してやらねば話にならないが、 既に述べたように黒マナがちゃんと用意できるか確証がない。 結果、【天門】対策のために入れるのは厳しいという結論に達した。

《トンギヌスの槍》

仕込まれた盾の処理、ドラグハートへの対抗といった役割が期待される。 しかし、《巨大》《グローバル》のどちらでも拾えない。 《巨大》の回収率を下げて良いと言ったものの、デッキを掘るときにピンポイントのメタカードがすり抜けていくのは良くないと思った。

コンセプト的に4cが確定しているため、セットの《白豚》含め無色を7-8枚も採用するのも厳しめ。 普通の【赤青UK】が《槍》を集めていくところを、このデッキは《菌次郎》や《ジャッキー》で雑に殴るのが勝ち筋になる。

対面所感

共通

エグザイルを出してボコスカ殴る。

5-6マナ帯が若干暇。《ジャッキー》が最大出力で、 出せなければ《カツドン》で刻むか、《巨大》+下面で展開する。

かなりアウトする。《白豚》《キンジ》《ロビー》の動きには要注意。

【白単天門】

ガン不利。硬すぎて突破できない。現環境最強デッキなんじゃないかと思わされる。 相性的にも、《シール・ド・レイユ》の盾除去、《ヴァルハラ・グランデ》や《バラディオス》のフリーズが無理すぎる。 盾除去前提で《カツキング》を複数キープすることを意識し、盾を削ってから《DNA》や《XXX》でのうっかり突破を狙う。

【九極】

無理。真面目か舐めプか知らないが、一切マナチャージしてこない相手に負けた。

【ソムニス】

赤入りで《盗み》を出されるとキツい。黒単でも《タイガニトロ》がキツい。この2枚が来たら不利。 いずれも根本的な解決方法が「ドン破UK」くらいしかない。《UK》が手札に来たら大事にキープする。 逆にこれらが来なければ有利。過剰打点が組めれば《ヘルミッション》込みでも十分貫通できる。 総じて五分と言えるか。

【赤青UK】

同業者にして微不利。あちらのほうが《槍》《スパエメ》で小回りが利く。 デカいクリーチャーも出てこないので、《カツドン》ブチギレもしにくい。 そもそもデッキとして【赤青UK】に勝っているところが見当たらない。 《オリオティス》への耐性がわずかに高い点?

【レッドゾーン】

有利。《レッドゾーン》の破壊がほぼ無意味、というか逆効果にすらなる。 先3《レッドゾーン》はトリガー《ドン破》頼みになってしまうが、それ以外は普通の立ち回りだけでも五分以上に戦える。 3t目の優先度は 《ロビー》≧《菌次郎》≧《五郎丸》 であるように思うが、正直どれでもあまり変わらない印象。

白入りは《オリオティス》がほんのり鬱陶しいものの、不純物のぶんだけ相手の動きも鈍い。 《菌次郎》のブーストで普通にマナを溜めたり、「ドン破UK」で強引に突破したりする。

モルトNEXT】

有利。 《ハートバーン》のワンショットはまず防げる。《閣》を置いて返してくるなら、《カツドン》自爆からのジャスキルで十分。 《悠久》が微妙に面倒だが、《ロビンフッド》やマナを溜めての《カツキング》で突破可能。

【トリガーロージア】

こちらがしっかりとプレイングできて五分。 殴らずに展開し、相手がしびれを切らして5000未満のクリーチャーを出してきたところを《カツドン》で叩いて《ネバーエンド》を引きずり出すのが一つの勝ち方。 《カツキング》で《ネンド》を叩き、《グローバライブ》《ロビンフッド》でもう1体の《ネンド》を除去すれば、残り盾2枚にスパーククロック系統があるかどうかの勝負になる。 あるいは貫通狙いでサクサク殴るか。

《キンジ》で殴って盾を増やすと、《エンブン》の盾上限枚数が増えて一生突破できなくなる。

【5c系】

微有利。リソースを取りながら勝負していく。

【速攻】

五分。流れに身を任せる。

その他

《ジュダイオウ》を置かれたことが何回かある。 ぶっ刺さりかと思いきや、盤面の低コスト面エグザイルを殴らせてマナに飛ばし、《カツキング》《ロビンフッド》ら上面を直接プレイすれば普通に越せる。

おわりに

エグザイルは、最近のデュエプレでは珍しい正統派ミッドレンジである。 同名1体までという制約のもとで許された高い個々のスペックと、 殴り返しや破壊除去に異常に強いドロンゴーギミックのおかげで、 現代環境でもミッドレンジ戦術を取ることができる。 いくら環境が高速化しても、トリガー《カツドン破》や《カツドン》で簡単にカウンター打点を組めるため、インフレ耐性が高い。

ドロンゴー実装時と比べると、環境全体でバウンスカードの使用率が下がっているのが追い風でもある。 超次元の主要カードが消えたことで、《吸い込む》の採用率は低くなった。 【墓地ビート】のシェア率低下により、《キューブリック》もめったに見なくなった。 次にはエグザイルの大部分が落ちるので、使うなら今だと思う。

デュエプレ DMPP-25 環境考察メモ

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スタン落ち・性能調整

NDから19弾がスタン落ち。 《刃鬼》《ジャバジャック》《シャングリラ》、【祝門】パーツなどが使えなくなった。

性能調整は、《逆転のオーロラ》のマナブーストがアンタップインになった点のみ。 革命テーマへの多少の支援になりうるが、環境にはほとんど影響がない。

ND

初期は【レッドゾーン】が大流行。 オーソドックスな赤単型、《オリオティス》《スパーク》を入れてメタ要素を増やした赤白型、《ロビー》《吸い込む》《クロック》で戦術の幅を増やした赤青型などがある。 圧倒的な速度により、受け強度が並以下のデッキは存在が許されなかった。

同じく新デッキでは、【赤単ガトリング速攻】も登場。 総合的な速度で【レッドゾーン】をわずかに上回る、新世代の速攻である。

対策デッキとして一番メジャーなのは【白単天門】。《エンジェル・フェザー》獲得でさらに安定感が増している。

受けデッキとして台頭してきたのは【トリガーロージア】。 《エンドレス・ヘブン》下の小型自爆でシールドを増やしまくって耐久する。 前弾でもごく一部で使われていたが、25弾で《デス・ハンズ》《Iチョイス》が登場し強度が上がった。

前期から活躍中の【黒単ヘルボロフ】は、小型ハンデスで【レッドゾーン】の侵略を防いでいる。

新デッキとしては【黒単ネロソムニス】も堅実に評価されている。 殴るデッキは《ヘルミッション》で抑え、長期戦は《ソムニス》のドローで制する。

光の【九極チュートピア】も悪くはない様子。 《ヘルボロフ》やドロンゴー系列にはよく刺さる。

受け系デッキが【レッドゾーン】を抑え込むと、【モルトNEXT】や【モルト王】の数が回復してきた。 スタン落ちの影響でビッグマナが環境から消えたと見せかけて、その枠を目ざとく狙い撃ちにしてきた印象。 単純な受けだけを想定しているデッキに対しては、択の多さで崩しに行ける。

