ミケガモのブログ

青緑t白ブリムマーキュリー【デュエプレ】【マスター】【DMPP-12】

デッキレシピ

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  • コンセプト:B+
  • 完成度:A-
  • デッキパワー:A
  • 思い入れ:A

2/19, ボルシャックNEXカップNDマスター到達。 今月は今までで一番苦しいND環境だったかもしれない。

追記:

《アクア・エボリューター》に強化が入ることになった。 2022/2/24のメンテナンス後は、《ブリム》を4マナで出せるようになる(《ラブリ》は軽くならないので注意)。

  • 1《ガード》→2《エボリューター》→3《ラブリ》→4《ブリム》
  • 2《エボリューター》→ 3《アンドラージ》or 《ウェバリス》《アスティマート》→ 4《ブリム》

のように、《ギフト》無しでも4t《ブリム》が狙えるようになる。 また、進化速攻も多少現実的になった。

革新的な強化では無いかもしれないが、使い勝手は間違いなく良くなるはずだ。

dmps.takaratomy.co.jp

主要カード

神羅リザード・ムーン》

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ドロー馬鹿。 リソースを抱えてコントロールを踏み潰すのが大好きな自分にはたまらないカード。 ただ確定で手札が燃えるのは美しくない。

攻撃もブロックもされない能力は地味なようでいて、これがないと終わっていた可能性がある。 環境だと、《バルガライゾウ》《ヘヴィ・メタル》や、《ネロ・グリフィス》下の《アヴァラルド公》などに殴られずに済む。

性質の近いカードは《エンペラー・マルコ》。 《マルコ》に比べると、《ブリム》は召喚が難しくドロー量が莫大である。 大きく尖った性能をしているので、それを活かせる専用構築が必要だと思う。

《羅月ブリザード

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羅月形態はサイクル中唯一、cipでリソースを稼げない。 ルナティック進化という召喚ルートを貰えたことは喜ばしいが、 他の神羅に比べると恩恵は小さい。 可能ならば情報アドを与えないために、究極進化を直接狙いたいところ。

と言っても《ラブリ》に使い道が無いわけではない。現環境だと、

  • 《ガントラ・マキシバス》などへの殴り返し
  • 《ベガ》《バレット・バイス》《B・ロマノフ》などのハンデスから逃がす
  • 《デュアル・ザンジバル》に備える
  • 進化速攻で詰めに使う

と言った状況で役に立つ。

《魔皇アンドラージ》

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《ブリム》の種として最も適任なのがコイツ。

手札進化なので、召喚はとても簡単。 出たときの《エマタイ》で手札消費を抑えつつ、《ブリム》を探しに行こう。

さらに、ドローは狙ったかのように任意効果。 《ブリム》が動いた後は、LO防止で引かないことも可能である。 まさに《ブリム》のために作られたカードだ。

原案

《ブリム》のデッキは既に組んでいる。 特殊進化で楽に進化元を用意し、そこから直接究極進化するデッキだ。 これも悪くはなかったものの、ランクマで星を稼ぐにはもう一歩な強さだと思った。

何か良い基盤は無いかなーと考えているうちに、こちらのレシピを見つけた。

まず特徴的なのは、《超神星マーキュリー・ギガブリザード

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ちなみに次環境からスタン落ち。

トリガーケア持ちの大型打点。カード消費が激しいのが課題だが、そこは《ブリム》でどうとでもなる。 《ブリム》のWブレイク+《マーキュリー》のTブレイクで、ちょうどシールドを割り切れるのが良い。

《マーキュリー》は自分的にも候補カードの一つだったので、 それが形になっているのは大変参考になった。

余談だが、大量ドロー後に一気に《マーキュリー》を立てる動きは、 かの殿堂デッキ【テクノロジー】から着想を得ていると思う。 《ウェバリス》《アスティマート》に関しても、 これらを入れたグランド・デビル型の【テクノロジー】がいたことを思い出した。

次に目を引くのは、《進化設計図》

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こちらに関しては全くのノーマークだったため、目から鱗が落ちた。

《ブリム》の都合として、自身のドロー量が過剰なため《ブリム》以外のドロソを入れたくない。 しかし、ドローを《ブリム》に依存するためには、《ブリム》を手札に持ってくるドロソが必要というジレンマがある。 そこで《進化設計図》は、山札を6枚掘り進めることで高確率で《ブリム》をキャッチできる。

自分の『特殊進化ブリム』も今回のレシピも、進化クリーチャーが多種類入っているため《進化の化身》は使いづらい。 だからこその《設計図》である。

《マーキュリー》と抱き合わせで入っているのが、軽量の青クリーチャー3種。

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《封魔ウェバリス》《アクア・ガード》は、1マナの手札消費かつチャンプブロック要員である。 《アクア・エボリューター》は、擬似的なマナブーストであると同時に、進化速攻のときは実質1マナの進化元になる。

もちろん、これらは《ラブリ》の種にすることも可能。 5マナで1マナ+《ラブリ》、次ターン《ブリム》に進化というマナカーブが美しい。

1マナの種は実質11枚。 《ブリム》で手札が10枚になったときに手札に来る枚数の期待値は、2.75枚である。 《マーキュリー》の進化元3枚を、まずまずの確率で引き込める設計である。

