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スタン落ち・バランス調整
革命編の中巻にあたる26弾がスタン落ち。 《デスザロスト》《ミラダンテ》《デビルドレーン》が落ちたため、前弾終盤に話題になった【白黒夢幻ザロスト】は短すぎる命を終えた。
《メガマグマドラゴン》は、新章の横並びテーマが来るのを目前にして落ちた。
《皇帝ワルスラ》のG0条件は、《研究所》のみに弱体化された。 30弾後半に大流行した【青黒オーパーツ】の、 《オールフォーワン》でG0して《オーパーツ》に変換する動きが咎められた。
《サンナップ》のマナ回復がターン1制限になった。 【緑単パゴスループ】が主要因だと言われている。 ほんの少数の猛者だけが研究を進めていた、どマイナーな強デッキだった。 規制は使用率に関係なくかかるらしい。
《バイケン》のエラッタは、場に出なかった場合にバウンスが発動しなくなるというもの。《センノー》の「出せない」に対応するためと思われる。 しかし同時に、盤面制限で場から溢れた場合にバウンスができなくなるという、小さいが無視はできない弊害が発生している。
ND
150種収録で、5文明+無色の6種族がプッシュされている。
新規テーマの一番人気は【ジョーカーズ】。 アッパー調整を受けた《ジョリーザジョニー》を武器に、鳴り物入りでやってきた。 ただ、紙時代に存在した超強力無色サポートが無いため、《ジョニー》への依存度が高くなってしまった。 人気のテーマではありながらも、環境を定義するほどの力は無かった。 革命チェンジに《センノー》を刺す、【ネロⅢ天門】やに《誣》で対抗するなど、メタ的なポジションでガチ環境を戦っている。
新規テーマで頭一つ抜けているのは【メタリカ】。 《バーナイン》《防鎧》で序盤から盤面展開を優位に進め、強化された《オヴシディア》でその優位を確実なものとする。
一番強いのは《夢幻》。 31弾は全体としてデフレ傾向にあるので、30弾基準のパワーを持たせてもらえた《夢幻》が最強になるのはある意味で納得。 盤面制限のあるデュエプレでは、攻撃と防御を1枠でこなせる「攻撃曲げ」が非常に強力だったりもする。
【グランセクト】は受け系のデッキが多いとき、【ビートジョッキー】は低速コントロールが多いときに、 環境の流れを見てちょっと出てくる。
【ムートピア】【マフィギャング】は、種族デッキとしては環境に来れていない。
こうした新規テーマに対してマジレスしたのが、【赤黒ドルマゲドン】。 《デッドゾーン》の面処理、粒揃いのトリガー、そして盤面を問答無用で流す禁断爆発は、 素直な横並べテーマたちを蹂躙した。
【ドルマゲドン】が流行ると、それを受け切る【5c耐久ジョリー】も環境に出てくる。 対【ジョーカーズ】も、《テックGo》《ハムカツGo》などを積むことで無理なく対処できてしまった。
少しすると、【ドロマーネロⅢ天門】も出てきた。 《改造治療院》を新弾の強化要素として迎え入れ、レシピの洗練が進んだ。 受け強めのコントロールゆえ、【ドルマゲドン】【ジョーカーズ】などに安定した勝率を叩き出せた。
同じ頃、【ドロマークジルマギカ】の開拓が一部で進んだ。 《ファイナルストップ》を搭載することで、対コントロールにも強いビートダウンになった。
新章テーマが息を潜めると、メタクリーチャーの数が減ることになる。 当然、最強カード《ドギラゴン剣》が黙ってはいない。 長期戦意識の【4cリンネバスター】、ハイスタンダードな【デアリガズオーパーツバスター】などが現れた。
こうしたトリガー重視、耐久コントロール系のデッキへの回答として出てきたのは、【メタリカ】だった。 《オーリリア》の呪文メタ、《防鎧》のハンデス防止、そして《夢幻》の継続ドローのおかげで、対コントロール性能が高い。
人気の【ジョーカーズ】 ←新章テーマを狩る【ドルマゲドン】 ←それを受け切る【5c耐久】【ネロⅢ天門】 上記に満遍なく戦える【ドギラゴン剣】などのビートダウン 対コントロール性能で逆襲する【メタリカ】
AD
こちらも【ドルマゲドン】が強い。
AD特有のデッキとして、【赤青罰怒ブランド】がある。 《無重力ナイン》のG0で《ブランド》を軽量化。 弱体化したとはいえ、「単騎ラフルル」の攻勢は強力。