革命はほぼ見ない。まだ【ガチロボ】のほうがマシという説すらある。

《ジャーベル》《ホルデガンス》で【スノーフェアリー】強化。 リソースを稼ぎやすくなったことで、「ザビミラ死海竜」につなぐ【黒ブリザード】の人気が再燃している。

25弾・ミケガモが組んだデッキ【デュエプレ】

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『メラッチデッキ進化』

《燃えるメラッチ》が赤進化をなんでも2軽減できることに注目。 軽減効果は何度も使ってこそなので、軽量かつ種を必要としないデッキ進化を連打しまくる。

トップギア》は3t目に《メラッチ》を置ける。 一方《B-BOY》は、同一ターン中に何度も進化を軽減できたり、《ドラグムーン》を2軽減できたりする。

発想は『Xgirlsドンドリアン』と同じ。 あちらは野菜でデッキを埋めるという制約のため相当回しにくかったのに対し、 こっちは割と快適に回せた。

『マッハジェネラローズ』

意外とやられてなかったヤツ。 《マッハアーマー》で《ジェネラローズ》をSAにすれば、出したターンに2回の連鎖が狙える。 さらに《コマンデュオ》らにもSAが付与されるので、連鎖したエンコマドラゴンでガツガツ殴れる。

《コッコルア》《マッハアーマー》と繋げば、5t目に走り出すことが可能。 ただしマナ武装5なので、最速ルートの赤マナは白赤多色が要求される。 先攻だと手札の余裕は1枚。3-5t目に多色を引くとキープを強いられるので、連鎖で出したいカードを取っておくのは難しい。

実際は《ジェネラローズ》がすぐ走れることよりも、後から《マッハアーマー》を置いて展開したターンの即追撃を狙うことが多かった。

《セレスト》は盤面を埋めないのが偉い。《ジェネラローズ》召喚時に出して当たり先を作り、攻撃時にさらに連鎖できると気持ちいいはず。

アサイラム》は白赤多色から見つけた地味な好相性カード。 シンパシーが効いたり、ブロッカー破壊は味方全体に効果が及んだりと色々噛み合っている。 強くはない。

『1軸ミセスアクア』

原案ビルド杯

個人的お気に入りカードの1つ《ミセス・アクア》が《キリモミ・ヤマアラシ》で走れるようになっていた。 《イダテン》や《キリモミ・スラッシュ》では3t目に攻撃できないので、これは革命的。

赤青の《ピルドル》《ティナ》進化速攻軸も面白そうだが、進化事故を起こすのが怖くて無難なラッカバニラビート型にした。 入れられるカードの選択肢も多くないので、色バランスを考えながら好きなカードを入れればいいと思う。

『ギランゾルゲ』

ビルド杯の投稿作を眺めながら、自分の納得がいく《ギラン》の形を考えていた。

イカズチ》と組めば無限ブロックができるが、ちょっと受動的すぎる。 《バルホルス》などの無限ブロッカーを強化すればよいのでは?という思考になってしまって行き詰まった。

結局、《ギラン》の復活効果を自己完結的に使うには、味方同士でバトルできる効果が必要である。 その条件を満たすカードは、《ゾルゲ》《トルネードシヴァ》くらいしかない。

とりあえずバトル勝利でアドを取る《紅蓮》と組み合わせて、いわゆる「紅蓮ゾルゲ」を作った。 しかし実は、無限にバトルするだけなら《永遠のプリンプリン》でも可能である。

《ギラン》のアピールポイントは、1コスト軽いこととブロッカーで腐りにくいこと。 それと、《紅蓮》で呼び出すときに場にいないので、盤面を圧迫しないことである。 しかしながら、盤面制限はそれほど深刻な問題ではない。 目新しさはイマイチである。

《永遠プリ》にできないことをすべきと考えた結果、 ビルド杯にも複数アイデアが出ていた《シャチホコ》との組み合わせも試してみた。 下準備は『紅蓮ゾルゲ』よりも大変だが、フィニッシュは《死海竜》2体で盤石になる。

ただこれはこれで、もっと簡単に《死海竜》2体を呼び出す方法があるような気がしてならない。 やったことがあるのは《シャチホコ》下での《レヴィヤ・ターン》《学校男》だが、要求値は同じくらいと言えるだろうか。

5c基盤は《ミラクル》への依存度が高くてどうも手に馴染まない。 この構成だと《リュウセイ・ホール》を入れるスペースも無いので(メイン・超次元とも)、現代のガチ5cに比べると基本戦力が明らかに劣っている。

『メイ様ゲリランチャー』

《メイ様》の上に《ゲリランチャー》をタップインで進化させ、相手の盾を割らずに攻撃強制。 《メイ様》を殴り返すために5000以上のクリーチャー(※非SAとする)が出てきた場合、それを《ゲリランチャー》で返り討ちにできる。

加点方式なら面白いアイデアと評することができるが、減点方式だと欠点が目立って仕方ないコンボ。 《メイ様》の上に乗せなくとも、《勝利ガイアール》からの侵略でアンタップキルすれば、シールドに行かなくてよい。 《ゲリランチャー》の制圧が刺さるクリーチャーデッキに対しては、大体こっちのほうがいい。 それと、《メイ様》は進化させずに場にキープしたほうが強い。置きブーストなのだから当たり前である。 終盤の《メイ様》キャンセルのために進化するにしても、《グレイトフル・ライフ》の方がより汎用的に使える。

そういう欠陥もあって、デッキとしては《メイ様》軸のターボを《ゲリランチャー》の制圧力でサポートする立ち回りが強い。

ナーフ後の《メイ様》も、4マナの置きブーストとして一定の強さを保持している。 ターボのゴールとして、まずはゼニスの皆さんを採用した。 しかし《ゲリランチャー》の出番が少なすぎたため、デッキの出力を調整する意味でゼニスは抜いてしまった。

ドローソースを求めた結果、《ヨミ》に行き着いた。 シンパシーは狙えないし、リンクもおまけレベルにしか考えていない。 それでも、このデッキのように8マナくらい溜まって息切れするグッドスタッフ構成には便利である。 10マナまで溜まるなら《ローゼス》、クリーチャーを展開できるなら《口寄》もあるので、上手く使い分けができると良い。

黒は《ブラックサイコ》《リバイヴ》のために採用。《ブラックサイコ》が強すぎて卒倒した。 《ホネタン》は、《リバイヴ》での回収および《ダフトパンク》の吊り先を見据えた自壊トリガー。 普通なら《ザビ・デモナ》でもいいところだが、今回は超次元がカツカツなのでNG。

『デカペンタビギニング』

《Bロマノフ》から《デカペンタ》に侵略すればシールドブレイク数が1枚に抑えられ、実質的にハンデスの効果が強まる。 さらに、《Bロマ》のメテオバーンは、侵略の後にさも《デカペンタ》が持っているかのように発動できる。 《Bロマ》のメテオバーンXはカードを好きな枚数選べるので、《Bロマ》+その下の3枚で最大4ハンデスできる。 なお、他のメテオバーンXである《デスドラ》《MRC》には「3枚まで」と書かれているため、このコンボは使えない。

