ミケガモのブログ

ミケガモが好きな文明を語る【デュエプレ】

お題

ミケガモさんのプロフィールを拝見し、好きな文明が載っているのを見つけました。 人それぞれ能力やイラストなど様々な要因で好きな文明は違うと思いますが、私はリソースが切れて相手にコントロールされ続けるのが大嫌いなのでリソース回復に秀でた水文明が好きです。 ミケガモさんにも好きな文明について明確な理由があるようでしたら非常に興味がありますので、是非5文明全てその位置になった理由を教えていただきたいです。

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ということで、今回はミケガモが好きな文明について。 自分のプロフィールページの順にしたがって、第5位から順番にコメントしていく。

なお、プロフィールページを最後に更新したのは、デュエプレの比較的初期。 それもどちらかというと、紙時代の記憶をベースに書いている。 当時と今では、デュエプレのカードプールもだいぶ変わってきた。 それに伴う見方の変化も、ここで触れておく。

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第5位:火文明

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一番嫌いだったのは火文明。

その理由は、アドバンテージを取れない脳筋文明だから。 特に神化編以前のカードプールだと、汎用性の高いカードはほとんど存在しない。 デッキを組むとき、入れる意味を見出せない文明だった。

まともなデッキが組めるとしたら、速攻とドラゴンくらい。 アイデアデッキを使いたい自分は、昔から火文明を敬遠していた。 ニワトリ卵的な話だけど、ドラゴンデッキも毛嫌いしてたっけ。

火文明は他と違って、"扱いが得意なゾーン"を持たないのも特徴である(水の手札、光のシールドなど)。*1 そのせいで、デッキアイデアを思いつきにくいのにも困っていた。

ただし、これらは主に紙での話。 デュエプレでは、火文明にもデッキエンジンやパワーカードが配られている。

お得意のドラゴンデッキでは、《ボルシャック・バディ・ドラゴン》《無双竜機ボルグレス・バーズ》の存在が大きい。 この2枚のおかげで、「ドラゴンデッキは息切れしやすい」というイメージが払拭された。 【連ドラ】くらいしか選択肢がなかったドラゴンデッキも、今ではいろいろな型を組むことができて楽しい。*2

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グッドスタッフの面では、火は強力なフィニッシャーを提供する文明として定着した。 具体的には、《無双竜機ボルバルザーク》《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》《竜極神ゲキメツ》。 今ではむしろ、コントロールデッキは火文明なしでどうやってフィニッシュするんだというところまで来ている。 さらに、《炎槍と水剣の裁》《のろいとテラーの贈り物》《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》など、 ドローや守りを補う多色カードの充実も嬉しい。

こういう情勢を考えると、デュエプレの火文明はそこまで嫌いではない。 あとは、ドラゴン以外のデッキもぼちぼち組めるようになってくれると尚よい。

低コストに使いたいカードが少ないため(速攻・テーマデッキ除く)、枚数確保に迫られることは稀。 メインカードが火の場合、むしろ火のカードが増えすぎて困ることが多い。 タッチで積む場合は、《スクラッパー》《ジャック・アルカディアス》《アルバトロス》などをちょろっと入れておけば事足りる。

第4位:闇文明

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4位は闇文明。

《デーモン・ハンド》と墓地回収・リアニメイトのための色。 スーサイド色は強いが、頑張ればアドバンテージも取れる。 器用でオリジナリティもある面白い文明だ。

が、確定除去・ハンデスを擁する闇文明は、主にコントロールデッキに採用される。 自分は性格が良いので、コントロールデッキが好きではない。 ゆえに、自分が闇文明を使うことは少ない。

デュエプレでは、1対1交換が強い時代は1~2弾環境で終わっている。 ハンデスも7弾環境以降は落ち目なので、闇文明の基本戦略は脅かされているかに見える。

しかしその裏で、《ゲート》《サファイア》、《バーロウ》《ドルバロム》、強化《アビス》など、 高コストでゲームをぶち壊すカードもまた収録されている。 火との多色では、《ガルザーク》《ゲキメツ》《ゼロ・フェニックス》のように、 バランスブレイクを経て実装されるカードも多数ある。 イカれたカードを後ろ盾に序盤~中盤をなんとかしのぐのが、今の闇文明の戦い方だと思う。

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色確保ならとりあえず《デーモン・ハンド》4枚、 必要に応じて《不浄の魔人ジャラ》《デス・チェイサー》あたりを積めばいいので、 枚数にはそこまで困らない。

第3位:自然文明

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3位は自然文明。

ブースト、マナ回収、クリーチャーサーチと、 自分のやりたいことをサポートしてくれるのが好き。

もう一つ、自分は《インビンシブル・パワー》《緑神龍ハルクーンベルガ》のような、 自軍全体をパンプアップする自然カードが好きである。 マイナークリーチャーでグダグダやった後に、それらでそのまま殴りに行けるからだ。 デュエプレにももう1種類くらい、汎用的に使える自軍パンプカードが来てくれると嬉しい。

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一方で、自然文明は、デュエプレ固有の問題を抱えた悲しき文明でもある。

