デッキレシピ
- コンセプト:A
- 完成度:A
- デッキパワー:A
- 思い入れ:B
前に組んだ、ちょっと変な【ビッグバン】。
お題
(すみません、ジオ・マスターチャの4コスト以上参照の効果見落としてました) ビッグバンからボルパンサーとジオ・マスターチャ3体出して パワー30000のアポロヌスをも焼き払うデッキに変更お願いします デルフィンも出してトリガーケアも可能ならしたいです
https://odaibako.net/detail/request/14cb1ddf-98c9-4a77-965e-2220714610d6
- 《ボルパンサー》 3000
- 《ジオ・マスターチャ》3体 +9000
- 他6体 PA+18000
で、《ボルパンサー》の攻撃時のパワーはちょうど30000。 《ボルパンサー》の効果は「このクリーチャーよりパワーの小さいクリーチャー」なので、 残念ながら《アポロヌス》はギリギリ焼けない。
そもそも、《ジオ・マスターチャ》を3体出すことはできるのか……?
キーカード解説
《無双龍聖ジオ・マスターチャ》
7-8000, W・ブレイカー。 コスト4以上の味方のパワーを3000アップし、種族にアポロニア・ドラゴン、アース・ドラゴンを追加する。 恒常的に種族を追加するカードは、デュエプレ初。
実は紙版でもそうなのだが、自身も効果対象に含まれる。 そのため、デフォルトで7-11000という高いスタッツになる。
ただ、味方の補助として使うには、コスト7は重すぎる。 幸いコイツはドラゴンなので、《コッコ・ルピア》や《龍の呼び声》といった、 ドラゴン専用の早出し補助カードが使えるのは救いだ。 ところが、そうなるとデッキ内が自ずとドラゴンで埋まってくる。 《ジオ・マスターチャ》の能力を使うまでもなくなってしまうのだ。
さらにデュエプレには、 《ボルシャック・バディ・ドラゴン》《センチネル・ドラゴン》《蒼神龍ノースグレイ》など、 4コスト帯から強いドラゴンが勢揃い。 だったらその辺のドラゴン出せばいいじゃんか!という話になりがちである。
《幻獣竜機ボルパンサー》
実戦レベルで《ジオ・マスターチャ》のドラゴン化能力の恩恵を受けられる一番のクリーチャー。 《超神星ビッグバン・アナスタシス》からランダムで出てくるクリーチャーをドラゴン化して、 5体条件の全体火力を放ちたい。
通常なら、場を7体埋め尽くしても、《ボルパンサー》のパワーは21000。 そこに《マスターチャ》の3000パンプが加わることで、パワード・ブレイカーでちょうど5枚ブレイクできるパワー24000のラインに到達できる。 あまり無いと思うが、リンクした《ゲキメツ》も焼けるようになる。
構築解説
まず組んだのは、【ドラゴン軸ビッグバン】のほう。
4コストのドラゴンサポート、《ペッペ・パイン》を採用している。 普通は《ルピア》などのサポートカードを出すと《ボルパンサー》の効果発動は絶望的。 一方このレシピでは、《ボルパンサー》と《ジオ・マスターチャ》が出れば、必ず全体火力が撃てる。 《パイン》がドラゴンを得ることで、 《パイン》自身の効果でパワーが余計に1000上がって6000になるのがネタポイント。
ただ、この構築は色々と矛盾を抱えている。
最大の問題点が、ドラゴン軸なら《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》がいるという点。 結局《ルピア》下で《センチネル》を連打して進化を狙うなら、 重いくせに出したターンに倒し切れないかもしれない《ビッグバン》より、 組み立てやすくて速攻もできる《アポロ》でよくね?という話になる。
次点で、今リース型のドラゴンを組むと高確率で入ってくる《無双竜機ボルグレス・バーズ》の存在。 《バーズ》を出した時点で大量のリソースを取れるので、 その後に《ビッグバン》を出すまでもなく力押しできる展開になりやすい。 《ロマネ》《バーズ》なんかを決めた日には、《ビッグバン》に拘る理由はほぼなくなってくる。
ロマンだけでお腹が膨れるならそれでいいのだが、個人的にはもう少し理に適った構築を探したい所である。
そこで組んだのがもう1つのレシピ、 アーク・セラフィムとドリームメイトを複合で採用した【まぜこぜビッグバン】。
「《ジオ・マスターチャ》の効果を受けられる、ドラゴンでもドリメでもない進化元」という条件を考えて、 コスト4以上のセラフィムを積み込むことにした。 この構築も、《ビッグバン》から《マスターチャ》が出れば、《ボルパンサー》の全体火力が確定する。
《猛烈元気バンジョー》《護聖霊騎ケスト・リエス》で、手札を補充しながら進化元を揃える。 結局コスト4から進化するならドラゴン軸と変わらないようにも思えるが、 こちらは《ルピア》に依存していないのがポイントである。 ちなみに、ドリームメイトは3種類しか入っていないので、《バンジョー》は欲しいカードを確実にサーチできる。
《霊騎幻獣ウルコス》はコスト3だが、強すぎるので採用している。 というかコイツはドリームメイトなので、《ボルパンサー》の効果を邪魔しない。
《霊騎ミューズ・ルブール》を堂々と採用できるのは、 《ジオ・マスターチャ》《ボルパンサー》の特権かもしれない。
お題にあった《光神龍スペル・デル・フィン》は、 今【ビッグバン】を組むなら2~3枚は入れておきたいカードである。 《ビッグバン》の弱点だった《アポカリプス・デイ》《ホーリー・スパーク》の2枚を封じれば、 返しのターンでおじゃんになることがだいぶ減る。
じゃあ《ボルパンサー》で焼かなくても勝てるのでは?という話もある。 それはそう。
おまけ
《ジオ・マスターチャ》と《ポッピ・ラッキー》を組み合わせると、 任意のコスト4以上のクリーチャーを選ばれなくすることができる。 これは今の所、この組み合わせでしか実現できない。 コンセプトとしては十分だ。
ここで問題。最も"選ばれない"を付与したいクリーチャーは?
……
ボクの答えは、《護法の精霊アムシオン》。 お前が選ばれちゃしょーがないだろ!というクリーチャー筆頭だ。
このアイデアで組んだのが、こちらの【天門マスターチャアムシオン】。
クソほど弱かった。