《Bロマ》本体をメテオバーンした後は、《キラードアイ》《ヴィルジニア》で吊り上げたい。 《キラードアイ》は《ボンチャ》からの繋ぎとしても優秀。 ……なはずなのだが、《キラードアイ》を出した試合は全部負けたため動画に採用できなかった。

《デカペンタ》は《ギガヴォル》《ダチュラ》から侵略して、相手のクリーチャーをスレイヤーで殴り返すのにも使える。 いざというときは普通に手札から進化速攻する。

基盤は【黒緑Bロマ】なのでもはや語ることもない。 《ヴァーズ・ロマノフ》が無いため、相手のシステムクリーチャーを除去できないのが弱点。

『二刀メサイヤ

原案ビルド杯。 原作者が《口寄》を1枚も持っていなかったので、これはけしからんと自分で回すことに。

メサイヤ》に《二刀流》を撃って6枚トリガー封じのブレイクを決めるという単純明快なコンセプト。 《メサイヤ》を《星域》で出せば、《二刀流》を撃つマナを捻出しやすいのがポイント。

鍵は紛れもなく《口寄》の大量ドロー。《ワイルドリリィ》での3ドロー、それがなくとも《ホルデガンス》の2ドローで、コンボのためのリソースを稼ぐ。 《口寄》を出せないと話にならないので、《トレジャーマップ》4積みも確定と言っていい。

以上のように、入れたいカードが緑に集中しているため、他の色に割けるスペースが極めて少ない。 一応青型も掲載させていただいたが、こちらは色バランスが破綻気味である。 マナカーブ的には《口寄》→7マナで《アマテラス》《星域》《二刀流》の美しい流れを刻まるのだが、まったく上手くいく気配がなかった。

赤型は《炸裂の化身》で、《口寄》が潰された場合のリカバリーもそれなりに利くようになっている。 青型のリカバリーは《アマテラス》からの《グローリーソード》だが、《グロソ》のために《アマテラス》を切るのも、1積みのカードがデッキに残っていることに賭けるのも、それに6コストも払うのも納得行かない。

やむをえない場合を除き、《二刀流》は最後のターンまで隠しておく。 まだ負けないだろうと相手に油断してもらうのが重要である。

『デカペンジェネラル』

《デカペンタ》は、そのままでは侵略しても旨味が小さい。特に打点が増えないのはしょうもなさすぎる。 しかしながら、そのパワーは奇しくも5000。これに《ジェネラルマンティス》を組み合わせずして、自分はなんのためにデュエプレをやっているのかという話だ。

困ったのは、《デカペンタ》と《ジェネラル》の両方とも、手札消費が激しいこと。単純に考えれば、両者で4枚も手札を使うことになってしまう。 リソースのカバーは必須だ。

最初はドロソに《進化設計図》を考えていた。 しかし、デッキの基盤がハッキリしなかったり、ドロー枚数も安定しなかったり、《進化設計図》を引けないとどうしようもなかったりで、全くデッキにならなかった。

苦心した結果、辿り着いたのは《ハッスル・キャッスル》。 《デカペンタ》の侵略元は軽いほうが理にかなっている。 ならば《ハッキャ》で1コストを大量に出せばよいのではないかと発想した。 ちょうど《モスキート》も1コストで都合が良い。 今の時代に間に合っているのかは知らないが、とりあえずエンジンは確保できた。

とはいえ、これも安定するドロソとは言い難い。 何か5コスト圏の動きは無いかと探した後、いつもの「フェアホ+1コストでジョンタッチャ」に帰ってきた。 まさに1コストを大量に積む構築なので、「ジョンタッチャ」の覚醒も簡単である。

気付いてみたら、とても合理的で納得感の高いデッキが完成していた。

《豪勇者》との差別化は、《デカペンタ》《ジョン》《タッチャブル》の強化。 《カンクロウ・ブラスター》との差別化は、盤面3体から勝てることに加え、《マップ》で拾ってこれるという主張を加えた。

今《ジェネラルマンティス》を使うなら、「5マナ付近で、《ジェネラル》下で4打点が出るように盤面展開する」ことが必要だと思っている。 比較的最近にやった手法としては、

  • 《ジョン》《タッチャブル》
  • ミランダ》《四つ牙》
  • 《マリニャン》《神秘ブッカ》 や 《レグルスフィア》《浮遊ゾディアック》

など。理論上は5000が1匹いれば割り切りには十分だが、なんとなく5000は2体以上並べておきたい。

実は黒緑型で《ジェネラルマンティス》を使うのは初めてだったりする。 古代の黒クリーチャーはパワーが低かったからしょうがない。

『ミスキューイダテンヴェノム』

《ミスキュー》の基本的な性能は《ミステリー・キューブ》と同じ。 マナが溜まるとか、《ミスキュー》を引っ掛けると再チャレンジできるといった些細な違いこそあれ、 基本的にはトリガー付きの《キューブ》のほうが強いだろう。 《キューブ》の5枚目以降として積むだけではただのガチャデッキと化してしまうので、何か違う強みを活かしたい。

簡単な方法は、同時収録の《ワラシベ》や《ティラノヴェノム》などでマナから引っ張り出すというもの。 この路線は概ね確定だろう。

今回はそれに加えて、踏み倒した後に必ずアンタップマナが1生まれることに注目。 ATで《ミスキュー》を出せる《ティラノヴェノム》《バグナボーン》に繋ぎ、さらにガチャに挑むギミックを搭載した。

当たり枠はおなじみ《ヴィルヘルム》。破壊除去とランデス、さらに複数枚ブーストは全く腐ることがない。

呪文をめくってガッカリするのが嫌なので、低コストブーストもクリーチャーに絞った。 2コスト6枚に4コスト4枚は構築を舐めているとしか言えない。恥を承知でアタリ枠を増やしている。

『ヒラメキキジアルファ』

4コストで9マナを召喚できる《キジトロン》。 次のターンには《ヒラメキ》を撃ち、10コストに変換できる。

実は意外と出したいヤツがいない。 《アルファディオス》《アルファリオン》がパッと思いつくが、《キジトロン》の横に進化元を並べるのが難しい。 そこで、《ヒラメキ》の破壊を《フィルミエ》《リムル・エイド》でセイバーし、《キジトロン》自身を進化元にするという発想になった。

理想ムーブでは3ターン目の行動が空いているので、《エナジー・ライト》でコンボの成功率を高めた。 《コッコルア》《ララァ》などでサブプランの動きを強化する方向性もありうるか。

環境へのメタとして《オリオティス》。白の小型が多いので、サブプランも兼ねられる《サザン》。 《ヒラメキ》の役割が《アルファディオス》だけだと微妙なので、《サザン》に撃って出せる8コストの中から、除去担当の《HEAVEN》。 《キジトロン》にも種以外の仕事を与えたくて、侵略の《チュートピア》。

