ミケガモのブログ

第3回デュエプレデッキビルド杯 ~予想編~

はじめに

この記事は、デュエプレデッキビルド杯の入賞予想になるはずだった何かである。 デッキの選別は概ね済んで、あとはどう解説するかなーというところで唐突に結果発表がやってきた。

結果を知らないフリをして自分の選別理由を書くので、どうかお付き合い願いたい。

今回、自分がやったことはこんな感じ。

  1. 「#デュエプレデッキビルド杯」タグを含む画像付ツイートを取得。
  2. レシピ画像だけを見て、これだ!と思ったものを選ぶ。投稿者、投稿コメントなどは見ない。

この記事ではわかりやすさ重視で、デッキ名を適宜変えさせてもらっている。悪しからず。

また今回は、投稿レシピを全て見る配信をやった。 一応アーカイブがあるので、暇で暇でしょうがない方はどうぞ。

入賞予想

まずは、公式が選んできそうなデッキ。 前回までは4作品が入賞しているので、それに近い数だけ選ぶ。

『ピュアザルFINAL』

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《FINAL》でG・ブレイクし、自分のトリガー《ピュアザル》を《マッハアーマー》でスピードアタッカーにして突っ込むコンボ。

《ピュアザル》は、S・トリガーとスピードアタッカーという普通なら噛み合うわけのない能力を両立できる、貴重なクリーチャーである。

《ピュアザル》《FINAL》《マッハアーマー》の必須カード以外に 個人的にこのデッキに欲しいと思ったのが、

  • 《ネビュラ・ウイング》 ←《FINAL》クロス用
  • フォトン・クロック》 ←相手の《スパーク》対策
  • 《ツバメガエシ》 ←《FINAL》ジェネレート用

の3種。これらが全て入っているレシピは、↑の1つだけだった。

※追記:申し訳ない、もう1件あった。それは《ネビュラ》が1積みだったけど。

《ツバメガエシ》のところは、《ベンケイ》か《ヒゲマロ》を積むと青が要らなくなる。 が、《ツバメガエシ》のほうがコストが1軽いのと、SAかつ除去札の《パーフィン》を投入できるので(用済みの《FINAL》を戻せばいい)、個人的には青を入れてみたい。

《FINAL》を使ったデッキは大人気(約70件)。『維新FINAL』『ロスチャアシカガFINAL』『フルスロットFINAL』『FINAL天門』など、色々なコンボがあった。 ただ、前回【ロマノフサイン】が掠りもしなかったので、人気なデッキは選ばれにくいというジンクスがある。 しかししかし、これはギミックとして非常に面白いので、人気を承知で選んでくると思っている。

『スペルギアサイン』

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《スペルギア・ファントム》に《マッハアーマー》をつけて殴る。 バウンスで相手の手札を渋滞させたら、《グラン・ベルゼ》をSAで叩き込む。

バウンスしたカードが手札にあるのが分かっていれば、《グラン・ベルゼ》の文明選択もしやすいというもの。 マイナーめのカードが絶妙にシナジーを形成している、味のあるデッキ。

同コンセプトがもう1件あったが、ギアを多く積んで2バウンスを狙っているこちらを選んだ。

ちなみに、今回も根強い人気を誇る【ロマノフサイン】に《スペルギア》を組み込んでいるものもいくつかあった。 あちらは呪文が元から多いデッキなので、《スペルギア》の能力が発動しやすい。 《ロマノフ》が出るまでの中継ぎとしても、《スペルギア》は優秀だ。

フォトンバルクライ』

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《バルクライ王》で《アマテラス》を蘇生し、 山札から《フォトン・クロック》を唱えて《バルクライ》を起こして連続攻撃。