デュエプレでは、マナ回収・山札サーチという2つのお家芸が、 探索システムによって大幅に弱体化を受けている。 強みが奪われたことで、デュエプレの自然文明は紙よりもだいぶ扱いづらくなってしまった。

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また、これまでの収録ラインナップを見てみると、自然には重めのグッドスタッフカードが少ない。 1弾の《二角の超人》、3弾の《ボルバルザーク》こそ強かったが、 それ以降は汎用的な大型カードがなかなか出ずにいる。 《ライフ》のために最も枚数確保に迫られているにもかかわらず、 積みたいカードがてんで見当たらないのが困ったところだ。

9弾EX環境の今検討できるのは、 《緑神龍ハルクーンベルガ》《口寄の化身》《霊翼の宝アルバトロス》。 それらを積めない、もしくはまだ枚数不足という場合には、 大真面目に《ナチュラル・トラップ》を積まなければならない。

第2位:水文明

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第2位は水文明。

水はご存じの通りドローの文明。 ドローエンジンは、デッキを組むときには必須の要素だ。 自分も投稿者さんと同じく、コントロールされるのは大嫌い。 相手から妨害を食らっても自分のデッキを回せるように、 必ずドローカードを積んでおきたいと考えている。

ただ、思考停止の《エナジー・ライト》搭載が絶対的なコントロール対策になるかというと、 それはまた別の問題である。 コントロールデッキの大半は、最新環境時点でのグッドスタッフカードを寄せ集めたガチデッキ。 ちょっとやそっとのドローでコントロール対面が打開できるかというと、現実はそんなに甘くない。

時に《エンペラー・マルコ》のような強カードの力を借りたり、 水に頼らない方法を模索したりして、 自分のデッキコンセプトに合ったコントロール対策を進めていこう。

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ドローのイメージが強すぎて、それ以外の印象がパッと思い浮かばない。 《エタガ》《ポインター》《裁》《花籠》など、優秀な水入り多色カードは沢山あるのだが、 水はデッキに入れて当たり前の文明という観念があるせいか、どうも水のカードというイメージが無い。

ドロー以外のパワーカードとしては、《電脳海王ネオングライド》が個人的注目株。 あんまり使われてないけど。

普通のデッキなら、色確保に困ったら《アクア・サーファー》を4枚積めばいい。 《アクアン》を使うときは少し迷うが、《エタガ》《ロードリエス》《ポインター》《ゼンアク》などでごまかしが利く。 先述の通り、水には優秀な多色カードが多いので、枚数不足に悩むことは少ないと思う。

第1位:光文明

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一番好きなのは光文明。

ポイントは防御力の高さ。 他の記事でもちょこちょこ書いているが、自分の信条の一つに

「速攻デッキに勝てないデッキは、デッキではない」

というのがある。 光文明のブロッカーやシールド追加は、 この課題をわかりやすく解決してくれる。

それと、水や自然でリソースを確保した後に何をしたいかを考えたとき、 闇と火が好きではないという個人的な趣向から、 消極的に光が選ばれるというのもある。

ところで、昔の光文明といえば、 呪文の扱いに長けているが、光の呪文は強くないという矛盾を抱えた文明だった。 ところが、デュエプレだとそうでもないどころか、強い呪文は光文明に集中している。

デュエプレでは、クリーチャーのカードパワーがインフレを引き起こしたことで、 相対的に呪文のカードパワーが下がった。 この状況では、盤面の大量のクリーチャーに対処できる《スパーク》《アポカリ》、 インフレしたクリーチャーを踏み倒せる《ヘブンズ》が強いのである。

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特に《ヘブンズ・ゲート》の強さは、実装以降衰えることを知らない。 《エリクシア》《ザーディア》《アガピトス》《サンゾン》《ロードリエス》と、 《ヘブンズ》を想定しているであろうブロッカーカードは次々追加されている。

自分は《雷鳴の守護者ミスト・リエス》《光器ペトローバ》のような小型支援カードが好きなので、 「光と言えば【天門】と大型ブロッカー」という傾向が続いているのは、ちょっと残念だったりする。

最近では、

  • 展開コンボやゴッドを抑止する軽量除去、《エタガ》
  • 強力なアグロメタトリガー、《ジャック・アルカディアス》
  • ナーフされてなお強い、《アガピトス》
  • デュエプレでも強力なロックカード、《キング・アルカディアズ》

らがグッドスタッフ的にコントロールに採用されている。 火の次にグッドスタッフ性が低いと思っていた光文明が躍進しているのは興味深い。 《ジャック》《アガピトス》を見ていると、光のクリーチャーはインフレしがちな傾向にあると思う。

おわりに

以上、五文明に対する所感を述べた。 2つ以上の文明が組み合わさるとまた感想が変わってくる。 今度は3色の取り合わせの記事でも書いてみようか。

……たくさん来てるお題を消化出来たら。

*1:強いて言うなら、「スピードアタッカー」「アンタップキラー」などが活躍する「バトルゾーン」が担当ゾーンかもしれない。

*2:だからこそ、ドラゴンデッキの多様なフィニッシャーを全否定する《アポロヌス》は憎かった。