デッキレシピ
- コンセプト:A
- 完成度:B
- デッキパワー:A
- 思い入れ:B
準環境デッキをアレンジしただけ。
↓ 前に組んだ《マーシャル》。
お題
トリガーのお題の記事を見て、ふと思いついたのですが、マーシャルクイーンっていましたよね…。 現在トリガービートが流行っていますが、彼女を採用する余地はあるのでしょうか?
https://odaibako.net/detail/request/e1a1d8c0-cf11-40c4-a6fb-7f391aff95f3
あんまりないと思う。 トリガービートが強いのは、ひとえに《驚天の超人》が強いからである。 デッキを強くするために《マーシャル》を入れたいか、と聞かれると疑問符が付く。
一応、【メカオー】や【除去サファイア】が減り気味なので、 7弾環境に比べるとトリガービートの通り自体は良いとは思う。
キーカード解説
《マーシャル・クイーン》
3-5000, スプラッシュ・クイーン進化。 出た時、3枚まで手札のカードをシールドに仕込んで回収し、そのトリガーを使える。
S・トリガーは、デュエマをデュエマたらしめている最も重要な能力。 デュエマが続く限り、S・トリガー持ちカードも追加され続ける。 《マーシャル》自身の上位互換が出ない限り、《マーシャル》の可能性はどんどん広がっていく。
しかし、S・トリガーがゲーム性を大きく規定するということは、 開発側としても迂闊にぶっ壊れカードは出せないということである。 紙で【星龍マーシャル】というデッキが生まれてしまったこともあって、 トリガー関連のカードに対しては入念にチェックが入っていることだろう。 そのため、《マーシャル》がすぐに大化けすることはなさそうである。
構築解説
お題は、環境で流行っている【驚天ビート】のことを念頭に置いた投稿である。 【驚天ビート】には、《驚天の超人》で出てきた相手クリーチャーの攻撃を凌ぐため、 トリガーが多めに入っている。 まずは、それらのトリガーを《マーシャル》でも活用できないか?という路線で構築を考え始める。
【驚天ビート】の必須パーツは《驚天の超人》《運命の選択》の2枚だけ。 そこに火のクリーチャーをいくらか積めば、デッキとして形になる。 少し工夫すれば、《マーシャル》を突っ込むのは容易い。
しかし、環境1軍クラスのデッキを使うのはやはり抵抗がある。 他に環境で戦えているトリガービートは無いだろうか。
https://twitter.com/soranahiguumi/status/1392980656217485313?s=20
ありました。
こちらは【トリガー阿吽ビート】。 環境デッキというほどではないが、少なくともマスターレベルのデッキパワーを有するデッキタイプである。
コントロールに対しては、詰ませ性能が高い《烈流神アギョウ・ウンギョウ》で殴り続けて勝つ。 ビートダウンに対しては、豊富なトリガーでカウンターする。 相性補完の取れた良いデッキだ。
このデッキの必須パーツは、《烈流神》4枚のみ。 色も《マーシャル》と被っていて、【驚天ビート】以上に組み合わせやすい。 《ウンギョウ》→《アギョウ》→《ポリタン》《マーシャル》と、繋ぎも美しい。
ところで、普通の《マーシャル》デッキの弱みは、 トリガークリーチャーのパワーが低くて崩されやすいこと、 そして崩された後のリソースが枯渇すること。 この悩みは、継続的な攻撃が可能な《烈流神》で解決できそうだ。
そういう経緯で出来たのが、今回のデッキ。
種は必要最低限の《コスモ・ポリタン》4積み。殴れたら嬉しいんだけど仕方ない。 枚数比的に《マーシャル》は2枚が妥当だが、いっぱい使いたいので3枚積んだ。
《ゴッド・シグナル》は、《烈流神》を呼ぶための重要なカード。 2ターン目に撃てるので、流れるように《ウンギョウ》に繋がる。
改善案
《マーシャル》のもう一つの悩みとして、シールドに仕込むための手札をどう確保するか、というものがある。 これに関しては、今回は特に策を打っていない。 強いて言えば、《烈流神》が手札を減らさないアタッカーというの利用して手札を抱え込む、といったところか。 ただ、《烈流神》のリンク速攻を狙いたい関係上、マナは7まで伸ばしたい。 手札を溜める余裕は、実戦ではあんまりない。
一応、ドロー付のトリガークリーチャーには、《アクア・ハルク》《コマンダー・テクマゲルター》がある。 今回はスペースを捻出できなかったが、余裕があれば入れたいカードだ。
おまけ
【驚天ビート】を基板にした構築も組んでみた。 普通に戦えるが、それは《驚天》のカードパワーに依るところが大きい。
対戦動画
おわりに
5弾のSRは応用の利くカードが多くて素晴らしい。
売り上げやメタゲームでの活躍の点で「失敗した」弾だと言われることはままあるが、 個人的には一番好きなエキスパンションである。
ただし《ガルバロス》、テメーはダメだ。