基本情報
デュエプレに新規実装された、「クイック・ピック」。 提示されたレンタルカードでデッキを組んでプレイヤーと戦うモードである。 シャドバの2pickとほぼ同じ。
入場すると、まずデッキ作成モードに入る。
初めに、3文明の組み合わせが3種類提示され、そのうちの1つを選ぶ。
選んだ文明を持つカード2枚のセットが3択になって表示され、そのうちの1つを選んでデッキに入れる。 これを15回繰り返して、計30枚のカードをデッキにして戦う。
カードは、
- ベーシックカード
- 最新3つのレギュラーカードパックと、それに付随するエクストラ・パック
- デッキビルダー2021
から選ばれる。また、「S・トリガー」を持つカードのみが提示される順番では、すべてのカードプールの中から選ばれた、「S・トリガー」を持つ一部のカードが提示される。
ピックの順番は、以下のようになっているそう。
クイックピック、カード選択のとこは
— こむ (@combatir1086) 2021年6月3日
【SR/VR」>【C】>【U】>【トリガー枠】>【R】>【C】>【SR/VR】>【トリガー枠】>【UC】>【R】>【C】>【トリガー枠】>【UC】>【C】>【SR/VR】
で固定っぽい
要するに、
- SR・VRが3回
- Rが2回
- UCが3回
- Cが4回
- トリガー枠が3回
ずつ表示される。
ゲーム性
- ゴッドが強い。
1枚で機能する高パワーアタッカーというのが強い。 特に、ビートダウンでは《烈流神アギョウ・ウンギョウ》、コントロールでは《竜極神ゲキメツ》が一つ抜けた強さを持っている。
- 進化クリーチャーは使い辛いが、出されるとかなり困る。
ゴッドとは反対に、進化クリーチャーは特定の進化元を用意する必要があるため、使いにくい。 特に、1回目のピックで表示された《超神星》は取らない方が良いと思う。 しかし、コストに対して高パワーなので、出されると非常に対処に困る。
- コントロール寄り環境。
カードパワーが全体的に低いこと、 低コストカードだけで固めるのが難しいことから、 決定力の低いデッキになりがち。 軽量クリーチャーで攻撃しようとすると、 次のターンにはそれよりパワーラインが少し上のカードが出てくるため、殴りにくい。 デュエマの本質的なゲーム性である、コントロールが強い環境になるのは必然だった。 過去のSPルールマッチ、ハイランダー戦に近い感覚。
- 山札切れしやすい。
デッキが30枚しかないのとコントロール環境なのが合わさって、割と簡単に山札切れを起こす。 ドロマー(光水闇)のデッキを組んだ時は、5戦中3回が山札の勝負になった。 かなり早い段階から、山札の枚数を意識して戦うのが良い。 ドロー呪文などの山札を削るカードは、結構危険かもしれない。
- 確定除去は大事。
相手の《ゲキメツ》を倒せないと即負けになる。 ピックで選ぶ時、手札に引いた時、両方のシーンで除去を大事にすること。
カラーリングについて
↑(強い)
- クローシス(青黒赤)
- デアリガズ(黒赤緑)
- ドロマー(白青黒)
- デイガ(白黒赤)
- ----<< ゲキメツゼンアクの壁 >>----
- ラッカ(白青赤)
- シータ(赤青緑)
- リース(白赤緑)
- ----<< カードパワーの壁 >>----
- アナ(青黒緑)
- ネクラ(白黒緑)
- トリーヴァ(白青緑)
↓(弱い)*1
コントロール向きのカラーが強い。特に、《ゲキメツ》を擁する赤黒が強い。 《ゲキメツ》が引けなくても、黒は《デーモン・ハンド》などの確定除去、 赤は決定力の高いアタッカーを積める。