改造点

↑のレシピには感銘を受けた。 自分のプライドとしては1からデッキを組みたいところだが、 これを超えるアイデアは出てくる気がしなかった。

良いものは良いと認めて前に進もうということで、回しながら自分好みに改良していった。

《ギフト》から《青銅の鎧》

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《フェアリー・ギフト》は、この構築だと《エボリューター》がいないときの《ブリム》にしか2軽減が乗らない。 用途としては4t《ブリム》に限られるが、それも相当な上振れが必要である。

また、マナを一時的にごまかして《ブリム》を出しても、それ以降結局マナが足りなくなるため手札消費が追いつかない。 例えば、《エボリューター》→《ラブリ》→《ギフト》《ブリム》だと、 次ターンは5マナしか無いため《マーキュリー》が立たない。

4tを追うよりは5tを安定させたいということで、《ギフト》の代わりに入れたのは《青銅の鎧》

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5tルートなら、

《青銅》→《アンドラージ》or 1+4《ラブリ》 → 《ブリム》

が最も安定していて強い。《ヘヴィ》の生贄になれるという点でも《青銅》は強かった。

《霊騎コルテオ

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《ブリム》で手札をパンクさせると、相手としては殴りやすい状況になる。 その対抗策として、トリガーは必要だと思った。 ちなみに原案は有効トリガー0枚である。

手札進化を考えるなら、《サーファー》《キューティ・ハート》を積むべきだ。 しかし、環境にいる【NEX】や【赤青剣誠】は過剰打点で殴ってくるので、これらが1枚トリガーした程度ではどうにもならない。 そして、このデッキはとにかくスペースがない。

複数トリガーを期待できるほどのトリガー枠は確保できないため、 1枚で複数体止められるカードとして《霊騎コルテオを積むことにした。

本当は、頭数が増えない究極進化や進化GVは《コルテオ》と相性が良くない。 だが、それを承知で積めるほど《コルテオ》は強かった。

微調整

《トルネード・ムーン》は色合わせの進化。1回も出してない。 しかしながら、《ジェニー》から《ブリム》を守る活躍を2回も見せた。

《クリスタル・アックス》はブリムの後に引けたときだけ強い。 2積みしたいが、緑確保のために減ってもらった。

《魔皇アスティマート》は難しい。 進化元に困りがちなのと、《ブリム》を引けているときに手札入れ替えが発生するとよろしくない。 使うことはそこそこあるが、必須ではないような気もする。 ただ、自分はこういう干渉系カードを過小評価するきらいがあるので、我慢して入れておいた。

別案

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マスターに上げ終わってから落ち着いて考えると、こういうレシピもアリだったかもしれない。

確定探索にした《進化の化身》で、さらに安定感を増す作戦である。 実は、《進化設計図》を撃った上で5tブリムするのは割と難しい。 ならば緑を増やして、

《ライフ》→《進化の化身》→1+4《ラブリ》

のルートを作るのが良いのではないかという発想。

このレシピこそ《トルネード・ムーン》を入れたくなるが、探索がブレるのでアウトである。

懸案事項は《アスティマート》を切っていること。

いらなそうなカード

《マルコ》

《マルコ》でドローできるなら《ブリム》はいらない。 《マルコ》の上に《ブリム》を乗せても打点が増えない。

《ティナ》《ヒミコ》

手札進化で簡単に出せる《アンドラージ》に比べると、進化元としての安定感を欠く。 《クゥリャン》《ティナ》や《トリア》《ヒミコ》よりは、《アンドラージ》の方が出しやすいし効果自体も強い。

《ルナ・コスモビュー》

《ブリム》を出すまでの過程で《コスモビュー》を手札にキープする余裕がない。 結局は引いた10枚の中に《コスモビュー》があるかどうかなので、爆発力としてはイマイチ。

《ブリム》で殴った次のターンに《コスモビュー》が出て、さらに次のターンに殴り始めるのだと遅い。 入れるならブロッカー要員だと思う。

おわりに

12弾のND環境は、マイナーデッキにとって非常にキツい。 直近のデザイナーズデッキに押されてコントロールが減少。 ゲームスピードは大幅に速くなっている。

特に、少し出遅れてくれればマイナーデッキでも勝負ができる【5cコン】が減少したのは痛い。 わずかに残ったコントロールの【ナイト】は、序盤から容赦なくコントロールしてくるため付け入る隙がない。

デザイナーズまみれで高速化している環境は、 【メカオー】【アポロ】【ツヴァイ】【ブリザード】が跋扈していた7弾環境に近いものがある。

12弾環境が7弾環境と違うのは、環境デッキの動きが多様なことだ。

理不尽なスピードに制圧力まで備える【赤青剣誠】。 《サファイア》で逆転の芽を摘む【キリコ】。 リソース確保が強すぎる【NEX】。 ハンデスと全体除去で隙がない【Bロマ】。

これら全てに対応できるマイナーデッキを開拓するのは、至難の業である。

今月はなんとか《ブリム》でマスターに乗っかることができたが、 来月は何を使えばいいだろうか……。

対戦動画

youtu.be