《チュートピア》は手札以外からのクリーチャー展開を禁止するが、《アルファディオス》をすり抜けて来る事が多い《天門》には同じく無力である。

『ジゴッチGアイニー』

《ゴーゴー・ジゴッチ》でドラゴンを持ってきたところで何が起きるのかという話。 《エタフェニ》への進化は前弾の《エヴォル・メラッチ》でもできていた。 《ジゴッチ》でしかできないことを考えた結果、《G・アイニー》の生贄という不名誉な役回りを与えることになった。 ドラゴンをサーチするだけなら《スピア・ルピア》とほぼ同じ役割(というか《スピア・ルピア》のほうが確実)、以下のような点で差別化したい。

  • 《バディ》や《ボルシャリオ》を持ってきてすぐ成長できる
  • 《エタフェニ》への進化がアド損にならない

ベストは3t目の《レッピ SP アイニー》、4t目に《バディ》からの《時空GENJI》呼び出し&《ヴァルキリアス》or《永遠リュウ》。 それに失敗したら、《シューティング》《ガイアール》からの《デルフィン》も視野に入れる。

9コストの踏み倒し先として《モルト刃》を採用。柔軟な動きがウリ。 超次元のスペースを圧迫するのが玉に瑕だが、このデッキは最低限《時空GENJI》《ガイアール》があればいいのでなんとかなる。 《勝利ガイアール》は、アンタップキルしてから《Gアイニー》で潰すとちょっとオトクなので入っている。

『天狗メサイヤ

アクセル能力でWBになる《天狗の化身》。味方トーテムのブレイクにも効果が及ぶようになった《メサイヤ》といっしょに5枚ブレイクする。 絶対に《二刀流》で《メサイヤ》を2回殴らせたほうが早いのだが、色々噛み合っている点があるのと、もう二度と無いであろう《天狗》の活躍の場なので強引に組んだ。

2枚を繋ぐのは《グローリーソード》。 《天狗》で侍流ジェネレートし、マイナー種族進化の《メサイヤ》に貢献したあと、《星域》で生まれた1マナで《天狗》に持たせてやりたい。 場に2体並べてから《天狗》《グローリーソード》を出し、その次のターンに7マナにしてクロス→《アマテラス》《星域》→再クロスで勝ちに行ける。 マナカーブ的には《青銅》→5→《天狗》と繋ぐと綺麗だが、《プロメテウス》だとマナが余計に1溜まり、《ミランダ》だと盤面が余計に1溜まる。 微妙に噛み合わない。

2ターン目に行動しないと、そこで《グローリーソード》をジェネレートすればいいという話になり、《天狗》の侍流ジェネレートが活かせない。 《未来設計図》はそのために入っている。《マップ》にするとこの言い分も通じなくなるので、《アマテラス》を持ってこれると言い張りながら《未来》を採用している。

クロスギアギミックは、《クサナギ》のサムライが《口寄》のドロー参照の種になって美味しい。 チャンプブロック防止のため、もう1枠は《パラディン・スピア》を選択。

おまけの《キリコ》もまあまあ役に立つ。

24弾・ミケガモが組んだデッキ【デュエプレ】

mikegamo.hatenablog.com

『極楽ダイシャリン』

《ダイシャリン》に3日間悩まされた挙げ句の終着点。

とりあえずチャージャー化効果を沢山発動するため、軽量呪文で固めるのは確定。 その上で、《ダイシャリン》自身を早出しして早くにアドを稼ぎたい。 しかし素直に自然のブーストと《フェアリー・ギフト》を入れると、青緑の【ターボゼニス】のようなデッキが出来上がり、《ダイシャリン》である意味が失われる。

呪文を唱える度にアドを取るなら、オマケ効果もついている《リュウイーソウ》のほうが強い。 しかも、2体並べたときに重複しないという点でも、《ダイシャリン》は劣っている。

《ダイシャリン》を活かすには、山からのブーストではなくチャージャーである点に注目したい。 単色なら必ずアンタップインになることや、マナ回収でループ的な動きができることも特長にはなる。

が、今回注目したのは、弱いカードを確実にマナに送れること。 そこで、デッキから同じ呪文を引っこ抜く《ガロウズ極楽》と組み合わせて、実質的にデッキ圧縮することにした。 単に呪文を連打するなら《フランツ》などの軽減も視野に入るが、《極楽》なら山から抜いた呪文がそのままアドになってくれる。 2マナ単色呪文ならマナが減らず、1マナの《ガード・グリップ》なら1マナ回復する。 《夏の日スパイラル》を入れているのは、ひとえに2マナの盤面除去だからである。

山札を圧縮した後は、《ホーガン・ブラスター》で《フォートレス》を当てに行くつもりだった。 《ホーブラ》で呪文がめくれれば、その呪文もチャージャーになって最大4マナ回復する。 しかし、デッキの構成的に外したときが弱すぎること、圧縮が終わる頃には13マナ溜まっていることから、《ホーブラ》はあまり要らないという結論になった。

『サード剣聖ジゲン』

《サード》が《剣聖ジゲン》に変身。 そのままバトルすることになるので、《ジゲン》がアンタップしてもう一度殴れる。 【サード】はもとから超次元呪文を多く入れるので、デッキの方向性も噛み合っている。

原案は《アンタッチャブル》でビートして、その殴り返しに対して《サード》を向かわせるという構想。 ひっくり返すサイキックも《チャブル》のみだった。 それだけだとさみしいので、《メビウス》《アレグリア》《ジャパニカ》も入れてみた。 しかし、《ジゲン》がTBを入れている時点でゲームがかなり前に進んでいる。 この期に及んでデカブツを出しても……というシーンはまあまああった。

《チャブル》を4枚出すパターンもあるので、涙を飲んで勝利シリーズを削除。

『ラピアグラップラー

《ルピア・ラピア》→《レジェンド・ルピア・ウイング》→《グラップラー》。 軽量化、サーチ、進化後は《バトライオウ》サーチでアンタップキルしながら展開。噛み合いが完璧である。

トリガーがストップ系で統一されているのも良い。 《グラップラー》で狩る対象を残しつつ、万一手札に来たらパワー調整で討伐を助けてくれる。

赤クリーチャーが欲しかったので《バルット》を採用。 あまり好みではない《鍛冶の行商》を追い出した。 同時に《トレジャー・マップ》も追放。《ラピア》を持ってくるのには役に立つのだが、それ以外の重要なクリーチャーが赤なので、思ったほど万能ではなかった。

《ガミラタール》はネタに見えて、意外と欲しい場面が多い。 相手になにか出してもらえないと《バトライオウ》を出せないので、的を引きずり出すのに便利。

『ドルバロムDストライク』

原案ビルド杯。 《ドルバロムD》はドラゴンなので、《ドラグストライク》で踏み倒せる。 《ゲンセトライセ》や《デスシラズ》で潰して即進化。 《クルチャ》でゲンセ捨てからの《ドラグストライク》で、最速4t降臨となる。

