ミケガモのブログ

現デュエプレで「最強」のカード【DMPP-09EX】

はじめに・お題

今日のテーマは、「現デュエプレで最強のカードは何か」

強さの定義まで含め、「最強」について論じてみよう。

こんばんは。 いつもブログを楽しく拝見させて頂いてます。 これからも更新応援しています。

早速ですが本題に入らせて下さい。

ミケガモさんにとって、現デュエプレ最強のカードとは何でしょうか? 「最強」という曖昧な表現で申し訳ないですが、何を「最強」とするかは個性だと考えています。 独自の観点を持つミケガモさんの思う「最強」とは何か、非常に気になります。

私の考えも書かせて下さい。 最強の定義は、「様々なデッキに入り得る汎用性と、そのカードを使うためにデッキを歪めるだけの価値があるパワーを併せ持つ」 最強のカードは「ホーリー・スパーク」です

他の候補はライフ、サーファー、アクアン、竜極神、アガピ(ナーフ前)です。

以上、ご回答頂けましたら幸いです。

(以下追記)

ボルバル(ナーフ前)を忘れていました。

以下の様に訂正させて下さい。 現カードプール最強、スパーク ナーフ前含めたカードプール最強、ボルバル

以上、失礼いたしました。

https://odaibako.net/detail/request/cab18351-f352-4e5b-bae1-4da43e65a9d5

https://odaibako.net/detail/request/649ade55-5b93-4f91-8e4a-ce80819fdd6f

「最強カード」の定義

先に決めるべきは、何を以て最強とするか。 これに関しては、私も投稿者さんと同じ見解である。

端的に言うと、環境に与える影響の大きいカード。 より具体的には、それが存在することによって多くのデッキの構築を歪めるカードが、 「最強」たるカードである。

特に、「構築を歪める」というのがポイント。

例えば、《ロスト・ソウル》《アポカリプス・デイ》《邪霊神官バーロウ》などは、 プールにあるだけでゲーム性を規定する強力カードである。 環境に与える影響は間違いなく大きい。 しかし、これらに全く困らないデッキもあるし、これらを無理して積むデッキもない。 存在自体は脅威だが、構築に直接的に影響を与えるところまでは行かない。 こういうカードは、「最強」とは言えない。

非常に多くのデッキにとって脅威であると同時に、 勝つためなら無理してでもその力を取り込みたいと思わせるもの。 それこそが、最強のカードに相応しい。

それではカード紹介へ。

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これも違う。

ミケガモの思う最強カード

《竜極神》

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DMPP-09EX現在、無規制で最も強いカードは《竜極神》。 コイツに関しては、過去の記事でも強さを紹介している。

《竜極神》は汎用性の権化だ。 相手視点では、アドを取りながら出てくるマスト除去カード。 放置すればよくて半壊、状況によっては敗北に直結する。 《ゲキ》《メツ》が一切怖くないデッキは、今のデュエプレには無いだろう。

これまでの環境を見ても、《竜極神》の影響を受けたデッキは数知れず。 ドロマー基盤の【アガピトスコントロール】は、《ゲキメツ》のために赤を入れている。 本来ビートダウンであるはずの【パンダネルラ】【アーク・セラフィム】に至っては、 デッキ配色を変えてまで《竜極神》を取り込む型が開発され、環境に姿を現した。 《ゲキメツ》は圧倒的な汎用性により、様々なデッキの構築を歪めている。

単純にカードパワーが高く、汎用性も高い。 これを使いたいがために、デッキの配色が変わる。 フィニッシャー格のSRということで目がくらんでいる側面もあるかもしれないが、 このレベルでデッキ構成に影響してきているカードは、他には無いように思える。

以上の点で、《竜極神》は最強を名乗るに値するカードだと思う。

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無双竜機ボルバルザーク

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規制を食らったカードまで含めると、最強は無双竜機ボルバルザークに違いない。 DP殿堂前のデュエプレを遊んでいた人ならば満場一致だと思う。 コイツについても、過去に記事を書いている。

逆転される可能性を99%潰す。 膠着状態の戦況を圧倒的有利に変える。 絶体絶命のピンチから、起死回生の一手を打つ。 《ボルバルザーク》は、あまりにも簡単に勝ちを引き寄せてしまう。

10ターン目まで耐えられないデュエルも確かにある。 しかし、それを考慮してなお、《ボルバルザーク》の能力は強すぎる。 デュエマは受けが強いゲームなので、今後インフレが進んだとしても、 《ボルバルザーク》まで耐えるためのデッキを作ることは可能だと思う。

環境での存在感も半端なかった。 【5c天門】の赤緑の枠を確保したこと。 【青黒ボルバル】のフィニッシュ手段に使われたこと。 【バロム】【イニシエート】といった、基盤が赤緑でない上にシナジーも存在しないデッキに出張していたこと。 《ボルバルザーク》が様々なデッキの構築を歪めていたことは、これ以上言うまでもない。

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準最強カード

自分の中では、《ゲキメツ》《ボルバルザーク》が揺るぎない二強。 今回の企画でこの2枚以外を選ぶことは考えられなかった。

ただし、派手さこそ劣るものの、他にも「最強」の素質を持つものがある。

1枚目が、《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》

トリガー枠としてのカードパワー、汎用性がずば抜けている。 これを積むために白赤を採用するかを迷うレベルだ。 ただ、多色であるがゆえに、マナチャージされる役目は果たせない。 後述する《サーファー》《スパーク》のような、タッチで積むトリガーではない。

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2枚目が、《烈流神》

ビートダウンに便利な能力が、この1枚に集約されている。 能力の詰め込み方もオーバースペックである。

これもまた、デッキ配色を変えさせるカードだ。 【パンダネルラ】【ガントラビート】は、《烈流神》(と《サーファー》)のために青を積んでいる。

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実は、この2枚について解説した記事も既にある。 飛び抜けて強いカードは、それだけ目を引くということだ。

ただし一般的に、高コストカードのほうがぶっ壊れや派手なインフレを起こしやすい。 この2枚はインパクトの面で、《ゲキメツ》らには届かなかった。

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《ライフ》《サーファー》《スパーク》について

投稿者さんの最強カード候補に、 《フェアリー・ライフ》《アクア・サーファー》《ホーリー・スパーク》が挙げられている。 これらを「最強」とみなさなかった理由についても書いておく。

《ライフ》は、強い弱い以前に、デッキ作りのインフラとなるカードである。 「《ライフ》を使いたくて緑を積む」というのは確かにそうなのだが、 それは構築を歪めているのとは違う。 それと、3ターン目以降は基本的にペーパーになるのも評価を下げる要素だ。

《ライフ》レベルのインフラカードが最強格に名乗りを上げるには、 初期DMにおける《サイバー・ブレイン》レベルの、ずば抜けた汎用性とパワーが欲しい。

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《サーファー》《スパーク》は、主にトリガー用に積まれるカードである。 「手札に来たら単色マナとして埋める」という風に割り切った運用が可能なので、 《ゲキメツ》らに比べると構築の歪め方が弱い。 完全に腐らす場面も多いため、最強とまでは言えない。

ただし、1弾環境の《サーファー》は、ビート・コントロール問わず非常に多くのデッキに採用されていた。 あの頃なら、最強カードへのエントリーが出来たと思う。

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《アクアン》は、 入るデッキが限定される点、インフラとしての側面が強い点がネック。 5枚めくれるのであれば間違いなく最強。

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おわりに

5枚目の《ゲキメツ》、規制読みでキープしとけば良かったなぁ。