ミケガモのブログ

白青サンゾン【デュエプレ】【マスター】【DMPP-09A】

デッキレシピ

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  • コンセプト:B
  • 完成度:S
  • デッキパワー:S-
  • 思い入れ:S

想像に過ぎないが、このデッキは試合中は基本的にナメられて、 勝った後にも「くそっ、こんなアホみたいなデッキに」としか思われていない。

愚直ゆえに、まともに取り合ってもらえない。

普通なら悲しいことだが、それが有利に働いているとしたらラッキーでしかない。

2021/6/6, ボルメテウス・武者カップのADマスター到達。 自分のデッキの中では、割と楽に行けた部類に入る。 f:id:mikegamo:20210606173908j:plain

追記:このデッキは《アガピトス》ナーフ前に作ったものだが、ナーフ後も同じレシピのまま、強さをほとんど損なうことなく運用できる。

キーカード解説

《烈風の求道者サンゾン》

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竜巻っぽいところがカッコイイ。

5-3000, ブロッカー。 味方のブロッカーの数だけパワーアップするパワード・ブレイカー。 さらに、味方のブロッカーの攻撃制限を解除する。

《開眼者クーカイ》が好きなので、新規メカサンダーが来てくれて歓喜した。

性能の方は、「ブロッカーいっぱい並べりゃ強いじゃん!」という感じ。 特に、同じく9弾収録の《光陣の使徒ムルムル》と組めば、超最強ブロッカーデッキが作れる。 そのパッションのままにデッキを組みたい。

デッキを殴れない小型ブロッカーで固めて、フルパワーの《サンゾン》を楽しむことにしよう。

9弾SRの中ではハズレ枠とされている《サンゾン》の逆襲が、今、始まる。

ちなみに、性能には関係ないが、

  • デュエプレでは「きゅうどうしゃ」統一だったのにコイツだけ「ぐどうしゃ」
  • メカサンダーの、ラ行と「・」を使うという命名ルールを無視
  • 召喚エフェクトが《星雲の精霊キルスティン》の使い回し
    • 一応、色がちょっと違う

と、微妙に手が行き届いていない感のあるカードである。

↓ 召喚エフェクトの比較動画。

構築解説

今回はADで構築した。理由は2つ。

1つ目は、《曙の守護者パラ・オーレシス》を採用するため。

理由は単純で、《ムルムル》と《パラオレ》でムキムキになりたかったから。 《メツ》から《アクアン》を守ったり、 《ムルムル》下の5500ラインで《アラゴナイト》を牽制したりと*1、 意外にも活躍の場面は多かった。

《ムルムル》《パラオレ》は2体並べることで効用が大幅に上がるので、それを簡単にする8枚体制は理に適っている。

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2つ目は、ADには【黒緑速攻】が多いから。

このデッキは軽量ブロッカーを大量に積んでいる。 普通のデッキが手を焼く速攻も、この構成なら勝つのは容易い。 有利な相手が多いAD環境でこそ、このデッキの真価が発揮されると考えた。

以下、各カードの採用に至った経緯を説明。

《サンゾン》《ムルムル》《パラ・オーレシス》

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ルムルムさん!?

コンセプトなので4積み確定。

《連珠の精霊アガピトス》

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手札1枚でブロッカーを2体展開できる。《サンゾン》との相性は抜群。

当然4枚。

またコイツかよ……と思われるかもしれないが、レシピをよく見てほしい。 このデッキには、《居合のアラゴナイト》はおろか、《霊騎幻獣ウルコス》すらもいない。 そこらのデッキと一緒にしないでいただきたい(断言)。

追記:マスター入り後に弱体化調整を受けたが、このデッキにおける影響は《パラ・オーレシス》に対応できなくなった点のみ。むしろ、《パラオレ》を積みながらも《ムルムル》を確定探索できるようになったので、弱体化が都合の良い場面すらある。

《アクアン》

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白軸なので4枚。青はこの4枚だけ。

《ヘブンズ・ゲート》

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トリガー《ヘブンズ》だけが勝ち筋になるケースが多いので採用している。

トリガーしてくれないと困るので4枚。

《守護と偶然の象徴》

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こだわりポイント。ブロッカーは25/40枚。

グッドスタッフ性を上げると抜けるカードだが、このデッキの理念はそういう次元にない。 フルパワー《サンゾン》のため、とにかくブロッカーを並べたいのだ。

コントロールデッキは、《アクアン》とこれによるリソース&パワーでねじ伏せたい。

基本的には、枚数期待値の高い《アクアン》を優先してプレイする。 ゆえに必須カードではない。 他のカードと枚数を折衝した結果、3枚になった。

↓ 前期もお世話になりました。ちなみに、《象徴》をランクマで使ってる人を自分以外に見たことが無い。

mikegamo.hatenablog.com

《霊王機エル・カイオウ》

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白青のブロッカー。青マナ確保のために4枚。

ちなみに紙の方だと、《ムルムル》と同期の26弾収録。

《光波の守護者テルス・ルース》

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ブロッカー稼ぎのために入れている。 コイツにした理由は、《ゲキメツ》のランデスを避けられるから。