緑が弱め、青も若干弱め。 山札が少ないのでドロー・ブーストがしにくいし、 そもそもドロー・ブーストのカードを自由に積めない。 この2色が両方入ったカラーリングは避けたい。
クローシス、デアリガズは、コントロールをメインプランに据えつつ、 いざとなったら攻めにも転じられる器用さがある。 デイガはトップが強いが、デッキの回転率が不安。
ドロマーはこのルール最強のゴッド《超絶究極神ゼンアク》を積める可能性があるのが武器だが、 《ゼンアク》が来ないとややジリ貧。
ラッカとシータは、《烈流神》が来ればまともなビートダウンとして機能する。 《エンペラー・マルコ》《金剛修羅王》《炎地武神》なども良いパンチャー。 これらが来ないと悲惨。
戦績
カラー | 戦績 | コメント |
---|---|---|
ラッカ | 3-2 | 《烈流神》強。 全体のパワーラインで負けると渋い |
ドロマー | 3-2 | 《ゼンアク》なし、《ゲオルグ》《キング》入りも多色不足 《ラスト・アヴァタール》が若干強かった |
デアリガズ | 5-0 | 《ゲキメツ》《炎地武神》《クルセイド・C》 《オルゼキア》もいて最強だった |
リース | 3-2 | 《ボルガウル》《G・A・E》含む相当な良構成 2敗はプレイと運が悪かった、かなり戦える |
ネクラ | 1-4 | およそグッドスタッフと呼べるカードが1枚も無かった 《ハルクーンベルガ》で辛うじて1勝 |
デアリガズ | 4-1 | 《ゲキメツ》《オルゼキア》含む 1敗は《ゲキメツ》盾落ちからの《ゼンアク》で詰み |
ドロマー | 4-1 | 《マーキュリー》2枚。他はザコ 超神星1点集中で圧倒できた |
アナ | 4-1 | 《オルゼキア》《ネオングライド》《花籠》《ブレードワーム》など 4~5マナ圏からテンポを取ってビートしたら勝てた |
トリーヴァ | 3-2 | 《マルコ》《ハルクーンベルガ》《マーキュリー》など 大きめのクリーチャー出してタイミング見て殴る |
シータ | 5-0 | 《ガルベリアス》x2, 《大和》《ガントラ》 《烈流》《マルコ》無しでも戦える |
メモ
《超神星》は、友好色3色の真ん中の色(例:ドロマーの水)なら、ピックを意識しなくても割と出せる。 進化元は7枚程度あればひとまずOK。 除去耐性持ちの《ヴィーナス》《マーキュリー》は、一度出ればほぼ無敵。
ゴッド以外で強かったカード
- 《超竜騎神ボルガウルジャック》
- 《魔刻の斬将オルゼキア》
- 《魔聖デス・アルカディア》
- 《炎獄スマッシュ》
- 《緑神龍ハルクーンベルガ》
- 《ボルシャック・大和・ドラゴン》
- 《ガルベリアス・ドラゴン》
- 《ボルメテウス・武者・ドラゴン》
- 《霊騎アラク・カイ・バデス》
- 《封魔ヴィネス》
- 《炎獄の剛魔ビルギアス》
- 《斬撃虫ブレードワーム》
- 《スペース・クロウラー》
- 《闘竜妖精ティルニア》
- 《炎竜闘士パイロン》
- 《翡翠と紅玉の炸裂》
- 《剛撃電磁サイバゴン》
感想
今の所、デッキ作成、対戦ともに面白い。 原始的なデュエマ特有のジリジリした戦いが体験できている。
一方で、《ゲキメツ》《ゼンアク》《アギョウ・ウンギョウ》など、 一部のカードを引けるかどうかに勝敗が大きく左右される。 ちまちました盤面の取り合いを楽しんでいたら、急にゴッドが現れて試合をぶち壊していくシーンが多発。 ここの評価は人によると思う。
自分はまだ無いが、文明選択時点で弱い取り合わせしか来なかったらどうするのが良いのだろうか。
*1:21/6/14時点での個人的な感覚です。