デッキレシピ
- コンセプト:B+
- 完成度:A
- デッキパワー:B
- 思い入れ:B
ADのみ対応。
お題
フェアリーライフ→ロストチャージャー→インフェルノサインとすれば4ターン目にコスト7のクリーチャーを出せることに気付いたのですが、これを使って何か作れないでしょうか。
https://odaibako.net/detail/request/607d040c-cddb-42d2-bca3-26074a3c87d6
ブースト→5マナで《ギフト》、とやればもっと簡単にできるんだよねぇ。
……じゃあ両方入れてみる?
構築解説
コンセプトは、
- 2/3tブースト→《ギフト》
- 《ライフ》→《ロスチャ》→《サイン》
の2ルートで7マナクリーチャーにアクセスすること。
原案
原案はアナカラー。
出すカードは、シンプルに効果が強い《緑神龍ダクマバルガロウ》が筆頭。 緑も入っているので、コイツの採用は揺るがない。 《ソウルガルダス》も此奴を見習ってほしいところ。
2番手に、対コントロール用ハンデス&ドローソースの《神滅海王グラン・ベルゼ》。
3番手に、《ギフト》の手札消費と相性が良い《散舞特機サンマイダー》。
4番手に、ブロッカー要員かつハズレなしガチャの《蒼神龍メタモルフィース》がエントリーした。
他に出したいのは、《コマンダー・テクノバスター》など。 《オルゼキア》は、こちらに小型が入っていないのでボツ。 《PG》は、単体で出してもすぐに突破されてしまうためボツ。
今の型
原案を回したところ、中盤以降の召喚酔いが苦しかった。 よく見ると、《サンマイダー》以外の3体はドラゴン。
そこで、《サンマイダー》を落として《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》を突っ込んだのが今回の構築。 《マッハアーマー》を《ダクマバルガロウ》にクロスすると、ちょうど5枚ブレイクができるのがポイントである。
本当なら、赤は7~8枚は積みたいところ。 しかし、早期アクセスの2ルートとトリガーを確保することを考えると、どうしてもスペースが足りなかった。
欠陥
このデッキには大きな欠陥がある。それは、
《ダクマバルガロウ》が基本的にQ・ブレイカーなのに、 デッキにシングルブレイカーが1枚も入っていないこと
だ。シールド追加や自傷を考えないとすると、 この場合のQ・ブレイカーはT・ブレイカーの下位互換である(早くに手札を多く与えてしまうため)。
そのための《マッハアーマー》ではあるのだが、タッチ構築だとどうしても安定性に欠ける。 「ブーストで赤が落ちる読みならキープ、そうでなければ埋め」のように、プレイの意識も面倒になる。
欠陥以前の問題として、クリーチャー比率が低すぎるというのもある。 《スペル・デル・フィン》が出てきて詰んだ試合多数。
番外編:シータ型
ということで、《ダクマバルガロウ》×《マッハアーマー》をもう少し真面目にやろうとしたのがこちら。 お題のコンセプトに沿っていないので、番外編として紹介する。
《ギフト》および《マッハアーマー》の恩恵を受ける2種類目のクリーチャーは、《緑神龍バグナボーン》。 10弾の《ホッピ・ルッピ》ともちょっと相性が良い。 《ダクマバルガロウ》を出すことも可能だが、《バグナボーン》で盾を割ると《ダクマバルガロウ》がT・ブレイカーになるので、 ブレイク数的には得にならなかったりする。
実はちょうどいいんじゃないか?と思って採用したのは、《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》。 赤の7マナは意外と強カードが少ない。
おわりに
今回気付いたのが、 ブースト込みでマナカーブを意識しているデッキは、ゴールに到達した後の小回りが利かないということ。
7マナ溜まったあたりの出力は最大なのだが、そこから8~9マナくらいに伸びたときにやることがない。 普通のデッキなら3+5や4+4などで2枚以上のカードを使う選択肢があるだろうに、 こういう構築だとただ7マナを投げるしかない。
やりたいことがパッと見で伝わるのはいいけど、裏を返すと深みがないということ。 コストバランスもちゃんと意識すべきだなと思った。