はじめに
今回はこちらのお題。
こんにちわ、ミケガモさん。「クリスタル・ツヴァイランサー」について考察して頂けないでしょうか?
前回のバトルアリーナでは決勝戦では型こそは違いましたがフィニッシャーはツヴァイ同士でしたし、直前に「ストリーミング・ビジョン」を殿堂入りなど影響もありましたが以前として強力なカードとなっており デッキの周辺パーツ(テクノロジーやネオングライト等々)に加え、もしツヴァイ自身に調整を加えるとしたら?などの考察も是非とも読んでみたいです。
https://odaibako.net/detail/request/d48f564d-048e-4acc-ac62-7cc25a820892
以前書いたものだと、《無双竜機ボルバルザーク》の記事が近い路線である。記事最後の「関連記事」にリンクを貼ったので、興味があったら一緒に読んでほしい。
《クリスタル・ツヴァイランサー》とは
基本スペック
8-13000, リキッド・ピープル進化。 T・ブレイカーで、ブロックされない。 バトルゾーンにリキッド・ピープルを4体以上並べると、G・ゼロで召喚できる。
G・ゼロは、大型の進化クリーチャー特有の「バウンスに弱い」という欠点を補う最高の能力である。
進化元のリキッド・ピープルは、小型が多くて並べやすい。 ベーシック収録の《アクア・ハルカス》、 DMPP-06収録の《アクア・スクリュー》《アクア・ハルフォート》らは、手札補充で展開をサポートできる。 進化元には非常に恵まれていると言える。
《ツヴァイ》はアドカード
自分がまず説きたいのは、 《ツヴァイランサー》自身が超アドバンテージカードであるということである。
W・ブレイカー、T・ブレイカーを持つクリーチャーは、実質的に通常クリーチャー2・3体に相当する。 カード1枚に2, 3枚分の価値があるということなので、これはすなわちアドバンテージだ。 ここにスピードアタッカーが加わることで、 確定除去による「アド損」を防止。 さらにブロックされないので、確実に役割を遂行できると来ている。
《ツヴァイランサー》はカード2枚でT・ブレイカーを作っているので、純粋なアドバンテージで言えば+1である。 しかし、
- コストが0である
- 高パワーなので除去されづらい
- 進化元もアドバンテージを稼いでいることが多い
といった理由で、費用対効果はとんでもなく高い。
そしてこのアドバンテージは、勝ちに直結するアドバンテージである。 ドローやマナブーストというのは、間接的に勝ちを引き寄せるアドバンテージだ。 それらの行為も、最終的には打点を準備して勝つというところに繋がっていく。
一方の《ツヴァイランサー》は、即時的に打点アドを稼ぐ。まどろっこしいことをせず、直接勝ちを引き寄せるカードなのである。
ちなみにこれと同じことが、デュエプレの《神滅竜騎ガルザーク》《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》にも言える。 出すだけでゲームが大きく動くカードは、個人的にはあまり好みではない。 一方で、こういうパワフルなカードが好きなプレイヤーも多くいると思うので、一概に悪とは言えまい。
「ずるいカード」の1つ
それでは、一体どうしてこういうカードが生まれるのだろうか。 主な理由は、デュエマのゲーム性に対抗するためである。
デュエマのシールドブレイクは、防御側がアドバンテージを得るシステムである。 このため、デュエマは言うまでもなく受け側が有利なゲームだ。 受けが強いゲームでは、長期戦を得意とするデッキ、すなわちコントロールデッキが有利になる。 しかし、コントロールの勝負は時間がかかるため、空き時間にプレイしたいスマホゲーには向かない。
このコントロール優位で低速な環境を破壊するには、どうすればいいか。 簡単な解決策の一つは、 シールドブレイクで相手に取られる分以上のアドバンテージを、 攻める側が稼げるようにすることである。
