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- まえがき
- 『白青ラベイル天門』
- 『ラッカエウロピカロック』
- 『象徴エルサルデスペラード』
- 『青緑サクランジェネラル』
- 『サムライマーシャル』
- 『ジェネラルブリザードver.13』
- 『赤緑ドラグ』
- 『赤緑バジュラ』
- 『タカスギ神羅』
- 『赤青アイアンズ』
- 『ヴェールバスター』
- 『次元ユリウス』
- 『5cロマネサンダー』
- 『バデスジャイアント』
- 『石碑サンダームーン』
- 『輪廻バデス』
- 『10ブレイクバデス』
- 『シータカゲキリパワー』
- 『サイン紫電』
- 『黒緑ジャクソンドルバロム』
- 『ベルベルペイン』
- 『次元グレートブルー』
- 『次元メルキス』
まえがき
昔はじっくり練り込んだ構築だけをブログで世に出していた。 一方、最近は動画化するデッキが多いのもあって、デッキを多く作るようになってきた。
そこでこれからは、解説することが少ないデッキにもコメントをつけやすいように、 弾ごとに組んだデッキをまとめる記事を作ろうと思う。
マスター到達に使ったデッキやかなり思い入れのあるデッキに関しては、個別で記事にするつもり。 お題箱で来たデッキはどうするか考え中。
『白青ラベイル天門』
VR以下構築。 原初の【天門】って感じがしっくりくる。 《スパーク》も大事。
『ラッカエウロピカロック』
VR以下構築。 なんとなく目に止まった《エウロピカ》を使いたくて組んだ。
《ディオーネ》でスピードアタッカーを、《ル・ギラ・レシール》で進化速攻を封じれば、《エウロピカ》で擬似的に永久ロックできる。 ゴッドリンク速攻は、VR以下構築ならほぼされまい。
《エメラルド・ミスト》とは、コストを払うのが一度で済む点、↑のロック補助カードを採用できる点で差別化できている。
《イダテン・アクセラー》を入れて《エウロピカ》のタップスキルをスムーズに使えるようにしたかったのだが、 《イダテン》は《ディオーネ》と噛み合っていない。バカ。
フィニッシャーには、本当は《光神龍ダイヤモンド・グロリアス》を使って、 《ディオーネ》《ル・ギラ・レシール》の攻撃不能効果を解きたかった。 「《イダテン》を自身につけると《ディオーネ》の『SA無効化』も無効化できるのでは!?」と思ったのだが、《ダイヤモンド・グロリアス》は「自分の"他の"」なのでそれはできなかった。
殴るカードがなくて困り果てた挙げ句に入れたのが、《金剛修羅王》。 パンチャーとしてももちろん、7000~9000クリーチャーが《エウロピカ》に殴り返してくるのを防げる。 これが意外と大事だった。
『象徴エルサルデスペラード』
VR以下構築。 《レジェンダリー・デスペラード》は、殴れるカードを回収しにくい《象徴》に引っかかるカード。 《エルサル・バルティス》も添えて、ブロッカーで攻撃したい。
ブロッカーデッキには絶対に《ムルムル》を4枚入れるマン。
《ヘブンズ》を入れた型も作ったけど、上手くまとまらなかった。 《トリファリオン》入れたかったなぁ。
『青緑サクランジェネラル』
【ジェネラルブリザードver.13】から《ダイヤモンド・ブリザード》を抜いた。 あえてデッキパワーを落とし、《ジェネラルマンティス》が活躍できる形になった。 過剰なキャントリップにも見える《クゥリャン》《ハルカス》は、《ジェネラルマンティス》の手札補充の激しさを考えるとむしろ丁度いい。
《ピーチ・プリンセス》は4マナで《モスキート》《ジェネラル》のほかにも、 4マナで《サクラン》《エボト》、5マナで《ピーチ》《エボト》、 6マナで《キリンソーヤ》《ジェネラル》など、色々なルートを組めて強いと感じたので、《ブリザード》を抜いても引き継いだ。
1積みの《パラディン》は、長期戦も捨ててないですよという意思表示。実際は無理。
『サムライマーシャル』
13弾ビルド杯投稿作のアレンジ。 地味にトリガークリーチャーが多いサムライを《マーシャル・クイーン》と組ませている。