黒単基盤も強いし、サブの《ゲキメツ》もグッド。ほとんどいじっていない。

『星域二角牙』

『星域ダーウィン』から要素を抽出。《青銅》→《青銅》《星域》で、4t目に《二角牙》《グライフ》を出せる。 実質4枚コンボではあるが、8積み可能な《青銅》を2枚、7マナ進化6-7枚のうち1枚、そしてそれらを《マップ》で引っ張ってこれることを考えればまあまあ現実的。 ブーストの《二角牙》を早く出せるのは純粋に嬉しい。

6マナの状態で《二角牙》を出すと次回が9マナになるので、9のデカブツを探した。 ところが、単体で出して強そう&9マナ払う気になれるカードを探したところ、《デルフィン》くらいしかいなかった。 《モルト刃》は軽量ドラグハートを出し分けられて便利なのだが、《グライフ》《ミランダ》で既に超次元が圧迫されているので今回はダメ。

9コストを出したいという欲望に忠実なのが白型。《デルフィン》と《ナンバーナイン》を1:1で積むことで、《二角牙》の探索に引っかかりやすくしている。 しかし、殴るデッキが《デルフィン》1体を立てたところで、今の時代ではそこまで脅威ではない。

攻めっけの強いデカブツを探した果てに、赤型も作った。 《クロスNEX》は、AD環境で小型系のデッキを詰ませたり、《クロック》をケアしたりできる9コスト。

9コストの使い道としては《青銅》+《グライフ》でもいいかもしれない。

『燃焼ドルグラン』

案は確か配信中に送られてきたレシピ。 手札をため込んでから《オトマクット》を一気に並べ、《魂燃焼》で《ダグラドルグラン》のブレイク数を増やす。 《オトマクット》のために7マナためれば、ちょうど《ダグラドルグラン》《キリモミ》できるようにもなる。 《無限掌》効果も付与されるため、ブロッカーも貫通できる。 手札を一度に5枚消費するコンボなので、《チューター》でパーツを抱え込む。

『ラスバイリュウイーソウ』

原案ビルド杯

リュウイーソウ》と《ラスト・バイオレンス》の組み合わせで、どの文明のカードを回収してもSバックが可能。 自発的にSバックを発動するためのカードが《ギャラガ》。継続的な盾回収が偉い。 Sバックを使い続けるとシールドが減っていってしまうが、そこを《ラスバイ》の盾追加が補ってくれる。 《ラスバイ》は1:4交換の呪文ではあるものの、盾追加は相手によっては腐るのが難点だった。 それを直接的にリソースに変換できているのが素晴らしい。

多色クリーチャーの回収で《ボルシャリオ》を持ってくれば、次の《ラスバイ》をサーチ可能。

ドラゴンが場に並んでいくため、フィニッシュに《ジエンド》を起用していたのが原案。 《ラスバイ》の盾追加やランデスは、《オオザワ》の効果ともシナジーはある。 しかし、せっかく美しいシナジーを張り巡らせたのに、最高傑作(笑)が弱いせいで負けてはもったいない。 《ジエンド》とは袂を分かち、多色で回収できる《ボルバルザーク》を起用した。 《リュウセイホール》の完全Sバックは崩れてしまったが、《ドラヴィタホール》を採用し《裏ヴィタ》での呪文ケアプランも用意した。

ギャラガ》サーチのための《シクロ》《未来設計図》がデッキ密度を下げすぎているような気もする。 原案者も「デッキ画像の左のほうがイマイチ」と言っていた。要検討。

『クロノパヒラメキTHEEND

原案ビルド杯。 5色の《ジエンド》をドローしたくなさすぎるあまり、いったん墓地に除外してから場に出すという発想に至ったらしい。

そのギミックが非常に面白い。《クロノパギャラ》に《ヒラメキ》を撃つことで、《クロノパギャラ》の除去置換が《ヒラメキ》の処理に割り込み、墓地の《ジエンド》がデッキに返却されてすぐにデッキから出てくる。さらに《クロノパギャラ》自身もドラゴンのため、《ジエンド》の生贄になれる。《ヒラメキ》コンボだと流石に墓地が足りないが(計15枚必要)、仮に普通に《オオザワ》を組み立てる場合であれば、全体除去を《クロノパギャラ》が絶えてくれることもある。

ちょっと難しいのは、《クロノパギャラ》が《ジエンド》を山に戻してくれるかどうかがランダムなところ。 試合が長引いて墓地が増えるほど、《ヒラメキ》で《ジエンド》が返却される確率は下がっていく。 そうなりそうな場合、コンボよりも先に《クロノパギャラ》の除去耐性を発動して《ジエンド》を返却しておけると安心である。

そんなことよりも、実戦でコンボを決めるのが難しかった。 《クロノパギャラ》のマナ武装を達成する都合上、準黒単に近い構成になるのは必至。 さらに墓地と場をある程度整えないとコンボが狙えないので、必然的にハンデスなどによる妨害でゲームテンポを遅らせることになる。

コントロールとしてはヌルいため、ガチデッキを相手にできるほどではない。 かといって、ハンデス連打と《クロノパギャラ》の強制攻撃による詰め性能がいやらしすぎるため、 決めさせてくれそうな相手はその前にリタイアしてしまう。

《ロスチャ》《ジエンド》で変なデッキだとアピールしてはいるものの、 特に《ヘルボロフ》基盤のほうは見た目がガチデッキと代り映えしないので、 呆れてリタイアされても文句は言えない。

原案は「黒の生贄を展開する」という目的のため、ドラゴンゾンビ軸で構築している。 ご存じのように《ダンチガイ》がFunky Guyすぎるため、面白くてもコンボまでたどり着くのが難しかった。

そこで最初のチューニングでは、《ヘルボロフ》を採用してドラグナー&ドラグハートで頭数を稼ぐことにした。 ところが、この構成だと《ヘルボロフ》《デスゴロス》が強すぎて勝ってしまう現象が多発した。 《ジエンド》を出す直前には盤面が4枚ほど欲しいのだが、それすなわち、《デスゴロス》の龍解条件をおおむね満たせるということである。確定ではない難しいコンボを狙って《ジエンド》《オオザワ》を狙うよりも、《デスゴロス》で殴って勝ったほうが早い。一応、《デスゴロス》が攻撃して《ジエンド》を吊ることもできるが……。

これでは理想ルートを収録できないと考え、《ヘルボロフ》を抜いたコンボ特化バージョンも作成した。 成功率は低いものの、なんとか1戦目を収録できてほっとした。

『Sバックゼロフェニ速攻』

原案ビルド杯

シールドに埋まっている野生の《ゼロフェニ》を《コダマンマ》系統で回収し、Sバックして3t目の降臨を目指す。 赤黒のSバックのカードが増えたおかげで、そこそこ安定するようになった。

腐っても速攻なので結構強かった。 むしろ、速攻の中に上振れトリガーケアの手段として《ゼロフェニ》があるというイメージ。 《ゼロフェニ》は打点の数が変わらないことからも、そういう気分で使っていた。

『石碑デュアルショックガブリエラ』

原案ビルド杯

《石碑》で《赤マンマ》《デュアルショック》をそれぞれ複製することで、自分のシールドを4枚削ることができる。 《ギャラガ》で予め1枚以上削っておけば、《ガブリエラ》をGゼロしてそれも複製可能。 わずか5マナからシールドをゼロにし、《石碑》の効果を3回も使えるのがお見事である。