ブレイクするべきシールドは5枚。 これに匹敵するカードアドバンテージを能動的に取るとなると、 必然的に「ずるいカード」を作らなければならない。 DMPP-03の《ダイヤモンド・ブリザード》を先駆けとして、そういうカードがデュエプレに少しずつ出回るようになってきた。
「ずるいカード」単体の評価は一旦さておき、 そういうカードが何種類もある今のデュエプレは、 ある意味では望ましい形である。
というのも、インフレを推進し始めたDMPP-03, 04の頃は、 《ブリザード》《ガルザーク》、ウェーブストライカーなど、 「ずるいカード」の数が少なかったのだ。 当時も環境バランスこそ良かったが、デッキタイプの種類は限られていた。
時代が進むにつれ、今話題にしている《ツヴァイランサー》に加え、 周辺パーツが強化された《アルファディオス》《ドルバロム》、 デッキギミックが完成されている《アポロヌス》《ヴィーナス》《マーキュリー》など、 「ずるいカード」は順調に増えてきた。 それに呼応して、メタゲームのデッキタイプは多様化している。
メタゲームは、多様なほうがプレイしていて飽きない。 特定のカードだけが強いという状態よりかは、今の方が良い環境と言えるだろう。
念のため書くが、《ツヴァイランサー》は、環境を高速化するために作られた「ずるいカード」の一つに過ぎない。 良し悪しを議論したいなら、この実態は認識しておくべきである。
DMPP-06のラインナップ
少し話が逸れるが、なぜ「《ツヴァイランサー》が」この形になったのかについても補足しておく。
《ツヴァイランサー》が収録されたDMPP-06は、本家でいう所の転生編にあたる。 巨大な転生クリーチャーを派手にプレイしてほしいエキスパンションだ。
ところが、大型クリーチャーたちをコンセプトにしようと思うと、 出来上がるのは「マナを溜めてデカブツを投げつける」という似通ったデッキばかりになる。 《聖霊王アルファディオス》《悪魔神ドルバロム》は、紙の時代から絶大的な人気を誇るカードだ。 デッキの動きを差別化したいとはいえ、彼らを魔改造するわけにはいかない。 事実、この2枚は能力が全く改変されず、 《聖騎士ヴォイジャー》や《邪霊神官バーロウ》といった周りのカードでサポートを受けることとなった。
そこで、彼らとは別路線のデッキタイプを作るカードとして選ばれたのが、 《クリスタル・ツヴァイランサー》だった。 ブロックされないという淡白な能力は、ビートダウンに向いている。 大型すぎてビートダウンには向かないという問題は、同弾でデュエプレに初登場したG・ゼロを搭載することで解決した。
ここからは個人の推測だが、 デュエプレ運営は、ベーシックデッキのパーツを基盤にできるスーパーレアを収録することに拘っているように思える。 《ツヴァイランサー》の進化元となるリキッド・ピープルは、ベーシックセットに計5種類も搭載されている。 《ツヴァイランサー》は、それらを活用できる丁度良い進化クリーチャーでもあった。
ちなみに、こう考える一番の根拠は、 《聖獣王ペガサス》《邪魂王ナーガ》の進化元が、ガーディアンとパラサイトワームに改変されたことだ。 この2種族はベーシックデッキに多く収録されていたので、 ちなみに、同じ弾の《英霊王スターマン》の進化元、サイバーロードもちゃんとベーシックデッキに入っている。 スーパーレアカードをベーシックセットと組み合わせて使えるというのは、 新規ユーザーに配慮した良い方策である。
不健全なコンセプト
《ツヴァイランサー》の特性とその収録意図については、以上で述べたとおりだ。 しかしながら、《ツヴァイランサー》のカードデザインは、 デュエプレのゲーム性を不健全な方向へと誘導するものだった。
TCGの古典的な3大アーキタイプ分類では、 デッキはビートダウン・コントロール・コンボの3種に分けられる(詳しくは↓の記事参照)。
この3種類の中だと、積極的に攻撃して相手に勝つというビートダウンこそが、 最も素直かつ健全なデッキタイプである。 スマホアプリという事情を考えても、1戦にかかる時間が短いビートダウンが主流になってほしいはずだ。