墓地に《ヴィルジニア》&《バルクライ》セットを置いておくのでもいい。

手札に来てしまった《フォトン・クロック》は、《オボロカゲロウ》で戻せるようになっている。

《竜音のゼクス》はパッと見だと《ボーンおどり・チャージャー》がいいような気がする。 が、これは《アマテラス》の探索を3種類に絞るためにクリーチャーとして積んでいるのだと思う。

これを選んだのは、《アマテ》《フォトン》のコンボが希少かつ、個人的に唸らされたから。 同コンセプトがもう1人いたのだが、回しやすそうなこっちを選んだ。

ヴィルジニア》から《シーザー》以外を出すデッキは、40件ほどとかなり人気。 その大半を占める《バルクライ王》は、《ネロ・グリフィス》《ロマノフ》《マルガレーテ》などが主流だった。

違う軸だとパラサイトワーム型(※《ナーガ》は吊れない)、種族追加型(ボクとその後にもう1人だけ)があった。

『しろマルコ』

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【天門マルコ】の基盤に、11弾の新要素である城のギミックを搭載。

デッキ名の「しろ」は、「白」と「城」をかけているっぽい。

城サポートにはサイバーロードが多いので、《マルコ》とよく噛んでいる。 《ヘブンズ》から出てくるエンジェルは、城を呼び出せる《エルレヴァイン》に進化可能。 《アガピトス》からは、城を守る《シルバー卿》を飛ばすこともできる。

強さが保証されているデッキタイプに新弾のギミックを上手く盛り込んだ、 非常に完成度の高いデッキだと思った。

《バルザーク》をタッチで2~3枚積みたくなるところだが、 そこはデッキの美しさを重視して《セイント・キャッスル》にしたのだと推測。

サイバーロード×エンジェルの掛け合わせはこれが唯一。 選定には結構自信がある。

『武者ガッツンダー』

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《ガッツンダー》に《ムシャ・レジェンド》をクロスし、《マッハアーマー》までタダでクロス。

基礎パワーを上げたら、アンタップキラーになりながら《モノノフ・ルピア》でシールド焼却。 《無限掌》まで合わせられたら最高だ。

《武者ザンゲキ剣》は、《ムシャ》《マッハ》状態の《ガッツンダー》が取れない5000, 5500ラインのクリーチャーを狙い撃ちにできる素晴らしい相性補完カード。 《ガッツンダー》が引けなくても、《ソウジ》や《初陣》でこつこつビートできる設計になっている。

公式が謎に推してくる《ガッツンダー》のデッキは、約15個。 その中だと、新弾の《ムシャ・レジェンド》を使っているものが面白いと思ったので、 それと《マッハアーマー》を入れているものという基準で5個にまで絞った。 その中から、一番回しやすそうで要素も取れているものを選んだ。

実はほぼ同じデッキを投稿するつもりだったのだが、 これの完成度が自分のより高い気がしたので引き下がった。

その他

『オーロラガブリエラ』『石碑ユキムラ』『デスドラZAGAAN』あたりは、新弾要素があるユニークなデッキ。 これらは投稿数が多いので、その中から1つだけ決め打ちするのは難しかったが、来ても全然おかしくないと思っている。

お気に入り

ここからは選考予想とは別に、自分が気に入ったデッキを厳選して紹介する。 ちなみに、お気に入りフォルダにはまだまだ大量のレシピが埋まっている。

『影武者執事』

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《ドラゴンの執事ニャンパッタ》に《ソウル・ブリンガー》をつけて、 1ターン生き残れるようにする。 《ニャンパッタ》が生き残り続ければ、何回でもドラゴンを出せる。 その前にゲーム終わってると思うけど。

個人的には《青銅の鎧》で、 《ニャンパッタ》&《ソウル・ブリンガー》ができるターンを1ターン早めたい。

《ソウル・ブリンガー》は、地味~に人気があったカード。 《イザハヤテ》《ミンメイ》などにクロスするデッキがいくつかあった。どれも渋くて好き。

『アマチュアムサシ』

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「アマ」テラス・カ「チュア」ということらしい。配信中に教えてもらった。