4枚目の光3マナクリーチャーだが、《アガピトス》の探索がブレようがしったこっちゃない。

このデッキの親玉は《サンゾン》なのだから。

採用は決まっているが、枚数は決まっていないカード。 今回は最終的な空きスペースが3枠だったので、3枚。

追記:《アガピトス》弱体化により、探索が確定になった。

《魂と記憶の盾》

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《象徴》と《盾》、絵が似てるよね。

フルパワー《サンゾン》がいれば除去など不要……と言い切れるとカッコ良かったのだが、 《ゼンアク》《ゲキメツ》《カチュア》で詰むので入れている。

増えたシールドは、攻撃制限を解除したブロッカーで割るべし。 「《サンゾン》がやられたら攻撃制限解除が活かせない」という悲しみは、これで振り払うことができる。

このカラーで唯一の確定除去なのと、上で述べたように《サンゾン》の効果を有効活用できるので、4積み。

《護法の精霊アムシオン》

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影の立役者。

一番の役割は、相手に《デーモン・ハンド》を切らせること。

こちらのデッキは、切り札の《サンゾン》が除去されると勝つ手段を失う。 自分の《サンゾン》4枚と、相手の《デーモン・ハンド》4枚で枚数がつり合っているのはマズい。

そこで《アムシオン》を2枚採用。 相手の《デーモン・ハンド》4積みに対し、 それを撃たせるカードを1.5倍の枚数確保できた。

また、詰めのタイミングで出すと、トリガー要求枚数を1枚多くできる。

ブロック時のパンプアップは、1回だけ役に立った。

Q&A

Q.《スパーク》《ゲオルグ》要らないの?

A.いらない。パワーと物量が全てを解決する。

Q.除去手段少なくない?

A.これでいい。パワーの前には全て無力。

Q.《サンゾン》倒されたらどうするの?

A.次、頑張りましょう。

ゲームプラン

  1. ブロッカーを並べる。
  2. 《サンゾン》を出す。
  3. 《サンゾン》が生き残れば勝ち!!!

軽量ブロッカーをたくさん積んでいるが、基本的には《アクアン》スタートでいい。 《サンゾン》《アガピトス》《アムシオン》の3体の強いブロッカーをプレイしていこう。

ブロッカーを出すときは、《ムルムル》がパワー2000の状態にならないように注意したい。 《パラオレ》を先に待機させておくのがベスト。

相手の小さいブロッカーは、《アガピトス》のタップキルで潰すか、 「通してノートリだと負け」という打点数を作って、《サンゾン》の攻撃を強制ブロックさせる。

デカブツは、中盤は《エタガ》で処理、終盤は《サンゾン》のパワーで踏みつける。 《ゼンアク》が割とどうしようもないので、《エタガ》をしっかり握っておく。

戦績

総合戦績は22-15, 勝率約6割。 道中9連勝を達成したおかげで、サクッと行けた。

ビート系には基本有利。 《スパーク》条件だけはどうしようもないので、諦める。

対コントロールは五分。

最速でフィニッシャーまで繋がれるとキツいが、 《エタガ》や《サンゾン》への除去などで時間を稼げれば、段々と勝機が見えてくる。

《サンゾン》が《サファイア》のパワーを越したり、 《ゲキメツ》がただのQ・ブレイカーになったりと(《テルス・ルース》が偉い)、 かなり愉快なことが起きる。

不利対面である【ドルバロム】【テクノロジー】は、AD環境にはほとんどいなかった。 これらを潰してくれている【黒緑速攻】には感謝してもしきれない。そしてご馳走様。

改良案

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除去コン用の兵器として、《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》を検討していた。 《ムルムル》以外の軽量ブロッカーから進化可能。

実は《アムシオン》の前身だったりする。 《象徴》に引っ掛かるかどうか、相手の《驚天》で出せるかどうかの違いで、最終的に《アムシオン》が選ばれた。

おわりに

《サンゾン》を使ったレシピは、他にも色々ある。 真面目な路線だと、ドロマーカラーにして《キングダム・ゲオルグ》を入れたレシピは、 グッドスタッフ性が高くて強い。

しかし、《サンゾン》自身が最も活躍できるレシピは、自分が作った【白青サンゾン】だという自信がある。 実際、「頼むから《サンゾン》来てくれ!!!」と心の底から思った場面は数知れない。

1つのカードに依存しているレシピは絶対的なデッキパワーが低くなりがちなのだが、 このデッキは別にそんなことはなかった。

《サンゾン》、普通に強いぞ。

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https://youtu.be/EoOlzZYWxyI

対戦動画

youtu.be

*1:《ムルムル》2体だと相討ちになる