現に、デュエプレには序盤からの殴り合いを推奨する要素がいくつかある。
まず、デュエプレの盤面上限。 このせいで、トリガーを踏んでも負けないような頭数で一斉攻撃、という手段が取れなくなっている。
また、確実に1ターン延命する《ホーリー・スパーク》や、 場を溜めることを許さない《アポカリプス・デイ》も、横並べからの一斉攻撃を良しとしないカードである。
サーチ効果が探索に置き換わっているのも、コントロールやコンボのような小難しいことをせず、 まっすぐ殴ってくださいねという調整班からのメッセージと取ることができる。
ところが《ツヴァイランサー》というカードは、 カウンター戦術を非常に得意とするがゆえに、 普通のビートダウンを悉く踏みにじってしまう。 【ツヴァイ】側のシールドがブレイクされると、 そこで増えた手札を一瞬で盤面数に変換して《ツヴァイランサー》に繋ぐことが可能。 《ツヴァイランサー》のパワー13000は、並のビートダウンのフィニッシャーを軽く粉砕する。 これを処理するような除去カードは、ビートダウンには採用しにくい。 しかも、2体出せれば1ターンのうちに殴り切れてしまう。
こんなデッキに対して、ビートダウンを仕掛けたい人はいないだろう。 まさに正直者が馬鹿を見るという形だ。
この構図は、【ツヴァイ】がコンボデッキであるという事実から簡単に理解可能である。 アーキタイプ3分類の相性は、
ビートダウン > コントロール > コンボ > ビートダウン > ……
とされている。 コンボは、妨害要素が少なく、攻撃でコンボを補助してくれることもあるビートダウンに強い。 調整班が【ツヴァイ】をコンボデッキとして認識できていなかった可能性もあるにはあるが、 結果的にビートダウンを弱くする方向に向かってしまっているのは良くないところだ。
この3すくみの相性に基づくと、 コントロールが強いデュエマのゲーム性に手を焼いているのなら、 それに強いビートダウンを少しだけ強化してやればよかったというのが見えてくる。 振り返ると、DMPP-03の《ブリザード》《ガルザーク》はビートダウンを推奨するカードだったので、 まだその路線は保たれていた。 その後、DMPP-04の【ウェーブストライカー】や【天門】あたりから、 コンボ要素がデッキパワーを上げるために盛り込まれはじめた。 そして6・7弾で、それが爆発したように思える。
この方針転換は果たして計算外だったのか、あるいは意図的なものなのか。
ひとまとめ
総合的に見て、《ツヴァイランサー》は出る必然性のあったカードだと言える。 その一方で、健全なゲームを破壊しかねない、恐ろしい性質を持ったカードでもある。
これが良カードとみなせるかどうかは、《ツヴァイランサー》カードパワーに依存するのだが……。
歴史
《ツヴァイランサー》が現実にどのようなポジションにいるのかを整理するため、 今までの環境を振り返ってみよう。
事前評価
DMPP-06リリース前のプレイヤーの事前評価は、「まあまあ強そう」という程度だった。
というのも、当時は【青黒ボルバル】が環境を去って間もない頃。 そこに積まれていた《ファントム・バイツ》《クリムゾン・チャージャー》《炎槍と水剣の裁》などの火力除去が、 プレイヤーの印象に強く残っていたのだ。 小型リキッド・ピープルを4体並べるというG・ゼロ条件は、そんなプレイヤー達にはかなり難しく映った。
また、小型展開で強いクリーチャーを作るデッキには、既に【ウェーブストライカー】がある。 新デッキとしての【ツヴァイ】は、除去やハンデスもこなせる【ウェーブ】との差別化が厳しいように見えた。
そして、《ツヴァイ》を引けなければ、《アクア・スクリュー》などは2-1000のペーパーカード。 《ツヴァイ》以外の部分が弱いため、デッキパワーとしては微妙になるという意見も多くあった。
6弾環境