上記の理想ムーブが決まるとちょうど盤面が埋まる。 《ガブリエラ》が1体破壊されて返ってきたら、《イングマール》を出して攻め込める。

コンボを決めるのはそれなりに難しいので、「マンマショック」や《ギャラガ》を武器にビートダウンするルートもある。 その補助として《アラゴナイト》も入れてみた。 Sバック成功のために、赤の割合は確保しておきたい。

『メリーアンクロノパギャラ』

《クロノパギャラ》の使い道を考えた結論。

7コストは微妙に払いたくないコストである。 踏み倒しを検討した結果、光以外のブロッカーを踏み倒せる《メリーアン》《ライデン・ホール》の組み合わせが思い当たった。 コスト制限なしの踏み倒しゆえ、少々勿体なさはある。 が、それを補うほどの強烈なシナジーがあるので許した。

《ヴォルグ・サンダー》の墓地肥やしにより、《クロノパギャラ》の除去耐性を容易に獲得できる。 「メリーアンライデン」はデッキを大きく削るのが弱点だが、《クロノパギャラ》が回復してくれれば問題ない。 さらに《ライデン》で出てくるサイキックは、《クロノパギャラ》の1体強制攻撃と相性が良い。 《ヴォルグ・ティーガー》なら寝たクリーチャーを殴り返すことができ、 《シューヴェルト》(※クロノとヴォルグを参照して即覚醒)なら盾回復回数が増えてアドバンテージになる。

強制攻撃持ちかつコストも高い《エル・ドラード》がライバルになり得るが、 除去耐性とデッキ回復(※エルドラードはむしろアウトを促進する)で差別化可能である。

黒単に近い構成で4, 5と繋ぐコンボにつき、原理的にブーストは不要。 2-3ターン目を埋めるため、軽量ハンデス&除去を積んだ。 一方、コスパのいい墓地肥やしかつやはりブーストもあった方が便利という観点から、《ボンチャ》も4枚積んである。

オシャレ枠として《シバカゲ》と《魔光神》。 《レオパルド》のナイト探索で《シバカゲ》をサーチし、 色合わせ兼ハンデスの《ジェラシー・ベル》の捨て札にするというおそらく一度も使わないシナジーも仕込んだ。

《DDZZ》の覚醒コストに《クロノパギャラ》を選びたくて《バイス・ホール》を入れたところ、 既に《ライデン》で圧迫されている超次元ゾーンの枠が大変なことになった。 ある程度絞った上での候補は御覧の通り。

  • 《ヴォルグ》
  • ティーガー
  • 《シュヴァル》
  • 《DDZZ》
  • 《ガンヴィート》
  • 《ヴォルグ》2枚目
  • 《ジオザマン》
  • 《勝利ガイアール》 ↑ここまで採用
  • 《シュヴァル》2枚目
  • 《四つ牙》
  • 《キル》&《ヤヌス
  • 《勝利プリン》
  • 《ディアス》
  • 《勝利リュウセイ》
  • マティーニ

『バリアバラムーン』

原案ビルド杯。 しょうもないエスケープサイクルの一人、《バリアバラ》を上手く使ったレシピである。

専用武器は《強襲する髑髏月》。 《バリアバラ》召喚で5コストになって綺麗に繋がり、 自軍破壊による呪文回収では《バリアバラ》のエスケープが役に立つ。

ハンデスで相手の動きを止めた後は、《世紀末》をぶっぱなす。 味方を破壊に巻き込んでしまうが、これも《バリアバラ》は耐えることができる。

《世紀末》のサーチには《ゴッド・ガット》。 赤マナは少ないが、グダグダしたゲーム展開の中で複数回サーチできれば問題ない。 これと《ポーク・ビーフ》《シバカゲ》らのチャンプブロッカーにより、 《バリアバラ》がシールドを減らしても何とか耐え抜けるはず。

ミクロなカードシナジーも、マクロなデッキ戦略も、上手くかみ合っている。

5ターン目の2ハンデスだと、相手の強いムーブに間に合わない可能性もある。 ハンデス以外で相手の動きを鈍らせる手は無いかと考えた結果、《タイム・トリッパー》の採用に至った。 感触は悪くなかったが、最終的には《世紀末》で飛ばされる運命にある。

《世紀末》4枚目を1枚《獄門》に変更。 《バリアバラ》で盾が減った時や、速い相手への抵抗に使える。 これもチャンプブロッカーとの相性が良いカード。

『星域二刀ドルザバード』

原案ビルド杯

《母なる星域》で軽めに進化クリーチャーを出してもう1アクション取るシリーズ。 《ドルザバード》に《二刀流》を撃てればそのターンにトリガーを完封して5枚割り切れる。 《バジュラ》に《二刀流》を撃って4ランデスするのも魅力的である。 両方にアクセスできる進化元として《ジャック・ライドウ》を起用し、別の意味でも「二刀流」になった。 実態としては《バジュラ》はあまり使わない。

《青銅》→《ジャック・ライドウ》→《青銅》《星域》《二刀流》が最速の5キル。 《未来設計図》で少しでも安定感を高めているが、呪文2枚は頑張って素引きしなければならない。

《口寄》は《ライドウ》参照で3ドローできるのがナイス。次のターンに《星域》《二刀流》で勝てれば、現代環境でもギリギリ通用すると言い張れる。

原案は《エクス》を絡めた連打ムーブで6t目くらいにフィニッシュするのが狙いの様子。 自分は上記の最速5tルートに集中するために、邪魔となる多色を極力減らした。 一方で、3→5→7の動きを決めつつ手札を吐きたい場面も確かにあったので、1枚だけ残してある。

『星域ダーウィン

友人にルムマで使われたのを真似てみた。 《グローリーソード》を軸に、《リリィ》で進化クリーチャーを埋めながら《アマテラス》《星域》でそれにアクセスする。 《星域》は手札からの《アマテラス》からも撃つので4枚必要。

正直構築がよく分からない。 《星域》で出したいのは高コストの種族進化クリーチャーである。 しかし、そういうヤツらは大抵ドラゴンかエンジェルorデーモンと相場が決まっている。 単体で機能するクリーチャーは、《デス・マリッジ》《アルファリオン》《アルファディオス》《キリコ》《バイラス・テンペスト》辺り。 弱くはないのだが、これらを《グローリーソード》で出し分けることにどれだけの価値があるのかと聞かれると、閉口せざるをえない。

最初は入れていなかった《アストラル・リーフ》を投入。 《星域》で出すことはありえないし、《リリィ》の探索に混ざってくるので、基本的に相性はあまり良くない。 安定度を高めるドローソースでありながら、《グローリーソード》が出ていることが前提なのも気に食わない。 手札は《二角牙》だけでやりくりしたかったのが本音である。 一方、《グローリーソード》で手札を1枚吐いた状況では、すぐその場でリソースが欲しくなる。 ちょっぴり便利かつ《グローリーソード》を活かせるカードとして、《リーフ》を入れておくのは無難だ。 《二角牙》は探索ゆえに自由が利かず、《星域》を拾うこともできない。