一番のキーカードは《ベンケイ》で間違いない。 打点は《シデン・レジェンド》、パワーと突破力は《センジン・スタリオン》で強引に実装。
原案はドロソが《ネオ・ブレイン》だけだったのだが、明らかに手札がたりなかったため《フォーチュン・スロット》を追加した。 ギアもたくさん入っているこのデッキにはお誂え向きだと思う。
《大神秘アスラ》は、サムライから進化しながらシールドに仕込めるナイスカード。
『ジェネラルブリザードver.13』
いつもの。《呪氷妖精マッド・サクラン》は、進化がいるとパワー5000になる。 もはや《ジェネラルマンティス》のためにデザインされたと言っても過言ではない。
8弾で『ジェネラルブリザード』を使ったときにはいなかった、《ピーチ・プリンセス》が脳内で強い。 《モスキート》《ジェネラルマンティス》が4マナでできるようになるので、進化速攻が格段に組みやすくなった。 進化速攻すると《サエポヨ》もパワー5000ラインを越えてブレイク付与になる。
『赤緑ドラグ』
《神羅ドラグ・ムーン》実装おめでとうデッキ。 《トルネード・ムーン》と組ませてやったら《トルム》を出す気配がなかった。 かといって《ケットウ・チューリップ》を入れるかというと、首を縦には振れない。
最初は赤青で《ブリム》と組ませていたが、《B-BOY》もしくは《エボリューター》、どちらかを出した後に対応した方の《神羅》を引けないと弱すぎてダメだった。 ブーストから7マナ払って《ドラグム》を出せるようにしたほうが強い。
『赤緑バジュラ』
一応ランクマ想定の構築。ADでレート1570近辺まで行った。 【キリコ】【ライゾウ】などのランプ系が流行るなら、5t《バジュラ》で勝てるのでは? という着想。 実際《バジュラ》は強いんだけど、先5《キリコ》されたり、こっちが躓いて6t《バジュラ》になったりするとキツい。
2体目のドラゴン進化は《ボルガウル》と《サンバースト》で迷ったが、このレシピでは詰んでいる《ゼンアク》にするために《サンバースト》になった。本音は《アルグロス》を積んで《バジュラ》でタップキルしたいんだけど、奴は《ライドウ》で持ってこれないので今回はダメ。
シク《カチュア》チャレンジ中に当たった2枚のシク《バジュラ》が躍動。 《カチュア》はいまだ当たらず。
『タカスギ神羅』
《奇兵の超人》から《デスマーチ》と究極進化を持ってきて次ターンに究極進化速攻。 究極進化には、6→7で繋がる《ブリム》、《デスマーチ》を回収できて色も合う《スカム》を選定。
《ブリム》《ラスカル》《ギガヴォル》でのアウト芸は日常。
『赤青アイアンズ』
普通に並べて《アイアンズ》。
- 5ドローで《スチムパンプ》着火
- 同じくシンパシーで方向性の近い《ファースト》
- 《ファースト》《アロマ》などを焚きつける《キリモミ・スラッシュ》
が欲しくて赤入りに。 《マーチング・スプライト》大好き。
『ヴェールバスター』
《ヴェール・バビロニア》の効果を相手ターン中に発動してマッドネスを出したいデッキ。
相手ターン中に能動的にドローできるカードとして《コマンダー・テクノバスター》。 さらにそれと良く組み合わされる《キキカイカイ》まで入れた。 ドロー枚数を水増しする《バビロニア》は、《キキカイカイ》とも相性が良い。
《バビロニア》《キキ》《カイカイ》が5マナなので、3→5の繋ぎがベストだ。 マッドネスの基本パーツ《ヒャックメー》は《ウルコス》の色マナになってくれて都合が良かった。 《エマタイ》で手札を整えればバッチリ。
『次元ユリウス』
《天雷の聖霊ユリウス》で《シャイニー・ホール》を延々と回す。 前までもタップ呪文を回すことはできたが、《シャイニー》のおかげで同時に盤面展開までできるようになった。 勝つときは一方的な試合になるのが若干気まずい。
《ホッピ・ルッピ》は墓地に溜まらない《ライフ》。 タップキルサポートとして《ディアナ》もやりおる。
『5cロマネサンダー』
『バデスジャイアント』
『石碑サンダームーン』
- コンセプト:S
- 完成度:S
- デッキパワー:A
- 思い入れ:B
12弾のビルド杯で感動したレシピをカスタム。
5《ランダー》→ 6《イントゥ》→ 3《石碑》7《サンダム》x2からの《フォートレス》《HELL》
