ミケガモのブログ

デスマッチメビウスシーザーの研究【デュエプレ】【DMPP-13】

デッキレシピ

  • コンセプト:A
  • 完成度:A
  • デッキパワー:A
  • 思い入れ:B

↑が結論構築。NDレート1430~50前後で停滞しているので強くはない。

https://dmps.takaratomy.co.jp/deckbuilder/deck/?c=ZAAO.ZAAO.ZAAO.4EBT.4EBT.4EBT.4EBT.4ED6.4ED6.MQEX.MQEX.MQEX.MQEX.GIE3.GIE3.GIE3.GIE3.V4FD.V4FD.V4FD.V4FD.MQFE.MQFE.MQFE.MQFE.AAFG.AAFG.AAFG.ZAFH.ZAFH.ZAFH.ZAFH.SYGE.SYGE.SYGE.SYGE.PUGF.PUGF.PUGF.PUGF&k=ZAFH&s=SYGB.SYGB.V4GD.MQGE.MQGE.MQGE.MQGE.4EGH

はじめに

《暗黒皇グレイテスト・シーザー》で、 《超次元ボルシャック・ホール》と《チェーン・デスマッチ》を唱える。 《時空ボルシャック》が《勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》へと即座に覚醒し、

《シーザー》Tブレイク → 《メビウス》2回攻撃

によるジャスキルが狙えるデッキである。

デッキビルド杯でも複数の投稿があった人気コンボを、 今回はNDのランクマで調整してきた。

確定枠

以下の6種は確定かつ4積みだと思っている。

  • 《シーザー》:核。素引きしてもいい。
  • ヴィルジニア》:お手軽《シーザー》。
  • 《B・シャドウ》:ノーコストの種。
  • 《ボルホ》:しばしば手からも唱える。
  • 《デスマッチ》:腐るけど落ちてくれないと困る。赤マナ要員。
  • 《エマタイ》:最軽量の確定墓地肥やし。7マナで《エマタイ》パーツ捨て→G0《シャドウ》→《ヴィルジニア》。

原型

レシピ

最初に組んだバージョン。

「デスマッチメビウス」のコンボを決めるには、《ボルホ》《デスマッチ》の2枚を落とす必要がある。 どちらもコスト5の呪文なので、《シーザー》のcip呪文落としは確定にならない。 よって、《シーザー》を出す前に呪文を2枚とも墓地に落くのが望ましい。 これを解決するには、スクランブル・タイフーン》の3ディスカードが適切だと自分の直感が示した。

《スクタイ》が5マナと重いので、3マナチャージャーを全力で採用した。

《ヤミノシーザー》は、3マナチャージャーの前に出せたらいいな、という感じで入れていた。

課題

コンボ始動させてもらえない

《ボルホ》《デスマッチ》から即覚醒を狙うには、

  • 相手のパワー4000~5000のクリーチャー または
  • 相手の3000以下のクリーチャー2体以上

が必要となる。《ボルホ》で3000以下を焼いたせいでバトル相手がいなくなりがち。

これはデッキコンセプトの都合上仕方ない。 コンボ以外の勝ち筋を充実させる場合、本命コンボの成功率は下がる。 そういう路線で組むなら、《デスマッチ》がサブルート(選択肢の一つ)になる構築がいいと思う。

青マナが少ない

勢いで組んだら《エマタイ》《スクタイ》だけになっていた。 最低10枚、できれば12枚ほしい。

《シーザー》の呪文落としは重要

実際に使ってみると、《ボルホ》《デスマッチ》の足りない方を、《シーザー》が落としてくれるようお祈りするしかない場面に何回も遭遇した。 「見えている枚数の少ない(=山札に多く残っている)カード」が落ちやすいので、 ランダムとは言いつつも実は分のいい賭けである。

しかし《スクタイ》を積む場合、5マナ呪文が3種類となるため、賭けの成功率はガクンと落ちてしまう。 実際、《スクタイ》が落ちたせいでコンボ始動できなかったシーンが何度かあった。

同じ理由で、《牢獄》《リバイヴ・ホール》なども入れにくい。 特に《リバイヴ》は、

  • メテオバーンしたカードを即回収
  • 《シーザー》ボトム固定で《ランブル》覚醒確定
  • 《ランブル・レクター》はパワーラインを無視できるアタッカー
  • 上記の特徴が、このデッキが苦手なコントロール対面で役立つ

といった理由でぜひ欲しいカードだった。 しかし、今回はコンボに専念したかったので泣く泣く断念した。

《ヤミノシーザー》の暴走

《ヤミノシーザー》が暴走して《コメチャ》《ボンチャ》の2種類が墓地に落ちると、《シーザー》の探索がブレる。 原型だとチャージャーを4-4で積んでいたので、事故がかなり多かった。

