ミケガモのブログ

デアリ選択マキシバス【デュエプレ】【DMPP-08N】

デッキレシピ

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  • コンセプト:A
  • 完成度:B
  • デッキパワー:B
  • 思い入れ:B

割と満足。構築はもう少し詰めていけるか。

お題

8弾になってSRカードの強さが全体的に上がり、構築費用が爆上がりなので8弾カードを使ったお値打ちかつ中々の強さを持ったデッキを紹介していただけないでしょうか? 非常にあやふやなお題となりますが、考察のご一考をお願いいたします。

https://odaibako.net/detail/request/9a592d08-98dc-4161-90ab-a09ed48ae853

ご指摘の通り、8弾のSRは強い。 それはとても良いことなのだが、ネットに上がるレシピが高額になりがちなのもまた事実。

デュエプレのパックは良くできていて、資産が集まらない人でも遊べるように、 アンコモン~レアあたりにもデッキの軸になりうる良カードが収録されていることが多い。 そういうカードを敏感に察知できると、低資産でも工夫してデッキが組める。

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例えばこの辺。

前座

高コストカードや効果の複雑なカードは、高レアリティのことが多い。 大きいフィニッシャーに繋いだり、何かのコンボを決めようとすると、 どうしても高いカードが必要になってしまう。

安いデッキは堅実に、原始的な勝ち方を目指すのが一番だ。 よって、軽量クリーチャーを軸にしたビートダウン思考で行くのが良い。

実は、8弾でプッシュされているアーク・セラフィム、グランド・デビルは、この路線でのデッキ構築が比較的やりやすい。

アーク・セラフィムは、仮に大きいフィニッシャーを採用するなら、《ヴィーナス》か《ビッグバン》の二択。 しかし、前者はグレートメカオー、後者はドリームメイトやドラゴン軸が組みやすいため、セラフィムで組む意義があまり無い。 結果として、8弾の【アーク・セラフィム】は固有のフィニッシャーが不在の宙ぶらりんなデッキになっている。 ゆえに、やや消極的ではあるが、高いカードを入れない合理性があるといえる。

グランド・デビルには、強力なフィニッシャーである《ネプチューン》か《マーキュリー》が欲しくなる。 が、別に低レアリティカードで戦えないわけではない。 《デモメイト・エリダヌス》を使って味方をアンブロッカブル化すれば、小さいクリーチャーでも十分殴り切れる。

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テーマに囚われないデッキを組みたければ、アンコモン《封魔ダイダロギヌス》がオススメ。

レアリティの割に個性的な能力を持っているので(1弾SR《憤怒の猛将ダイダロス》の転生クリーチャーなのだから当然である)、 普通のデッキとは一味違う動きを楽しめるだろう。

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無難に組むならこの辺りを勧める。が、ここで凡庸に終わっては悔しい。 何か味のあるデッキが組めないか、3日ほど模索した。

構築解説

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今回、はじめに目を付けたカードは《ガントラ・マキシバス》。 3-4000、アタックトリガーでマナブーストと、地味ながら高いスペックを誇るカードである。 パワー4000で《のろいとテラーの贈り物》に破壊されないのも非常に偉い。 コイツでちまちま殴るビートダウンを作ろう。

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《マキシバス》を頭に置きながら8弾のカードリストを見ると、《運命の選択》が目に留まる。 3コスト以下の緑、かつSAを得て嬉しいカードとして、《マキシバス》はリクルート先の筆頭候補となる。 SA化すれば普通に召喚した時と変わらないタイミングから殴れるし、 2コストブーストから繋げば3ターン目から殴っていくことも可能だ。 《マキシバス》が手札にいれば、赤クリーチャーの要件を満たすこともできる。 併用したいカードNo.1が見つかった。

次は、《マキシバス》のマナブーストをどう活かすかを考える。 高レアリティの高コストカードはあまり積めないという事情もあって、 《マキシバス》でマナだけ増やしても仕方がない。 マナをリソースに変換できるカードはないだろうかと見渡してみると、すぐそこにこんなカードが。

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翡翠と紅玉の炸裂》。 6000以下を破壊しながら、マナからクリーチャーを回収する。 強制マナ回収はデメリット扱いなので、コストの割に高い火力を放てる。 ちょっと大きいクリーチャーが出てきても、《炸裂》でどかしながら攻めを継続できる。

《炸裂》である程度のリソースを確保できるとはいえ、 赤緑のカラーではやはり息切れが不安だ。4~6マナ圏で息継ぎをできるカードが欲しい。 普段の自分なら《口寄の化身》を検討し始めるタイミングだが、彼は生憎SR。 できれば遠慮したいところだ。

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迷った挙句、最終的に投げつけるのは《霊翼の宝アルバトロス》にした。 VRカードを入れざるを得なかったのが心苦しいが、 リソースが切れがちなこのデッキには無くてはならないカードである。最低2枚は欲しい。

ここまでがこのデッキの大枠である。 あとは、《運命の選択》のために赤クリーチャーを確保することを意識しながら、 ビートダウンに必要な要素を盛り込んでいく。

《ピアラ・ハート》は、速攻と《コッコ・ルピア》意識の赤クリーチャー。 少し前のカードなので、無ければその辺の適当な赤クリーチャーで代用。

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《衝撃のロウバンレイ》は、突破力を補うカード。 トリガークリーチャーとして積んだ《ダキテー》《ビトレイヤル》も恩恵を受ける。

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《猛烈元気バンジョーは、緑の《ペコタン》である。 代用が利くカードがない。

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こういうデッキには、《緑神龍ハルクーンベルガ》がとても似合う。 でも奴もSRなので、今回は敬遠。

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おわりに

縛り構築は久しぶりにやった気がする。 ありきたりな気がして手を付けていなかったが、コモン縛りなども面白いかもしれない。