《パグのすけ》はビルド杯投稿作から拝借。マナ爆誕により、いつでも《星域》の種になることができる。

《青銅》→《青銅》《星域》で《二角牙》《グライフ》に繋ぐ動きが強いことに気付いた。 もはや《グローリーソード》は関係ない。このムーブに注目したランクマ用のデッキを作ってみるのも面白そうである。

『ダブルQEDクリエイター』

《龍素開放》からの《ν龍覇》《アマテ・ラジアル》で、本家《QED》が比較的簡単に2体立てられることに注目。《ラジアル》の呪文も合わせて、もう1枚青カードをプレイできれば龍解できる。 理想は《ν龍覇》2体と《ラジアル》1体なので、3-2で《ν龍覇》を出やすくしている。

リキピは3体で十分。量より質を重視したいので、pigを持つ《フロスト》、呪文軽減により龍解を狙いやすくする《ガリレオ》を採用した。

あまり並べすぎると、《QED》も含めて場のスペースが無くなる。成り行きで4体並べてしまった場合、追加で《龍素開放》を撃って《ν龍覇》を破壊し、盤面を空ける必要が出てくる。

青でない《サガ》を初手に埋めるケースがあるので、《ハルカス》>《ニュートン》。どうせブロックされない能力など使わない。

フィニッシュが《ガロホ》《死海竜》だと芸がないので、より要求値の高い「ゼンアクサガ」を狙うことにした。 このコンボ自体は《QED》1体でも可能だが、パーツ収集の難しさも考えると《QED》を2体並べる価値は大いにある。 原案では《アベンジャー》に《ヒラメキ》《サイクリカ》で《サガ》を出していたが、今回のレシピであれば《ν龍覇》《ラジアル》に直接《ヒラメキ》を撃てば《サガ》にアクセスできる。

QED》下でノーコストの《ブレチャ》を撃てば、使えるマナが1増える。

【デュエプレ】QEDにより破壊神サガとゼンアクを一気に降臨させるコンボ - YouTube

『真ランデストロージア』

2024/2/9, QED+カップマスター到達。

無駄に盾を増やしまくる【シンランデストラーデ】と、盾を食って生き残る《ネバーエンド》のタッグ。コントロールに弱かった《シンラン》との相性補完もバッチリ。

《ドラゴンズ・サイン》は、《デストラーデ》《ヘブンズロージア》の両方にアクセスできる。速攻相手に《デストラーデ》が間に合わないパターンをわずかにケアできる。手札の足りないデッキなので、手撃ちの「ドラサイロージア」は狙わない。《デストラーデ》の連鎖のハズレにもなるので、《ドラサイ》は少なめに2枚。

そこで重要なのが《ヴォイジャー》。ドローしながら2軽減でエンジェルの《ロージア》に繋ぐ。《バロンアルデ》でマナを伸ばすのも大事。

2ターン目に出したいのは《アクロアイト》。 一方、進化速攻では《ラジューヌ》のほうが便利だったりする。

1積みの《バースター》はなんとなく。《ミラクルスター》は、《ヴォイジャー》の適用先が《ロージア》だけだと寂しいので1挿し。思った通り雑に強かった。もう1枚増やしても良いような、他に抜くものが無いような。

ハンデスダイスーシドラ』

《ダイスーシドラ》は、相手の墓地が8枚以上で龍解する。 紙の能力は、《ファンパイ》《トンナンシャーペ》下でクリーチャーが殴ることで相手の墓地を無条件に増やせる。 しかしデュエプレではLO戦術を嫌ってか、相手のトップが呪文以外だった場合は墓地を肥やせなくなってしまった。カス。

こうなってしまうと、相手の墓地を増やすにはハンデスと除去に寄せるしか無い。 ADランクマでは《オリオティス》が必須なので、ドロマー基調のハンデスコンにした。

相手の手札が尽きてマナチャージを繰り返してきたときのために、赤をタッチして《エックスリボルバー》を投入した。 《牢獄》は主に色合わせだが、仕込まれたトリガーをケアしたり、盾を焼くことで相手の墓地肥やしを加速したりできる。

フィニッシュ用に《フォトン・クロック》を2枚用意。 《ダイスーシドラ》で唱えた呪文は墓地にとどまるので、繰り返し唱えることが可能。 敵タップ&味方アンタップにより、相手クリーチャーを殲滅しながら無限攻撃できる。 こちらはビルド杯の《ダイスーシドラ》デッキに積まれていたものを拝借した。

《トンナンシャーペ》下での攻撃にわずかに期待して、青クリーチャーの《アクアン》。 マナカーブ的に《ビューティシャン》や《タッチ》x2と被るのがイマイチかと思われたが、どのみち多色が多い構成なのであまり気にならなかった。

『QEND死海竜』

《QEND》下で《ガロホ》《エナホ》と階段を下り、《死海竜》を組み立てる。 さらに《二刀流》をくっつければ、トリガー封じの6点で完全勝利。

墓地肥やしは《ヴォルグ・サンダー》。 《ν龍覇》を落とし、次のターンに《知新》《サイン》《エマタイ/特異点》 と動けば、呪文を3枚唱えて即龍解が狙える。 《偶発と弾幕の要塞》を使うことも考えたが、デッキ全体を見回すと赤のスペースが全くない。 《ν龍覇》では火力も大したことないので、《ヴォルグ》でいいだろう。 《ヴォルグ》が大量に墓地を肥やしてくれれば、《ガロホ》《サイン》が3積みずつでも落ちるはず。

《エマタイ》が撃てるのは、《エビデシュタイン》が呪文を1コスト軽減してくれるから。 このおかげで、単体カードパワーの低い《特異点》の枚数を減らせている。 一方、《特異点》には階段の4マナを担当するという役割もあるので、《クロックタワー》などに置き換えるべきかはよく考えた方がいい。

クリーチャー枚数が4枚だと少ないので、《サイクリカ》で水増し。 《ν龍覇》は1枚落ちれば十分のため、3-2の配分。

《デビル・ハンド》がとても偉い。墓地を肥やして《QEND》の弾を補充しつつ、《ガロホ》の6コストへと降りることができる。

《QEND》は撃った呪文をボトムに送ってくれるので、実質的にボトム落ちが発生しない。 デッキをガツガツ掘っていけば、《二刀流》は1枚でいいと思っている。

手撃ちの除去を入れるか散々迷った挙げ句、《陰謀と計略の手》を積んだ。 除去を積むと最速ルートは刻みにくくなるが(《陰謀》は多色なので余計に邪魔)、その分だけ複雑で面白い試合が発生するようになる。 自分の動画は基本的にリプレイ3本。それらにバリエーションをつけるためにも、妨害要素は入れておいたほうがいいと改めて思った。 最速ルートが決まらないなら、こっそりコンボパーツに入れ替えて収録すればいい。

