はじめに・お題
今日のテーマは、「現デュエプレで最強のカードは何か」。
強さの定義まで含め、「最強」について論じてみよう。
こんばんは。 いつもブログを楽しく拝見させて頂いてます。 これからも更新応援しています。
早速ですが本題に入らせて下さい。
ミケガモさんにとって、現デュエプレ最強のカードとは何でしょうか? 「最強」という曖昧な表現で申し訳ないですが、何を「最強」とするかは個性だと考えています。 独自の観点を持つミケガモさんの思う「最強」とは何か、非常に気になります。
私の考えも書かせて下さい。 最強の定義は、「様々なデッキに入り得る汎用性と、そのカードを使うためにデッキを歪めるだけの価値があるパワーを併せ持つ」 最強のカードは「ホーリー・スパーク」です
他の候補はライフ、サーファー、アクアン、竜極神、アガピ(ナーフ前)です。
以上、ご回答頂けましたら幸いです。
(以下追記)
ボルバル(ナーフ前)を忘れていました。
以下の様に訂正させて下さい。 現カードプール最強、スパーク ナーフ前含めたカードプール最強、ボルバル
以上、失礼いたしました。
https://odaibako.net/detail/request/cab18351-f352-4e5b-bae1-4da43e65a9d5
https://odaibako.net/detail/request/649ade55-5b93-4f91-8e4a-ce80819fdd6f
「最強カード」の定義
先に決めるべきは、何を以て最強とするか。 これに関しては、私も投稿者さんと同じ見解である。
端的に言うと、環境に与える影響の大きいカード。 より具体的には、それが存在することによって多くのデッキの構築を歪めるカードが、 「最強」たるカードである。
特に、「構築を歪める」というのがポイント。
例えば、《ロスト・ソウル》《アポカリプス・デイ》《邪霊神官バーロウ》などは、 プールにあるだけでゲーム性を規定する強力カードである。 環境に与える影響は間違いなく大きい。 しかし、これらに全く困らないデッキもあるし、これらを無理して積むデッキもない。 存在自体は脅威だが、構築に直接的に影響を与えるところまでは行かない。 こういうカードは、「最強」とは言えない。
非常に多くのデッキにとって脅威であると同時に、 勝つためなら無理してでもその力を取り込みたいと思わせるもの。 それこそが、最強のカードに相応しい。
それではカード紹介へ。
ミケガモの思う最強カード
《竜極神》
DMPP-09EX現在、無規制で最も強いカードは《竜極神》。 コイツに関しては、過去の記事でも強さを紹介している。
《竜極神》は汎用性の権化だ。 相手視点では、アドを取りながら出てくるマスト除去カード。 放置すればよくて半壊、状況によっては敗北に直結する。 《ゲキ》《メツ》が一切怖くないデッキは、今のデュエプレには無いだろう。
これまでの環境を見ても、《竜極神》の影響を受けたデッキは数知れず。 ドロマー基盤の【アガピトスコントロール】は、《ゲキメツ》のために赤を入れている。 本来ビートダウンであるはずの【パンダネルラ】【アーク・セラフィム】に至っては、 デッキ配色を変えてまで《竜極神》を取り込む型が開発され、環境に姿を現した。 《ゲキメツ》は圧倒的な汎用性により、様々なデッキの構築を歪めている。
単純にカードパワーが高く、汎用性も高い。 これを使いたいがために、デッキの配色が変わる。 フィニッシャー格のSRということで目がくらんでいる側面もあるかもしれないが、 このレベルでデッキ構成に影響してきているカードは、他には無いように思える。
以上の点で、《竜極神》は最強を名乗るに値するカードだと思う。
《無双竜機ボルバルザーク》
規制を食らったカードまで含めると、最強は《無双竜機ボルバルザーク》に違いない。 DP殿堂前のデュエプレを遊んでいた人ならば満場一致だと思う。 コイツについても、過去に記事を書いている。
逆転される可能性を99%潰す。 膠着状態の戦況を圧倒的有利に変える。 絶体絶命のピンチから、起死回生の一手を打つ。 《ボルバルザーク》は、あまりにも簡単に勝ちを引き寄せてしまう。
10ターン目まで耐えられないデュエルも確かにある。 しかし、それを考慮してなお、《ボルバルザーク》の能力は強すぎる。 デュエマは受けが強いゲームなので、今後インフレが進んだとしても、 《ボルバルザーク》まで耐えるためのデッキを作ることは可能だと思う。
環境での存在感も半端なかった。 【5c天門】の赤緑の枠を確保したこと。 【青黒ボルバル】のフィニッシュ手段に使われたこと。 【バロム】【イニシエート】といった、基盤が赤緑でない上にシナジーも存在しないデッキに出張していたこと。 《ボルバルザーク》が様々なデッキの構築を歪めていたことは、これ以上言うまでもない。
準最強カード
自分の中では、《ゲキメツ》《ボルバルザーク》が揺るぎない二強。 今回の企画でこの2枚以外を選ぶことは考えられなかった。
ただし、派手さこそ劣るものの、他にも「最強」の素質を持つものがある。
1枚目が、《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》。
トリガー枠としてのカードパワー、汎用性がずば抜けている。 これを積むために白赤を採用するかを迷うレベルだ。 ただ、多色であるがゆえに、マナチャージされる役目は果たせない。 後述する《サーファー》《スパーク》のような、タッチで積むトリガーではない。
2枚目が、《烈流神》。
ビートダウンに便利な能力が、この1枚に集約されている。 能力の詰め込み方もオーバースペックである。
これもまた、デッキ配色を変えさせるカードだ。 【パンダネルラ】【ガントラビート】は、《烈流神》(と《サーファー》)のために青を積んでいる。
実は、この2枚について解説した記事も既にある。 飛び抜けて強いカードは、それだけ目を引くということだ。
ただし一般的に、高コストカードのほうがぶっ壊れや派手なインフレを起こしやすい。 この2枚はインパクトの面で、《ゲキメツ》らには届かなかった。
《ライフ》《サーファー》《スパーク》について
投稿者さんの最強カード候補に、 《フェアリー・ライフ》《アクア・サーファー》《ホーリー・スパーク》が挙げられている。 これらを「最強」とみなさなかった理由についても書いておく。
《ライフ》は、強い弱い以前に、デッキ作りのインフラとなるカードである。 「《ライフ》を使いたくて緑を積む」というのは確かにそうなのだが、 それは構築を歪めているのとは違う。 それと、3ターン目以降は基本的にペーパーになるのも評価を下げる要素だ。
《ライフ》レベルのインフラカードが最強格に名乗りを上げるには、 初期DMにおける《サイバー・ブレイン》レベルの、ずば抜けた汎用性とパワーが欲しい。
《サーファー》《スパーク》は、主にトリガー用に積まれるカードである。 「手札に来たら単色マナとして埋める」という風に割り切った運用が可能なので、 《ゲキメツ》らに比べると構築の歪め方が弱い。 完全に腐らす場面も多いため、最強とまでは言えない。
ただし、1弾環境の《サーファー》は、ビート・コントロール問わず非常に多くのデッキに採用されていた。 あの頃なら、最強カードへのエントリーが出来たと思う。
《アクアン》は、 入るデッキが限定される点、インフラとしての側面が強い点がネック。 5枚めくれるのであれば間違いなく最強。
おわりに
5枚目の《ゲキメツ》、規制読みでキープしとけば良かったなぁ。