  1. 《カチュア》出す
  2. 次のターンに《アマテラス》で《選択》で《コムソー》か《青銅》
    • 《青銅》なら単色ブーストから《ディフェンサー》クロスでサムライ付与
  3. 《カチュア》起動、《ムサシ》に進化

というコンボ。天才か。

あんまりなさそうだけど、うっかり《カチュア》に《ディフェンサー》がついていたら、 サムライ5枚達成して《紫電》の効果で《カチュア》が起きるかも知れない。

踏み倒すカードが4枚しか入っていないのが不安すぎるというオチをつけておく。

『霊騎と秘宝と超神星』

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アーク・セラフィムに、マッドネスと《デスドラ》を組み込んだよくばりセット。

《ソルダリオス》が引けないときの選択肢として、マッドネスを抱えて待つというプランを取れる。

さらに危なくなったら、《デスドラ》で突っ込むこともできる。 絶対にマナチャージする&《プリウスライザ》でチャージできる《ヒャックメー》、 色確保および《ソルダリオス》用にマナに埋めることが多い《アルバトロス》あたりで黒をマナに貯めやすいのも、 《デスドラ》と噛み合っていて美しい。

『ムシャ・birds』

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《ムシャ・レジェンド》をドラゴンサポート持ちの鳥につけて、自身に対してサポート効果を適用させる。

《ポッピ・ラッキー》なら自身が選ばれなくなり、 《ダーク・ルピア》なら自身が破壊されても効果が発動するように。

《セブンス》《ダーク・ジオス》《連龍陣》あたりのマイナードラゴンサポートも光る。

『ブーリン三昧』

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《サンマイダー》で《パンダ・ブーリン》を集めて、次ターンにたくさん並べる。

《サンマイダー》を出す時に残り手札を《ブーリン》1枚にしておきたいので、 手札を削る《ヤッタルワン》、 手札を増やさずにパーツを集める《サブマリン・プロジェクト》《ディメンジョン・ゲート》が積まれている。

『ブーリンビッグバン』

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《ブーリン》を、軽量の種&当たりカードとして《ビッグバン》と一緒に運用。 クリーチャーは少ないが、《バンジョー》連鎖で進化はなんとかなる。

同じことを《パンダネルラ》で考えていたが、これには参った。

『巨大キリン』

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《キリン》で《ドルゲーザ》を出して手札を溜め、 《コスモビュー》のG・ゼロに辿り着いてさらに《キリン》の効果誘発。

メインギミックは新弾に関係ないけど、面白そうなので紹介しておく。

『ミルザムショックビュー』

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《ミルザム》を《ショック・ハリケーン》で手札に戻して、《コスモビュー》を狙う。 後で絶対組む。

最後に

『龍聖霊ライゾウ』

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公式のサンプルレシピ。

《バルガライゾウ》から《ウルフェウス》をキャスト。 《ライゾウ》のメテオバーン効果でドラゴンが墓地に送られているため、必ず《ウルフェウス》の効果が起動できる。 《ライゾウ》から《ボルシャリオ》→《ウルフェウス》の順で出せば、実質山札から好きな呪文を探索して唱えられる。

発動できるのは定番の《ヘブンズ》《ヴンとレンス》の他に、 《ライゾウ》を起こす《フォトン・クロック》、 トリガーをケアする《シヴィル・バインド》、 返しの殴り切りを防止する《調和と繁栄の罠》。 どれも絶妙に便利な呪文だ。

↑の3つの呪文が1積みだったり、攻撃用のドラゴンとして《紅神龍ジャガルザー》を選んでいたりと、 相当な手練が組んでいることは明らか。

……いやいや、ハードル上げすぎだろ。 去年のサンプルレシピはデッキビルダー2021だったのに、突然どうしたんだ。 これを超えるレベルのデッキを求められているという事実に震えた。