環境が始まると、意外と《ツヴァイランサー》がぽんぽん出てくることが分かってくる。 ノーコストの即時3打点は流石に強すぎる。 プレイヤーたちは内心焦りつつ、《ツヴァイ》への評価を改めた。
火力除去に寄せた【除去コン】であれば進化元を潰すことはできるが、 【除去コン】は【白ブリザード】【赤白速攻】などの素直なアグロに絶望的に勝てない。 それらのアグロは、《ツヴァイランサー》が食い物にできる。 環境バランス的に、【ツヴァイ】は良い立ち位置にいた。
これに対抗する側のプレイヤーは、デッキタイプだと、
- 【ツヴァイ】絶対殺すマンの【除去コン】
- パワー関係なく殴り返せる【アウゼス】
- 小型除去に寄せた【4c天門】
メタカードだと、
- 展開する【アウゼス】も含めたメタカード《アポカリプス・デイ》
- 依然として万能トリガーだった《ホーリー・スパーク》
- 横の小型を焼いて延命する《地獄スクラッパー》
などで、【ツヴァイ】を対策していた。
DMPP-06環境の時点では、【ツヴァイ】に対しては多くのデッキがワンチャンス作ることができた。 デッキパワーでは太刀打ちできなくとも、 《アポカリ》《スパーク》といった汎用性のあるトリガー呪文を積めば、 《ツヴァイランサー》のインチキに応戦することは可能だった。
7弾環境前半
ここからが本当の悪夢の始まり。 何を間違えたか、【ツヴァイ】が《超神星マーキュリー・ギガブリザード》を手に入れてしまう。
これによってまず、デッキとしての唯一の欠陥、 「フィニッシャーを引けずに負ける」という展開が大幅に減った。
そして、呪文封殺によって、詰め性能がとんでもなく凶悪化。 《アポカリ》《スパーク》《スクラッパー》といった、 複数体を止められる汎用トリガー呪文が対策にならなくなった。
このせいで、【ツヴァイ】は並大抵のデッキでは対抗できない怪物デッキと化した。 もっとも、7弾環境では【メカオー】【アポロヌス】といったインフレギミックが複数登場。 デュエプレ調整班の手腕のおかげか、環境は【ツヴァイ】一色にはならなかった。
7弾後半~8弾環境
【ツヴァイ】は相も変わらずトップメタを突っ走る。 その傍らで、7弾途中のバランス調整でコストが1減った《インビンシブル・テクノロジー》が、環境へゆっくりと歩を進めていた。
はじめのうちは、
というように、2つのデッキタイプがお互いの切り札を補助的に使い合う構築だった。
それが、プレイヤー達が研究を進めるにつれ、両者の融合度は増していく。 その究極形が、8弾環境のバトルアリーナ5thで優勝を収めた、《ツヴァイランサー》4積みの【テクノロジー】だ。 ビート殺しの《ツヴァイ》と、コントロール殺しの《テクノロジー》を合わせれば、 理論上全てのデッキに対抗できる。
一方の純正【ツヴァイ】は、低速の【テクノロジー】と差別化を図るため、 ドロー呪文を積まない高速型が出現。 《ストリーミング・ビジョン》が殿堂入りした後も、その影響をほとんど感じさせない強さである。
現時点最新のオルゼキアカップの上位者構築を見ても、 【テクノロジー】【ツヴァイ】という2種類の青単はかなりの割合を占めているようだった。 間違いなく環境デッキである。
↓ 優勝者・準優勝者構築解説。 mikegamo.hatenablog.com
《ツヴァイ》の能力調整案
以上のように、メタゲームにおける《ツヴァイランサー》の影響力はかなり大きい。 また、カジュアルシーンに目を向けた時、 真面目なビートダウンデッキが《ツヴァイランサー》に踏み潰されてしまうのはやはり悲しい。 【テクノロジー】相手に至っては、コントロールデッキを握ったとしても分が悪いだろう。
個人的な見解としては、《ツヴァイランサー》は少々強すぎるカードである。 カジュアルまで見渡したときにも、もう少し控えめの性能でお願いしたい所だ。 ここからは、《ツヴァイランサー》に調整を加えるとしたら、という体でナーフ案の話を進めていく。
ちなみに、全盛期の《無双竜機ボルバルザーク》は、 これ1枚で様々なデッキの構築の幅が狭まっていたという点からも、 調整もしくは制限が望まれるカードだった。
