- はじめに
- 『設計図ビュー』
- 『進化ヒューマノイド』
- 『ノーブルサファイア』
- 『イナバピーチ』
- 『石碑サモニオン』『石碑サンダームーン』『石碑クシナダゲオルグ』
- 『イカズチセラフィム』
- 『ダルピザンギラス』
- おわりに
- 関連
はじめに
第4回デュエプレデッキビルド杯の入賞予想をするつもりだった。 だが、今の自分は、前回までのような体裁の整った記事を書けない。
率直に言って、ボクはデッキを見すぎた。 王道デッキ、カワイイデッキ、パフェデッキ、パズルデッキ、概念デッキ。 脳がパンクして、どれが良いデッキなのか分からなくなってしまった。
もう少し時間を置いて頭を冷やし、じっくり作品を見返せば、まともな選考ができるかもしれない。 だがおそらく、公式の結果発表までもうほとんど時間がない。
そういうことなので、ここは不本意ながら見切り発車させてもらう。
『設計図ビュー』
《進化設計図》で進化クリーチャーを大量に引き込み、《ルナ・コスモビュー》のG・ゼロを狙うデッキ。
そこそこの数が投稿されていた中から、バランス良く構成されているこちらを選んだ。 《レオパルド・ホーン》で欲張るレシピもあったが、そうすると《設計図》のドロー枚数が減って《コスモビュー》が出せなくなりがち。
《設計図》のドローに特化する場合、「腐る」進化クリーチャーを枚数合わせで入れなければならない。 この構築だと《グレンベルク》がその枠なのだが、マナに置くことで
- 《アスティマート》のシャッフル&ドローを誘発できる
- 《デスドラ》の種になる
という付加価値があるので、完全なペーパーにならずに済んでいる。
《アンドラージ》のディスカードを前提にして、《ワーム・ゴワルスキー》《ヴァーズ・ロマノフ》などを入れるのも良いかも。
『進化ヒューマノイド』
《B-BOY》で進化ヒューマノイドがアツい。
みんな大好き《ヴァルボーグ》から新弾の《ヴァルドリル》まで、 全ての進化ヒューマノイドを入れたこちらのデッキを紹介させてもらおう。
という上振れムーブを刻むだけでなく、《クロウ・トドロキ》と組ませるルートもある。
『ノーブルサファイア』
《ノーブル・エンフォーサー》で《ニャンパッタ》の動きを止め、殴らずに《サファイア》を踏み倒す。 《ヨイチ》から入れば、理想ムーブはマナカーブが完璧である。
《エンフォーサー》でチャンプブロックをある程度抑止できるのもグッド。
《ニャンパッタ》以外に《サファイア》にアクセスする方法が無いので、そこだけなんとかできると嬉しい。
『イナバピーチ』
《化召の術士》はかなりの人気カードだった。 《ガスティン》ですら使うの難しいのに……と思っていた自分は浅かったか。
やはり、青緑で《リーフ》か《マルコ》と組ませるのが良いだろう。 そういうレシピは数多く投稿されていたが、《ピーチ・プリンセス》と組んでゴリゴリに展開を狙うこちらのレシピを紹介。
『石碑サモニオン』『石碑サンダームーン』『石碑クシナダゲオルグ』
疲弊した自分の脳には、《神秘と創造の石碑》が効果抜群だった。 流石に《石碑》被りで選考されることは無いと思うので、選ばれてこの中の1つである。 どれも選ばれなかったらボクの選定センスがポンコツ。
《スペル・サモニオン》の踏み倒しは「カードを使う」というテキストになっているので、 《石碑》の「召喚したとき」という能力を満たすことができる。 《ギフト》や《オリジナル・サイン》によって5マナで《サモニオン》を出し、次回《アマテラス》で《石碑》を唱えるのが黄金ムーブだ。
ただ踏み倒すだけなら《バルガゲイザー》《キリコ》《スペル・グレートブルー》などの競合相手が多い中、このアイデアは上手く差別化出来ている。
余談だが、《フランツ》《石碑》《ギフト》《ロレンツォ》の並びは、自分の過去の自信作『石碑ギフトロレンツォ』を想起させる。 これが入賞してくれるとボクも救われる。
《サンダー・ムーン》は、10マナ溜めて《石碑》からキャストし、 大型呪文を2連射しようというコンセプト。
誰も使っていない爆進呪文《イントゥ・ザ・ワイルド》が上手く採用されているのがポイント。
- 5マナ《羅月サンダー》召喚、《インtゥ》サーチ
- 6マナ《イントゥ》
- 次回10マナで《石碑》+ルナティック進化
という繋ぎは芸術的である。
《ゲオルグ》は、マナを伸ばした上で《石碑》《ブラッディ・シャドウ》《ゲオルグ》を1枚ずつ手札に揃えてコンボ始動。 場が何もない状態から二足歩行を開始して、ワンショットを決めに行ける。 《クシナダ》を待機させておけば、除去カードを1回無効化することも可能。
トリガーやブーストのバランスや、《ゲオルグ》《石碑》の枚数などはまだまだ練り込む余地がある。 が、デッキの素体としては非常に面白い。
『イカズチセラフィム』
概念デッキその1。
の6種を良いバランスで混ぜ込めばと、超脈アリのデッキが作れたと思う。 掲載したデッキに《イカズチ》がもう1~2枚あれば概念を脱却していたかも。
シナジーとしてはこんな感じ。
- 《ソルダリオス》と《イカズチ》が組めば無限アタック。
- 《バルティス》と《イカズチ》が組めば、トリガー呪文もトリガークリーチャーもケアできる。
- 《オリジナル・サイン》は、《バルティス》から唱えて《アマテラス》《コルテオ》《イカズチ》を出せる。
- 《アマテラス》は、爆進呪文や《フォトン・クロック》などを唱えられる。
- 《コルテオ》は全ての進化元になる。
……と思ったけど、公式が『イカズチパンダ』を出してきたのはやや危ういか。
『ダルピザンギラス』
概念デッキその2。
あたりで何かできそう。 『イカズチセラフィム』よりもシナジーが散らかっているので、具体的なイメージがしにくい。
おわりに
みんな良いデッキ作りすぎだろ……。
回を追うごとに投稿デッキの量・質ともに向上しているのが恐ろしい。
ビルド杯で界隈全体のレベルが上ってきたか、 はたまたコツを掴んできた一部の猛者がたくさん投稿するようになったか。
いつものことながら紹介できていないデッキが多すぎるので、心惜しい&申し訳ない。
全てを眼中に収めたい人は、ボクの配信アーカイブを見ると良いかもしれない。 長いけど。