で、シールドを全て焼き切ってダイレクトアタックできる。 何よりマナカーブがピッタリで美しいし、《イントゥ》の爆進ダブルも活用できている。
《ボルシャリオ》《サンダー・ムーン》はともに、探索対象がちょうど3種類になっている。 その都合で《ナチュラル・トラップ》を積めないのが懸念点だったが、 13弾で《戦祭の化身》が出たことで、緑&トリガーの枚数を確保できるようになった。
『輪廻バデス』
- コンセプト:A
- 完成度:B+
- デッキパワー:B-
- 思い入れ:B
デッキビルド杯で見かけた天才構築をアレンジ。
《バリアント・バデス》をパワー0の緑クリーチャー3体(《バデス》と《アンリストヴァル》)の上に重ねると、 パワー0のため破壊置換で即座にマナに行く。これを利用して、
《バグナボーン》で攻撃時にマナから《バデス》出す→《バデス》マナに還る→クリーチャーが出たので《イカズチ》で《バグナ》アンタップ
という無限攻撃が可能。
普通に3000以下展開すればいいだろ!というツッコミは至極真っ当。 強いて言うなら、この無限攻撃は「盤面パンクでマナからクリーチャーが出せない」という事故を回避できるのがメリット。
原案は《スパーク》だったところは《コルテオ》に変えた。 《イカズチ》の種になれるのが良いと思ったのだが、パワー3000以下が《バグナ》《アンリストヴァル》《リリィ》と合わせて4種類になるため、探索が失敗しうる。 とはいえ、別に《コルテオ》を出した瞬間に失敗になるわけではないので(無限攻撃は続行可能)、さほど問題ないか。
無限攻撃の際は「探索 → 進化元選択 → 進化してすぐマナへ → アンタップ」という流れ。 特にマナに行くところは4枚のカードが1枚ずつ移動していくので、めちゃくちゃ時間がかかる。
検証したところ、1回の攻撃で約25秒かかることがわかった。 対人戦での1ターンの制限時間は100秒なので、思考時間を削っても4サイクルが限界。 タップキルで寄り道していると殴り切れない可能性もある。
どうでもいいが、マナが12枚以上溜まっていると、進化元を選択するためにマナゾーン表示をスクロールする必要が出るため、さらに時間を食われる。
『10ブレイクバデス』
- コンセプト:B
- 完成度:B
- デッキパワー:B-
- 思い入れ:B
《バリアント・バデス》で10枚ブレイクしたかった。 コントロールなのに黒抜き。
『シータカゲキリパワー』
- コンセプト:B
- 完成度:B
- デッキパワー:A
- 思い入れ:B
《エボリュート・パワー》のブレイク増加を活かすために《火ノ鳥カゲキリ》。 《リーフ》の上に《ティナ》を乗せれば《カゲキリ》に変換できる。
「ドローが活きる=ゲームが続く=瞬間的にブレイクを増やすのは悪手」なので、《エボパ》は能力が絶妙に噛み合ってない。 《ドルザバード》と組んでくれというリクエストもあったが、《エボパ》は進化前のタイミングで撃たないといけないのでドローが出来ない。
《カゲキリ》は《カゲキリ》で、一点集中するほどトリガーに弱くなるのでこれまた見かけよりも弱い。
最初は《青銅の鎧》が入ってなかった。 進化速攻《カゲキリ》からの《エボパ》撃ち、《ツクスパ》《リーフ》などにマナが必要なので、入れてよかった。
対速攻が得意で、対コントロールがキツかった。《ブリム》を2枚入れて緩和。 《ブリム》自身は速攻に弱いカードなので、速攻耐性の高いデッキに入れると良いと思った。【ツヴァイ】とか。
『サイン紫電』
- コンセプト:B
- 完成度:A
- デッキパワー:A
- 思い入れ:A
お題への回答。 《紫電》《ロレンツォ》《サイン》が確定で、《エマタイ》《バイケン》セットまで入れて4色確定。 色が多いのにキーパーツがほとんど単色なので、《ゼンアク》《牢獄》の3色カードで色合わせした。
《ロレンツォ》も《紫電》も好きなカードなので、この並びで殴っているときは脳汁が溢れていた。
《ロスチャ》はこんなにいらない。 3マナチャージャー自体は欲しいので、《コメチャ》や《クルチャ》を挿しておいてもいい。
『黒緑ジャクソンドルバロム』