『石碑サソリスレイジ』

《石碑》で《サソリスレイジ》を増殖。《ジュダイナ》を装備しながらブーストし、埋まったマナで1マナのドラゴンをマナから召喚してそれも増殖。 2体の《ザウルピオ》が並んでターンを渡せる。

着想は、《フェアリー・ダブルライフ》の使い道を考えるところから。 《ダブルライフ》は手札をそこそこキープしたまま、マナを11まで伸ばせるカード。 その手札とマナで何がしたい? と問いかけた時、やはり思いついたのは《石碑》だった。 いい加減擦り過ぎか。

5→8→11でコンボするのはもちろん、《石碑》が来ておらずかつ面を展開したい時は、8で《サソリスレイジ》単体を出してもOK。 3刻みのマナの伸びが、ちょうど《石碑》の有無を左右する設計になっている。

《ジュラピ》と《ドラピ》で迷った結果、最終的に《ドラピ》を採用。 《ジュラピ》は、8マナちょうどで《サソリスレイジ》を出し、ブーストした1マナでマナから召喚できるのがメリット(《ドラピ》だとちょうど1マナ足りず破壊されてしまう)。 トリガーからドラゴン、もしくは6→8のために《イージスブースト》を出していれば、ドラゴン3体で《ザウルピオ》を立てることができる。

しかし、この利点は極めて限定的である。 3→5→8に加えてもう1ブーストできていれば、《ドラピ》でもこの動きは可能。 トリガーで《イジブ》が出ているなら、おそらくその状態になっているだろう。 加えて、《ザウルピオ》を立てるだけで詰むような相手は、《ジュダイオウ》でも十分な可能性がある。 《ジュラピ》の良さを全く感じなかったので、《ドラピ》で良いという結論になった。

11マナ溜めたあと、《石碑》コンボよりも《VAN》のほうが良いことがしばしば。悲しい。

『揺り籠プラチナム

何か出来そうで意外と難しいカード、《成長の揺り籠》。 とりあえずGゼロを増殖させるのが安泰かつ、それなりの出力を期待したいため、6000WBブロッカーの《プラチナム》をターゲットにした。 《プラチナム》が沢山並べば自動的に《アルファリオン》のGゼロを満たす。《揺り籠》の対象が増えて嬉しい。

少し無理をしているのが、《揺り籠》のSバックを活かそうとしている点。 《プラチナム》を使う限り1枚のランダム回収ではSバックが安定しないので、《ブライゼナーガ》で3枚回収して成功率を高めている。 3枚回収できれば盾落ちも多少はケアできるだろうという算段もある。 一方、《ブライゼ》およびSバック起動のために、色合わせかつ多色の《呪印》が入ってしまうのが悩みどころ。 マトモに組むなら黒7枚を排斥したほうが良い。

Sバックなしだと、アドバンテージ的には5マナの《エナジー・ライト》。 唯一無二の能力とはいえ、コストの割に合う行動なのかどうかは疑問が残る。 それに、書いてある能力は全て活用したくなってしまうのがカードゲーマーのサガ。

同名カード繋がりだと《石碑》《サンマイダー》もあるが、それぞれクセが強すぎるがゆえに競合はしていないという認識。

『メラッチルクサス』

3マナの《メラッチ》から4マナの《アステロイド・ルクサス》に繋ぎたい。 1-2コストのバードを出さないと4t《ルクサス》できないので、ここは多めに。 もっとも、《ルクサス》は《パッピ・ラッピー》で安定して持ってこれるので、新規性はあまりない。

《メラッチ》がめくれるのはわずか4枚。 結構な頻度でスカるのだが、進化を増やしすぎても事故るので悩ましい。

《ルクサス》のサーチ先がカス。 5マナの赤白ドラゴンのラインナップは本当に貧弱である。 真面目に《グリムゾンサンダー》《アンビシャス・ドラゴン》《バクアドルガン》を検討しなければならない。 もはや次のターンのプレイを諦めて、6コストの《GENJI》などを呼んだほうがマシという説がある。

その説を実証すべく、《爆竜 NEX》を入れた型も作ってみた。 ちょっと強くなったが、《ルピア》《ライジングNEX》のラインが強くなりすぎて、《メラッチ》《ルクサス》を出さなくなった。

なんなら通常の型でも、《トップギア》を立てると3マナの《メラッチ》を使うタイミングは微妙になかったりする。

1年ちょっと前に組んだレシピでは《ボルシャリオ》からの《シューティング・ホール》を押し込みに使っている。 しかし、今では《シャリオ》を経由するような余裕は無いと判断。 かといって上記のように5マナで使えるカードを持ってくるのは現実的ではない。 結果として、《ルクサス》は「最悪次ターン《バディ》を出すための1ドロー」というしょっぱい役割に落ち着いている。

https://youtu.be/GDpPHr0CjN8

『開放クリスタル』

リキピ3体を《龍素開放》で生贄にし、《デカルトQ》《チュレンテンホウ》《リューイーソウ》の3体を同時に出す。

  1. デカルト》で5枚ドローし、撃ちたい青呪文を仕入れる
  2. 続いて仕込んで回収
  3. 《リューイーソウ》によって手札の青呪文はSバック。回収したカードを切って《ガロウズ・ホール》
  4. 《チュレンテンホウ》で《ガロウズ》を唱え直す

という流れでコンボが可能。

《ガロウズ》がメインプランだが、日和って《キラーメガネ》も投入。 いざというときに《ブーン》《ザブーン》を《開放》の生贄にできるだろうという目算だったが、 実戦では使わなかった。

クリスタルドラゴンたちは2枚ずつ。 ランダムな呼び出しで3種類をコンプするには、なるべく搭載枚数を減らした方がいい。 デッキに全てのクリスタルドラゴンが残っていると仮定した場合、 3体生贄にして3種類全てが揃う確率は、 2枚ずつ積んだときは40%, 3枚ずつ積んだときは32%である。

地味に嬉しかったのが、《ガリレオ・ガリレイ》の居場所が見つかったこと。 《龍素開放》目線だと実質0マナになるので大変便利だった。 《スペルブック》とは、同じコスト4で対の択になりつつ、5マナ時に《ガリレオ》→《スペルブック》と動けるのが美しい。

クリスタルドラゴンのために《ロココ》を入れる案もあったが、要らなそうである。

『知新ボルメテウス』

《龍素知新》で4t《インフェルノ・ゲート》を唱える。 《ゲート》と言えば《サファイア》……と連想した所で、それなら《ボルメテウス・リターンズ》で良いことに気付く。

狙うは《アツト》《ロスチャ》《知新》。 《アツト》で《リターンズ》か《インフェルノ・ゲート》を落としたい。 《ゲート》はそのための5,6枚目。

4t《サファイア》であれば、《ライフ》《ギガヴォル》《リターンズ》でも前からできていた。 一方、このレシピでは《アツト》《エマタイ》で手札を回せる点が勝っている。

2→3→5に全力。5は《エナジー・ホール》でかさ増し。

《テスタ・ロッサ》も入れようか迷ったが、赤が足りないのと多色事故が鬱陶しくてやめた。