対する今回の《ツヴァイランサー》は、一部のデッキにしか入らない。 コイツを無視すれば普遍的なデッキ構築に支障は出ないため、 調整があるとすれば純粋にカードパワーを問題視されてということになる。
案の骨子
《ツヴァイランサー》単体の問題点は、あまりに高すぎるカウンター性能。 《ツヴァイランサー》を2枚引けていたら、それだけで1ターンのうちに殴り切れてしまう。 シールドブレイクされれば、リキピ4枚・《ツヴァイ》2枚を揃えることなど容易いことだ。 そのせいで、真面目にシールドを割るビートダウンデッキはほとんど【ツヴァイ】に食われてしまう。
もう一つマズいのが、《マーキュリー》と併用した時の詰め性能。 超高パワーのT・ブレイカーが3体前後、ブロッカー貫通の上にトリガー《スパーク》無効とあっては、 いかなるデッキも受け切ることは不可能だ。 もう少し、相手にも望みのある形にしておいてほしい。
一方で、環境が完全に《ツヴァイ》のみになっているわけでもない。 ナーフするにしても、大幅な変更を加える必要は無いと考える。
案1:小型化
- 7マナ パワー11000
- 進化:リキッド・ピープル1体
- G・ゼロ:自分のリキッド・ピープル4体以上
- W・ブレイカー
- ブロックされない。
一番いけないのは、《ツヴァイ》が2回殴ればシールドを割り切れてしまう点。 それを解消するため、ブレイク数を1枚減らしてW・ブレイカーにする。
パワーラインも低下させたい。 9000と11000で迷ったが、弱くしすぎるとアレなので高めに保った。 一応、素のコストを7に下げて見栄えを良くしておく。 ただ、紙版とサイズが全く違ってしまうのは少々いただけない。
案2:条件吊り上げ
- 8マナ パワー13000
- 進化:リキッド・ピープル1体
- G・ゼロ:自分の進化でないリキッド・ピープル4体以上
- T・ブレイカー
- ブロックされない。
1ターンに簡単には2体出てこられないようにして、即死するのを防ぐ。 返しで《デーモン・ハンド》を撃つ余裕も出てくるはずである。 修正箇所を最も小さくするならこうなるだろう。
似た方向性だと、「リキピ5体」「《ツヴァイランサー》を除いたリキッド・ピープル4体」といった記述でもいい。
案3:併用させない
- 《ツヴァイ》と《マーキュリー》のプレミアムコンビ殿堂
もしくは
- 《マーキュリー》の進化元からリキッド・ピープルを削除
繰り返すが、《ツヴァイ》《マーキュリー》が同じリキッド・ピープルデッキで使えてしまうのが非常に問題である。 ということで、本家でも導入されている「プレミアム殿堂コンビ」の制度、 あるいは《マーキュリー》側の効果改変で、この2枚の共存を不可能にするという手がある。
プレ殿コンビは、新たなルール裁定でユーザーが混乱する可能性があるのがデメリット。
効果改変の方は、紙版からシンパシー追加程度の微調整にとどまった《マーキュリー》に、 新たに手が加わるのは良くないかもしれない。 先ほど触れた、ベーシックデッキの種族(このケースではリキッド・ピープル)から《マーキュリー》に進化できるというこだわりも捨てなければならない。
案4:《アクア・ハルカス》殿堂?
本家で謎の殿堂入りを果たした《アクア・ハルカス》が、 デュエプレで明確な理由を持って殿堂入り。
流石にネタです。
周辺パーツに規制をかける路線はやめておいた方がいい。 おかしいのは明らかに《ツヴァイランサー》のほうだ。 本質を見誤ってはいけない。
おわりに
《ツヴァイ》はかなりイカれている寄りのカードである。 ただ、これに規制をかけるなら、他にも調整すべきカードはいくつもある。 既に登場から半年も経っているし、このままスタン落ちまで逃げ切る可能性も無きにしも非ず。
もういっそ、《百発人形マグナム》を強化してくれはしまいか。
関連記事
《無双竜機ボルバルザーク》の記事。
【ツヴァイ】デッキに関連して、「先1ガード」の記事も上げておこう。