ミケガモのブログ

デュエプレ 仕様変更・修正されたカード【DMPP-08ex】

最終更新:2021/05/15

まえがき

この記事では主に、対戦中の挙動がサイレント修正されたデュエプレのカードを紹介する。 紹介するのは、ルール裁定やテキスト解釈のミスが原因で修正されたもの。

ゲームが進行不可になるなど、 プログラム上のバグに関してはここでは扱わない(例:《ミラクル・サーチャー》バグ、《ドルバロム》+《コートニー》バグなど)。

念のため、公式アナウンス有で効果が変更されたカードも最後に挙げておく(殿堂入りやナーフ、強化など)。

これ以外にも修正されたものがあったら、コメントやTwitterのリプライなどで教えてほしい。

サイレント修正

《血風戦攻リドロ》

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変更前:

手札を捨てるときにマッドネスクリーチャーを出した場合、 その分はドローできなかった。

変更後:

マッドネスクリーチャーを出した分もドローできるようになった。

発覚・変更時期:

2020/10/15, DMPP-06リリースのタイミング。

コメント:

ドロー枚数が増えるため、純粋に強化された。 カジュアルデッキとして人気があったこのカードだが、特に環境で悪さをしたり、 意図しない挙動で不具合を引き起こしたりした訳ではないので、なぜ変更されたのかが分からない。

これに関しては、変更前後のどちらがテキストに即した挙動なのかを判断するのが難しい。 マッドネスの効果文は「捨てられるとき、かわりにバトルゾーンに出す」という置換効果。 置換効果は元の動作をしていない扱いになるので、「捨てた手札と同じ枚数」と解釈すると、 変更前の挙動が正しい。 一方、「自分の手札すべてと同じ枚数」と解釈すると、変更後の挙動が正しい。 デュエプレのテキストは簡略化されているため、《リドロ》の効果文はどちらにも解釈できてしまう。

聖霊王アルファディオス》

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変更前:

場にあるゴッドのG・リンク能力で、光以外のゴッドを召喚できていた。

変更後:

G・リンクでも、光以外のゴッドを召喚できなくなった。

発覚・変更時期:

DMPP-08, ゴッド初登場の直後に発覚。 数日後のアップデートでサイレント修正された。

コメント:

G・リンク能力を召喚と設定していなかったための不具合と思われる。 単に調整班のポカだと思うが、一応掲載しておく。

《剛勇王機フルメタル・レモン》

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変更前:

山札が指定枚数より少ない時にダイレクトアタックを受けると、 《レモン》の効果が発動して山札切れで負けになっていた。

変更後:

同じ状況において、《レモン》効果が発動せずにダイレクトアタックで勝負が決まるようになった。

発覚・変更時期:

2020/05に発覚。 DMPP-08EXリリース以降のどこかで仕様変更された可能性が高い。

コメント:

置換効果には「置き換え後の効果を実行できない場合は不発する」という原則があるため、変更後の挙動が正しい。 変更前の挙動は、公式の「確認している不具合について」のところにしばらく掲載されていたので、調整班も早くから知覚していたようである。

ちなみに置換でない普通の効果に関しては、「枚数が足りない場合も可能な限りその効果を実行する」というルールがある(例:手札1枚の相手に撃つ《デモニック・バイス》)。 仮に例えば「ゲームに負けるとき、山札の上から10枚を墓地に置き、自分はゲームに負けない。」というテキストだった場合は、山札切れで負けるのが正しい挙動ということになる。

今のところ演出のみの問題であり、ゲーム進行には一切影響しない。

《剛勇王機フルメタル・レモン》 - デュエル・マスターズ Wiki

《血風神官フンヌー》

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変更前:

トリガー《ヘブンズ・ゲート》の《アガピトス》から《フンヌー》を出した場合、 その後にシールドがブレイクされなくても、 ターンの終わりに《フンヌー》の自壊効果が発動していた。

変更後:

同じ条件でも《フンヌー》が破壊されなくなった。

発覚・変更時期:

2020/05に発覚。DMPP-08EXリリース以降のどこかで仕様変更された可能性が高い。

コメント:

「ブレイクした時」という条件は、《フンヌー》が場にいるときにしか発動しない。 そのため、最新の挙動の方が正しいように思える。

カード能力調整(アナウンス有)

それぞれ、以前書いた関連記事を載せておく。

2020/5/7

5月7日メンテナンス時のカード能力の変更について|DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)|タカラトミー

明らかにぶっ壊れたスペックで環境を荒らした《ダイヤモンド・ブリザード》が、わずか2週間でナーフを食らう。 ナーフ後も十分すぎるカードパワーで、長らくメタゲームのトップに君臨した。

mikegamo.hatenablog.com

2020/9/17

9月17日メンテナンス時のカード能力及び使用可能枚数の変更について|DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)|タカラトミー

フィニッシャーとしてのカードパワーが飛び抜けていた《ボルバルザーク》が1枚制限となり、 【5c天門】などのデッキが打撃を受けた。制限後も方向性の合うデッキに1枚挿しされる。

【青黒ボルバル】の主要パーツだった軽量ランダムハンデス、《タッチ》《汽車》がナーフ。 序盤の妨害札が大幅に弱体化したことで、コンボ系統のデッキが成立するようになった。

《ペガサス》は環境入りしたが、《ソルフェニ》は全くの環境外。

mikegamo.hatenablog.com

mikegamo.hatenablog.com

2021/1/21

  • 《インビンシブル》呪文5種のコスト1減
    • 《フォートレス》は効果も強化
  • 《暗黒秘宝ザマル》強化

1月21日メンテナンス時のカード能力の変更について|DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)|タカラトミー

強化後は《テクノロジー》の研究が進み、環境トップクラスのデッキに成長した。 《アビス》は準黒単の除去コンで活躍、他の3枚もカジュアルシーンでよく見るようになった。

《ザマル》は環境入りと言うほどでも無いが、悪くない性能になった。

2021/3/25

  • 《ストリーミング・ビジョン》DP殿堂
  • 《ジェネラル・クワガタン》《剛勇王機フルメタル・レモン》弱体化
  • 《超神龍アルグロス・クリューソス》《スナイプ・アルフェラス》強化

3月25日メンテナンス時のカード能力および使用可能枚数の変更について|DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)|タカラトミー

mikegamo.hatenablog.com

《ビジョン》はAll Divisionの【ツヴァイ】への制裁だったが、結局《ツヴァイ》が強すぎてほぼ意味をなさなかった。

《クワガタン》弱体化によって環境トップの【トリーヴァパンダ】が消滅。

《レモン》の弱体化は痛いが、色と効果を見込まれて採用が続いている。

《アルグロス》《スナイプ》のデッキは環境入りこそしていないが、 メタゲームに食らいつくポテンシャルは持っている。