- コンセプト:B
- 完成度:A
- デッキパワー:A-
- 思い入れ:B
《死神の凶獣ベル・ヘル・デ・ジャクソン》について考察していたら思いついた。
進化デーモンは重くて踏み倒す甲斐があるが、《バーロウ》と差別化するのは困難である。 今弾で出てきた《XENOM》を呼ぶなら、アタックトリガーを待たず手出ししたほうが早い。
このデッキの差別化は、
《ライフ》→《ギフト》《ジャクソン》→《ギガヴォル》、《ジャクソン》パンチ
による最速4t《ドルバロム》を狙うというもの。 ただし、実質4枚コンボの上、 《ギガヴォル》の探索で《ドルバロム》を引っ張ってくる必要があるというゲキムズムーブである(この構築だとクリーチャー5種類のため確率60%)。
それと、《ドルバロム》は相手のマナがある程度溜まってからのほうがたくさんランデスできる。 4tに拘る意味があるのは、速攻などの限られた対面くらいしかないというジレンマがある。
サブギミックとして《ヴァーズ・ロマノフ》。 コイツも進化デーモンなので、《ジャクソン》で殴りながら吊ってこれる。 クリーチャー種類が増えてしまうが、それでもあったほうが良かった。
《サイン》は、《ギガヴォル》と組み合わせて5,6枚目の《ジャクソン》として積んでいる。
『ベルベルペイン』
- コンセプト:A
- 完成度:A
- デッキパワー:B
- 思い入れ:B
カジュアルマッチで出会った構築の再現&アレンジ。すごく楽しい。
《死神人形ベルベル》を破壊して、非進化死神で最も重い《無敵死神ヘックスペイン》を呼び出す。 《ヘックスペイン》が一度出れば、山に戻った《ベルベル》を手札に呼びつつ、デッキから次なる《ヘックスペイン》を墓地に落とせる。
《ベルベル》の起爆役は《デスモーリー》。 同サイズで「死神」の《デスライオス》とは採用を迷う。 《デスライオス》は《ベルベル》の効果で吊ってこれるのがメリットだが、《ナスオ》を食えないのがデメリット。 試運転した結果、後者に該当するシーンのほうが多く感じたので《デスモーリー》にした。
《ヘックスペイン》《ナスオ》の探索を安定させるため、クリーチャー種類は抑えて4種類。 従来なら殴り手が足りなくなるところだが、今弾の超次元呪文がそれをカバーしてくれる。 ボトムに行く《ベルベル》は《ランブル》の覚醒条件と噛み合っているように見えるが、その後出てくる《ヘックスペイン》が山札をシャッフルするので意味無し。
《ナスオ》で墓地準備→《ベルベル》で素早く殴りかかるパターンと、 《ロスチャ》から《フェアホ》《リバイブ》でじっくり展開するパターンがある。 使い分けと言うよりは、初手を見てどちらで行くか決める。
『次元グレートブルー』
- コンセプト:B
- 完成度:B
- デッキパワー:B+
- 思い入れ:B
《スペル・グレートブルー》念願のトップ操作カード、《シークレット・クロックタワー》が登場。 《ホール》のおかげでめくって嬉しい呪文も増えた。
でもスペースがキツい。 トリガーもブロッカーも少ないのでビートに勝てないし、アタリも多くないので《クロックタワー》で3枚見ても唱えたい呪文が引っかからない。 《チャージャー》系は速度・ガチャ両方のニーズをわずかずつ満たすカードだと思って多めに積んでいる。
《チャクラ》以外にもサイキックブロッカーが欲しい。
『次元メルキス』
- コンセプト:B
- 完成度:A
- デッキパワー:A-
- 思い入れ:B
新弾直後はみんな超次元使うだろうから、《メルキス》で横取りするにはピッタリ……のはずだった。 50戦もやったのに、5マナホールをブレイクすることはついに一度もなかった。 4コスホールなら何回か当てた。
次元だらけのデッキはあまりいなくて、既存のデッキにちょっと次元を挿したもの、 あるいは【白騎士】や【死神】などのテーマが多かった。 なんやかんや、すぐに生成する人は少ないんだね。
次元メタで《マインド・リセット》ガン積み。 《イダテン・アクセラー》は《メルキス》ダッシュを決め込むほかに、《チャクラ》《メビウス》をSAにするのも強かった。 《エナホ》《ルナ・アレグル》は結構強そうだった。