《ヤミノシーザー》を抜いたバージョンも試したものの、 墓地が溜まりにくく使い勝手が悪かった。

《ゼンアク》で詰む

5マナ以上の呪文を入れない場合、確定除去はほとんど採用できない。 このデッキで除去呪文の役割を担っている《デスマッチ》も、最大火力は13000。 《ゼンアク》が立つだけで詰むのはイマイチ。

《お清めトラップ》を撃たれる

ふざけんな。

自分の結論

再掲。

課題の解決策を煮詰めていった結果、こんなレシピにたどり着いた。

チャージャーが勝ちに貢献しているように感じなかったのでOUT。 《ボンチャ》の墓地肥やしに関しては「ランダムで2枚落としても仕方なくね?」と思っていたのでどうということはない。 4t《ボルホ》は諦めなければならないが、真っ当なビートダウンが少ない環境ではそれをやらなければならない状況が稀。 速攻に対しての《メビウス》は、《ボルホ》→殴り返して覚醒→その次のターンに火力 という流れが間に合っていない。

ドロー呪文は《スクタイ》を切って、《エマタイ》《ブレタイ》をガン積み。 ドロー補助のために《エナライ》まで入れた。

チャージャーの代わりとして入れた《爆獣ボルカグレンオー》は面白いカードだった。 5t《シーザー》は今まで完全に《ヴィルジニア》に依存していたが、コイツを入れてからは《シーザー》手出しでも良くなった。 結果的に、チャージャー構築よりも5tルートが太くなったように感じる。

《ゼンアク》処理、青確保、一応のトリガーかつ5マナ未満の呪文として、《リアルとデスの大逆転》。 もとは《牢獄》だったが、コンボ精度を追求した結果抜けた。

調整過程

参考までに、結論に辿り着くまでに調整した形を載せておく。

《シーザー》が《スクタイ》を落とすのが嫌で《ブレタイ》に変えたバージョン。 この時は3→5《ボルホ》の流れを切っていない。

次第に探索ブレも気になりだして、《コメチャ》抜きも試した。 このタイミングで《ボルカグレンオー》の可能性に気付く。

こちらは探索ブレを防止するために、《ヤミノシーザー》を減らしてみた構築。 墓地肥やしが足りなくなるので、《スクタイ》を復活させた。 《スクタイ》を撃てばコンボ始動できるつもりだったが、撃てても意外と準備が整わないことを痛感。 結局《シーザー》のcipに頼って《スクタイ》が落ちるパターンに陥ったので、やめた。

プレイングメモ

対速攻は噛み合わないと無理。 特に【黒緑速攻】は、《バインド・シャドウ》による《シーザー》タップインがキツすぎる。

コンボが決まる状況が来たらぶっ放して勝つ。 【キリコ】の《アマテラス》、【ライゾウ】の《ロマネスク》などは出てきてくれたら大歓喜。 こちらの《シーザー》《メビウス》を止めるトリガーはほとんど無い。

コンボが決まらない状況では、

  • 《時空ボルシャック》を並べて打点を稼ぐ
  • 《シーザー》で《ボルホ》を撃ちながら特攻

の2パターンのプレイがある。前者はビートダウン系、後者はコントロール系で有効。

ヴィルジニア》を出せるタイミングであえて《ボルホ》を撃って、殴り切りの条件をよくする作戦も重要。 一方で、ジャスキルを狙わなければならないときもしばしばある。判断を誤らないように。

対コントロールや【フュージョン】は苦手寄り。 相手に《シーザー》を倒させて、2回目の《ヴィルジニア》《シーザー》を決めるのが良い。 7マナ溜めて《ヤミノシーザー》《ヴィルジニア》、8マナ溜めて《ボルカグレンオー》《シーザー》など、再降臨のパターンは割とある。 場合によっては、《時空ボルシャック》の上に《シーザー》を乗せるのも平気でやる。

【Bロマ】は意外と五分。 小型にデスマッチメビウスをぶつけてもよし、《デスドラ》《Bロマ》を《シーザー》で踏むもよし。

おわりに

直感で活躍を確信していた《スクランブル・タイフーン》が完全に抜けた。 こういう経験も悪くない。

《お清め》を撃たれまくって思ったが、今【ナイト】が減った理由の一つが《お清め》だったりしないか。 ブチギレ《シーザー》で《グロゲ》を撃ちながら殴れなかったり、《グロゲ》を戻されて《エッグ》《ネロ》がしにくくなったり。 ……そんなに関係ないかな?